伊勢海老の値段は？三重・千葉など産地別に1匹の相場を比較！

伊勢海老1匹あたりの相場は100gで1000円ほどです。産地ごとに1匹の相場が違うのか調べてみました。宮崎県産では1匹700g前後で7000円です。また鹿児島県産伊勢海老は2匹から5匹セット約1㎏入りは50000円ほどとなります。徳島県産での相場は大きなサイズの伊勢海老は10000円(税込み)が目安です。三重県産は1匹750gほどで6000円前後になります。千葉県産の相場は1匹500g程度で6500円前後です。

伊勢海老漁は刺し網という漁が一般的ですが、海底に沈めた網に威勢のいい伊勢海老が絡まることを利用した漁法です。そのため網から伊勢海老を外す時どうしても髭や足が折れてしまいます。鮮度や味に違いはないのですが、そのような伊勢海老は祝い用には使えなくなります。このような伊勢海老を三重県内の地域では傷海老と呼んでいて、大小の海老を混ぜて販売しています。

髭や足が折れた伊勢海老の値段は地域ごとに違いがあります。淡路島産天然活伊勢えび2～3尾で合計500ｇがサイズ違いの訳ありや 髭が折れているなどの商品は4493円(税込)です。縁起物として使われる伊勢えびは、髭折れがないものだけです。それ以外は通常出荷されずに、この「訳あり伊勢えび」として販売されることが多いのです。海老の殻に傷があっても充分美味しく食べられます。見た目の状態だけの訳ありなので、非常にオススメになります。

伊勢海老漁をしているとき刺網に伊勢海老の髭や手足が網に引っかかってしまいます。漁師さんは丁寧に1匹づつ伊勢海老をはずしていきますが、どうしも髭や角などが折れてしまうことがあります。味や品質にはまったく変わりはありませんが、見た目重視で訳あり伊勢海老として販売されます。傷になった伊勢海老の値段相場は1㎏5000円～8000円です。

伊勢海老はイセエビ科に属する海老です。体形は30㎝前後で重さは400g前後が主流ですが、まれに2㎏にもなり40㎝を超える大型伊勢海老も水揚げされることもあります。丸い筒のような体つきで体中が黒っぽい赤色、しかも棘だらけの堅い殻に覆われています。房総半島から台湾付近の近海の浅瀬や岩礁などに生息することが多いです。生育するまでに時間がかかりまだ養殖することができないので値段が高くなります。

伊勢海老の値段の相場は1匹600gほどで10000円を超える金額になります。300gほどの小さいサイズの伊勢海老でも4000円くらいが相場です。漁師さんが教えてくれた伊勢海老はぷりぷりの歯ごたえで身には甘みがあり刺身にしてもいいし、焼き物やボイルにしてもおいしくいただけます。

一方ロブスターはアカザエビ科のザリガニ下目になります。大きなハサミが特徴です。ロブスターのフランス語ではハンマーという意味です。足の関節あたりにいくつかの棘をもっています。世界中の海に生息しています。ロブスターの色は黒赤い種類もありますが、ピンクがかったものが多く出回ります。例えばカナダ産の冷凍ロブスター1匹450g前後では2000円くらいです。

以前食品偽装の問題がニュースで多く取り上げられたことがあります。伊勢海老についても問題が起きました。飲食店のメニューにロブスターを伊勢海老という表示をしていたことが発覚したのです。事件後卸業者が偽装に対して敏感になり国内産の伊勢海老を確保したため値段の高騰となりました。

一連の状況で伊勢海老よりもアメリカンロブスターが安く取引されるているのが現状です。伊勢海老ではないアメリカンロブスターを「伊勢エビ」と表示すると問題となります。例えば「鳥羽産の新鮮な伊勢海老を使った会席料理」などと称して、実際には海外のロブスターを使った料理を提供した飲食店は、表示法の違反に該当してしまいます。飲食店側も卸業者側も注意をしています。

地域によっては伊勢海老漁は磯根漁業の中であわびと同じくらい大事な収入源になる漁です。伊勢海老はどうして高級と呼ばれるのかを調べてみました。伊勢海老が生息する地域は茨城県から長崎県周辺までの太平洋沿岸や東シナ海あたりです。資源を保護するため産卵期の5月から8月は禁漁になっています。伊勢海老漁の方法として一番多いのは刺網漁です。またよく知られる海女さんが海に潜って手で獲る潜水漁があります。

伊勢海老漁の一般的な方法は刺網漁です。日中昼頃に沖合の漁場で刺網を仕掛けます。翌日早朝2時ころに刺網を引き上げるのです。伊勢海老や他の魚がついた網をそのまま港に持ち帰ります。伊勢海老は網に絡まった髭や手足が折れる心配があるので漁師さんたちは丁寧に網から外してそのまま市場に持っていきます。漁師さんの仕事はこれで終わりではありません。漁で傷ついた刺網の補修を手作業でしていくのです。伊勢海老漁のためにとてもてまひまがかかります。

