栃の実の食べ方とあく抜き方法!とちの実は下処理が難しい!

栃の実は栄養豊富な木の実ですが、あくが強いので食べる際はあく抜きが必要です。なかなか知らない栃の実の食べ方やあく抜きの方法や保存方法について紹介して行きます。きちんとしたあく抜きをすれば美味しく栃の実を味わうことが出来ます。昔は栄養豊富で重宝されていた栃の実の魅力を再認識してみてはいかがでしょうか?いろいろな食べ物にも加工されている栃の実についてぜひ理解を深めてみて下さい。

栃の実の食べ方とあく抜き方法!とちの実は下処理が難しい!のイメージ

目次

  1. 1栃の実の食べ方は?下処理(あく抜き)が少し大変!
  2. 2栃の実について
  3. 3栃の実のあく抜き前の準備
  4. 4栃の実のあく抜きの方法
  5. 5栃の実の食べ方と保存方法
  6. 6栃の実のあく抜きを覚えて食べてみよう!

栃の実の食べ方は?下処理(あく抜き)が少し大変!

栃の実は栄養豊富な木の実ですが、あくが強いので、食べる際は下処理としてあく抜きするのが大変です。しかしあく抜きをすれば、でんぷん由来の優しい甘みとホクホクとした食感が楽しめます。

そんな栃の実の食べ方やあく抜き、保存方法などを紹介して行くので、正しくあく抜きをして栃の実を食べてみてはいかがでしょうか?手間がかかるからといまままで躊躇していた栃の実のあく抜きにぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

栃の実について

栃の実について紹介して行きます。名前は聞いたことがあってもなかなか詳しいことを知らない人も多いと思う栃の実についてぜひ理解を深めてみて下さい。

どんな実?

栃の実とはトチノキ科トチノキ族の落葉樹の実のことで、古くから食用として食べられています。栃は枝木の茂りが美しく。花は大輪で葉も大きいので、食用だけではなく、さまざまな面で活用されてきました。そんな栃の実はあく抜きに手間がかかりますが、昔から人々の生活に欠かせない食べ物でした。

また、栃の実は森などで拾うことも出来るので、ぜひ一度栃の実を見つけたら拾ってみてはいかがでしょうか?

見た目や味

栃の実は見た目は栗にもよく似ています。木の実の中でも栃の実はアクが強く、そのまま食べることは出来ません。しかしあく抜きをした栃の実の味はわずかなえぐみとホクホクとした食感があり人気があります。

現在では、栃の実は栃餅や栃の実せんべいなどにしても食べらえています。栃の実はしっかりとあく抜きをすれば美味しく味わえるのでぜひ味ってみてはいかがでしょうか?いままで目にしてもなかなか味わうことがなかった栃の実もあく抜きの方法を知れば、自宅でも味わうことが出来ます。

栃の実は栃餅などにすることでより味わいやすくなるので、ぜひいろいろな料理に活用してみて下さい。

栄養豊富な保存食だった

栃の実はお米のない時代に主食としても食べられきました。栄養豊富で昔は保存食としても重宝されていました。そんな栃の実は健康効果も高く、炭水化物や脂質、タンパク質、カリウム、銅、マンガンが多く含まれています。

栄養豊富な栃の実はリスや鹿などもよく食べています。そんな栄養豊富な栃の実の調理方法をしてぜひ味わってみてはいかがでしょうか?昔から人々の生活には欠かせない栄養豊富な木の実として知られていた栃の実を使っていろいろな料理にチャレンジしてみて下さい。

栃の実のあく抜き前の準備

栃の実のあく抜きをする前の準備としてやっておきたい方法を紹介します。アクが強い栃の実をあく抜きする際は参考にしてみて下さい。

天日干し

栃の実はあく抜きをする前に天日干しで1週間干す必要があります。しっかりあくを抜くためには必要な作業なので、栃の実を拾ったり、買ったりした際はまずしっかりあく抜きをするために天日干ししてみて下さい。

天日干しをすることで、皮をしっかりと乾燥させて下さい。栃の実を手に入れたらまずは天日干しをするようにして下さい。

皮の剥き方

栃の実をあく抜きする前に、皮をむく必要があります。その際まず栃の実全体に熱湯をかけて2~3時間置きます。そして栃の実の皮を柔らかくしてから皮を取ります。

栃の実の皮は固いですが、熱湯をかけることで剥きやすくしてからしっかり栃の実の皮を落とすようにして下さい。熱湯をかけないと硬くてなかなか皮がむけないので、ぜひ熱湯をかけてみて下さい。

水に浸ける

栃の実を拾ったり、買った際はまず外殻をむいて。水の中に2、3日ついけておきます。しっかりと水に浸しておいてからではないと、いけないので栃の実を食べる際は余裕を持って準備をしておく必要があります。

