2019年01月16日公開
2024年08月28日更新
ビール酵母の効果・効能や特徴を調査!エビオス錠に副作用はある?
ビール酵母は、日本では1930年(昭和5年)から親しまれている人気の栄養補助食品です。ビール酵母には、ビタミンB群、ミネラル類、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。ビール酵母に含まれている栄養素の効果や効能、特徴をじっくり紹介していきます。ビール酵母のサプリメントとして代表的でおすすめなのが「エビオス錠」。ビール酵母サプリメントエビオス錠の特徴、ビール酵母による効果や摂取する際の注意点、副作用について等、調査していきます。
ビール酵母とは?
ビール酵母の特徴
ビール酵母とは、ビールを製造する過程で麦汁を発酵させるために使われる酵母菌、微生物のことです。ビール酵母は、ビールを発酵する過程で麦芽からさまざまな栄養素を取り込んで成長します。酵母菌には、ビタミン、ミネラル、タンパク質、核酸、グリコーゲンなどが含まれています。
ビール酵母の特徴は、必須アミノ酸やビタミンB群を豊富に含んでいるので、疲労回復効果が期待できたり、ビール酵母由来の食物繊維には、整腸作用やダイエット効果があるとして今も昔も根強い人気で支持されている栄養補助食品です。腸内環境を改善したい人、肝機能を強化したい人、美肌になりたい人にビール酵母は特におすすめです。ビール酵母は、栄養補給や滋養強壮として薬の原料にも使われています。
では、ビール酵母の栄養や効果・効能、ビール酵母を摂取する際の注意点や副作用について詳しくみていくことにしましょう。
ビール酵母は体に良い影響がある
ビール酵母の酵母とは、自然界のあらゆるものに生息する微生物です。この微生物が糖質をアルコールと炭酸ガスに分解、分裂して成長します。この過程を発酵といいます。ビール酵母は、ビールを製造する過程で作られる酵母、副産物です。
酵母には、人間にとって必要な栄養素が多く含まれています。ビール酵母に含まれている栄養素は、タンパク質、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維など、特に、タンパク質は、必須アミノ酸をすべて含んでいます。また豊富に含まれているビタミンB群の働きによって、免疫力の向上が期待できるのもビール酵母の特徴、ビール酵母をおすすめする理由のひとつです。
ビール酵母は料理にも使われる
ビール酵母には、液体、錠剤と粉末の3種類があります。粉末タイプのビール酵母の特徴は、錠剤と機能性成分は同じく、ビタミンB群、ミネラル類、食物繊維、アミノ酸などの成分に保存料、香料、着色料などを一切使用せず無添加であること。色々な料理にさっと混ぜることができるので、簡単に栄養補給ができると子供から年配の人にも人気、おすすめの商品です。
おすすめの使い方は、パン作り、カレーライスやハンバーグ、からあげやお好み焼き、汁物など、どんな料理にもさっと入れるだけで、栄養補給することができるのが、ビール酵母粉末の特徴です。牛乳やヨーグルト、豆乳などに混ぜて手軽に飲むのも粉末のビール酵母で作る人気のレシピです。
ビール酵母はペットの餌にも使われる
ビールを作る過程でできた副産物のビール酵母は、もともとは家畜用の飼料として使われていました。ビール酵母入りの餌を食べた牛や豚の健康状態が良いという発見からビール酵母の歴史は始まっています。犬や猫などのペットにもその効果は期待できます。食物繊維が豊富なので便秘や下痢の改善に、ビタミンB群も含まれていますので、食欲増進効果で、夏バテや老猫や老犬にもおすすめです。
既に、ペットフードに含まれているものもあり、獣医師がエビオス錠を薦めている報告もありますので問題はないでしょう。ただし注意したいのが、与える量です。副作用が出ないよう、かかりつけの獣医師などに相談して適正量を与えるようにしましょう。
ビール酵母の栄養成分と効果効能を詳しく解説!
