2018年12月16日公開
2024年08月24日更新
シンガポールの「ホーカーズ」おすすめ人気のフード12選ご紹介!
シンガポールのホーカーズを知っていますか?ローカルグルメが一堂に集まった屋台街のような場所ですが、シンガポール料理やマレー料理、中華料理、インド料理など安くておいしいグルメがたくさん溢れています!今回はおすすめのホーカーズや、ぜひ食べたい料理、気になる値段などをたっぷり紹介します。これからシンガポール旅行に行く方は必見です!ホーカーズの人気フードや値段を知って行って、シンガポールを堪能しましょう!
目次
シンガポールに行ったらホーカーズで食事!
ユニバーサルスタジオや、コンサートホール、レストランなどが集まる複合施設エスプラネードシアターズ・オンザベイ、幻想的なライトアップが魅力的なガーデンズバイザベイなど話題のスポットが次々とオープンし、世界中から注目を集めているシンガポール。年々旅行に訪れる観光客も増えている最も注目するべき街でもあります。
そんなシンガポールのグルメで外せないのが、ローカルフード店がずらりと並んだ屋台村ホーカーズです。中華系料理からマレー系料理、スナック、デザートまですべてお手頃価格で味わえるので、シンガポール旅行にはなくてはならない存在です。そこで今回はホーカーズを100%堪能するために知っておきたいおすすめ店や、値段、場所、利用方法などたっぷり紹介します。この記事を読めばホーカーズ通になれること請け合いです!
シンガポールのホーカーズはどんな場所?
飲食店が集まった食事街!
ホーカーズとは屋台を意味します。昔からシンガポールには屋台が並ぶ屋台街が街のいたるところにありましたが、シンガポール政府が衛生面を考慮し、屋台を集中させ環境を整備し、ホーカーズとして運営するようになったことがはじまりです。ホーカーズはシンガポールにいくつかあり、人が集まる場所にはだいたいホーカーズがあると行っても過言ではありません。食事の場所だけでなく、地域の社交的役割も果たしています。
シンガポールのホーカーズは、住宅街の中にある地域密着型のものやシンガポールに来た観光客も利用しやすい大規模のもの、ちょっとおしゃれな雰囲気のものなど規模やスタイルがさまざまにあります。ストールと呼ばれる屋台がひしめき合っていて、料理の内容も多民族国家のシンガポールらしく中華、マレー、インド料理、ベジタリアン、和食、西洋料理、スイーツ、ドリンク専用と選択肢もさまざまに揃っています。
ちなみにシンガポールでは、ホーカーズという言葉より、ホーカーセンター、ホーカー、ホッカーと発音したほうが通じる場合が多いようです。共働き家庭が多いシンガポールでは、昼も夜もホーカーズで食事を取る人が多いそうです。シンガポール市民の食事場所としても欠かせない存在で、地元客も多く訪れているためローカル気分で食事を楽しむことができます。
シンガポールのホーカーズにはいろんな料理の屋台が集合しているので、気になる料理をいくつか食べ比べをするのもおすすめです。一緒に行った友達や家族それぞれの食べたいものをチョイスできるのも屋台街ならではの魅力と言えます。少ないシンガポールの滞在期間で効率よくいろんなグルメ触れ合いたい方には、まさにうってつけの場所と言えます。お腹いっぱい食べても値段が安いので、旅行客にもありがたい存在です。
衛生面も行き届いた安心の食事場所!
屋台というと衛生面が気になるという方も少なくありません。不衛生な場所で食事をして体調を崩してしまっては、旅行の楽しみが半減してしまします。ホーカーズはシンガポール政府監修のもと、衛生面が行き届いた食事場所でもあるので、旅行客でも安心して食事を楽しむことができます。シンガポールではすべての飲食店の衛生状況の表示が義務付けられていて、A、B、Cといったようにランク付けがされています。
一番衛生面が良好なお店がAランクです。以下Bランク、Cランクとランクが下がるごとにお店の衛生面も比例していきます。このランクはシンガポールにあるレストランやカフェだけでなく、ホーカーズにおいても表示が義務付けされているので、衛生面が気になるという方は、Aランクのお店を選ぶのがおすすめです。
屋根があるホーカーズや屋台が集まる屋外ホーカーズも!
