オレンジのカロリーと糖質は？ジュースの場合やバレンシアなどの品種も！

ネーブルオレンジのカロリーや糖質を意識したことはありますか？ネーブルオレンジはオレンジの一種で、日本でも栽培されています。オレンジはカロリーが低く糖質を含むことから、満足感の得られるおやつとしてダイエットにおすすめの果物です。オレンジの食べ方やカロリー、糖質を意識して上手にオレンジを食べ、ダイエットに役立てましょう。

ネーブルオレンジとは、スイートオレンジの一種です。バレンシアオレンジと並ぶポピュラーな品種で、日本でも栽培ができます。ネーブルオレンジの「ネーブル」とは「ヘソ」という意味で、ネーブルオレンジの頂点にはヘソのような窪みがあることからこの名前が付けられました。冬から春にかけて多く流通し、そのまま食べる食べ方やジュースとして消費されるのが一般的です。

ネーブルオレンジの特徴は、果実の頂点にあるヘソのような窪みと甘みです。バレンシアオレンジは酸味が強いのに対し、ネーブルオレンジは甘みと酸味のバランスが良いことから生食に適しています。酸っぱいオレンジが苦手だと言う方は、バレンシアオレンジよりもネーブルオレンジを食べるようにしましょう。

ネーブルオレンジに含まれる主な栄養素は、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群、ナイアシン、葉酸、ビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、銅です。脂質をほとんど含んでいないので、とてもヘルシーな食材です。中でもビタミンCを豊富に含んでいるので、鉄分やカルシウムなどのミネラルの吸収を促進したり、コラーゲンの合成を促進して美肌効果を得られます。

ネーブルオレンジ1個のカロリーはおよそ60キロカロリーです。1個当たり130グラムと量があるので、食べ方としてはダイエット中のおやつがおすすめです。ネーブルオレンジはバレンシアオレンジよりも甘く食べやすいのが特徴ですが、甘いのでほんの少しですがバレンシアオレンジよりもカロリーが高いです。カロリーが気になる人は、バレンシアオレンジを選びましょう。

ネーブルオレンジ100グラム当たりの糖質はおよそ10.8グラムと高めです。糖質を摂取することで満腹感を得ることができるので、ダイエット中のおやつに適しています。また、糖質を全く摂らないと体が糖質を溜め込み痩せにくい体になってしまうので、積極的にオレンジを食べて豊富なビタミンと糖質を摂取しておきましょう。

バレンシアオレンジは、非常にポピュラーなスイートオレンジです。スーパーなどで特に品種の明記が無くオレンジとして販売されているものは、ほとんどがバレンシアオレンジです。バレンシアオレンジはネーブルオレンジよりも酸味が強いものの、ネーブルオレンジよりもカロリーが低く糖質も少ないのが特徴です。

バレンシアオレンジは、日本で最もポピュラーなオレンジです。スーパーなどで特に品種の明記が無くオレンジとして販売されているものは、ほとんどがバレンシアオレンジです。ネーブルオレンジとの違いは、果実の頂点に窪みが無いことと酸味が強いことです。バレンシアオレンジは酸味が強いので、酸っぱいオレンジが苦手な方はネーブルオレンジを選びましょう。

バレンシアオレンジの主な栄養素は、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群、ナイアシン、葉酸、ビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、モリブデンです。同じオレンジなのでネーブルオレンジと似ていますが、亜鉛の含有量はバレンシアオレンジの方が多くなっています。亜鉛は抗酸化作用や免疫力の向上に効果を発揮する栄養素なので、風邪の流行る時期には特におすすめです。

バレンシアオレンジ1個分のカロリーはおよそ34キロカロリーです。バレンシアオレンジはネーブルオレンジよりも小さく甘みも少ないので、1個分のカロリーはバレンシアオレンジの方が低くなります。カロリーが低く脂質をほとんど含まないのでダイエットにも適している他、ビタミンが豊富なのでダイエット中の栄養不足を補うことにも役立ちます。

バレンシアオレンジの糖質は、100グラム当たりおよそ9グラムです。ネーブルオレンジよりも甘さが弱いので糖質も少なくなっています。糖質がやや多いものの、お菓子などに比べればカロリーも脂質も少なくヘルシーなので、ダイエット中に甘い物が食べたくなった時におすすめです。

