カレー粉を使った人気レシピ!おすすめおかずや簡単アレンジも紹介!
キッチンに1つあると便利なカレー粉。カレー粉はいろんなレシピで大活躍するアイテムです。定番人気のカレーはもちろん、簡単にできるおかずや隠し味まで、使い方やアレンジは様々。カレー粉を使った簡単にできるおかずなど人気レシピを紹介します。
目次
カレー粉とカレールーの違い
カレー粉を使う料理といえば、最初に思い浮かぶのは、やはりカレー。しかし、カレーはカレー粉よりカレールーを使うレシピが一般的です。もちろん、簡単なのはカレールーを使うことですが、カレー粉と調味料を使えば一味カレーができあがりますし、何より好みの味にできるのが利点です。
カレー粉とカレールーの大きな違いは、カレールーには最初から食用油脂や小麦粉などが練りこまれているので、溶かすだけでコクのあるカレーを作ることができます。一方、カレー粉はスパイスを配合しただけのものがほとんどなので、自分好みの味に仕上げることができます。またルーに含まれている油脂などが含まれていないのでルーよりカロリーや糖質が低いのが魅力です。
人気カレー粉は定番の赤缶
市販のカレー粉は、GABANやハウス食品、インデアン食品やナイル商会など多くの食品メーカーから販売されていますが、一番なじみがあるのはやはS&Bの赤缶・特製ヱスビーカレー粉ではないでしょうか?何よりほとんどのスーパーで簡単に手に入れることが出来るのが嬉しいポイントです。各メーカーによってスパイスの配合が違うので、数種類のカレー粉をブレンドしたり、食べ比べするのもカレー粉を使う楽しさにつながります。
カレー粉の歴史
そもそもカレー粉はいつからあるのでしょうか?カレーといえばインド料理を思い浮かべますが、インドにカレー粉はありません。インドのカレーは様々なスパイスとガラムマサラなどいわゆる調味料をブレンドして作られています。カレー粉はインド料理を簡単に再現する調味料として、イギリスで最初につくられたと言われています。
つまり、日本のカレー粉はいわゆる欧州カレーというわけです。このカレー粉を日本で製造販売したのが、赤缶で有名なS&Bです。最初にカレー粉ができたのはなんと大正時代。その後、1950年には現代の赤缶が出来上がりました。日本のカレー粉の歴史は意外と古いものなのです。
カレー粉の主なスパイス
万能調味料でもあるカレー粉は様々なスパイスをブレンドして作られています。主なスパイスはクミン・シード、ターメリック、コリアンダー、カルダモン、チリペッパーなどです。この中の主役級となるスパイスがクミン・シードで香りや辛味などがあり、トルコ料理やスペイン料理などにも使われていて、ビタミンをはじめ多くの栄養を含んでいるのも特徴です。
カレー粉に含まれるスパイスの効能
カレー粉に含まれる主なスパイスには、多くの効能があるといわれています。元々、カレー粉に使われるスパイスは漢方などで処方箋として使われているものも多くあるためです。これらスパイスを何種類も加えることで、様々な効能があわられるというわけです。
クミン・シードは消化の促進や解毒作用、ターメリックには肝機能を増進させる作用が、コリアンダーには消化を促進するとともに、食欲を増す効果が、カルダモンには消化器官を改善し、代謝の促進が期待でき、チリペッパーには発汗作用があるので、血行を良くする効果も望めるといわれます。
カレー粉のスパイスは美肌やダイエットも期待できる
発汗作用があるスパイスには、体を暖め、脂肪の燃焼をしてくれるものが多いので、ダイエットへの期待が持てます。また発汗することで、老廃物を排出。老廃物が排出されると肌のキメが細かくなるので、美肌への期待も持てます。さらに、体を暖めるということは、冷え性対策にも役立ちます。冷え性が改善されると脂肪が燃焼されやすくなるので、自然とダイエットへと結びつくので女性には特におすすめです。
効果的なカレー粉をつかったおかずの摂取ポイント
カレーライスやカレー粉を使ったおかずでダイエットを考える場合、食べるタイミングが大切なポイントになってきます。カレー粉のスパイスは新陳代謝を上げてくれるので、食べたら寝るだけの夜よりも、食べた後に動き回る朝や昼に摂取すれば、効果が増します。中でも自律神経が切り替わる朝がベストタイミングといわれているので、カレー粉を使ったダイエットを考えている人は、朝に摂取するようにしてください。
簡単にできる手作りカレー粉が人気
様々な料理のアクセントとして簡単に使えるカレー粉のトレンドは手作り。手作りカレー粉のスターターキットも販売されていて、とても人気です。もちろん、自分で基本スパイスをそろえて作ってもOKです。市販のカレー粉を使っても良し、オリジナルのカレー粉を作っても良しと、カレー粉だけでも色々と味わいを楽しむことができます。
