2019年06月26日公開
2024年09月20日更新
ピートロはどの部位?豚トロとは違うの?簡単美味しいレシピも紹介!
ピートロ(豚トロ)という肉の部位を聞いたことはありますか?焼き鳥屋で見かけたことがあるという方もいるかもしれません。ピートロや豚トロと呼ばれる豚の肉ですが、違いはあるのでしょうか?またどこの部位になるのかも気になるでしょう。今回はピートロ(豚トロ)について豚のどこの部位になるのか、気になる味や食感、美味しい焼き方と味付け、簡単レシピまで紹介していきます。今回の記事を読めば豚トロについて多くを知ることができます。
ピートロの特徴とは?
ピートロや豚トロと呼ばれる部位に違いはあるのか、気になる味や食感はどうなのか見ていきましょう。トロという名前が入っていますので、マグロのトロのようにとろける味を想像している方もいるかもしれません。
ピートロは豚トロと同じ部位?
結論から言うと呼び方が違うだけで同じ部位です。豚トロは豚の頬から肩の首の部分になります。トロのように脂身があって美味しいので、豚トロと言われています。豚は英語だと「PIG」「PORK」と表記されますので、頭文字の「P」にトロを合わせてピートロと言われることもあります。
ピートロの発祥は北海道旭川市の焼肉屋で提供されたのが人気になって広まっていったとされています。現在では焼肉の人気メニューとして定着していますので、必ず頼むほど好きという方もいるでしょう。
豚トロ(ピートロ)は希少部位でもあり、豚1頭から300~500gしかとることができません。豚の首まわりの肉はほとんどが脂身ですが、豚トロは脂肪と赤身が縞模様のようになっていてきれいな霜降りがあります。
ピートロの味と食感
豚トロには脂肪がありますので柔らかそうな見た目をしていますが、身はしっかりとしていてザクッとした歯ごたえがあります。脂肪があるのに味はさっぱりとしていて後に残りません。豚の首はよく動き運動している部分になりますので、肉もしっかりしてくると言われています。
柔らかい部位のロースやヒレと一緒に食べると、豚トロのザクッとした食感がアクセントになり飽きることなく食べることができそうです。北海道旭川市の焼肉屋で評判になり広まっていった豚トロですが、現在では焼肉屋だけでなく飲食店やコンビニ弁当で見かけることもできますし、スーパーや精肉店でも並ぶことがあります。
豚トロという名前から、マグロのトロのように生で食べられるのでは?と思われる方もいるかもしれません。豚肉ですので絶対に生で食べることはできませんので、しっかりと火を通してから食べるようにしてください。
ピートロの栄養価
出典: http://i.gzn.jp
豚肉はスタミナがつく食材として知られており、夏バテを解消したり疲労回復・滋養強壮などが期待できます。そのような効果が期待できると言われている理由は、豚肉にビタミンB1が豊富に含まれているからで、その量は牛肉の10倍程度含まれていると言われています。
ビタミンB1だけでなく、ビタミン12という脳の働きを活発にさせるビタミンも含まれています。さらに身体に欠かせないタンパク質も豊富に含まれています。
ピートロの購入方法
ピートロは通販サイトでも購入できますし、スーパーでも購入することができます。精肉店でも取り扱っている場所もあるでしょう。スーパーで購入できるものは希少部位なのに手頃な価格で売られているものがあり疑問に思うこともあるかもしれません。
希少部位なのに値段が安価な理由は、ピートロ(豚トロ)は豚の首周りの部位になりますが、そのネーミングは焼肉屋が名付けただけで正式な食肉の部位ではありません。そのため豚の背脂を加工したものを豚トロと販売しているものもあります。
例えばロースやバラではない部位をそのように表記したら食品偽造ですが、ピートロは法的に定められている部位ではありませんので豚トロ風に加工した商品が流通していても問題ありません。ピートロの評判が良かったため食肉業界や飲食産業がブームを狙って販売しはじめたようです。
ピートロの美味しい食べ方
ピートロの美味しい焼き方やおすすめの味付け、合うお酒から食べた方の口コミを紹介していきます。口コミでは豚トロが美味しいという声を見かけることができましたので一部紹介していきます。
焼き方とおすすめの味付け
焼き方はミディアムレアがおすすめです。表面はしっかり焼きますが、焼きすぎないようにして脂を落とさないようにしましょう。生で食べることはできませんので注意してください。また、豚トロは煙が多く出てきますので十分な換気も心がけてください。