ビール酵母の栄養と効果効能①9種類の必須アミノ酸
ビール酵母には、さまざな栄養素が含まれています。その中でも、体内では、合成することのできないアミノ酸で、食事から摂る必要のある必須アミノ酸9種類をすべてを含んでいます。人体にあるアミノ酸の種類は約20種類、ビール酵母には、18種類のアミノ酸が含まれていますので、アミノ酸のほとんどをビール酵母で補給することができます。
また、ビタミンB群も豊富に含まれているビール酵母、アミノ酸とビタミンB群の働きによって脂肪燃焼効果が期待出来るので、ダイエットしたい人にもおすすめです。
ビール酵母の栄養と効果効能②ビタミンB群
ビール酵母には、ビタミンB群も豊富です。ビタミンB群は、どれかひとつ欠けても成り立たなくなります。ビタミンB群は体内では、補酵素として働いています。その健康効果は、疲労回復、貧血予防、粘膜や皮膚を健康に保つ、など人間の体に重要な栄養素です。健康が気になる人におすすめです。
ビール酵母の栄養と効果効能③グルタチオン
ビール酵母に含まれている栄養素、グルタチオンとはグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が連なったペプチド(化合物)です。グルタチオンには、ストレスや過度な運動、喫煙や紫外線によって受けた活性酸素から細胞を守る働きがあります。その具体的な効果は、美白効果、生活習慣病の予防や改善、肝機能強化など、白内障等の眼病の予防効果も期待できるといわれています。
ビール酵母の栄養と効果効能④2種類の食物繊維
ビール酵母には、豊富な食物繊維が含まれています。ビール酵母の細胞壁の内側に腸の蠕動運動を活発にする働きが期待できるグルカン、そして細胞壁の外側には、消化されずに大腸まで届いて、善玉菌の餌になるマンナン、2種類の食物繊維が含まれているのが特徴です。この効果によって、便秘改善やダイエット、美肌など腸内環境の改善が期待できます。
ビール酵母の栄養と効果効能⑤たんぱく質
タンパク質は、アミノ酸が結合した化合物です。ビール酵母には、人体にある約20種類のアミノ酸のうち18種類が含まれています。その効果は、免疫力を高めたり、貧血や脳血管障害の予防、丈夫な骨を作る効果など、人体にとって不可欠な栄養素のひとつです。
ビール酵母の栄養と効果効能⑥ミネラル
ビール酵母には、ビタミンB群や食物繊維の他にも、ミネラル類も豊富に含まれています。中でもカリウムを多く含んでいます。カリウムには、ナトリウムとバランスを保つことによって、血圧の低下や脳卒中の予防、骨密度の増加に効果があると期待されています。高血圧の人、骨粗鬆症の人におすすめの栄養素です。
出典: http://jbeef.jp
ビール酵母の栄養と効果効能⑦核酸
ビール酵母に含まれる栄養素に核酸があります。核酸とは、人間の遺伝情報を伝える成分です。核酸はDNAとRNAの2つあり、それぞれが別々の働きをしながら動いています。核酸は、RNAが細胞の核の中心にあり、DNAの情報に基づいて細胞分裂し、同じものを複製していきます。
核酸を摂取するということは、細胞分裂がスムーズに行われ、新陳代謝が活発になることで、皮膚や毛髪、生殖器等を正常に保ち、ストレスや過労によってダメージを受けた細胞を修復する効果が期待できます。核酸は、健康で若々しい体を作るための栄養素です。核酸が含まれているビール酵母は、忙しい現代人にはおすすめのサプリメントではないでしょうか。
ビール酵母の栄養と効果効能⑧プリン体
ビールに含まれていることで知られているプリン体ですが、多かれ少なかれほとんどの食品に含まれており、プリン体は体内で分解されて尿酸に変化します。プリン体が増えると痛風の原因になります。痛風の人は、ビール酵母を摂る場合は、医師へ相談するほか、副作用の有無など充分に確認するようにしましょう。
アルコール、肉や魚介類にプリン体は多く含まれています。多く摂り過ぎてしまうと尿酸を代謝する機能が衰えて、高尿酸血症を起こして、痛風になるのです。食品から摂取するプリン体の目安量は、1日400mgです。くれぐれも摂りすぎには注意しましょう。
ビール酵母をエビオス錠で取り入れよう
エビオス錠とは?
エビオス錠とは、ビールを製造する際にできた栄養豊富なビール酵母です。その歴史は古く、古代ギリシャの医学の父と呼ばれるヒポクラテスは、ビール酵母を火であぶって乾燥させたビール酵母を医療用として使っていたとされています。日本でも1930年(昭和5年)5月に発売され、今もなお支持されているロングセラーの栄養補助食品です。
エビオス錠の特徴は、ビール酵母から不純物を取り除き、乾燥させて、錠剤の形にしたものです。その一粒のエビオス錠には、ビタミンB群、ミネラル、タンパク質、食物繊維や核酸など40種類の天然由来の成分が含まれています。第二次世界大戦中には、ビタミンB群が不足しがちな海軍兵などにエビオス錠が支給されていたという報告があります。
食物繊維を含むプレバイオティクス
エビオス錠に含まれているビール酵母には、プレバイオティクスの効果があります。プレバイオティクスとは、もともと腸内にいる善玉菌を活性化したり、腸の活動を改善して腸内を整えるのが特徴です。プレバイオティクスとして知られている食品が、食物繊維やオリゴ糖です。ビール酵母菌の菌体に食物繊維が含まれているので、プレバイオティクスの効果が期待できるのです。
ビール酵母の効果を高めるバイオジェニックス
出典: http://meddic.jp
ビール酵母には、バイオジェニックス的効果があるといわれてます。バイオジェニックスとは、整腸作用や造血作用、血圧降下作用などに効果が期待できる食品成分のことをいいます。例えば、乳酸菌やビフィズス菌などの菌体による効果です。ビールの酵母菌によっても、整腸作用などのバイオジェニックス的な効果が期待できるのです。
エビオス錠の効果効能
エビオス錠には、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。ビール酵母に含まれている栄養素として特徴的なものが、核酸(RNAとDNA)2種類と総グルタチオンです。ビール酵母から期待できる主な効果は、疲労回復、便秘改善、美肌・美髪、肝機能改善、ダイエット、精力増強など、男性、女性どちらにもおすすめの健康に、美容に優れた健康補助食品です。
エビオス錠に含まれる亜鉛の量
エビオス錠でよく注目されている亜鉛の量についてみてみましょう。1日30錠のエビオスを摂取した場合、亜鉛の量は、0.43mgです。厚生労働省が推奨している1日当たりの亜鉛の摂取量は18~69歳の男性で10mg、18~69歳女性の場合は、8mgです。1日の亜鉛の推奨摂取量の約4~6パーセントがエビオス30錠から摂取することができることになります。
ビール酵母のエビオス錠を飲むときの注意点
エビオス錠は副作用はある?
