しらたきのアク抜きは不要?正しい方法やレンジでのアク抜きも!

おでんや煮物に欠かせない名脇役といえばしらたきです。煮汁を程よく含んで、つるっとした食感がたまらなくおいしいと大好きという方も多いと思います。そんなしらたきは、アク抜きして使うべきなのかどうか迷う方も多いのではないでしょうか?今回はしらたきのアク抜きが必要なのか、不要なのか、またしらたきをアク抜きする場合の方法を詳しく紹介していきます。下ごしらえの丁寧な手順から、レンジを使った簡単なアク抜き方法までしっかりと調査しましたので、ぜひご覧ください。

しらたきのアク抜きは不要?正しい方法やレンジでのアク抜きも!のイメージ

目次

  1. 1しらたきのアク抜きについて
  2. 2しらたきの基本のアク抜き方法
  3. 3しらたきを電子レンジで簡単にアク抜きする方法
  4. 4しらたきの下ごしらえ前後の保存方法
  5. 5しらたきの簡単なアク抜き方法を料理に活かそう!

しらたきのアク抜きについて

しらたきとは?

肉じゃがなどの煮物やおでん、鍋物に欠かせない食材といえばしらたきです。お手頃価格でありながら、メインのおかずをボリュームアップしてくれたり、副菜になったりとアレンジ自在なのに、低カロリーで食物繊維が豊富に含まれる万能食材です。そもそもしらたきは、こんにゃく芋から作られます。しらたきは、こんにゃく芋を乾燥させて粉状にしたものを水に溶かし、凝固剤を入れて細長く出して固めて作られます。

こんにゃくとの違いは形状の違いだけで、原料や作り方は同様になります。ちなみにしらたきには黒いものと白いものがありますが、黒いしらたきには海藻の粉末が混ぜてあります。また、しらたきには似たものに糸こんにゃくがありますが、呼び名が違うだけでどちらも同じものを指します。地域によって呼び名が異なり、主に関東方面ではしらたき、関西方面では糸こんにゃくと呼ばれていることが多いようです。

しらたきはそもそもアク抜きが必要?不要?

しらたきを使用するときに気になるのが、アク抜きは必要なのか不要なのかということです。結論から言うとしらたきはアク抜き不要で食べることは可能です。アク抜きは不要なのですが、特有のえぐみや臭いが気になるという方はアク抜きをするのがおすすめです。しらたきは作る過程で形を形成するために石灰水を使用しています。また、こんにゃく芋には臭み成分が含まれているので、これがアクや臭いの原因になっています。

しらたきのアク抜きは不要ではありますが、調理前にアクを取り除いておくことで料理の味や香りが良くなるので、こだわりたい方はアク抜きをしたほうがよいです。アク抜きの手間を省きたいという方は、すでにアク抜きしてある「アクヌキ不要」と表示されたしらたきも販売されていますので、時短したい方はアクヌキ不要のしらたきを購入すると良いでしょう。

しらたきの基本のアク抜き方法

しらたきを茹でる前の下準備

ここからはしらたきのアク抜き方法を順を追って説明していきます。しらたきのアク抜きの基本方法は下茹でする方法です。下ごしらえとしてしらたきは長いまま袋に入って売られていることが多いので、まず食べやすい長ささにカットします。この食べやすい大きさにカットするという下ごしらえを怠ると、食べにくかったり調理しにくかったりすので、袋から出したらまな板の上でざっくりと4~5cmほどの長さに切るとよいでしょう。

包丁を使った下ごしらえが面倒な方は、キッチンバサミでカットする方法もおすすめです。キッチンバサミを使った下ごしらえは道具も汚れず、簡単で手間もかからないので、いろんな下ごしらえに応用できるので覚えておくとよいでしょう。しらたきを食べやすい長さにカットできたら、次の下ごしらえとして塩をまぶしてよく揉み込んでください。

食べやすい長さに切ったしらたきをざるにいれたら、小さじ1杯程度の塩を入れ、手でよくもみこみます。こんにゃくはアクが強いため、素手で触るとかぶれる場合もあります。肌が弱い方はキッチン用の手袋などをして揉み込むとよいでしょう。しらたきに塩を入れて揉み込むとしばらくすると余分な水分が出てくるので、しらたきのぬめりをとるようにしっかりと流水で洗えば、下茹で前の下ごしらえが完了です。

しらたきの正しい下茹で方法

つぎにしらたきを下茹でする方法を説明します。水洗いして下ごしらえを済ませたしらたきを沸騰したお湯の中に投入し、再び沸騰させます。しらたきは塩でもんで流水で余分な水分をよく洗い流せばアク抜きができるのですが、さらに下茹ですることで念入りにアク抜きをすることができます。特に鍋物や煮込み料理にしらたきを使いたい方は、下茹でまでしっかりアク抜きを行うのがおすすめです。

しらたきのアク抜きの下茹で時間とは?

