粉砂糖の作り方を代用の砂糖を使って解説!賞味期限も調査!

粉砂糖は買っても余るから買わないと決めている方。必見です!もし粉砂糖がお家で作れたら、インスタ映えすること間違いなし!普段何気なく目にしている粉砂糖。粉砂糖の賞味期限っていつまで?最適な保存方法は?などちょっとした疑問を一挙公開しています。粉砂糖は他の砂糖でも代用できるのか、手作りで粉砂糖を作る方法も写真付きで紹介中。ミキサーがある人、ない人と両方の作り方を載せてますので、参考にしてください。

粉砂糖の作り方を代用の砂糖を使って解説!賞味期限も調査!のイメージ

目次

  1. 1粉砂糖が手元にない時に砂糖で代用できる?
  2. 2粉砂糖の作り方を代用の砂糖を使って解説!
  3. 3粉砂糖の賞味期限と保存方法について
  4. 4粉砂糖は代用の砂糖で作ることができる!

粉砂糖が手元にない時に砂糖で代用できる?

「あとは仕上げに粉砂糖を振りかけるだけ!」と思った時、「粉砂糖がなかった・・。」ということありませんか?もしくはその反対で粉砂糖を購入しても余ってしまったという時もあると思います。そんな時、粉砂糖を上白糖やグラニュー糖で代用できないかなと思うことも少なくありません。

オレンジ色の背景にグラニュー糖が散りばめてあり、その上からsugarと指でなぞった跡がある

残念ながら粉砂糖の代用を普通の上白糖やグラニュー糖でしようとすると質感が大きく違うのでそのまま代用することはできません。粉砂糖の良さは「粉」と言われるほど粒子が細かいこと。上白糖やグラニュー糖では粒子が大きく、代用するには少し工夫が必要になってきます。先に砂糖がどんな種類があり、どんな性質を持っているのか紹介します。

まず砂糖の作り方です。砂糖は茎から取れる茶色い甘い液体を煮詰め黒くしたものは黒糖となり、そこからミネラル成分をどんどん除いていくと脱色され白い上白糖、グラニュー糖が出来上がります。砂糖は雑味があると甘く感じるため、黒糖は甘く純度をあげた上白糖は甘さ控えめになります。では粉砂糖を代用する砂糖とは一体どんな砂糖なのでしょうか。

粉砂糖の作り方を代用の砂糖を使って解説!

粉砂糖を手作りしたい時どんな砂糖を使えばいいのでしょうか。上白糖?グラニュー糖?そもそも粉砂糖はどんなジャンルの料理に使ってどんな性質を持っているのでしょうか。普段何気なく使っている粉砂糖をもう少し詳しくみてみましょう。

粉砂糖はどんな料理に使われる?

粉砂糖はどんな料理に使うでしょうか。それはズバリお菓子に使います。お菓子に振りかけ粉雪のようにデコレーションされている方も多いのではないでしょうか。ガトーショコラ、シフォンケーキ、シュークリームやワッフルなどにちょっとした甘さと見た目を可愛くするために使う方も多いはずです。他にもアイシングやマカロンにも使用できるので有能な砂糖の一つとして知られています。

色とりどりのマカロンが3つ上に積まれ、それが2つある。

粉砂糖をお菓子づくりに使う利点は4つあります。まず1つ目は色がつけやすいということです。黒糖ではピンク色をつけようと思っても、黒糖の黒い色が足されるため綺麗な発色ができません。白色の粉砂糖だからこそ綺麗な発色が可能となります。

2つ目は粒子が細かいということです。粉砂糖はグラニュー糖からできていますが、粒子の粗いグラニュー糖を使用すると他の粉類と綺麗に混ざらず、まばらになってしまいます。粉類と同じ粒子の細かさだからふるいにかけることができます。

