セレベスとは里芋の品種?旬や特徴・簡単レシピを紹介!

セレベスという里芋の品種を知っていますか?里芋の品種の一つであります。しかし里芋ってどれも同じでしょうと思っていると大間違いです。セレベスは旬によっては美味しく食べる事が出来る里芋なのです。そこでセレベスの美味しい食べ方が出来るレシピ料理や、下ごしらえや上手に出来るあく抜きそして茎はどんな色なのかそして美味しいセレベスの保存方法などセレベスについて紹介しましょう。

セレベスとは里芋の品種?旬や特徴・簡単レシピを紹介!のイメージ

目次

  1. 1セレベスとは?
  2. 2セレベスの選び方と保存方法
  3. 3セレベスの下ごしらえ
  4. 4セレベスのおすすめ簡単レシピ
  5. 5セレベスを自宅で食べてみよう!

セレベスとは?

セレベスは茎が赤紫色の里芋の品種

里芋は誰もが知っている和食でよく使われる食材です。その里芋には品種が色々ある事を知っている人は少ないのではないでしょうか?その里芋の品種の中でも特に今話題を呼んでいるのがセレベスという里芋の品種です。里芋にも品種があるの?と驚く人がいますが実は里芋の品種はいくつかあります。他の品種との違いは後半に紹介します。ではそのセレベスという里芋はどんな里芋なのかを紹介していきましょう。

セレベスは実は日本産の里芋ではありませんセレベスの生まれ故郷はインドネシアにある、セレベス島という島から広まったとされる里芋なのです。ちなみにセレベス島は、現在ではスラウェシ島と呼ばれています。親子兼用品種と言われる里芋でもあります。日本では別名で呼ばれている里芋です。では次からセレベスについて色々知る為に特徴からあく抜きや下ごしらえそして茎さらには料理レシピなどを紹介しましょう。

セレベスの特徴

では最初にセレベスという里芋の品種の特徴について紹介しましょう。このセレベスの特徴はいくつかあります。セレベスのイモは親芋、子芋共に食用になり、親芋は大きな球形から長球形ですが、子芋は球形からふっくらとしたしずく形で、芽の部分が赤いのが特徴です。そして他に特徴を上げると親子兼用食用里芋という事から収穫量が多いという生産的な意味でも有利な特徴を持っている里芋では珍しいタイプです。

そして日本ではセレベスという名前でも少しずつ知られていますのが、実は日本での呼び名があります。それは芽の部分が赤いので、赤芽芋(赤目芋)もしくは「大吉芋」とも呼ばれています。地上部は赤紫の茎で背丈が高いそうです。最近はこのセレベスの系統で「赤目大吉」という品種も存在しています。つまり茎の部分が赤いから赤目芋と呼ばれているのですが、赤目芋と聞けばあの茎が赤い里芋ね!と気付く人がいるでしょう。

セレベスの旬

次にセレベスの旬について紹介しましょう。里芋は元々野菜なので旬に食べると一番美味しい時期に食べると最高です。セレベスの旬の前にセレベスの獲れる時期も一緒に紹介しておきましょう。セレベスの収穫は早いものでは9月中旬頃から始まり、年明け1月頃まで出荷されます。食べ頃の旬は11月から12月が一番美味しい旬の時期だと言われています。ちなみにセレベスは唐芋やたけのこ芋と同じくらいの時期に収穫されます。

セレベスとその他の里芋の違い

ではここでセレベスと他の里芋の違いについて紹介していきましょう。セレベスは日本で知られている里芋の品種の一つであります。しかしその中でも今セレベスが話題を呼んでいる理由は他の里芋と徹底的に違いがあったのです。それはぬめりの少なさが他の里芋より少ないのです。ぬるぬるしたぬめりがない分、下ごしらえがしやすく、加熱後はホクホクとした食感が楽しめるため、特に含め煮がぴったりの里芋でもあります。

しかしセレベスは元々ぬめり成分が少ないために煮崩れが起きにくいうえ、ほくほくした仕上がりになるのであまり里芋が好きでない人でもセレベスなら食べやすいという人も多いです。またセレベスのもう一つの特徴は茎に赤みがある事です。他の里芋では見かけない茎ですが、これも特徴の一つであります。実際セレベスの料理レシピを見ると殆どが煮物系のレシピが多くあるのもセレベスの特徴です。次はセレベスの保存方法です。

セレベスの選び方と保存方法

セレベスの選び方

ではここでセレベスがどういう里芋か分かった所で、美味しいセレベスの見分け方を知りたいかと思います。やはり折角食べるならば新鮮で美味しいセレベスを!と思う人もいます。そこでセレベスのおすすめの見分け方を紹介しましょう。まず最初に注目するべきは形です。見た目がふっくらとしていて、皮に傷やひび割れがないものを選びましょう。これは見た目で分かる方法です。あまり野菜を何度も手に取ると痛みます。

これはスーパーにもよりますが、直接触ってもいいのであれば、お尻の部分をさわってみてもいいでしょう。そのお尻の部分がやわらかく感じるものは避けておくのがいいでしょう。柔らかいのはすでに鮮度が落ちている証拠でもありますセレベスは皮が少し赤みがかるのが特徴なので、一部が赤くなっていても大丈夫です。赤みが気になっても、それはセレベスの特徴であるので大丈夫です。とにかく形とお尻を触ってみる事です。

