2019年01月22日公開
2024年08月29日更新
クリームチーズのカロリーと糖質は?ダイエット効果の真相を調査!
クリームチーズがダイエットにいいと知ってましたか?種類によって差がありますが、意外とカロリーが高い食品です。けれど糖質が低いので、食べ方次第ではダイエット向きな食品です。脂肪が消化されやすい為、太りにくく健康な体を作るのに役立ちます。また、栄養成分が豊富で美肌効果などもあります。今回の記事は、そんなクリームチーズについてです。カロリーや糖質などの気になる点から、ダイエット中の上手なクリームチーズの食べ方など紹介します。また、レシピも紹介するので、ダイエット中の人はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
クリームチーズのカロリーや糖質について
クリームチーズの主な成分
クリームチーズは、生クリームやクリームと牛乳を合わせた物を発酵させて出来た種類のチーズです。熟成させていない為、水分が多く酸味が少しあり滑らかな口当たりになっています。また、発酵させて出来た種類のチーズにある独特の臭みがありません。チーズが苦手でもクリームチーズなら大丈夫という人がいるのも、それが理由だと思われます。癖の少ないクリームチーズは、おかずやおつまみ・デザートまで幅広くアレンジ可能です。
それでは、クリームチーズの主な成分を紹介します。100gあたりのクリームチーズの成分です。エネルギーは346kcal、たんぱく質が8.2g、脂質が33.0g、炭水化物が2.3g、カルシウムが70mg、鉄が0.1mg、ビタミンAが250ug、ビタミンB2が0.2mgと、たくさんの成分が含まれています。ダイエット中は栄養が偏りがちになります。ダイエット中や、健康の為の補助食品として食べるのもいいかもしれません。
クリームチーズのカロリー
冒頭でも説明したように、クリームチーズのカロリーは意外に高い数値になっています。100gで約346kcalになります。ご飯の中茶碗1杯が、140gで235kcalになります。クリームチーズのカロリーをご飯に換算すると、中茶碗1杯半くらいのカロリーと同じになります。たった100gのクリームチーズでこのカロリーです。この数字を見ると、クリームチーズのカロリーが高い事が分かります。
また、クリームチーズ100gは、食べようと思えば食べる事が出来る量です。15cmのチーズケーキであれば、半分食べればクリームチーズを100g食べた事になります。ですから、食べる際はカロリーの事を気にし食べる量に気を付けましょう。わざわざダイエットに効果のある栄養成分が入っていても、カロリーがオーバーしてはダイエットに成功しません。
クリームチーズの糖質
カロリーが高いクリームチーズですが、糖質の量はとても少なくローカーボです。糖質は、100g中2.5gになります。先ほどのカロリーと同じように、クリームチーズとご飯の糖質を比べてみます。ご飯の糖質は中茶碗1杯で、約51gになります。100gのクリームチーズの20個分に相当します。この事から、クリームチーズが糖質の低い食品であるという事が分かります。
クリームチーズの種類
クリームチーズには2種類のチーズがあります。それは、ナチュラルチーズとプロセスチーズです。ナチュラルチーズというのは、乳を発酵させて熟成すると完成します。乳酸菌が生きているので、そのままだと熟成が進んでいき味が変化します。
一方、プロセスチーズというのは、加熱をして発酵するのを止めています。ですから、ナチュラルチーズと違い味が変化していく事はありません。商品としては、大半がナチュラルチーズになります。こだわりを持ちたいのであれば、どちらのチーズなのか成分表示を見てから購入しましょう。
また、味が何種類もあります。プレーンのクリームチーズから、ドライフルーツが入っていたり、ナッツが入っていたり、香辛料の入っている物もあります。自分の好みや食事に合わせてクリームチーズを購入するのも、選ぶ基準の1つになります。
クリームチーズにダイエット効果がある?
