2018年11月16日公開
2024年08月18日更新
チンジャオロースは豚肉と牛肉どっちを使う?それぞれの人気のレシピも!
チンジャオロースを作る時、豚肉と牛肉のどちらを使っていますか?チンジャオロースは日本でも人気の中華料理です。本場中国では豚肉を使うのが定番ですが、日本のチンジャオロースのレシピには牛肉を使うものも多くあります。そこで、この記事ではチンジャオロースに使う肉の種類についてまとめてっました。豚肉を使ったチンジャオロースの人気レシピや牛肉を使ったチンジャオロースの人気レシピについても合わせてまとめています。
目次
チンジャオロースを豚肉や牛肉で本格的に作ろう!
チンジャオロースは、日本でも定番の中華料理の一つです。しかし、日本と本場中国ではレシピが違います。その代表として挙げられるのが、豚肉と牛肉のどちらを使うかです。日本のチンジャオロースは牛肉が一般的ですが、本場中国では豚肉を使うのが定番です。そこで、この記事ではチンジャオロースに使う肉についてまとめてみました。豚肉と牛肉、それぞれのチンジャオロースのレシピも合わせて紹介しています。
チンジャオロースの日本と本場の違いとは?
日本のチンジャオロースと中国のチンジャオロースの大きな違いは、味付けと使う肉の種類です。日本のチンジャオロースは牛肉を使うことが多いですが、中国のチンジャオロースは豚肉を使ったレシピが一般的です。
本場のチンジャオロースは豚肉が一般的
チンジャオロースは、漢字で青椒肉絲と書きます。青椒とは、緑色のピーマンのことを言います。中国では緑色の辛くない唐辛子という意味なので、日本のピーマンとは少し違います。また、中国では肉と言えば豚肉です。その為、牛肉など豚肉以外を使う場合は漢字が変わります。チンジャオロースを牛肉で作る場合は、「青椒牛肉絲」と書きます。読み方もチンジャオロースではなく、チンジャオニウロースとなります。
本場のチンジャオロースは辛めの味付け
中華料理としてのチンジャオロースは、四川料理が発祥だと言われています。四川料理は辛さが特徴なので、四川風のチンジャオロースは豆板醤や醤油を使った辛めの味付けが多いです。日本のチンジャオロースは辛味よりもうま味を重視する広東風のものなので、四川風のチンジャオロースとは味付けが全く違います。
本場のチンジャオロースはピーマンが多い
チンジャオロースとは、ピーマンと豚肉の細切り炒めという意味です。その為、本場中国ではピーマンと豚肉を使っています。日本ではチンジャオロースの具としてタケノコを入れることもありますが、中国ではタケノコを入れません。中国のチンジャオロースは日本のものよりもピーマンが多い傾向にあります。
チンジャオロースを豚肉で作るときの味付け
チンジャオロースを豚肉で作る場合は、下味として塩コショウ、料理酒、生姜汁を使います。豚肉は臭みがあるので、生姜汁で臭いを消す必要があるからです。合わせ調味料には醤油と砂糖、料理酒、コショウ、中華スープを使います。豚肉は脂が多くその分うま味も強いので、牛肉を使ったレシピより淡泊な味に仕上げるのがポイントです。
チンジャオロースを牛肉で作るときの味付け
チンジャオロースを牛肉で作る場合の下味は、塩コショウと醤油、料理酒を使います。豚肉のような匂いが無いので臭み消しの必要はありませんが、うま味を引き出す為に醤油と料理酒を使うのが主な違いです。合わせ調味料も醤油と砂糖、料理酒、オイスターソース、コショウ、中華スープを使います。オイスターソースを入れて、牛肉のうま味を引き出すのがポイントです。
チンジャオロースの豚肉を使った人気レシピ
ここで、豚肉を使ったチンジャオロースの人気レシピを紹介します。日本のチンジャオロースでは、豚肉は牛肉の代わりというイメージを持たれがちですが、豚肉を使った人気レシピも多く公開されています。牛肉よりも淡泊な味わいにして、豚肉のうま味を活かしましょう。
細切り豚肉で本格定番「青椒肉絲」
豚肉を使ったチンジャオロースの人気レシピの多くは、脂の多過ぎない豚もも肉を使っています。こちらの人気レシピも豚もも肉を使っています。トンカツ用などに豚もも肉を取り扱う店も多いので、チンジャオロースを作る時はぜひ豚もも肉を使ってみてください。