しらたきのアク抜きをするために沸騰したお湯の中に入れたしらたきは、どのくらいの時間茹でたらよいかというと、使用するしらたきの量やお湯の量にもよりますが、目安として3分~5分ほど茹でると良いでしょう。これでしっかりとしらたきのアク抜きができ、独特の臭みを取り去ることができます。

ちなみにしらたきの下ごしらえは、料理によって変えるとさらにおいしくいただけます。たとえば、煮物に使う場合の下ごしらえはしらたきに塩を振った後、水気を切ったまな板にしらたきをのせて、めん棒で軽く叩きます。こうすることで余計な水分が抜け、しらたきを煮物に入れても水っぽくなくなり、味が薄まることを防げます。下ごしらえのちょっとしたコツですが、覚えておくと便利です。

しらたきを炒め物などに使いたい場合は、下ごしらえの段階でさっと揚げておくのもおすすめです。しらたきの水気をよく切り、140度~150度の低温で熱した油の中に入れて、菜箸でかるくかき混ぜながら揚げ、ちいさな水泡が出てきたらしっかり油を切れば下ごしらえの完了です。中華料理などの揚げ物に使うとコクをプラスして、より美味しく仕上げてくれプロさながらの食感と味わいになるので、ぜひやってみてください。

しらたきを電子レンジで簡単にアク抜きする方法

レンジでアク抜きする下準備

しらたきのアク抜きが少し面倒という方は、レンジを使った簡単なアク抜き方法を紹介します。レンジを使うとお湯を沸かす手間も省け、暑い時期にも忙しい時にも簡単なので、ぜひ覚えておくとよいでしょう。レンジで簡単にしらたきをアク抜きする方法ですが、まずしらたきをざるにあげ、軽く水洗いします。そのあと、下茹でする場合と同様に食べやすい長さにカットしてください。

耐熱容器に入れる水の量

次に食べやすい長さに切ったしらたきをレンジに対応した耐熱容器に入れ、しらたきがひたひたになるくらいの水を入れます。水の量はしらたきの量にもよりますが、あまりレンジ用の耐熱容器ギリギリまで水を入れてしまうと、レンジで加熱したあと取り出す際にやけどしやすいので、少し大きめのレンジ用耐熱容器を使用するとよいでしょう。ちょうどい大きさのレンジ用耐熱容器がない場合は、取り出しに注意して動かしてください。

電子レンジでアク抜きする時の加熱時間

レンジ用の耐熱容器に水と一緒に入れたしらたきは、500wの電子レンジで5分加熱します。そのあと、ザルにあげたら簡単にアク抜きの完了です。電子レンジを使うと余計な手間なく簡単にアク抜きができます。簡単でありながらもしっかりとアク抜きができて、料理をワンランクアップしてくれるので、ぜひ試してみてください。

しらたきの下ごしらえ前後の保存方法

下ごしらえ前

お徳用などで購入したしらたきを一度に使い切れない場合、保存することになると思いますが、下ごしらえをする前とした後では保存方法が異なりますので、それぞれ紹介します。まず下ごしらえ前のしらたきですが、開封していない場合は直射日光、高温多湿を避けて保存します。冷蔵庫に入れてもOKですが、しらたきが凍らないように野菜室などで保存するとよいでしょう。

しらたきを一度開封してしまった場合は、水を張った保存容器にしらたきを入れ、表面が乾かないようにラップをしてから冷蔵庫で保存してください。しらたきが入っていた水を使うとよいです。保存期間は5日ほどは問題ありませんが、痛む前に早めに食べきることをおすすめします。あまり長く水につけているとしらたきからアクが出てきてしまうので、2日おきに水を取り替えてください。

下ごしらえ後

しらたきを下ごしらえした後の保存方法ですが、こちらは粗熱を取ったあと、ゆで汁と一緒に冷蔵庫に入れて保存します。一度加熱しているので、2~3日を目安に早めに食べきるようにしてください。ちなみにしらたきの賞味期限は開封前だと30日~90日と長めになっています。基本的には高温で殺菌処理をした後、梱包されているので賞味期限を過ぎでも直ぐに腐ることはありません。

しらたきは時間がたつと水分が抜け細くなり、食感が固く悪くなっていきます。さらに傷みが進んでしまうと、しらたきがどろどろと溶けた状態になるので、この場合は潔く処分してください。ちなみにしらたきは冷凍保存して活用することもできます。冷凍すると水分が抜けごわごわとした食感になるので、しらたき本来の食感ではなくなりますが、コリコリとした食感でおいしいという方もいるので試してみるとよいかもしれません。

しらたきの簡単なアク抜き方法を料理に活かそう!

しらたきのアク抜き方法を、下ゆでとレンジを使った簡単な方法と両方で紹介してきましたが、いかがでしたか?今までアク抜きをしていなかった方も、一度きちんとアク抜きをするとおいしさに目からウロコになること間違いなしです。ぜひ今回の生地を参考にアク抜きをして料理に活用してください。

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