カップケーキの上に粉砂糖を降りかけている写真

3つ目は甘さが控えめということです。砂糖の純度が一番高い粉砂糖は純度の低い黒糖と違い、甘さが控えめになっています。砂糖は雑味がある方が甘いと感じるため、純度が高いと雑味が消え、甘さが控えめになります。雑味の少ない砂糖を使うことで素材の味や香りを邪魔することなくふんわりと甘さが加えることができます。

4つ目はデコレーション能力が高いという点です。粉雪のような演出もできお皿の見栄えを良くしてくれます。口上がりもよく、ふんわりと溶けてくれるのでお子様にも大人気なお砂糖です。

ハート型のワッフルに粉砂糖がたっぷりかけられている写真

砂糖には甘さが強い黒糖、控えめの上白糖などがあります。黒糖は甘さが強いので煮物やテカリ、コクを出すのに最適と言われてます。また上白糖はグラニュー糖よりしっとりしていていろんな料理に使いやすく、甘みが黒糖と比べあっさりしているのでバリエーション豊かに使用できます。料理の用途で使用する砂糖は変わってきますが、中でも粉砂糖はお菓子に使いやすい砂糖として知られています。

粉砂糖と粉糖は同じもの!

粉砂糖を購入する時やレシピを見た時に「粉糖」と書かれていたり、「粉砂糖」と書かれていたりします。「何が違うの?」と思ってしまいますが、どちらも使っている材料は同じ「グラニュー糖」です。粉砂糖は粉糖の他にも「アイシングシュガー」という呼び名もあります。

ふるいに粉砂糖が入っている写真

「粉砂糖」「粉糖」「アイシングシュガー」呼び名は色々ありますが、中身は同じものです。同じグラニュー糖を細かく砕き粒子を細かくしたものです。

では、粉砂糖を代用したい時、「上白糖」、「グラニュー糖」どちらを使えばいいのでしょうか。上白糖も色が白いので代用できそうです。

粉砂糖を作る場合はグラニュー糖で!

粉糖を他の砂糖で代用する場合はグラニュー糖を使うことをおすすめします。市販の粉糖と同等なものを作りたいという場合はグラニュー糖を使うのがおすすめです。上白糖とグラニュー糖は途中まで同じ作り方でできています。色がある黒糖やザラメ、三温糖とは違う精製方法で、粉糖に一番近いのは上白糖とグラニュー糖です。

この2つの砂糖は不純なミネラルを取り除き、素材の味を壊さないように作られています。色も白く、アイシングなど着色したい場合は最適な砂糖です。他にも甘さがまろやかで三温糖より甘さは控えめになっています。ただ最後の工程で上白糖にはシロップのような甘い液体を添加しています。

カラメル色の砂糖と白い砂糖がスティック紙から出され比較されている写真

では同じ白色である「上白糖」と「グラニュー糖」のこの2つの砂糖の違いはなんでしょう。それは「質感」と「粒の大きさ」です。

上白糖の質感はしっとりしていて、お菓子に使うとカステラのようなスポンジが出来上がります。粒の大きさは細かく、甘さはグラニュー糖より強いです。一方、グラニュー糖はサラサラとした質感のお砂糖です。お菓子に使うとスポンジケーキのようにさっぱりとあっさりとした食感になります。粒は大きく上白糖と比べ甘さは控えめです。

ミキサーを使った粉砂糖の作り方

作り方は簡単です。必要な分だけグラニュー糖をミキサーに入れ完全に粉になるまで混ぜれば出来上がりです。例えば、粉糖30g必要な場合はグラニュー糖を30g入れミキサーにかけます。ミキサーの代わりにハンドブレンダー、ミルでも同じ効果は得られます。

ハンドブレンダーでグラニュー糖を粉砕している写真

粉々になったグラニュー糖は一度ふるいにかけます。残った大きめの粒がある場合は一度全てミキサーに戻して、もう一度破砕します。ある程度の量を入れないとミキサーが空回りするため、一度全てミキサーに戻し、もう一度破砕すると早く出来上がります。

