2018年12月01日公開
2024年08月19日更新
肉吸いレシピ!肉の旨味と白だしで簡単・大阪名物千とせの味再現!
はじめて聞く人もいるかもしれません。大阪の名物料理「肉吸い」。肉吸いは、うどんのように身体が温まって美味しいこれからの時期にぴったりの料理です。今回はそんな肉吸いについて、そもそも肉吸いとはどんな料理なのか、発祥はどこなのか、などの説明をしてから、嬉しい肉吸いレシピをいくつか紹介していきます。大阪の人気名物店「千とせ」の再現レシピや簡単レシピ、アレンジレシピと、すぐにでも試したくなると思います。
肉吸いの本格絶品レシピで大阪の味に浸ろう
肉吸い(にくすい)。なんだか妖怪のような名前ですが、今回紹介する肉吸いは妖怪ではなく美味しい肉吸いです。関西に住んでいる人や大阪へよく行く人には馴染みのある人気料理かもしれません。そんな人気料理肉吸いを自宅でも味わえる本格絶品レシピを8つ紹介します。美味しいのでぜひ試してみて下さい。
肉吸いは大阪の名物料理
肉吸いは、大阪の料理店で出しているところがあるという名物料理です。見た目は、肉うどんに似ています。鰹や昆布で丁寧にとった関西風の出汁に牛肉を入れた料理で、うどんは入っていません。簡単に言うと肉うどんのうどんなし、という感じの料理です。具材は、牛肉の他に卵や豆腐が入ったりします。
肉吸いは大阪難波の「千とせ」が発祥といわれる
肉吸いの発祥は、大阪難波にある「千とせ」です。多くの芸人さんが通うお店で、もともとは肉うどんを出していましたが、ある時「肉うどんのうどんなし」を注文した芸人さんがきっかけとなって、その後千とせの1番人気メニューになりました。50年以上続いている千とせの肉吸いは、肉うどんのうどんの代わりに半熟卵が載っている魅力的な1品です。
肉吸いは肉うどんからうどんを抜いたシンプル料理
すでに書きましたが、肉吸いとは、「肉うどんからうどんを抜いた」シンプルな料理です。千とせではうどんの代わりに半熟卵ですが、店によってはうどんの代わりに豆腐が入ったりします。さらっと食べられるシンプルな料理ですが、また食べたくなること間違いなしのやみつき人気料理です。
肉吸いは関西風の上品出汁がきいて絶品
うどんのようにシンプルな料理の肉吸いですが、関西の名物料理ですので、関西風の出汁が効いている絶品料理です。それぞれの店がこだわって丁寧にとった鰹や昆布の上品な出汁か効いているからこそ、シンプルな具材もさらに引き立ち、また食べたくなる人気料理です。
肉吸いは卵かけご飯と食べる
肉吸いにはうどんは入っていないと書きましたが、それではどんな食べ方が人気なのでしょうか。千とせでの定番の肉吸いの食べ方は、「卵かけご飯と一緒に食べる」です。厳選された醤油と店のオリジナルの出汁をかけた卵かけご飯、というのはぜひ試してみたいものです。
肉吸いの千とせの味再現レシピ
大阪名物料理肉吸いを食べたくなりましたか?大阪に住んでいない人でも大丈夫です。自宅で本格絶品の肉吸いを食べることが出来ます。千とせの肉吸いの嬉しい再現レシピがありますので、ぜひ好みのレシピを見つけて作ってみて下さい。
本格プロの味「大阪名物千とせ風肉吸い」
1つ目は、クックパッドで人気のプロ直伝の肉吸いレシピです(うどんも使ったレシピです)。材料は4人前です。
- 牛ばら切り落とし 400g
- 水 1600cc
- 鰹節 15g
- 醤油 80cc
- みりん 30cc
- 砂糖 20g
- 塩 1つまみ
- 卵 4個
- ネギ 適量
- 豆腐(絹) 2丁
- うどん 2玉
- 鍋に水を入れて沸騰させ、鰹節を入れて10分くらい煮ます。その他の調味料を入れてさらに2分くらい煮てから漉します。
- 漉したつゆに牛肉を入れます(火を通す程度)。
- 卵を落とし入れて、刻んだネギを散らします。
- 器に温めた豆腐かうどんを盛ります(お好み)。
- 上から肉が入った出汁知るをたっぷりかけます。
- 好みでさらにネギをトッピングして出来上がりです。
白だしで材料少なく簡単「大阪名物おやじの肉吸い」
続いても人気レシピの1つです。具材は牛肉のみの「大阪名物おやじの肉吸い」です。材料は2人前です。
- 牛肉うす切り 100g
- 水 600cc
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 白だし醤油 大さじ3
- 青ネギ 1本
- 七味唐辛子 好みで
- 柚子胡椒 好みで
1.鍋にお湯を沸かし(分量外)、沸騰したらアク抜きでうす切りの牛肉を入れて、再び沸騰したらざるに上げます。
2.青ネギを5mmくらいに斜めに切ります。
3.鍋に水、酒、牛肉を入れて沸騰したら弱火にして10分くらい煮ます。
4.みりん、白だし醤油で味を調えます。
5.器に盛りつけて青ネギをのせ、好みで七味唐辛子と柚子胡椒をトッピングして出来上がりです。
肉吸いの簡単人気レシピ