クリームチーズは栄養が豊富
クリームチーズはカロリーが高く低糖質なチーズである事が分かったと思います。栄養成分はというと、とてもたくさんの栄養成分が含まれています。牛乳と比べると、なんと10倍もの栄養成分になります。それは、100gのチーズを作るのに1000mlもの牛乳を使うからです。その為、チーズには牛乳の栄養成分がギュッと濃縮されています。ダイエットだけでなく、美肌や健康にも効果があります。
低糖質だから糖質制限ダイエットと相性抜群
クリームチーズは、カロリーは高いがローカーボである事を紹介しました。ですから、糖質制限のダイエットにはピッタリの食品になります。糖質が低い食品を食べると、体は糖が足りないと感じ中性脂肪を燃やしてエネルギーに変えます。この為、脂肪が減少します。
また、血糖値の上昇も緩やかになり、インスリンが分泌されません。インスリンは、糖を脂肪細胞に取り込む働きがあります。ローカーボの食品であれば、インスリンの分泌も抑える事が出来るので、糖を脂肪に取り込みにくくなります。この性質を利用したダイエットが、ロカボダイエットです。
脂肪の蓄積を防止して健康な体に
クリームチーズはローカーボで、脂肪が減少し太りにくく健康な体になると先ほど紹介しました。低糖質であるという事以外にも、脂肪の蓄積を防止して、健康な体にする成分があります。それが、ビタミンB2です。ビタミンB2は脂肪の代謝をアップする働きがあります。代謝がアップするという事は、脂肪が溜まりにくくなります。
脂質にも似たような効果があります。クリームチーズの脂質は、すぐにエネルギーに変わる短鎖脂肪酸というものです。この短鎖脂肪酸の働きのおかげで、脂肪が吸収されにくくなります。また、メチオニンという成分は、肝臓の働きをサポートする成分です、肝臓の働きには、代謝アップやコレステロール値の調整、デトックス作用などがあります。肝臓の働きをよくする事で、健康的な体になる事が出来ます。
食べ過ぎ防止の効果
クリームチーズにダイエット効果があるのには、まだ理由があります。それは、食べすぎるのを防いでくれる効果があるのです。クリームチーズには多くの脂質が含まれています。
脂質が多いので腹持ちがよくなります。腹持ちがいいという事は、お腹が減りにくいという事なので、食べすぎを防いだり、余計な間食を減らす事も出来カロリーカットする事も出来ます。また、他のチーズと比べると塩分も少ないで、食欲増進を抑える事も出来ます。
ビタミンAが豊富で美肌効果もある
ビタミンAには、肌老化の原因を改善する働きがあります。ターンオーバーの乱れなどを修正してくれるからです。ターンオーバーとは、簡単に説明すると肌の新陳代謝の事です。
このターンオーバーは色々な原因により乱れる事がありますが、ビタミンAはこの乱れなどを修正しくれます。その為、肌トラブルを改善するので美肌効果があります。また、美肌効果に役立つ栄養成分は他にもあります。それがビタミンB2です。ビタミンB2は、皮膚や髪の毛などの再生などに関わりのある成分になので、美肌効果にも役立つ栄養成分になります。
クリームチーズをダイエット中に食べるときのポイント
野菜と合わせて食べる
クリームチーズは栄養成分が豊富です。だからと言って、クリームチーズだけで全ての栄養成分が摂れるわけではありません。クリームチーズに足りない栄養を他の食品で補いましょう。クリームチーズには、ビタミンCと食物繊維が含まれていません。野菜と一緒に食べる事で、このビタミンCと食物繊維を一緒に摂る事が出来ます。
ビタミンCが多い野菜は、キャベツやブロッコリー、カリフラワーやパプリカなどになります。また、食物繊維が多い野菜は、大根やレンコン・カボチャやニンジンになります。
カットした野菜とクリームチーズを一緒に食べてもいいですし、クリームチーズと調味料を合わせてペースト状にして野菜と合わせても美味しく食べる事が出来ると思います。野菜と一緒に食べる事で、不足している栄養を補えるだけでなく、カロリーも抑える事が出来ます。
果物と合わせて食べる