ホーカーズは場所場所で雰囲気が全く異なっているのも特徴です。古い建物に入っていたり、半屋外で開放的な雰囲気を味わえたり、屋根が付いていて天候を気にすることなく食事を楽しめる場所もあるので、シンガポール滞在中にはいくつかのホーカーズを利用してみるのも楽しいです。屋台料理の雰囲気を存分に味わいたい、という方には屋外がおすすめです。日中の暑い時間を避け、星空の下で楽しむビールやローカルフードは格別です。
屋台ごとに自由に営業している
シンガポールのホーカーズではそれぞれの屋台が自由に営業を行っています。早朝からオープンしているお店もありますし、深夜遅くまで営業しているお店もあります。営業時間に厳粛な決まりがないので、お店の人の気分や準備出来次第オープンといったこともあるようです。そんなゆるさもホーカーズの魅力です。シンガポールに行ったらシンガポールのやり方に従って、自由にグルメを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ちなみにホーカーズではすべてのお店がおいしいというわけではありません。中には残念なお店も存在しています。せっかく利用したのに残念な失敗を避けるためにおすすめのお店選びのコツを2つ紹介します。まず1つ目は、行列のできているお店を選ぶということです。シンガポール人は味にうるさく、おいしいホーカーズを求めてフットワーク軽く移動します。そんなグルメ通のシンガポール人に愛されているお店は大抵外れがありません。
お店の前に長い行列ができているのは人気店の証拠でもあるので、どこへ行ったらいいか悩んだら人の多い場所に足を向けてみるのもおすすめです。ローカルの方はおいしいお店を知っています。特に値段が安くておいしいというコスパ抜群のお店には長い長い行列ができているので、シンガポールのホーカーズに行ったらまずはお店をぐるっと見渡してみて、目星をつけてみてください。
続いておいしいお店選びのコツ2つ目は、雑誌や新聞などの切り抜きが店頭に掲げてあるかどうかで判断します。前述したようにおいしいものが大好きなシンガポールでは、雑誌や新聞で食事特集を組まれることが多いそうです。シンガポールのグルメ雑誌で取材されたお店は、人気店だったり、おいしいと口コミで評判のお店であることが多いので参考になります。紹介した2つのコツを参考に失敗ないお店選びを叶えてください!
シンガポールのおすすめホーカーズを紹介!
美しい夜景が人気「マカンストラ・グラットンズ・ベイ」
シンガポール滞在中に一度は行って欲しいおすすめが、マカンストラ・グラットンズ・ベイです。シンガポールのグルメ本「マカンストラ」がよりすぐったお店ばかりが集まっているとあって、シンガポールのおいしいものが一堂に集まっているといっても過言ではありません。日本人にも人気のマリーナシティエリアにあるので、シンガポールの観光がてらに立ち寄るのにも便利です。夜はシンガポールの美しい夜景を望めます。
マカンストラグラットンズベイには12店のお店があり、すべてハイレベルです。シンガポールの代表料理ホッケンミーや、シンガポールチキンライス、BBQチキンなどシンガポールで食べたいものがずらりと並んでいるのであれこれシェアして食べましょう。場所はMRTのシティホール駅とエスプラナード駅と地下道でつながっているのでアクセスも抜群です。営業時間は平日と土曜日は17:00から、日曜日は16:00から26:00までです。
観光客におすすめ南国気分が味わえる「ニュートン・フードセンター」
シンガポールで観光客にも行きやすいホーカーズといえば、こちらのニュートン・フードセンターです。シンガポール随一の繁華街沿いのオーチャードロードからも近く、ショッピングのついでにも立ち寄りやすいのも人気の理由です。ヤシ木に囲まれたオープンテラスは南国気分満点で、シンガポールに来たことが実感できます。大規模なニュートンフードセンターの特徴はシーフード料理多く、シーフード好きには特におすすめです。
人気なのがぷりぷりのエビが入ったトラディショナルビッグプラウンヌードルや、エビの入っためずらしいキャロットケーキのお店Hengなどです。シンガポールで食べたい名物料理が一同に揃っているので、屋台グルメの入門編にもぴったりです。場所はMRTニュートン駅の出口を出て徒歩3分、ブキティマロードの交差点前になります。営業時間は12:00~26:00までですが、夕方から回転するお店や24時間営業のお店もあります。
中国料理が楽しめる「マックスウェル・フードセンター」
