2019年01月06日公開
2024年08月26日更新
ウィートグラスはデトックス効果抜群のローフード!美容や健康効果は?
オーガニックジュースの代表といえるウィートグラス。ローフードが注目されている中、ウィートグラスも注目を浴びています。ウィートグラス(小麦若葉)はデトックス効果が望めるだけでなく、ダイエットにも効果があるといわれています。日本ではまだ知名度は高くありませんが、欧米では無農薬のウィートグラスはジュースショップの定番中の定番です。そんなウィートグラスについて調べてみました。
ウィートグラスとは?
ウィートグラスと一言で言われてもピンとこない人も多いのではないでしょうか。ウィートグラスとは「小麦若葉」のことで、欧米のローフードやオーガニックフードにこだわる人の間では一般的な植物です。
ウィートグラス(小麦若葉)とは、いわゆる小麦から発芽した若芽のことを指し、緑黄色野菜の一種で健康食品として人気が高いケールなどの仲間です。ケールなどと同じくとても栄養価が高く、欧米では医療現場・中でも皮膚治療などに使われていることもあります。人気モデルのミランダ・カーなど海外セレブが食べていることで有名となりました。
ウィートグラスの栄養成分
ウィートグラスは栄養価がぎゅっと詰まっていることも注目されている理由のひとつです。見た目は草なのですが、そこには実に100種類以上もの栄養素を含んでいるのには驚きです。
ウィートグラスを小麦若葉とあなどるなかれ、主な栄養素は、クロロフィル、植物性たんぱく質、ビタミンAやビタミンCをはじめとした各種ビタミン、ミネラル、カルシウム、鉄、亜鉛、カリウム、食物繊維などで、特にミネラル分とクロロフィルが豊富です。ここまでの栄養素がそろっている食物はほかに類を見ないものなのです。
ウィートグラスで痩せる?
栄養豊富なスーパーフード・ウィートグラスですが、実はダイエットでも注目を集めています。そのため、日本でも人気のスーパーモデル、ミランダ・カーなどをはじめとしたハリウッドセレブなどは、大切な仕事の前にはダイエットのため摂取しているといいます。
もちろん、ウィートグラスがローフードのため痩せやすいということもありますが、多くの栄養素を含んでいるため、その中にはダイエットに効果的な栄養素もたっぷり含まれているのです。その代表となるのがクロロフィルです。なぜクロロフィルを多く摂取することでダイエットに繋がるのか、後ほど説明しますが、スーパーモデルが注目するほどのローフードですから、効果に期待できます。
青汁との違い
ウィートグラスは主にジュースにして飲みます。その際使うのは無農薬のものでなくてはなりません。小麦若葉なので大麦若葉の青汁と見た目は青汁と変わりませんし、「海外の青汁」と呼ばれることもありますが、栄養素や使う材料に青汁との違いがあります。
青汁の多くはケールや大麦若葉を原料としているところがほとんどで、ウィートグラスつまり小麦若葉を使ったものはほとんどありません。大麦若葉の青汁は健康増進が目的とされている物が多く、酵素やカルシウムなどが豊富です。一方、ウィートグラスの場合、クロロフィルをはじめ美容効果などが期待できる栄養素が多く含まれています。また、味も大麦若葉の青汁より小麦若葉の甘みがあり飲みやすいといわれています。
ウィートグラスのデトックス効果について
ウィートグラスは「地球上でもっともデトックス効果のある食物」と呼ばれています。その理由がウィートグラスの青々とした色に象徴されるクロロフィルです。そのクロロフィルにはデトックス効果が期待でき、さらにはダイエットにつながります。具体的にどのようなダイエット効果があるのか説明していきます。
ウィートグラスのダイエット効果の一つ
ウィートグラスが持つクロロフィルの大きなダイエット効果はデトックスです。デトックスをすると、体内に溜まっている老廃物を体外に排出、さらに腸内環境を整えてくれます。腸内環境を整えるのはデトックスには不可欠なもの。これは、腸が栄養素の吸収と排便にかかわる重要機関なため、腸内環境が整わないとデトックス効果が期待できないためです。
では、デトックスすると体はどう変化するのでしょうか。体の毒素を洗い流してくれるのはもちろんですが、腸内環境が整うことで、基礎代謝がアップするのでダイエットしやすい体を作ることができます。またクロロフィルがコレステロール値を下げるので、血液もサラサラになり動脈硬化や高血圧などの予防につながります。しかし無農薬の物を摂取しないと残留農薬などが残ってしまうので無農薬にこだわってください。
主なダイエット効果
ウィートグラスに期待できるダイエット効果はデトックスによる基礎代謝のアップだけではありません。腸内環境を整えることで、便秘の改善にもつながり、ぽっこりおなかからサヨウナラすることも可能です。さらに、クロロフィルには抗菌効果でニキビを除去したり、豊富なビタミンによる美肌効果も期待できます。
また、クロロフィルが血液を作ってくれ、豊富なミネラルや有機ゲルマニウムが体中に酵素を送ってくれ、血液のめぐりを良くしてくれるため、貧血の予防にも繋がります。これだけではありません。血液のめぐりが良くなり、デトックスによって基礎代謝がアップすることで口臭や体臭を抑える効果もあるとされています。中年期に入り気になる加齢臭にも効果が見られるといわれています。
ウィートグラスダイエットのやり方・注意点は?