茶漉しで細かくした粉砂糖をふるいにかけている写真

ミキサーなしの場合の粉砂糖の作り方

すり鉢でグラニュー糖を細かくしている写真

ミキサーがない場合の作り方はシンプルです。すり鉢を使用し粉々になるまですり潰します。力のいる作業ですので根気強く粉々になるまで作ってみましょう。

他にもコーヒーミルがある場合はグラニュー糖を挽くと出来上がります。ただ、コーヒーミルでは一定のサイズより細かくすることが難しい場合があるので注意が必要です。

市販の粉砂糖にコーンスターチが使われている?

とうもろこしとコーンスターチの写真

粉糖を手作りした場合、懸念しなければならないのは砂糖の性質「吸湿性」です。砂糖をビンに入れたままにすると徐々に固まってくると思います。これは砂糖が空気中の水分を吸ってしまう性質を持っているからです。粉糖は粒子を細かくしている分、吸湿性が高くなります。それを防ぐために市販の粉糖には固化防止剤としてコーンスターチが含まれています。

コーンスターチはトウモロコシから取れたデンプンです。またお菓子でもとろみをつけたいとき、例えばカスタードクリームを作るときに使います。粉糖もコーンスターチもお菓子を作るときによく使われるので一緒に入れても問題は少ないとされています。粉糖が湿気を吸わないようにコーンスターチは全体の3%入れてます。

粉砂糖のカロリーについて

青いクリームがデコレーションされてるカップケーキの写真

最近は糖質オフや炭水化物ダイエット等で甘さ、カロリーを気にしている方も少なくありません。ちょっと雑談ではありますが、砂糖のカロリーについて紹介します。砂糖はグルコースです。グルコースが多いほどカロリーは増えます。ご飯もそうです。砂糖にはミネラルが残っている黒糖や三温糖もあります。また白い砂糖の中でもカロリーの違いはあるのでしょうか。

少し専門的な話になりますが、ミネラルがあると甘みを感じるけれどもカロリーは低めになります。ミネラルがないと甘みは控えめですが、カロリーは高めになります。黒糖は100gに対して354 kcalと砂糖の中では低い値になります。同じ白い砂糖でも純度が高いグラニュー糖では同じ100gに対して386.9 kcalです。粉等はほぼグラニュー糖からできているので数値は似ていますが100gに対して386 kcalです。
 

粉砂糖の賞味期限と保存方法について

手作りした砂糖には賞味期限はあるのでしょうか。またその保管法穂はどうすればいいのでしょうか。砂糖は吸湿性が高く、熱に弱い性質があります。粉糖はグラニュー糖と比べ扱いが変わってくるのでしょうか。詳しく紹介して行きます。

砂糖には本来賞味期限がない!

薄いピンク、オレンジ、白のマシュマロが瓶からこぼれ落ちている写真

砂糖の袋に賞味期限が書かれていないのは知っていますか?「え?」と思われるかも知れませんが、砂糖には賞味期限はありません。砂糖は長期保存可能としてJAS法から「賞味期限を表示する必要のない食品」とされています。砂糖にはこの日までという賞味期限がないということです。
 

たとえ手作りしても賞味期限はありません。材料は同じグラニュー糖ですのでいつまでも保存が可能です。もし、水や醤油など菌が繁殖しやすい砂糖になってしまったら賞味期限はあります。その部分だけ捨てて砂糖100%で保管してください。

賞味期限が切れた粉砂糖使っても問題ない?