おかず作りの調味料としても人気のカレー粉
肉・魚・野菜など食材を問わず使えるため、カレー粉は万能調味料としても人気です。隠し味として使えば料理のアクセントにもなりますし、カレー味を前面に出したおかずにも使えます。食材や調理方法を問わず使えるカレー粉を上手に使えばレシピの幅も広がるのでおすすめです。
【簡単・人気】手作りカレー粉レシピ
手作りカレー粉は、必要なスパイスがセットになって販売されているものがあるので、それを購入するのがもっとも簡単ですが、せっかくならスパイスをそろえて作ってみませんか?自分だけのオリジナルカレー粉ができる簡単でおすすめのレシピを紹介します。
クミン・シード、カルダモン、ターメリック、コリアンダー、しょうがは大さじ1、レッドペッパーは大さじ1/4をフライパンにいれ香りがするまで弱火で炒めます。香りがしたら火を止め、冷めたら瓶で保存してください。すぐ使うことは勿論可能ですが、一カ月ほど保存すると、熟成されさらに美味しさが増します。保存は冷暗所などで行ってください。
手作りカレー粉のアレンジレシピ
手作りカレー粉はスパイスの分量を変えることで辛味を増やしたり、マイルドにするなど、アレンジも無限大。色々試してみるのもいいでしょう。
辛味のあるカレー粉にしたい場合は、レッドペッパーやカイエンペッパーを増やしてください。コクやうまみの強いカレー粉にしたい場合はガーリックパウダーを味見しながら適量入れてみましょう。マイルドな仕上がりにしたい場合はターメリックの分量を増やしてください。また、クミン・シードやコリアンダーを増やすとインドカレーのような風味がある仕上がりになります。
【簡単・人気おかず】野菜炒めカレー粉炒めレシピ
ダイエットにもおすすめなカレー粉を使ったおかずの代表が野菜炒めのカレー風味です。キャベツやもやし、しめじなどローカロリー野菜を使って作ればさらに効果的です。糖質を気にしている人は、にんじんなど糖質の高い根菜類を避けるのがおすすめです。
キャベツ、もやし、ピーマン、しめじ、豚ばら肉を適量用意し、3cmほどの食べやすい大きさに切っておきます。サラダ油を大さじ1フライパンにいれ、熱したら豚ばら肉を入れて火を通し、その後野菜を入れて軽くいためてください。塩コショウ適量とカレー粉小さじ1、しょうゆ・みりん大さじ1を加えカレー粉の香りが飛ばない程度にいためればできあがりです。調味料はあらかじめ混ぜ合わせていれば簡単です。
豚ばら肉をとり胸肉に変えればよりヘルシーになりますし、肉なしならさらにヘルシーに出来上がります。カレー粉は野菜にあうので、十分美味しくなりますし、お弁当のおかずにもピッタリです。
【簡単・人気おかず】ナスとトマトのカレー粉炒めレシピ
夏野菜のナスとトマトの美味しさを満喫できるのが、ナスとトマトのカレー風味炒めです。ナスもトマトも炒めることでトロトロになって美味しさも倍増します。しかも共に火が通りやすい野菜なので5分程度で出来上がる、おかずとしてもお酒のおつまみとしてもおすすめのレシピです。
ナス中1本半~2本を乱切りに、トマト1個はくし切りにします。フライパンにサラダ油大さじ1をいれ、火が通ったら、ナスを炒め焼き色が付いたらトマトを入れいためます。使う調味料は塩コショウ適量とカレー粉小さじ1だけ。これらを加え味が全体にいきわたるよう炒めればできあがりです。ナスもトマトも炒めると甘みが出るので、ピリッと感が欲しいときはカレー粉を少し増やしてください。
【簡単・人気おかず】レンコンのカレー粉炒めレシピ
カレー粉はレンコンのような淡白な野菜にもピッタリです。レンコン適量を3~5mmの輪切りにし、しょうゆ・みりん大さじ1をふりかけ10分ほどおきます。その後、カレー粉小さじ1、片栗粉小さじ1/2、塩コショウ適量を混ぜ合わせた調味料をレンコンにまぶし、サラダ油大さじ1を熱したフライパンで炒めます。余った調味料はここで加えてもOKです。スパイシーでカリカリの食感が癖になるお酒にもあうおすすめのおかずです。
【簡単・人気おかず】タンドリーチキンレシピ
カレー粉を使った簡単タンドリーチキンのレシピです。鶏肉はもも肉でも胸肉でも好みでOK。お弁当のおかずにも活躍します。とりもも肉1枚は食べやすい大きさに切ってください。調味料はおろしにんにくとしょうがを小さじ1/2、プレーンヨーグルト1/4カップ、はちみつ・ケチャップ大さじ1、カレー粉大さじ1/2を混ぜ合わせておきます。調味料に切ったとり胸肉を半日ほど漬け込みます。
フライパンにオリーブオイル小さじ1入れて熱し、調味料に漬け込んだ取り胸肉を皮面から焼いてください。焼き色が付いたら弱火にしてブラックペッパーをふりかけ3~4分蒸し焼きにすれば出来上がりです。ご飯でもナンでも美味しくいただけるおかずができあがります。