マックスウェル・フードセンターは、シンガポールのチャイナタウンにあるホーカーズです。最近では日本のテレビや雑誌などでも取り上げられ注目を集め実力派の人気店が軒を連ね、古くから舌の肥えたシンガポールの人々に愛されている老舗のホーカーズになります。一番のおすすめ店はシンガポール人にも観光客にも大人気の天天海南鶏飯です。シンガポール人が並んででも食べたい絶品チキンライスは必食レベルのおいしさです。
やわらかな鶏と鶏だしがしみこんだライスが最高です。もうひとつのおすすめ店は真真粥店です。こちらは中華粥の専門店で3ドル程度でボリューム満点の絶品粥がいただけます。お店の前には長蛇の列が出来ていることも珍しくない人気店なので、行列覚悟で臨みましょう。場所はMRTチャイナタウン駅から10分ほど歩き、South Bridge Road を通った先にあります。営業時間は10:00~22:00くらいですがお店によって異なります。
味のレベルが高い「オールドエアポートロードフードセンター」
シンガポールの中でも古くからある老舗ホーカーズが、オールドエアポートロードフードセンターです。観光客の数が少なく、地元シンガポール人や中華系のお客さんの利用が多いので、観光地ではなくシンガポールのローカルな雰囲気を味わいた方におすすめです。シンガポールのガイドブックやメディアで味のレベルが高いと度々取り上げられることからもわかるように、どのお店もハズレがないと大人気です。
シンガポールの中心部からはやや離れていますが、ローカル色が強いだけあって値段も安めです。わざわざ訪れても損はありません。シンガポールのB級グルメファンはぜひ訪れて欲しいおすすめです!場所はMRTダコタ駅を下車後、オールドエアポートロード沿いを徒歩5分ほど歩けば到着します。営業時間はお店によって異なりますが、11:00~22:00、人気店は売り切れ次第終了なので早めに行くのがおすすめです。
シンガポールのホーカーズの手軽なおすすめフード
東南アジアのコスパ良い焼き鳥「サテー」
シンガポールの屋台グルメの定番といえば、サテーです。日本でいう焼き鳥で煙と炎が勢いよく上がる炭火の上で、香ばしく豪快に焼き上げられます。場所によって作り方は異なりますが、一般的にはケチャップマニスと言われる甘い醤油に鶏肉を漬け込み、炭火で焼き上げたあと、ピーナッツソースにつけながらいただきます。このピーナッツソースが甘めになっているので醤油味の鶏肉との取り合わせが最高で、ハマること間違いなしです!
サテーは、蒸し暑いシンガポールの空気によく合う料理で、冷たいビールと一緒に食べると最高のおいしさです。シンガポールのサテーは10本セットで販売されることが多く、お肉は鶏肉のほか、マトンやラムなどを選ぶこともできます。また場所によっては海老が入ることもあるので、お店の方に訪ねてみてください。値段は10本で10ドル程度の場所が多いようです。
もっちりとした食感がたまらない「キャロットケーキ」
シンガポール人が朝食やおやつの時間につまむスナックといえば、このキャロットケーキです。大根餅を細かく刻んで、にんにくや漬物、卵と一緒に炒めた料理です。キャロットと名前についていますがにんじんではなく、ホワイトキャロットというシンガポールで一般的な大根を材料に使っているので、キャロットケーキと呼ばれています。
シンガポールのキャロットケーキには甘い醤油味のブラックと、さっぱりとした塩味のホワイトの2種類があるのでお好みでチョイスしてください。もっちりとした大根餅と焼いた卵の香ばしさが超絶に美味しいので、小腹が減った時にもおすすめです。値段はだいたい4ドル程度のお店が多く、気軽に買いやすいのでシンガポールではよく食べられています。
あっさり味の平麺「バンミー」
もともと客家の人々がシンガポールに伝えたと言われているバンミーは、きしめんのような平たい麺料理です。だしのきいたスープで太麺を煮込んでいるので、あっさりとした味わいが日本人の口にも会います。いわしの煮干揚げがトッピングされているので、カリカリの食感と旨味が溶け出すことで、一度食べると止まらないおいしさです。
シンガポール人も朝食や軽食によく食べていて、人気店の前には行列ができることもあります。場所によってはポークミンチやしいたけ、青菜などが入っていたり、トムヤンクン味や海老入り、餃子入りなどバリエーションがさまざまに揃うので、食べ比べを楽しむのもおすすめです。普通のバンミーの値段が約5ドル、海老入りバンミーの値段が約6ドルほどになります。
あっさりあじのおでん「ヨンタオフー」