粉砂糖がドーナッツの上に振りかけられた写真

では粉糖はどうでしょう。粉糖にも賞味期限を記載する義務はありません。粉糖の成分表示を見てみると「グラニュー糖」と「コーンスターチ」がほとんどかと思います。粉糖はグラニュー糖からできているので、他の砂糖と同じ取り扱いです。砂糖に賞味期限がないように粉糖にも賞味期限はありません。

さて、粉糖には「コーンスターチ」が含まれていますが、コーンスターチには賞味期限があるのでしょうか。コーンスターチも砂糖と同様JAS法により「相見期限を表示する必要のない食品」とされています。そのため一般的には賞味期限が切れた粉糖を使っても問題ありません。しかし、虫がいたり湿気て水分を含みカビが生えているなど明らかに異常がみられる場合は避けた方がいいです。

代用で作った粉砂糖は溶けやすく固まりやすい

青い壁と水色のデスクの上に観葉植物と密閉ビンに入った角砂糖が乗っている写真

代用して作った粉砂糖は添加物がなく100%グラニュー糖のため熱や湿気に弱くなっています。紹介した作り方を見る限り入っているのはグラニュー糖だけでコーンスターチは含まれていません。グラニュー糖の小さな粒を粉砕しているため、湿気を吸う面積も増えている状態です。もちろん熱の影響も粒子が細かくなっている分影響を受けやすくなっています。

せっかく簡単に作れる作り方が分かったのに、次の日になったら固まってた・・と落ち込むのはナンセンス。賞味期限もないので、保管さえしっかりしておけばいつでも使えます。普段のお砂糖と一緒に保管方法を統一しておくと料理もしやすくなります。ぜひこの機会を参考にしてください。

粉砂糖の保存方法について

ではその保存方法についてですが、3つあります。1つ目は「密閉用の容器に入れる」、2つ目は「乾燥剤を入れる」、3つ目は「冷蔵庫で保存する」です。
 

砂糖ビンが塩と並んでいる写真

お勧めは3の冷蔵庫に入れるです。砂糖は賞味期限がない分、保管方法を各メーカーが商品の裏にまとめて書いています。そのどの商品にも「虫」が混入しないように気をつけてくださいと書かれてます。冷蔵庫の中だと4度以下となり虫には過酷な環境になります。また湿気も室内より少ない分、保管方法としてお勧めです。
 

砂糖を入れる容器、乾燥剤についてもご紹介します。砂糖を入れる容器のお勧めは100円均一の砂糖瓶です。おしゃれなデザインでしっかりと密閉してくれます。同じ瓶を揃えて調味料置き場に並べると料理も楽しくなってきます。次に乾燥剤についてです。お菓子についてくる乾燥剤を入れても十分効果は発揮しますが、乾燥剤がない方は冷蔵庫に入れると室内より湿度が下がるのでおすすめです。

砂糖が密閉ビンに入っている写真

乾燥剤についてもう一つ簡単な方法を紹介します。先ほど紹介した「コーンスターチ」です。コーンスターチを全体の3%入れると、いつまでもサラサラな粉糖が使用できます。最近はいろんな乾燥剤が売られていますが中でも注意していただきたいのは珪藻土です。珪藻土は砂糖には効果がありませんのでご注意ください。

乾燥剤なして固まってしまった場合は、夕飯の隠し味に使ってもOKです。粉糖は必要な時だけグラニュー糖で代用すればいいので、固まってしまったものは夕飯に使っても大丈夫です。料理にコーンスターチが含まれている粉砂糖を使用しても料理に支障が起きないかと心配されるかもしれませんが、コーンスターチは全体の3%と微量にしか入っていないので気にすることはありません。コーヒーに入れたり、チャイに入れても大丈夫です。

粉砂糖は代用の砂糖で作ることができる!

OKサインをしている女性の写真

いかがでしょうか。粉砂糖は簡単に手作りができます。お菓子作りをする時は雑味が少ないグラニュー糖がおすすめです。最後デコレーションしたい時もグラニュー糖から粉砂糖を作ることもできます。アイシングクッキーを作る際も大きめのサイズが揃っているグラニュー糖を使うと便利です。ぜひお試しください。

Thumbバレンタインのマカロンに込められた意味とは?おすすめ人気8選も! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbレモンの砂糖漬けは誰でも超簡単!漬け方のコツや効果・使い方も紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