- 豚もも肉150グラム
- ピーマン2個
- タケノコの水煮2分の1個
- 生姜1片
- ネギ2分の1本
- サラダ油80㏄
- 酒(下味用)大匙2分の1
- 醤油(下味用)大匙2分の1
- 溶き卵(下味用)2分の1個分
- ごま油(下味用)小匙1
- 片栗粉(下味用)大匙2分の1
- 酒大匙1
- 醤油大匙1
- オイスターソース大匙1杯半
- 鶏がらスープの素小匙1
- 水大匙3
- 片栗粉大匙2分の1
- 豚肉を叩いて2ミリ程度の厚さにして細切りにします。切った豚肉と下味用の調味料を全てボウルに入れて、豚肉に調味料をもみ込みます。
- 下味用以外の調味料は全て混ぜ合わせ、合わせ調味料にしておきましょう。
- ピーマンは種とヘタを取り縦半分に切ります。ピーマンとタケノコは1センチほどの細切りにしましょう。生姜は細切りにしてネギはみじん切りにしておきます。
- フライパンにサラダ油を入れて弱火にかけます。下味をつけた豚肉を入れ、ほぐしながら火を通しましょう。全体に火が通ったらザルに移し、余計な脂を落としましょう。
- 肉を揚げた油を少し残して、強火でネギと生姜を炒めます。香りが出たらタケノコを入れ、タケノコに火が通ったらピーマンを入れてサッと炒め合わせます。
- 豚肉を入れて全体を合わせ、合わせ調味料を入れて馴染ませます。片栗粉に火が通ったら出来上がりです。
簡単さっぱり味にハマる「豚バラ塩チンジャオロース」
チンジャオロースに使う豚肉はもも肉が多いですが、こちらの人気レシピでは豚バラ肉を使っています。豚肉の中でも脂が多くうま味の強いバラ肉なので、味付けは淡泊でさっぱりとさせるのがポイントです。
- 豚バラ肉180グラム
- じゃがいも1個
- ピーマン2個
- パプリカ2分の1個
- 生姜チューブ1センチ
- ニンニクチューブ1センチ
- 鶏がらスープの素小匙2
- 塩小さじ2分の1
- コショウ少々
- 片栗粉小さじ1杯
- 酒大匙2
- 水50㏄
- ごま油少々
- じゃがいもとピーマン、パプリカ、豚肉は全て細切りにします。細さはできるだけ揃えるようにしましょう。片栗粉は水で溶いておきます。
- フライパンにごま油と生姜、ニンニクを入れて火にかけます。豚肉を入れて炒め、色が変わってきたらじゃがいもを入れて炒めます。
- じゃがいもに油が回って全体がしんなりとして来たら、ピーマンとパプリカを入れて炒めます。
- 全体に火が通ったら調味料を入れて炒め合わせます。
- 数分炒めたら一旦火を止め、水溶き片栗粉を加えます。再度中火で炒め、片栗粉に火が通ったら出来上がりです。
油の甘みを楽しめる「豚バラでチンジャオロース」
豚バラ肉を使ったチンジャオロースでも、味付けを強めにすることでご飯に合う濃厚な味わいになります。豚バラ肉特有の油の甘みも楽しめるようになる上にく簡単で人気のレシピなので、ぜひ作ってみてください。
- 豚バラ肉100グラム
- ごま油少々
- 塩コショウ少々
- 片栗粉少々
- ピーマン5個
- タケノコの水煮100グラム
- ニンニク1片
- 生姜1片
- ウスターソース大匙1
- 醤油大匙1
- 砂糖大匙2分の1
- 鶏がらスープの素小匙1
- 酒大匙2
- 豚バラ肉は食べやすい大きさに切り、ピーマンとタケノコは細切りにします。
- ウスターソースと醤油、砂糖、鶏がらスープの素、酒を混ぜて合わせ調味料を作っておきましょう。
- 豚肉に塩コショウとごま油で下味をつけ、片栗粉をまぶします。
- フライパンに油を敷き、ニンニクと生姜を入れて炒めます。香りが立って来たら豚肉を入れて炒めましょう。
- タケノコとピーマンを加えて炒めます。全体に火が通ったら合わせ調味料を入れて、全体を炒め合わせて出来上がりです。
豚こまで簡単「青椒肉絲」
豚肉の細切れは簡単に手に入る上に安いので、よく使う方も多いと思います。こま切れ肉でも簡単に美味しいチンジャオロースを作ることができるので、普段から豚肉の細切れをよく利用する方はぜひチャレンジしてみてください。
- 豚肉細切れ300グラム
- タケノコ150グラムから300グラム
- ピーマン5個から6個
- ニンニク1片