ヨンタオフーはシンガポール人に大人気の客家料理で、日本のおでんに良く似たローカルグルメです。店頭に並べられた魚のすり身をはさんだ豆腐屋フィッシュボール、練り物、野菜など好きな具材を選んでお椀に入れ、お店の方がその場でゆであげてくれます。野菜の中にすり身を入れたものは彩りがカラフルで見た目も華やかになります。
ゆがいた具材はあっさりとしたおいしいスープと一緒にいただくのですが、シンガポール人はここにもチリソースのチリサンバルをたっぷりとかけて食べています。旅先ではどうしても野菜不足になりがちですが、こちらは野菜がたっぷり補えるのでシンガポールで野菜が食べたくなったらオーダーするのもおすすめです。値段は選ぶ具材によって異なりますが、具は0.6ドル、スープは4.2ドル、麺を足すとプラス0.6ドル程度になります。
シンガポールのホーカーズのがっつり系おすすめフード
エビが効いた海鮮焼きそば「ホッケンミー」
ホッケンミーはシンガポールのローカルグルメの中でも日本人の口に一番合うと言われるほど味覚がマッチする料理です。エビやイカ、もやしと黄色の太麺(ホッケンミー)とビーフンを塩味のダシで炒めた塩焼きそばのような料理で、あっさりとしておいしいく、食べやすいのが人気の秘密です。地元のローカルも朝食やランチに食べている姿をよく見かけるほど人気の高いグルメです。
一般的にはフライドホッケンミー(炒めたホッケンミー)を頼むとライムとチリサンバルという辛いソースがついてくるので、ライムを搾ってチリサンバルを混ぜながら食べるとまた違った味わいが楽しめます。値段の7ドルほどですが、お店によってはS、M、Lサイズなど量を設定している場合もありますので、お腹の具合に合わせてチョイスしましょう。
シンガポールで絶対食べたい「チキンライス」
シンガポールに来たら1度は食べて欲しいおすすめフードがチキンライスです。日本のチキンライスはケチャップで炒めたご飯ですが、それとは全く異なり、しょうが、にんにくをきかせた鶏肉のスープで炊いたご飯の上に、やわらかく煮込まれたジューシーな鶏肉が乗せられ、チリソースやソイソースをつけながらいただくとたまらないおいしさです。鶏の旨味が染み込んだご飯は上品で奥深い味わいが鶏肉との相性も抜群です。
シンガポールの屋台グルメを代表する料理だけに、たいていのホーカーズに専門店が見つかります。お店によってスープの味わいが異なるのでいろいろ食べ比べをしてみるのも楽しそうです。値段は5ドル前後とボリューム満点の割には格安なのも旅行者にはうれしいポイントです。シンガポール人も愛するチキンライスぜひチャレンジしてみてください。
シンガポール版ぶっかけ飯「エコノミーライス」
シンガポールのごはんグルメの中で、最もカジュアルでシンガポールの喧騒を感じさせてくれるのが、このエコノミーライスです。ご飯の上に並べられたおかずの中から好きなおかずを乗せてもらう、いわゆるぶっかけ飯で、シンガポール人はみんなエコノミーライスをよく食べているようです。お店によってはおかずの上からカレーをかけるところもあり、ごちゃまぜ感がたまりません。
野菜も肉も魚も、ぜんぶ一緒に盛り付けられるので、味が混ざってしまうと心配されるかもしれませんが、味が混ざってごちゃ混ぜになることこそがエコノミーライスの醍醐味です。シンガポール人を見習って豪快にいただきましょう!値段は選ぶおかずによってピンキリですが、肉や魚をたくさんチョイスすると高くなる傾向にありますが、値段の目安としては3ドル~4ドルほどです。
オコゲが最高の土鍋ごはん「クレイポットライス」
クレイポットライスはシンガポールでよく食べられている土鍋ご飯です。具材にはチキンや野菜が入っているので、あつあつのご飯と具材をソースとよく混ぜながら食べると最高においしいです。また土鍋のふちにできたオコゲが、パリパリの食感と香ばしさがたまらないおいしさです!濃い味でお腹にがっつり溜まるので食べごたえも満点です。
お店によってはお持ち帰り対応してくれる場所もあるのですが、このオコゲこそがクレイポットライス一番の勝負の味なので、出来立てを土鍋で香ばしいオコゲと一緒にハフハフ食べるのがおすすめです。クレイポットライスの値段の目安は、3ドル~4ドル程度のお店が多いです。
シンガポールのホーカーズのデザート系おすすめフード
とろっとジューシーバナナのお菓子「ピサ・ラジャ」
ピサ・ラジャはバナナを衣にさっとつけて揚げたシンガポールのスナックです。衣はさくさくでほんのりとした塩気が効いていて、中のバナナが揚げたことによりとろっとした食感に変わってやみつきになるおいしさです。揚げたてが一番美味しいので、買った場所でアツアツを食べるのがおすすめです。