セレベスの保存方法(下ごしらえ未処理)

美味しいセレベスの区別が分かった所で、次にセレベスの保存方法について紹介しましょう。保存方法は二つあり、最初に紹介するのは下ごしらえをしないで保存をする方法です。これはセレベス以外の里芋にも当たる事ですが、セレベスを含む里芋は基本的に暖かいところで採れるものなので、冷蔵庫は厳禁です。また土を洗い流す人もいますが、つけたままで泥付きのまま新聞紙で包んで冷暗所で保存するのがベストと言われてます。

セレベスの保存方法(下ごしらえ済)

しかし今や共働きの家庭も多いとやはりある程度下ごしらえをしておきたいという人もいます。下ごしらえさえしておけば忙しい時でもすぐに調理出来ます。そこで下ごしらえ済みの場合、保存方法を紹介します。それはかためにゆでて水気を拭きとってから冷凍するのが一番理想です。それであればある程度長期保存が出来るので必要な時に必要な分だけ解凍して使えばいいので、下ごしらえ済の保存方法としては役に立ちます。

セレベスの下ごしらえ

セレベスの皮むきのコツ

では次にセレベスの皮むきの方法です。一般的にセレベスを除く他の里芋は全てぬめりが酷い為に皮むきには苦労します。最近では包丁に切り目を入れてラップで包んだ後チン!をすると綺麗に皮がむけたり、中には専用の皮をむく機会もあります。しかしセレベスは元々ぬめりが少ないために電子レンジですぐとホクホクになってしまうのでお勧めできません。セレベスの皮を綺麗に抜くにおすすめの方法はただ一つだけです。

セレベスの皮むき方法はこれです。一度よく水洗いをして乾かしたものをナイフでむきます。ぬめりが少ないために、ナイフや包丁で剥けるのがセレベスの最大の特徴です。因みにぬれたままだとぬめりがあるため非常に剥きにくくなりますので注意してください。

セレベスのあく抜きの方法

次にセレベスのあく抜きです。美味しく食べるにはあく抜きは欠かせられない作業です。しかしあく抜きを失敗するとセレベスの良さを失うので気を付けてください。セレベスのあく抜きは大半煮物系列です。皮をむいてから塩でぬめりをすり落としてから、米のとぎ汁に少量の酢を加えた茹で水で下茹でした物を使えばほぼ失敗する事ないあく抜きが出来ます。エグミを取り除き、芋は白く、澄んだ出汁になって美味しいです。

セレベスのおすすめ簡単レシピ

体も心も温まる「セレベスのポタージュ」

ではここからセレベスを使ったおすすめの料理を紹介します。最初は「セレベスのポタージュ」です。同じタイプでじゃがいものポタージュを作った事ある人もいると思いますが、実はセレベスのポタージュもおすすめです。実際セレベスのポタージュを作った人はこっくりねっとりとして、心まで暖かくなる味わいで美味しいんです。ではセレベスのポタージュの作り方を紹介しましょう。

  • セレベス300g
  • たまねぎ1個
  • バター10g
  • 水400ml
  • 牛乳200ml
  • コンソメ、塩、コショウ適量

  1. まず塩でぬめりをとったセレベスを細かく切って、みじん切りにしたたまねぎと一緒にバターで炒めます。
  2. そこに水とコンソメ、塩コショウを入れて柔らかくなるまで煮たら、フードプロセッサーなどでポタージュにします。
  3. 最後に牛乳を加えて加熱して、味を調えたら完成です。

ホクホク食感が美味しい「セレベスのこっくり煮」

そしてもう一つおすすめのセレベスを使った料理レシピは「セレベスのこっくり煮」です。セレベスの産地でもよく使われている料理レシピで煮物レシピです。この料理を作ればセレベスが煮物向きという事がよくわかります。ではレシピの紹介です。

  • 赤目芋(セレベス) 6~8個
  • 塩 少々
  • サヤインゲン 10~12本
  • 塩 少々
  • だし汁2250~300ml  
  • A 酒 大3 
  • A 砂糖 大2  
  • A みりん 大2
  • A しょうゆ 大2
  • A サラダ油 小1

  1. 鍋にだし汁、A、水切りした赤目芋を入れて強火にかけ、煮立てば落とし蓋をして常にクツクツ煮えている火加減で柔らかくなるまで煮る。
  2. 煮汁が少なくなれば火を止め、器に盛り、サヤインゲンを散らせば完成です。

セレベスを自宅で食べてみよう!

ここまでセレベスについて旬やほかの里芋の品種との違いや、下ごしらえを入れた保存方法や、あく抜きなど色々紹介しました。特にセレベスの赤みが気になっていた人にとって茎の色は悪いものではないという事は理解できたと思います。セレベスは里芋の煮物で荷崩れに悩んでいる人にはお勧めの里芋の品種であるので、煮ものを好む日本人には活用できる里芋です。ぜひこの機会に一度セレベスを使った料理を作りましょう。

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