豊富な栄養素があり、ダイエットにも効果が期待できるウィートグラスですが、ダイエット方法はどのようなやり方が良いのでしょうか。また、中にはウィートグラスが体に合わない人もいます。ウィートグラスを使ったダイエットのやり方と注意点について説明していきます。
ウィートグラスダイエットのやり方
まずはウィートグラスのダイエットのやり方から説明していきます。ウィートグラスダイエットのやり方はとても簡単で、ジュースにするだけです。一般的には、販売されているものは小麦若葉パウダーで、それを水などで溶かして飲みます。ローフード店などでは、オーガニック認定農場のものも多く見られますので、それらを使うのが望ましいです。これはオーガニックのほうが栄養素が高くなるためです。
青臭さが気になる場合は牛乳や豆乳で溶かしたり、蜂蜜などを入れて甘みを足してもOKです。これを一日に数回、小腹がすいたときに飲んでください。1日2~3回が理想で、食事の前に飲めば食べすぎを防ぐことができます。ただ、生のウィートグラスが一番効果が望めるので、生のウィートグラスが手に入る場合は、パウダーではなく、生を絞って作ってください。
ダイエットの注意点
続いてウィートグラスのダイエットの注意点です。ウィートグラスには小麦などに含まれているグルテンアレルギーの心配はありません。これは小麦若葉の「葉」の部分にグルテンは含まれていないためです。一方で、その豊富な栄養素によりいくつかの症状が出るケースが見られます。
まず、注意してほしいのは「下痢」です。食物繊維も豊富なウィートグラスは多くの食物繊維を腸に取り入れることで、腸の動きが活発化し、下痢の症状を起こすことがあります。また、小麦若葉そのものが体質に合わないケースもあり、湿疹などが出ることも。初めてウィートグラスのダイエットを行うときは様子を見ながら、1日1回程度のジュース摂取からはじめ、体が慣れたら2~3回に増やすことがよさそうです。
ウィートグラスの育て方
ウィートグラスはどこで買う?
日本ではまだまだ一般的ではないウィートグラスを手に入れるのは、主にインターネット通販になります。特にオーガニックフードやローフードの専門店などで販売されています。
大手のホームセンターや、種苗店でも取り扱っていることもありますが、まだまだ数が少ないので、インターネット通販で購入するのが確実です。通販の場合、種だけでなく栽培キットなども販売しているので、家で簡単に育てたい人にはぴったりです。また、種から家で育てるなら、無農薬で安心できるのも家で育てるひとつのメリットです。ジュースにして飲むことが多いウィートグラスですから、無農薬であることにこだわってください。
ウィートグラスの簡単な育て方
自宅でウィートグラスを育てる場合、オーガニックであることと、なによりジュースなどのローフードとして摂取するため、無農薬であることが望ましいです。栽培キットなら簡単ですが、それだと足りないという人は、オーガニックの種、有機栽培の土、トレー、ガラス瓶、ネット、輪ゴムを用意し、ベランダなどで育てましょう。無農薬なのでローフードのジュース材料に安心して使えます。
まず、ガラス瓶に種と水を入れ8時間たったら水を捨て、その後ネットをかぶせて輪ゴムで止め直射日光に当たらないところで2晩水ですすぎ芽が出たら、トレーに2cmほど土をいれ種をまきます。たっぷり水遣りをし、3cm程度までは水遣りのあとにトレーをかぶせ、成長したら日光にあててください。15~20cmくらいになったら収穫時期を迎えています。ガラス瓶などでも栽培可能です。
ウィートグラスでダイエットしよう!
オーガニックのウィートグラスなら栄養も豊富で、体にも良く、デトックス効果によって基礎代謝があがり、ダイエットに繋がることがわかりました。食事の前に小腹を満たすために飲むので、ダイエットとしても楽チン、ぜひチャレンジしてみてください。