それでは引き続き、今度は肉吸いの簡単人気レシピを紹介します。鰹や昆布で出汁を取るのは大変という人も大丈夫です。ご飯のおかずはもちろん、うどんを入れたり、好みの具材を入れてみたり、家庭でアレンジしながら楽しんで下さい。
めんつゆで簡単味付け「大阪の味ふわふわ肉吸い」
1つ目は、市販のめんつゆと顆粒出汁の素を使ったお手軽で美味しい人気レシピです。材料は4人前です。
- 牛肉切り落とし 500g
- 卵 4個
- 水 2000cc
- 顆粒出汁の素 2袋
- めんつゆ 200cc
- みりん 200cc
- 塩 大さじ2
- ネギ 適量
- 鍋にお湯を沸かし(分量外)、沸騰したら牛肉を入れてさっと茹ででざるに上げます(アク抜き)。
- 茹でた牛肉を水で洗って水を切ります。
- 鍋に水と調味料を入れて火にかけます。塩で味を調えます。
- 3の出汁に牛肉を入れて、一煮立ちしたら火を止めます。
- 一人前を小鍋にうつして沸騰させ、溶いた卵を細く回し入れます。
- 卵がふわふわしてきたら火をとめて、ネギをのせて出来上がりです。
簡単激うま「豚肉とうどんスープの肉吸い」
2つ目は、市販のうどんスープの素を使った簡単レシピです。牛肉を豚肉にかえたレシピなので、豚肉好きの人にもおすすめです。材料は4人前です。
- 豚肉しゃぶしゃぶ用 400g
- 長ネギ 3本
- 出汁 800cc
- うどんスープの素(ヒガシマル) 3袋
- 柚子胡椒 適量
- 七味唐辛子 適量
- 長ネギを薄く輪切りにして水にさらします。何度か水を交換して辛味をとります。
- 出汁にうどんスープの素を入れて火にかけます。沸騰したら豚肉を入れてアクを取ります。
- 豚肉に火が通ったら器に盛ります。同じ鍋で今度は長ネギを10秒くらい茹でて豚肉の上にのせます。
- 上からたっぷりスープをかけて出来上がりです。(好みで柚子胡椒と七味唐辛子をかけて食べます。)
肉吸いの美味しいアレンジレシピ
肉吸いを作ってみたくなりましたか?ここまで本場大阪の名物肉吸いの再現レシピや、手軽に作れる簡単レシピを紹介してきました。最後は、うどんやご飯、そうめんを使った肉吸いの人気アレンジレシピです。上の肉吸いレシピの中から好みのものを使ってアレンジしてみて下さい。
簡単お昼ごはんに「肉吸いカレーうどん」
1つ目は、肉吸いをベースにしたカレーうどんです。とても簡単なので1人のお昼ご飯などにぜひ試してみて下さい。材料は1人前です。
- 肉吸い 適量
- うどん 1玉
- カレールー 1片
- 長ネギまたはパクチーなど 適量
- うどんを表示通りに茹でてざるに上げます。
- 肉吸いを温めてカレールーを入れて溶かします。
- 茹でたうどんを入れて器に盛り、好みで長ネギやパクチーをトッピングして出来上がりです。
二日酔いや風邪にもぴったり「肉吸いぶっかけご飯」
2つ目は、見出しの通りご飯を使った肉吸いレシピです。雑炊のような感覚で、二日酔いや風邪の時などにおすすめのレシピです。材料は1人前です。
- 肉吸い 適量
- ご飯 茶碗1杯
- 卵 1個
- 長ネギや柚子胡椒などトッピング 適量
- 鍋で肉吸いを温めます。
- ご飯を入れて好みのやわらかさになるまで煮ます。
- 卵を落とし入れて、好みの固さにします。
- 器に盛って、長ネギや柚子胡椒をトッピングして出来上がりです。
ざる豆腐で「白い肉吸い」
3つ目は、豆腐を使ったレシピです。このレシピはざる豆腐を使っていますが、豆腐の種類を変えて湯豆腐風の肉吸いにもアレンジ出来ます。材料は2~3人前です。
- 豚肉(こま肉) 150g
- ざる豆腐 340g
- 水 400cc
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ2
- 顆粒出汁の素 小さじ2
- 薄口醤油 大さじ1
- 青ネギ 適量
- 唐辛子 適量
- 水、みりん、酒、顆粒出汁の素、薄口醤油を鍋に入れて沸騰させます。
- 豚肉を茹でてアク抜きして別の器に取り出しておきます。
- 1にざる豆腐を入れて、沸騰したら豚肉を入れてもう一度沸騰させます。
- 器に盛り、好みで刻んだネギや輪切りにした唐辛子をトッピングして出来上がりです。
子どもも大好き「肉吸いにゅうめん」
最後に、子どもも大好きなそうめんを使ったレシピです。1人前の材料をのせていますので、調節して作ってみて下さい。
- 肉吸い 適量
- そうめん 1束
- 好みのトッピング(刻んだ長ネギや卵など)
- そうめんを表示より少し短く固めに茹でます。
- 温めたそうめんに茹でだそうめんを入れ、沸騰させます。
- 好みで卵を落としたりネギを入れて出来上がりです。
肉吸いレシピは次の日のアレンジも楽しく絶品!
大阪名物肉吸いの本格レシピから簡単レシピ、アレンジレシピはどうでしたか?寒くなってきたのでこれからの時期にぴったりだと思います。1人や家族、大人数でも、好みの肉吸いレシピを使って具材を変えながら、そして残った肉吸いは次の日にアレンジして楽しんで下さい。