サラダに果物を入れ、クリームチーズと一緒に食べるのもおススメです。また、カットした果物とクリームチーズを合わせると、クラッカーやバゲットにも合う1品になります。もし、生の果物を使い切る事が出来ないようなら、ドライフルーツと合わせるのもおススメです。
クリームチーズのダイエット向き低カロリーレシピ
腹持ち抜群のご馳走おかず「ヘルシーでも濃厚マカロニチーズ」
クリームチーズを使い、とっても腹持ちがいいヘルシーなおかずです。クリームチーズと味噌は発酵食品同士なので相性バッチリです。
- マカロニ60g
- 玉ねぎ+カリフラワー60g
- クリームチーズ40g
- 豆乳、味噌適宜
- 玉ねぎを千切りにします。カリフラワーは食べやすい大きさに分けます。
- マカロニを表示通りの時間茹でます。
- マカロニの茹で時間半分経過後、そこへ玉ねぎとカリフラワーを入れ一緒に茹でます。
- 茹で上がったら、その鍋で味噌とクリームチーズを入れ弱火にかけます。
- 溶けたクリームチーズに、マカロニ類を戻して混ぜれば完成です。
食物繊維もたっぷり「かぼちゃとくるみのクリームチーズサラダ」
食物繊維の多いカボチャと、ビタミンCの多いくるみを合わせたサラダです。これで、クリームチーズに不足している栄養も補う事が出来ます。
- かぼちゃ1/4
- くるみお好みで
- クリームチーズ18gから36g
- 豆乳大さじ2
- 塩適量
- かぼちゃは鍋で茹でるか、レンジで柔らかくなるまで温めます。
- くるみをすり鉢ですり、そこにクリームチーズと豆乳を加え混ぜます。
- クリーム状になった2にかぼちゃを合わせて完成です。
お酒のお供に「ヘルシー濃厚クリームチーズ豆腐」
ダイエット中でも、お酒は飲みたくなります。ただし、おつまみのカロリーは気になります。そんな時にこの「ヘルシー濃厚クリームチーズ豆腐」であれば、カロリーを抑える事も出来ます。ポイントは、豆腐の水切りをきちんとする事です。とても濃厚な味になります。また、オリーブオイルをかけたり、塩などをかけて食べても美味しく頂けます。
- 豆腐(絹ごし)100g
- クリームチーズ100g
- 豆乳(調製豆乳)50ml
- ゼラチン3g
- 砂糖小さじ1
- 塩ひとつまみ
- クラッカー8枚
- 豆腐を水切りします。クリームチーズは常温に戻し、ゴムベラなどで滑らかになるまで混ぜます。
- 豆乳を電子レンジに入れ温め、ゼラチンを加えて混ぜます。
- 水分を切った豆腐に、クリームチーズ、ゼラチンを加えた豆乳、砂糖、塩を入れます。
- こし器などで裏ごしをし、よく混ぜます。
- 容器に入れ、冷蔵庫冷やします。
- 固まったら、スプーンですくい皿にもり、横にクラッカーを添えれば完成です。
生クリーム・バターなしで低カロリー「さっぱりベイクドチーズケーキ」
ダイエット中でも、スイーツは食べたくなります。そんな時にこのチーズケーキであれば、クリームチーズを使うので糖質を抑える事が出来ます。また、生クリームやバターも使っていないので、カロリーを抑える事も出来ます。
- クリームチーズ200g
- 砂糖70g
- 卵(全卵)2個
- 豆乳100cc
- 薄力粉30g
- はちみつ(あれば)少し
- レモン汁大1
- ケーキの型にクッキングシートをひいておきます。
- クリームチーズが柔らかくなるまで、ゴムベラなどで練ります。
- 柔らかくなったクリームチーズに、砂糖か・卵・豆乳・はちみつの順に入れて行きます。1つ入れる毎に練り、滑らかになったら次を入れるようにします。
- ザルでこします。
- ふるいにかけた薄力粉を5に入れ、滑らかになるまで混ぜます。
- 最後にレモン汁を入れて、型に流し込みます。
- 160度に温めたオーブンで90分焼いたら完成です。
クリームチーズは高カロリーでも工夫次第!
クリームチーズは、カロリーは高いけれど糖質が低いチーズです。食べ方次第では、ダイエットや健康、美肌にも効果があり女性におすすめです。料理だけでなくデザートにもアレンジする事が出来ます。味も何種類もあります。色んな種類を食べてみて、自分好みのクリームチーズを見つけるのも楽しいかもしれません。お好みのクリームチーズを見つけて、健康や美肌・ダイエットを成功させましょう。