伊勢海老漁はこのように手間をかけて行われています。伊勢海老が高級だとされるわけは養殖ができないことです。伊勢海老の幼虫はフィロソーマと呼ばれまるでプランクトンのような大きさです。1年後、海老らしい形を確認できます。ここから4年後親海老と同じ色、姿の稚エビになります。さらに10年かけてジャンボサイズの伊勢海老に成長していきます。かなりの年月をかけて伊勢海老になるのです。

これまでも伊勢海老養殖を試みられていましたが、伊勢海老の生態がまだ解明されていません。その理由は、。数センチになったエビの子どもを捕獲して生育させました。狭い水槽では伊勢海老同士が共食いしてしまうので広い水槽を使用しました。そもそも伊勢海老稚エビのエサの実態がわからないのです。試行錯誤でエサの調査もされましたが、確定できていません。もうひとつは伊勢海老の産卵場所の特定や産卵条件が解明できていません。

何の疑問も持たず伊勢海老は伊勢地域で水揚げされていると思われがちです。よく考えてみると伊勢と名前がついても三重県以外の観光地でも「ご当地グルメ」として伊勢海老が出ることがありますね。伊勢海老は全国で水揚げされます。三重県は禁漁期間を他県に比べると厳しく規制しています。1984年以降三重県内で漁獲された伊勢海老のうち稚エビについては海に戻して、資源保護に努めています。
 

徳島県は阿波踊りと鳴門海峡の渦潮で有名ですが、伊勢海老など海産物の宝庫でもあります。巨大な赤い伊勢エビみこしが名物の「由岐伊勢エビまつり」が、JR由岐駅前にある広場で開催されます。由岐漁港などに水揚げされた伊勢エビをはじめとする新鮮な魚介類の特売や伊勢エビ長寿汁が無料でふるまわれます。太平洋沿いを流れる黒潮の影響を受けて生育しているため質の良い、美味しい伊勢海老が捕獲されます。

三重県のいりくんだ浅瀬は伊勢海老漁が盛んな場所です。そこで水揚げされた伊勢海老の相場を紹介します。900gの超特大伊勢海老1匹の値段は7650円です。また850gもある特大の伊勢海老1匹の値段は7220円(税込)です。少し小さめで1匹750g程度の伊勢海老の値段は6370円(税込）です。また1匹200gは2380円とお手頃な値段です。活きたままお届けの伊勢海老1匹400g前後の相場は5540円です。

この商品はもちろん三重県産ですが、髭が少々折れたりという訳ありです。見た目はしっかりして味や品質も問題ありません。三重県産ですが足が折れるなどちょっと訳ありな伊勢海老3匹で500gの商品は4380円です。小さめサイズで少々訳ありのエビが1㎏入りの相場は6500円です。1匹から注文ができる商品もあります。1匹150g前後の三重県産伊勢海老が1190円(税込)です。個数を選べるのは注文に便利です。

また200gから300gサイズのエビが1㎏セットになったエビの値段は8000円(税込)です。三重県内で水揚げされた伊勢海老の中で髭が折れたり足が折れた物は1㎏の値段が5500円(税込)となっています。三重ブランドに認定されている伊勢志摩産の天然活伊勢エビを厳選 お好みの尾数が選べます―生きたまま箱詰めします。三重県伊勢産のエビが300gほど入って4980円(税込)です。

房総半島沖合は伊勢海老が豊富に育つ環境にあります。千葉県産の伊勢海老1匹の相場を紹介します。1匹250g以上あります。これで値段は3480円(税込)とはお得です。800g以上ある超特大伊勢海老1匹の相場は10400円(税込)です。200gサイズの伊勢海老が5匹入って12960円(税込)です。
 

徳島県南部沿岸は黒潮が入り込み栄養が豊富な漁場になっています。徳島産の伊勢海老の値段を紹介します。1匹400g前後の大きさの伊勢海老の値段の相場は9288円(税込)です。また1匹250g前後の大きさの伊勢海老の値段相場は約5000円(税込)です。髭が折れた伊勢海老の値段相場は5990円(税込)で、2～3匹500gほどのセットになった値段です。

鹿児島県内では伊勢海老の100gあたりの相場は700円です。1匹600gの伊勢海老の値段は4200円となります。いろいろなサイズのエビが入って約1㎏入りで15120円です。また2匹で1㎏という超特大伊勢海老の値段は18880円(税込)です。また鹿児島県内之浦で水揚げされた伊勢海老1kgで11880円となっています。

 