ビール酵母にはプリン体が含まれていますので、摂りすぎると痛風などの炎症を起こす可能性があります。プリン体の1日の摂取量の目安は、400mg程度です。エビオス錠30錠に含まれているプリン体は113.3mgなので、摂取量を守っていれば副作用の心配はありません。
ただし、ビール酵母を摂取して、蕁麻疹や湿疹、吐き気などの症状が現れた場合には、直ちに服用を中止してください。特に、副作用はないとはいえ、ビールを飲んでアレルギー反応が出る人は注意が必要です。
エビオス錠で太るのはどんな人?
エビオス錠で期待できる効果に、「腸内環境を改善する効果」とあります。エビオス錠のパッケージには弱った胃腸にと書かれています。胃腸は、食べた物を吸収しやすい形に消化する場所です。胃腸の調子が改善されれば、消化不良や食欲不振、下痢などのトラブル少なくなります。
結果、腸内環境も整い、ベストな体重に近づくという点から、太っている人はダイエット効果が期待でき、痩せている人は太りやすくなるという口コミがあると考えられます。
痛風患者は医師に相談必須
ビール酵母には、副作用はないといわれていますが、痛風の人は注意が必要です。その理由は、ビール酵母には、痛風の人にとって大敵のプリン体が多く含まれているからです。痛風とは、高尿酸血症を原因とした関節炎を来す疾患とあります。健康な人であれば、それほど心配することはありませんが、痛風の人は、ビール酵母を摂取する前に、必ず医師に相談するようにしましょう。
卵アレルギーの人は発症の可能性あり
ビール酵母には、副作用の心配はないといわれていますが、卵アレルギーの人は、ビール酵母を摂取した際に、かゆみ、発疹、ほてりなどの症状が出たという報告があります。卵アレルギーで、そのような反応が出た場合は、ただちに服用は中止してください。症状がひどい場合には、すぐ病院へ行くようにしましょう。
他の薬との飲み合わせにも注意
ビール酵母には、副作用はないといわれていますが、他の薬との飲み合わせで注意が必要な種類の薬が存在します。抗うつ薬と心筋感染症の薬です。抗うつ薬や心筋感染症の薬を服用されている人は、ビール酵母を始める前に、必ず主治医に確認、相談するようにしましょう。
ビール酵母は錠剤で飲むのがおすすめ
ビール酵母のサプリメントには、液体、タブレットやカプセルの錠剤と粉状の粉末タイプがあります。錠剤より粉状の方が、有用成分の吸収がよく効果的に摂ることができます。ただ、ビール酵母には、独特な匂いや味があるため粉末で摂るのは、少しハードルが高いかもしれません。それに比べて、錠剤なら味を気にせず摂取することができます。また、持ち運びも便利なので、外出先でも手軽に摂取することができます。
まずは、継続することが大切ですので、手軽に錠剤から始めてみるのをおすすめします。粉末で始めたい人におすすめの方法は、料理に加えたり、ヨーグルトや牛乳、豆乳に混ぜて食べる方法です。まずは、続けることを目標に始めてみましょう。
ビール酵母を正しく理解して効果を実感しよう!
ビール酵母の効果・効能、いかがでしたか?ビールを作る際に生まれる副産物のビールの酵母菌には、さまざまな栄養素が含まれていました。基本的に副作用もない、比較的安全な栄養補助食品で、その歴史は古く世界中で人気のサプリメントですが、ビール酵母を飲む際に、医師に相談が必要な人などもいますので、その点は注意しましょう。
健康な人にとってビール酵母は、天然由来の成分で作られている製品で、ドラッグストアなどで簡単に手に入れることができる、手軽に安心して始められるサプリメントとしてビール酵母はおすすめです。あなたもビール酵母を飲んで、便秘改善、ダイエット、美肌などの効果を実感してみませんか?