栃の実はすぐに調理できないデメリットはありますが、しっかりと時間をかけてあく抜きをすることで美味しく食べれるので、ぜひ手間を惜しまず、あく抜きをしてみて下さい。

栃の実のあく抜きの方法

栃の実のあく抜きの方法を紹介します。いろいろなやり方があるので、自分のやりやすい方法を見つけてみて下さい。

苛性ソーダの量

栃の実のあく抜きの方法として苛性ソーダを使う方法があります。その際、栃の実と水を火にかけて熱くなったら火を止めて、苛性ソーダを入れて数日おきます。

その際の苛性ソーダの量は、栃一升分です。苛性ソーダは一握りもないくらいの量で充分です。苛性ソーダが手に入らない場合は他の方法であく抜きをしてみるのもおすすめです。

やり方

皮をむいた栃の実はを苛性ソーダであく抜きする際のやり方は、水と栃を火にかけて、栃の中まで熱くなったら火を止め、あく抜き用の容器に移します。

栃の実がかぶるほどの湯をつけ、人肌より少し熱いくらいまで冷まして、冷めたら苛性ソーダを加えて数日おきます。

木灰を使う方法

栃の実は木炭を使ってあく抜きすることも出来ます。その場合は濃い灰汁に1~3日浸けて、終わったら1晩流水しさらし、今度は薄い灰汁に2~3日浸けます。

ここまですると冬場なら灰汁につけたまま2~3か月は保存することが可能です。手間がかかりますが、炭汁は比較的手に入りやすいのでぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

日数はかかりますが、しっかりとあく抜きすることで美味しく栃の実を味わうことが出来るのでぜひやってみて下さい。

重曹を使う方法

栃の実のあく抜きに重曹を使うことで、栃の実の繊維質もやわらかくなります。熱湯1リットルにたいして重曹を小さじ1入れて1晩おいておきます。

重曹なら手軽に手に入るので、栃の実のあく抜きをする際に使用してみてはいかがでしょうか?重曹と共につけ置きするだけで良いので、ぜひ試してみて下さい。

栃の実の食べ方と保存方法

栃の実の食べ方と保存方法を紹介します。いろいろな食べ方があるので、ぜひ栃の実を手に入れたらいろいろなアレンジをして味わってみて下さい。

蒸して食べる

栃の実はあくを抜いたら蒸しておくのがおすすめです。蒸しておくことで栃の実をさまざまな料理に使うことが出来ます。まずは蒸してそのままの栃の実の味を味わってみるのもおすすめです。

また蒸した状態え保存しておけば、おもちに混ぜたりとアレンジもきくのでまずは栃の実のあく抜きをして蒸してみて下さい。

とちもち

蒸した栃の実はもち米と混ぜてつくことで、栃餅を作ることが出来ます。お餅だけよりも栃の実を加えることで、粘りが少なく、独特の風味や苦味を感じられる昔から味わられている栃餅を味わうことが出来ます。

栃餅はあんこや砂糖醤油につけたり、おしるこに入れたりとしておやつとして食べるのもおすすめです。ぜひ一度栃餅を味わってみてはいかがでしょうか?

普通のお餅とはまた違った食感や味わいが楽しめるのが栃餅の魅力です。ぜひ一度時間を見つけて作ってみて下さい。

とちもち雑煮

栃餅は雑煮として食べることも出来ます。鳥取県では伝統雑煮として愛されています。栃の実と小豆汁の甘さとほろ苦さが味合える食べ方です。栃餅を作ったら、小豆汁と水と砂糖、塩などで味を整えて栃餅を加えて味わってみてはいかがでしょうか?

甘い小豆汁と栃餅の美味しさが味わえる雑煮なので、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?栃餅のと甘みのある小豆汁の相性がよく食べやすいのでぜひ栃餅を作った際は雑煮にしてみてはいかがでしょうか?

保存方法

栃の実は栃餅にして冷凍保存出来ます。冷凍する際は、新聞紙に包みビニール袋を2重にして冷凍庫に入れられます。

またあく抜きまでした栃の実も冷凍保存が可能です。まずは栃の実をあく抜きをして保存をしてみてはいかがでしょうか?あく抜きをしておけば、さまざまな使い方や保存が出来るので、ぜひ試してみて下さい。

栃の実のあく抜きを覚えて食べてみよう!

栃の実のあく抜きはいかがでしたか?とても手間のかかるあく抜きですが、あく抜きまでしてしまえば、餅に混ぜたり、そのまま味わったりといろいろアレンジできるので、ぜひ栃の実を手に入れたらあく抜きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

栄養満点なので、昔は重宝されていた食べ物です。ぜひいろいろなやり方のある栃の実のあく抜きから自分のやりやすい方法を探してチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

いままでなかなかあく抜きをしたことがなかった人も日数はかかりますが、やり方を知れば、浸けておくだけなど手軽に出来るのでぜひ栃の実を手に入れたらやってみて下さい。

手間と時間がかかりますが、慣れてしまえば美味しく味わえるのでぜひ栃の実を一度味わってみてはいかがでしょうか?

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