あんドーナツはカロリー・糖質が高い？ダイエットに効果的な食べ方とは？

あんドーナツは粉砂糖をまぶしたふわふわの揚げパン生地と、中のあんこのマッチングが素晴らしいお菓子のようなパンです。昔から老若男女に親しまれ愛されている菓子パンですが、カロリーや糖質量がとても高いのではと栄養面で心配している人も多いのではないでしょうか？今回は気になるあんドーナツのカロリーや糖質量について調査してみました。ダイエット中の人もチェックしてみましょう！

あんドーナツの栄養面で気になるのは、やはりカロリーと糖質量ではないでしょうか？ドーナツ生地を揚げており、カロリーは相当高いのでは？と思っている人も多いでしょう。そこで、コンビニやスーパーなどで買える代表的なメーカーのあんドーナツについて、カロリーと糖質量をそれぞれ調べてみましたので、参考にしてください。

まず、セブンプレミアムの「あんドーナツ」ですが、カロリーは大袋一袋あたりおよそ100g入っていて、カロリーは340kcalです。一つ一つが小さな個包装になっているので、一度に食べなければカロリー摂取過多になるのを避けられます。糖質は同じく大袋一袋あたり59.6gです。

次に、ヤマザキ製パンのあんドーナツは、一袋1個あたり404kcal、糖質量は56.5gです。メーカーによってあんドーナツの大きさ、重量も異なるため、カロリーや糖質量も違うのが当然です。しかしながら、菓子パンのなかでも、また他のお菓子と比べてもあんドーナツは比較的ハイカロリーであることが分かります。

高カロリーなあんドーナツですが、同じあんこを使っている他のお菓子と比べるとどれくらいカロリーが高いのでしょうか？あんこを使ったお菓子や食品と比べてみましょう。

まず、あんこを使った代表的な和菓子どら焼きについて調べてみました。どら焼きのカロリーは100gあたり283kcalと言われています。セブンプレミアムのあんドーナツと比べると同じ量でも少しカロリーが控えめです。他にもあんこを使った和菓子のカロリーを紹介しましょう。例えば、たい焼きなら1個当たり208kcal、おしるこなら1杯あたり214kcalです。

あんドーナツはなぜカロリーが高く、また糖質量が高いのでしょうか？あんドーナツのなかに包まれているあんこは低カロリー、低糖質の食材ですが、あんドーナツのカロリーと糖質量が高い理由には外側の生地に原因があります。

あんドーナツの周りの記事は小麦粉で作られたパン生地です。パンは糖質量が高い食品として知られていますが、さらに油で揚げることによって高カロリーとなります。油を吸ったパンはカリッとしていてあんドーナツの美味しさに欠かせない部分でもありますが、揚げることで高カロリーは避けられません。さらに砂糖をたっぷりまぶしているため糖質量も高くなるのです。

あんドーナツはカロリーが高いだけでなく、糖質量も高いので、ダイエット真っ最中の人には不向きのお菓子、食材かもしれません。しかしながら、あんドーナツに含まれるあんこには優れた栄養があり、食べ方を注意すればダイエットに効果的なお菓子として活用できそうです。本項ではあんこのもつ栄養成分に注目し、カロリーと糖質の高いあんドーナツを、ダイエット中でも安心して食べられる効果的な食べ方を紹介しています。

ダイエット中に高カロリー、高糖質量のあんドーナツを食べるなら、せめてなかのあんこはつぶあんが入っているあんドーナツを選びましょう。つぶあんを選んだほうが良い理由は、小豆の皮に含まれる成分にあります。

つぶあんに含まれている小豆の皮には、食物繊維やサポニンといった栄養成分が存在しています。食物繊維やサポニンは後述しますが、体調を整えたり、ダイエット中には効果があり積極的に摂りたい栄養成分です。こしあんには小豆の皮がないため、それらの栄養成分による効果は期待できません。ですから、あんドーナツにはつぶあんが入っているものを選び、小豆を皮ごと食べるようにしましょう。