- 醤油(下味用)小匙1杯半
- 酒(下味用)小匙1杯半
- 片栗粉(下味用)大匙1杯半
- サラダ油(下味用)大匙1
- 醤油大匙2
- 塩少々
- 砂糖大匙2分の1
- 酒大匙3
- オイスターソース小匙1
- 醤油と塩、砂糖、酒、オイスターソースを混ぜて合わせ調味料を作っておきましょう。
- ピーマンとタケノコは1センチほどの細切りにしましょう。ニンニクは薄切りにします。
- 豚肉は1センチぐらいの幅に切って、醤油と酒で下味を付けます。片栗粉をまぶし、その上からサラダ油を絡めておきましょう。
- フライパンを熱してサラダ油を敷きます。ニンニクを炒め、香りが立ってきたら豚肉を入れて炒めます。
- 豚肉の色が変わって来たらピーマンとタケノコを入れて炒めましょう。
- 全体に火が通ったら合わせ調味料を入れ、全体を馴染ませて出来上がりです。
簡単ズボラで味は本格「チンジャオロース」
インターネットで公開されているレシピの中でも特に簡単で人気なのがこのレシピです。野菜さえ切ってしまえば残りは全てフライパンの中で解決するので、洗い物の手間も少なくて済みます。簡単なのに味は本格的なので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 薄切りの豚肉200グラム
- ピーマン5個から6個
- タケノコの水煮200グラム
- ごま油大匙1
- おろしニンニク大匙1
- おろしショウガ大匙1
- 薄力粉大匙1杯半
- 酒大匙2
- 鶏がらスープの素大匙1
- オイスターソース大匙2
- 醤油大匙1
- 山椒適宜
- 黒コショウ適宜
- ピーマンとタケノコを細切りにします。この時、できるだけ太さを揃えるようにしましょう。
- フライパンに豚肉を入れ、ごま油とおろしニンニク、おろしショウガで下味を付けます。火はつけずに菜箸などで混ぜて下味を付けましょう。
- 肉に小麦粉を振りかけ、粉っぽさが無くなるまで肉にまぶしましょう。粉っぽさが無くなったら火を付けます。火加減は中火から強火で、肉をほぐしながら炒めます。
- 豚肉に火が通ったらピーマンとタケノコを入れます。ピーマンの色が鮮やかになるまでサッと炒めましょう。
- 酒、鶏がらスープの素、オイスターソース、醤油を入れて全体を炒め合わせて出来上がりです。
- お好みで山椒や黒コショウを振ると、より美味しくなります。
チンジャオロースの牛肉を使った人気レシピ
ここで、牛肉を使ったチンジャオロースの人気レシピを紹介します。日本ではチンジャオロースに使う肉は牛肉が一般的なので、牛肉で作る方が舌に馴染むと言う人も少なくありません。豚肉よりも味付けをしっかりし、牛肉のうま味を活かしましょう。
話題入りの絶品簡単レシピ「子供が絶賛チンジャオロース」
インターネットで公開されているレシピの中でも特に人気のレシピです。お店の物より美味しいなどと絶賛する声が多く書き込まれている人気レシピなので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 牛肉250グラム
- タケノコ小2個
- ピーマン中3個
- オイスターソース大匙1
- 酒大匙2
- 醤油大匙1
- みりん大匙1
- ウェイパー小匙2分の1
- 砂糖小さじ1
- 片栗粉適量
- ゴマ油適量
- 牛肉は細切りにして、酒(分量外)と塩少々をもみ込んで下味を付けて置いておきます。馴染んで来たら片栗粉をまぶしましょう。
- タケノコとピーマンを細切りにしましょう。
- 鍋にごま油を熱して、1の肉を入れて炒めます。色が変わったら肉を取り出しておきましょう。
- 鍋に油を足して野菜を炒めます。火が通ったら肉を戻し、更に炒めます。
- 調味料を全て入れて全体に味が馴染んだら出来上がりです。
じゃがいもと相性抜群の絶品レシピ「青椒肉絲」
たけのこの代わりにじゃがいもを使った人気のレシピです。普段はホクホクとした食感が魅力のじゃがいもですが、細切りにして炒めるとシャキシャキした食感になります。
- 牛肉薄切り150グラム
- じゃがいも大1個
- ピーマン3個
- 醤油大匙1
- オイスターソース大匙1
- 砂糖小さじ2
- 酒大匙2