シンガポールのホーカーフードセンター内にある「ミリオンスターフライドバナナ」は、ピサラジャの有名店で、シンガポール人も長蛇の列をなして並んでいるお店です。食べるのが大好きなシンガポール人はがっつりと買っていくので、見ているのも楽しいです。値段の目安は1個1ドル程度なので、見かけたらぜひ食べてみてほしいおすすめフードです。
豆乳で作ったあっさりプリン「豆花」
豆花はシンガポールだけでなく、台湾などアジア圏でよく食べられている中華スイーツです。豆乳で作ったプルプルのプリンのようなものに、甘めのシロップをかけていただきます。ベースが豆乳で作られているのでさっぱりとしていておいしいので、屋台でこってりとした料理を食べたあとの口直しにもおすすめです。
シンガポール人もこの豆花が大好きで、マックスウェルフードセンターなどに入っている大人気の「老伴豆花」は早い時間に売り切れになることもあるそうです。「老伴豆花」はシロップなしの新しいタイプで、豆花自体にほんのりとした甘さがつけてあり、なめらかな舌触りにやみつきになります。場所によって豆花やシロップの甘さが異なるので、いろいろ試してみるのも楽しそうです。値段はだいたい1ドル~2ドルくらいが多いです。
安くてお腹いっぱい「パンアイス」
今シンガポールのデザートで注目を集めているのが、パンアイスです。名前のとおりパンでアイスクリームを挟んだものですが、パンが7色のレインボーカラーなのが、シンガポール流。味はいたって普通のパンですが、見た目のインパクトが抜群なので、SNS映えもばっちりです!場所によってアイスクリームの種類が選べるので、お好みのものをオーダーしてください。
一年中暑いシンガポールではいつも人気のフードで、観光客だけでなく小さな子供からお年寄りまで多くのシンガポール人に愛されています。値段が1ドル程度と安いので気軽に頼みやすいのもうれしいです。パンが苦手な方や、ボリュームが多いと思うなら、ウエハースにチェンジもしてもらえるので、変更したい方はオーダー時にお願いしてみましょう。
ココナッツミルク味のぜんざい「ボボチャチャ」
シンガポールのデザート系フードで男女問わずシンガポール人にも愛されているのが、ボボチャチャです。ココナッツミルクに、お芋やかぼちゃ、タピオカ、お餅などが入ったカラフルな見た目が可愛いデザートで、ほんのりと甘く優しい味わいが特徴です。ボボチャチャは温かいものと冷たいものがありますが、暖かいほうがココナッツミルクの風味が濃厚でおすすめです。
一年中暑いシンガポールでは場所ごとに冷房が効いているので、体が冷えてしまうことが多いのですが、そんな時に温かいボボチャチャをいただくとほっとやすらぎます。値段の目安は2ドル程度のところが多いです。場所によって入っている具材や味が違うので、いろいろ食べ歩きするのも楽しいです。
シンガポールのホーカーズを利用するコツ
席取りをしてから料理を注文しに行こう
ここからはシンガポールのホーカーズの利用方法を紹介します。はじめて行ってどうしてよいかわからないということにならないように、事前に知っておくとスムーズに利用できます。まずシンガポールのホーカーズでは席の確保を最初にするのが必須です。それぞれの屋台の前にはずらりとテーブルや椅子が並べられているので、好きな場所に座ることができます。お目当てのお店の近くに席を確保しておくと料理を運ぶのも楽ちんです。
シンガポールの地元の方だけでなく、さまざまな国から来た観光客でごった返すので、混雑して席がなくなる前に空いている席を見つけて席を確保しておきましょう。特にお昼どきや夕食時などのピーク時には満席になることも少なくありません。満席の時はしばらく待って、人が帰ったら素早く席を抑えるようにしましょう。この辺は日本のフードコートを利用するのと変わらないので、まずは席を確保して料理を買いに行きましょう。
相席になることが多いから人々との交流を楽しもう
シンガポールのホーカーズでは場所によってテーブルの数や椅子の数などが異なっています。8~10名がけのテーブルがずらりと並んでいる場所もありますし、6~8名がけの円形のテーブルが複数置かれている場所もあります。お昼どきや夕食時など混雑している時に2~3名で訪れると相席になることも多いです。テーブルが空いている場所が見つからない場合は、相席できるか思い切って訪ねてみましょう。
大抵の場合はどうぞと快く言ってくれますし、相席をきっかけにシンガポールの人々と会話が広がるかもしれません。席が空いているテーブルに座っていると逆に相席してもよいか尋ねられる場合もあります。その時もお互い様でどうぞと返事をしてあげましょう。せっかくシンガポールへ行ったのであれば、シンガポールの雰囲気に浸ってとことんロコ気分を楽しんでみてはいかがでしょうか?