あんこに含まれている栄養成分、食物繊維のダイエット効果を知っていますか？食物繊維は体のなかの老廃物を外に出す役割があります。食物繊維自体は摂取してもエネルギー源にはならず、体内に消化・吸収されません。食物繊維には腸内環境を整え、便通を整えてくれる効果があり、ダイエット中には積極的に摂りたい成分です。

また、食物繊維がたっぷり入っていることで腹持ちのよさを感じられる点も注目したいポイントです。糖質が高い食べ物も食物繊維といっしょに摂取すると、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。また、食物繊維により食べたものが腸内を移動している時間が長くなるため、ただパンを食べた時よりもおなかがすきにくくなります。

赤ワインに含まれる栄養素としてよく知られているポリフェノールですが、実はあんこには赤ワインの1.5倍～2倍のポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用があり老化を防ぐ、アンチエイジングに心強い食品です。

また、あんこのポリフェノールには基礎代謝を高める効果があると言われています。新陳代謝がアップすることで美肌効果や、冷え性改善など、いずれも女性にはうれしい効果が期待できます。

あんこに含まれているサポニンもまた、食物繊維と同じように女性にうれしいアンチエイジング効果がたくさんあります。サポニンはいろいろな植物に含まれている成分ですが、特に小豆と大豆に多く含まれていると言われています。

サポニンの主な作用は次の通りです。抗酸化作用、むくみ改善、便秘解消、肌荒れ解消予防などがサポニンの効果です。むくみと便秘を改善することで、肥満解消の効果が期待できます。サポニンと食物繊維が豊富なあんこは、女性にとっては大変うれしい効果が期待できる食材であることが分かります。

あんドーナツは中に含まれているあんこが栄養面で優れており、食べ方に気をつければダイエット中でもお菓子として食べられます。しかし、あんドーナツは粉砂糖をまぶしたパンを油で揚げて作られているため、高いカロリーと高い糖質量の食品には違いがなく、気をつけて食べなければあっという間に太ってしまうでしょう。本項ではダイエット中にあんドーナツをお菓子に食べる場合の注意点、デメリットについて紹介しています。

女性にうれしい成分が多く含まれたあんこ入りのあんドーナツは、栄養面で優れダイエット中のお菓子として食べるのにおすすめの食品です。ですが、食べ過ぎには重々気をつけたほうがいいでしょう。前述した通り、あんドーナツはカロリーが高め、糖質が高めの食品です。食べ過ぎるとあっという間にカロリーオーバーになってしまいます。

あんドーナツを食べてカロリーオーバーにならないように、小さなあんドーナツが個包装されているものなど、カロリー計算が容易なパッケージのあんドーナツを食べるのもよいアイディアかもしれません。また、パン生地の周りの粉砂糖がついていないものを選ぶのも手です。

あんドーナツを食べ過ぎないように気をつけるとして、それでは一日にどれくらいの量を食べるのが適量なのでしょうか？基本的に一日に必要なカロリーの半分ほどを炭水化物で摂る程度であれば、適量と言える範囲です。例えば一日に摂取カロリーを1600キロカロリーを目安にダイエットしているとします。すると、そのうちの半数800キロカロリーが炭水化物で摂取してもよい範囲です。

1日に摂取してよい炭水化物のカロリーが800キロカロリーであるならば、1日に食べるご飯や朝食のパンなどのカロリーをここから差し引き、残ったカロリーがおやつとして摂取して良いカロリーになります。あんドーナツのカロリーはすでに紹介した通り、個体により前後します。ですから、食べたいあんドーナツのカロリーをチェックして、1日に食べてよい量、個数をあらかじめ決めておくと良いでしょう。

粉砂糖がたっぷりかかったドーナツ生地と、あんこのハーモニーがとても美味しいあんドーナツは今も昔も人気のお菓子です。今回はダイエットしている人にとって気になるあんドーナツのカロリーと糖質量について、また栄養面について詳しく調査しました。あんドーナツは効果的な食べ方をすればダイエット中にもおすすめのお菓子です。食べ過ぎに気をつけながら美味しいあんドーナツをおやつに楽しみましょう！