ここで、オレンジジュースのカロリーや糖質、GI値について解説します。オレンジはカロリーが低く脂質をほとんど含まないヘルシーな食材ですが、市販のジュースの場合はオレンジそのものとは栄養成分がまた異なって来るので、オレンジジュースを買う際は成分表などを注意して見ましょう。

市販のオレンジジュースには、ストレートと濃縮還元の2種類があります。同じ果汁100%でも、ストレートと濃縮還元は違うものなので注意が必要です。栄養成分も、濃縮還元の方が糖質が多くなっているので、オレンジジュースを購入する際は十分に注意しましょう。

オレンジジュースのストレートとは、オレンジを絞った果汁を低温殺菌してパックに詰めて商品化したものです。その為、オレンジそのものと栄養成分も変わりません。濃縮還元のオレンジジュースは、オレンジを絞った果汁から水分を抜いて濃縮しています。その後、水分を加えて元々のジュースと同じ濃度にしています。濃縮還元のジュースは香料や砂糖を加えるので、ストレートのものよりも糖質が多くなってしまいます。

ストレートオレンジジュース200mlのカロリーは、およそ84キロカロリーです。カロリーは濃縮還元のものと変わりませんが、ストレートオレンジジュースの方が砂糖などを加えない分糖質が少ないのが特徴です。ダイエット中にオレンジジュースを飲むのであれば、糖質量に注意してストレートのものを選ぶようにしましょう。

濃縮還元のオレンジジュースのカロリーは、200ml当たりおよそ84キロカロリーです。濃縮したオレンジ果汁に水分を加えて本来の濃度に戻す際に香りや甘みが飛んでしまうことから、濃縮還元のオレンジジュースには香料や砂糖が加えられています。その為、濃縮還元オレンジジュースはストレートのものよりも糖質が多くなっているので、濃縮還元のジュースを飲む際は糖質量に注意しましょう。

オレンジジュースのGI値は、およそ46です。オレンジ自体のGI値は31なので、ジュースにするとGI値が高くなってしまうことが分かります。オレンジジュースはオレンジの果汁を飲みやすくする為に様々な調味料を加えているので、糖質が高くなっています。オレンジジュースはオレンジの代わりにはならない上に、糖質も多いので注意が必要です。

ここで、オレンジのダイエット効果について解説します。オレンジはカロリーが低い上にビタミンを豊富に含んでいるので、ダイエット中の栄養不足を補ったり、甘い物を食べたくなった時のおやつに適しています。しかし、オレンジの食べ方を間違えると十分なダイエット効果を得られません。オレンジの食べ方にも注意を払って、より効果的にダイエットをしましょう。

オレンジは糖質が高めの食材です。糖質制限などで糖質を摂らないようにする人が増えていますが、実は糖質は体にとって必要な栄養素の一つです。人間の体は食事をして血糖値を上げることで満腹感を得ています。糖質を摂取しないと、血糖値が上がらずいつまでも満腹感を得られず食事量が増えて、ダイエットを失敗してしまいます。カロリーと脂質が少ないオレンジを食べて糖質を摂取し、血糖値を上げましょう。

オレンジには、「イノシトール」という成分が含まれています。イノシトールはビタミンB群の一種で、コレステロールが体内に溜まらないように代謝を促してくれます。コレステロールが溜まると血液がドロドロになって代謝が落ちて、太りやすい体になってしまいます。中性脂肪も増えて肥満の原因になるので、オレンジの食べ方を工夫してコレステロールを溜めない体を作りましょう。

オレンジはビタミンCを非常に多く含んでいます。オレンジのビタミンCには「DHEA」という成分が含まれ、このDHEAが若返り効果を持っていると言われています。DHEAが活発に働くことで内臓や細胞が若返り、代謝を上げることができます。代謝が上がれば1日の消費カロリーが増えるので、結果として痩せやすい体を作ることができます。

オレンジにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムには利尿作用があり、尿と一緒に体内の余分な水分を排出する働きがあるので、むくみの解消につながります。特にオレンジはビタミンCを豊富に含み、ビタミンCがカリウムなどのミネラルの吸収を助ける働きもあるので、むくみが気になる方は積極的にオレンジを食べましょう。

いかがでしたか？オレンジはカロリーが低いので、食べ方さえ気を付ければダイエットにとても効果的な食材です。糖質こそ多めではあるものの、血糖値を上げて満腹感を得られるのでダイエット中のおやつに適しています。ダイエット中の栄養補給にも役立つので、オレンジの食べ方に注意しながら上手に食生活に取り入れて、痩せやすい体を作りましょう。