豚トロは脂身が多いため、自宅で食べる場合には網焼きの炭火焼きがいいでしょう。焼き鳥器のように脂が下に落ちていくものだと食べやすいです。ミディアムレアに焼き上げていきますので火加減は強火、お肉からは遠ざけた遠火で表面はしっかりカリッと焼き、中に脂と旨味を閉じ込めていきます。
このようにして焼くことで、コリコリとしてザクッとした歯ごたえやととろける味わいに仕上がります。脂は多いもののさっぱりとして食べやすいです。
豚トロの味付けは塩か塩コショウでシンプルに楽しむのがいいでしょう。塩や塩コショウなら豚トロの肉の味を味わえますし、脂が多いのでシンプルな味付けが美味しいです。さらに濃厚に食べたいという場合には、塩ダレや甘口のタレを活用してみてください。
ピートロに合うお酒
好きなお酒に合わせて楽しめばいいでしょうが、豚トロに合うお酒を挙げてみましょう。日本酒の熱燗や日本酒、焼酎やビール、ハイボールが合うでしょう。塩味の豚トロの旨味や脂を感じながらお酒も進みます。
食べた人の口コミ
今夜はおっにっく~(ง ˙ω˙)ว
— しんマックス(ꕹ)❤ (@blestbark21) October 16, 2017
ピートロってあんまり食べたことなかったけど
めっちゃおいしいね~✨
食感が楽しい♪
特にわさび醤油につけて食べるやつ最高😋#牛角#焼き肉#ピートロ pic.twitter.com/R8WvQZwPYq
久しぶりにお昼に心温さん行ってきた。
— せい (@Nagasawa_doppel) June 17, 2019
やっぱり豚トロはおいしい。
そしてもはや必須の揚げニンニク…おいしいんだよ……。 pic.twitter.com/XWKEUOtvUV
口コミを調べてみると、豚トロが美味しいといった声や豚トロにやみつきになっているという方を見かけることができました。豚トロを食べたことがなかったという方も美味しい、食感が楽しいと好評のようです。豚トロは塩味で食べたり薬味と合わせたりといろんな味で楽しむことができますので、さまざまな味付けで楽しまれているようです。
ピートロを使ったおすすめレシピ
豚トロはミディアムレアに焼き上げてシンプルに塩で食べても美味しいですが、豚トロを活用したレシピも多く紹介されています。焼くだけに飽きてきた方やボリュームを増して食べたい方、いろんな食べ方をしたいという方はレシピを参考にしてみてください。
豚トロのネギ焼き
- 豚トロ150g
- ネギの青い部分10cm程度
- ニンニク1/3かけ
- 塩少し
- 黒胡椒少し
- 味の素少し
- ごま油小さじ1
- 中火に熱したフライパンにごま油をしいてニンニクを入れます。色が軽くついたら豚トロを並べて軽く塩・黒胡椒・味の素をふります。
- 肉に焼き色がついたら反対面も同じように焼いていきます。
- 肉に火が通ったらお皿に並べて、同じフライパンでネギをサッと炒めて肉の上にのせたらレシピの完成です。
豚トロのカリカリ焼き
- 豚トロ200g
- 片栗粉大さじ2
- サラダ油大さじ3
- 長ネギ20cm
- レモン1/8個
- A日本酒大さじ1
- A塩小さじ1/4
- Aガーリックパウダーかおろしニンニク少し
- Bごま油小さじ2
- B塩少し
- B黒胡椒少し
- B炒り白ごま小さじ1
- 豚トロにAの材料を揉み込んで5分~10分おきます。長ネギは斜めの薄切りにして水に5分~10分さらしていきます。
- 豚トロに片栗粉をまぶし、フライパンにサラダ油を熱して弱めの中火で揚げ焼きにしていきます。
- 豚トロの両面にこんがりと火が通ったら火を強めてカラッとさせます。その後はペーパータオルなどにとります。
- 長ネギをザルにあげてペーパータオルなどで水気を切ってBの材料で和えておきます。
- 豚トロをお皿に盛り、和えた長ネギとレモンのくし切りを添えてレシピの完成です。
ピートロの部位の特徴を把握して料理してみよう
今回はピートロ(豚トロ)について紹介していきました。ピートロも豚トロも呼び方が違うだけで豚の首周りの部位です。首はよく運動をするので肉がしっかりとしています。味わいは脂がたっぷりのっているもののあっさりとしていて、食感はザクッとした歯ごたえを楽しむことができます。
豚1頭から300~500gしか取ることができない希少部位ですが、スーパーでは手頃な価格で売られているものがあります。これは豚トロが正式な部位ではなく法的に定められていませんので、背脂を加工して豚トロを販売しているものがあるようです。豚トロはスーパーやネット通販、精肉店でも取り扱いがある場所があります。
豚トロは北海道旭川市の焼肉屋から美味しいということで広まっていきました。ネーミングも考えられたものです。現在では人気の焼き鳥としても楽しまれていますので見かける機会がありましたら食べてみてみるといいかもしれません。