【簡単・人気おかず】タンドリーチキンサラダレシピ
タンドリーチキンはサラダにしても立派なおかずになります。野菜もたっぷり摂れるのが嬉しいポイントです。サラダの野菜は好みのものを適量用意し、洗って食べやすい大きさに切っておきます。にんじんなどは千切りが食べやすいでしょう。野菜を皿に乗せ、タンドリーチキンを盛り付けます。ドレッシングは野菜だけにかけましょう。サウザンアイランドか、フレンチドレッシングがサラダには合います。
【簡単・人気おかず】カレーマヨフライドポテトレシピ
フライドポテトにもカレー粉はマッチします。食べたい量のじゃがいもを、食べやすい太さに縦にカットします。カットしたじゃがいもは一晩水にさらしてください。その後、水気を切って小麦粉を軽く振り、170度に熱した油で焼き色が付くまで揚げてください。マヨネーズ・カレー粉大さじ1を混ぜ合わせた調味料を作り、フライドポテトに付けて食べればスパイシーで癖になります。マヨネーズとカレー粉は別にしても大丈夫です。
【簡単・人気おかず】ジャーマンポテトカレー風味レシピ
ジャーマンポテトのアクセントとして、調味料にカレー粉を加えても美味しいのがジャーマンポテトです。ジャガイモ1個をくし切りにし、レンジで火を通します。たまねぎ1/4もくし切り、ウインナー2本は斜め半分に切り、オリーブオイルを温めたフライパンでウインナー、ジャガイモ、たまねぎの順で入れて炒め塩コショウ適量とカレー粉小さじ1/2で味付けすれば出来上がり、コショウは粗引きがおすすめです。
【簡単・人気おかず】春巻きカレー風味レシピ
カレー風味春巻きはお弁当のおかずにもおすすめです。みじん切りしたたまねぎ1/4個をフライパンで炒め、火が通ったら豚挽き肉100gを加え塩コショウ、カレー粉小さじ1を炒め冷まします。春巻きの皮に具と溶けるチーズ適量を入れ、小麦粉を水で溶いたもので春巻きをしっかりとめます。熱した油で春巻きを揚げますが、具に火が通っているので狐色になれば出来上がり。カレーの風味とチーズのトロトロ感が癖になる美味しさです。
【簡単・人気おかず】コーンのカレー風味かき揚げレシピ
コーンのかき揚は生のとうもろこしを使うのがおすすめですが、簡単に出来るのはコーンの缶詰を使うレシピです。今回は缶詰を使ったレシピを紹介します。
水気をしっかり切ったコーンの缶詰100g~120gに小麦粉と片栗粉大さじ1ずつと、カレー粉小さじ1を加え、缶詰の汁を適量入れて混ぜます。スプーンなどで丸い形にすくい、熱した油で軽く揚げてください。表面がパリパリになり、揚げ色が付く程度で大丈夫です。コーンの甘さとカレー粉のスパイシーさがマッチしていて、お弁当のおかずにもおすすめです。
【簡単・人気おかず】カレー風味とんぺい焼きレシピ
おかずとしては勿論、ガッツリ食べたいときの1品としてしてもおすすめ献立がカレー粉を使ったとんぺい焼きです。野菜もたっぷり食べられて、ヘルシー。子供から大人まで大好きな料理です。豚肉40g、千切りキャベツ100g、小口切りした万能ねぎ1本、小麦粉1/4カップ、カレー粉小さじ1、塩少々、卵1個、だし汁1/2カップを準備してください。
小麦粉・塩・だし汁を滑らかになるまで混ぜ合わせます。フライパンに油をいれ、豚肉の火が通るまでいためたらキャベツを加え、塩コショウ・カレー粉を入れ、蒸し焼きにします。火が通ったら取り出し、フライパンをきれいにして、クレープ状の生地を焼き、具をのせて巻き上げます。ソースやマヨネーズ、削り節など好みの調味料をかけたら出来上がりです。
【簡単・人気おかず】カレー風味ピクルスレシピ
食事のときの口直しや、お弁当の隙間を埋めるのに便利なのがピクルスです。カレー風味にしても美味しくできあがります。野菜は大根やにんじん、きゅうりなど好みのものを瓶に入る量、準備してください。切り方は乱切りでも太めの千切りでもOKです。
切った野菜は30秒ほど熱湯で茹で水気を切ってください。鍋に酢、水を1/4カップ、砂糖・塩小さじ1/4、ブラックペッパーの粒適量を入れてひと煮たちさせます。火からおろしたらカレー粉小さじ1を加えてよく混ぜてください。ピクルス液が熱いまま野菜を入れた瓶に注ぎ、冷めたら冷蔵庫で保存すれば出来上がりです。
簡単で便利に使えるカレー粉でおいしいおかず作り
洋食の調味料はもちろん、しょうゆなど和の調味料とも相性のよいカレー粉はおかず作りで大活躍。大量にできた煮物などの味に変化をつけるなど、味のアクセントとしても使えます。カレーだけでなく、様々なおかず作りでアレンジを楽しんでみるのもいいでしょう。