- ごま油適量
- サラダ油適量
- 片栗粉適量
- 醤油とオイスターソース、砂糖、酒を混ぜて合わせ調味料を作っておきましょう。
- じゃがいもは皮を剥いて細切りにして水にさらします。ピーマンもじゃがいもと同じぐらいの細切りにしましょう。
- 牛肉は5ミリぐらいの幅に切って、塩、酒、ごま油(各分量外)で下味を付け、片栗粉をまぶします。
- 中華鍋をよく熱してサラダ油を敷き、牛肉を炒めます。火が通ったら肉を取り出しましょう。
- 鍋をキッチンペーパーなどで拭いて油を足し、じゃがいもを炒めます。じゃがいもが透き通ってきたらピーマンと牛肉を入れて炒めます。
- 合わせ調味料を入れて全体を馴染ませ、ごま油を入れて出来上がりです。
簡単美味しい「青椒肉絲」
使う調味料を少なく簡単にしたチンジャオロースのレシピです。タケノコの代わりにじゃがいもでも作ることができますが、タケノコを使う方がうま味が強いので、ぜひタケノコを使って作ってみてください。
- 牛肉薄切り400グラム
- タケノコ水煮1個
- ピーマン7個から8個
- ごま油(下味用)適量
- 塩コショウ(下味用)適量
- 片栗粉(下味用)大匙1
- オイスターソース大匙2
- 醤油大匙2
- 砂糖大匙1
- 酒大匙4
- すりおろしニンニク1片分
- すりおろし生姜1片分
- 牛肉を細切りにして下味用の調味料をもみ込み、片栗粉をまぶしておきましょう。ピーマンとタケノコは5ミリほどの細切りにしておきます。下味用以外の調味料を混ぜて合わせ調味料を作っておきましょう。
- フライパンに油を敷いてニンニクと生姜を炒め、香りが出てきたら牛肉を炒めます。肉の色が変わって来たらじゃがいもを入れ、しんなりとしたらピーマンを入れます。
- ピーマンがしんなりとして来たら合わせ調味料を入れて全体を炒め合わせて出来上がりです。
本格派「青椒牛肉絲」
使う調味料が少なく手間のかからないものの、本格的な味わいをすぐに楽しめるレシピです。調味料を順番に入れるだけで、本格的な味にグッと近づきます。
- 牛肩ロース肉100グラム
- ピーマン2個
- タケノコの水煮100グラム
- 醤油(下味用)小匙1
- 酒(下味用)小匙2分の1
- ごま油(下味用)小匙2分の1
- おろしにんにく(下味用)小匙2分の1
- おろし生姜(下味用)小匙2分の1
- 片栗粉(下味用)小匙2分の1
- オイスターソース大匙1
- 酒大匙2分の1
- ごま油適量
- 肉を細切りにして、下味用の調味料を揉み込みます。タケノコとピーマンも細切りにしておきましょう。
- フライパンに油を敷いて熱し、タケノコとピーマンを炒めて一旦取り出します。
- 再び油を加えて牛肉を炒めます。肉の色が変わったら野菜を戻して炒め合わせ、オイスターソース、酒、ごま油の順に入れて出来上がりです。
玉ねぎが美味しい「チンジャオロース風炒め」
チンジャオロースに玉ねぎを入れることで、玉ねぎの甘みとシャキシャキした食感を楽しむことができるようになります。もちろん、チンジャオロースの味付けとの相性も良いので、ぜひ作ってみてください。
- 牛薄切り肉200グラム
- ピーマン2個
- 玉ねぎ1個
- 片栗粉大匙1から大匙2
- ごま油大匙2
- 塩コショウ適量
- 酒大匙2
- 醤油大匙1
- みりん大匙1
- オイスターソース大匙1
- 鶏がらスープの素小匙1
- 砂糖小さじ1
- 牛肉とピーマンを細切りにします。玉ねぎは薄切りにしましょう。酒と醤油、みりん、オイスターソース、鶏がらスープの素、砂糖を混ぜて合わせ調味料を作っておきましょう。
- 牛肉に塩コショウを振って片栗粉をまぶします。
- フライパンに油を敷いて牛肉を炒めます。牛肉の色が変わったら玉ねぎを加えて更に炒めます。玉ねぎがしんなりして透明になってきたらピーマンを入れましょう。
- 全体に火が通ったら合わせ調味料を入れて馴染ませて出来上がりです。
チンジャオロースは豚肉と牛肉どちらも美味しい!
いかがでしたか?チンジャオロースは、日本と中国では少しずつ違いますが、豚肉と牛肉、どちらでも作ることができます。豚肉だけ、牛肉だけと決めつけず、自由にチンジャオロースを作って楽しみましょう。