席が見つかったら、いざお店で注文します。メニューは写真付きのものが多いので、英語に自信のない方も指差しでオーダーすれば問題ありません。注文時にはチリにするかどうか聞かれることもあります。チリというのは辛さのことで、辛いものが大好きなシンガポール人は、よくチリをプラスして料理を楽しんでいます。辛いものが苦手でなく、シンガポール流に料理を味わいたいのであれば、チリをプラスしてもらうのもおすすめです。
料理を注文したら、その場でお金を払って料理を受け取り、自分のテーブルへ料理を運びましょう。お店によってはテーブル番号を伝えると料理をテーブルまで持ってきてくれるケースもあります。ちなみにホーカーズではカードの使用はできません。お会計はすべて現金のみです。お店によっては50ドル札での支払いがNGな場所もあるので、おつりが出ないように小銭をたくさん用意していくのがおすすめです。
物売りが多いので注意
シンガポールのホーカーズを利用するにあたって注意したいのが、テーブルで食事をしていると物売りがやってくることです。特に日本人観光客は物売りに狙われることが多いので、必要ない場合は毅然とした態度で断りましょう。また、スリや置き引きなどの被害があるケースもあります。席を取る場合も貴重品は常に身につけるようにします。シンガポールは治安が良い場所とはいえ、外国だということを肝に銘じて行動しましょう。
レジ横のお箸や調味料を忘れず取ろう
シンガポールのホーカーズで料理を受け取ったら、忘れないでほしいのがフォークやスプーン、お箸などは注文したお店でもらうことです。テーブルには用意が一切ありませんし、ペーパー類も置いていません。料理をテーブルに運んでいざ食べようと思った時に肝心のお箸やフォークがなかった!ということがないためにも、お店できちんともらってくるようにしてください。
ホーカーズでは食器の片付け不要!
日本ではセルフスタイルのフードコートなどで食事をし終わったら、食器類を自分で運んで片付けるのが一般的ですが、シンガポールでは片付ける必要はありません。そのまま食器類をテーブルに置いておくと、係りの方が片付けてくれます。ただ、最近では食べ終わったあと、トレイと食器は所定の棚に戻しに行くホーカーズも増えてきましたので、片付けマークがある場合は忘れず食べ終わったあとに食器を片付けるようにしてください。
シンガポールのホーカーズでいろいろな国の料理を楽しもう
シンガポールのホーカーズについて特集してきましたが、いかがでしたか?地元の方は朝ごはんから、ランチ、軽食、晩ご飯までいつも気軽に利用しています。レストランで食事をするよりも安くておいしいので、行って損はありません。シンガポールのローカルさを一番味わえるといっても過言ではない場所なので、旅行で訪れたら滞在中に一度は訪ねてみてほしいと思います。
今回の記事では観光客でも訪れやすい人気のホーカーズを紹介しましたので、屋台グルメに自信がない方も行きやすいと思います。シンガポールのローカルグルメを代表するチキンライスやホッケンミー、サテーなどいろいろ気になるものをチョイスして、わいわい言いながら楽しむのも旅の醍醐味です!いろんな国の料理も食べ比べできるので、ぜひ利用してみてください。