伊勢海老の旬は一般的には10月から翌年の1月までです。この時期は伊勢海老の身が新鮮でぷりぷりして栄養もたくわえているのです。10月頃伊勢海老は繁殖期をむかえるのでえさを大量にに食べて身が太ります。そして寒く冷たい荒波によって海老の身がしまりおいしさがアップして食べごろをむかえるのです。この時期になると伊勢海老のからだが暗い赤色になってきてこれが食べごろのサインです。

伊勢海老について調査してみました。まずは伊勢海老の選び方ですが、生きている物を選びましょう。鮮度の良いものは加熱したときにエビのしっぽが淡い紅色のようになりますが、鮮度が悪いエビは濁った色になります。活伊勢海老を購入したときにおが屑の中に入っていますね。伊勢海老はエラ呼吸をしているので空気中から酸素を取り込むことができません。エビのエラに通っている毛細血管がわずかな水分で呼吸できるのです。

おが屑の役割はエビ同士が暴れて傷つけあうことを防ぐいわばクッションの役割をします。箱内のエビの温度を具合よく保ってくれます。さらにおが屑によって伊勢海老に適切な湿度を保ち乾燥から守ってくれます。おが屑のおかげで伊勢海老は箱の中でエラ呼吸が可能となり1週間近く保存ができるようになりました伊勢海老には寄生虫がほどんどいないので生食も可能となります。

伊勢海老の栄養について調べてみました。伊勢海老にはタウリンが豊富に含まれています。タウリンは血圧を正常に保ってくれます。さらに血栓や心筋梗塞の予防にもなり、血中悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす働きがあります。そしてビタミンB1が含まれているので抗酸化力がアップします。伊勢海老などのエビ類が調理したとき赤くなるアスタキサンチン成分も豊富です。これは血液をさらさらにします。

せっかくの伊勢海老を美味しく保つポイントがあります。伊勢海老は年中暖かい水域に生息しているので低温状態には弱いです。そのため冷蔵庫保存は好ましくありません。おが屑やもみがらに入れたまま暗い場所で保存します。長くもたせたい場合は海水と同じ約3％の塩水を作りそこへ入れることも可能です。

伊勢海老は鯛と同様にお祝いには欠かせない物で、古代から長寿の願いが込められています。というのも海老は腰を曲げたように見えます。これは腰が曲がった老人に例えられ海の老と書かれるようになりました。戦国の世の中では必勝祈願の縁起を担いでいました。伊勢海老はとげとげして固い殻を持っています。これは武士の甲冑に見えることから戦に勝つことにつながると思われていました。

また伊勢海老は茹でると赤くなります。この赤色は厄除けや魔除けになる縁起物になりました。三重県では伊勢湾や志摩産の伊勢海老は毎年10月1日に初物エビとして奉納されます。特に天皇家で国賓を迎えての宮中晩餐会などでは、特に用いられたようです。 紀南地方では鏡餅に伊勢海老を飾る習慣があります。これは伊勢海老有数の産地ならではの風習です。

伊勢海老の名前は伊勢湾で獲れるからこの名がついたと思われていますが、それだけではなかったのです。もちろん伊勢湾で多く獲れたから伊勢海老という名になったといわれています。実は三重県内で獲れた海老は伊勢神宮に奉納されていました。鎌倉あたりの沿岸でも以前は沢山の伊勢海老が水揚げされていました。そのことから鎌倉海老と呼ばれていました。しかし現在ではその名前は聞かれなくなりました。

海老が磯にいるのを見て磯海老と呼ばれていたが、それがだんだん訛ってイセエビと呼ばれるようになったという説もあります。伊勢海老の触角や髭が鎧兜をまとった勇ましい武士を想像させられ威勢がよい縁起物ということで威勢という語呂合わせから伊勢海老になったという説もあります。伊勢神宮にいろいろな行事ごとに奉納されていとことで伊勢海老の名が全国に広がったのではないかという説もあります。

伊勢海老を外国では「傷だらけのロブスター」というのはちょっとイメージがよくありません。学名はspiny lobsterと呼ばれています。spinyとは棘だらけという意味になります。英語でいうロブスターは表面がツルっとしています。しかし伊勢海老の表皮はぼつぼつして、髭や手足はぎざぎざしています。触るとごつごつした感覚を覚え、棘部分が指先にあたって痛いと感じることもあります。この印象が名前に影響しているのかもしれません。実際に伊勢海老に触るとチクッとするのも事実です。

• 伊勢海老1匹
• チェダーチーズ適宜
• 粉チーズ少々
• パセリ少々

1. 伊勢海老はよく洗って縦半分にカットします。
2. カットした表面にチーズをお好み量のせます。
3. 180度のオーブンで焼き色がつくまで焼きます。
4. 焼きあがったら粉チーズを振りかけて、あればパセリをのせます。
   　

• 伊勢えび1尾
• マヨネーズお好み量
• 粉チーズお好み量
• パン粉少量
• パセリあれば適量

1. 大き目の鍋に湯を沸かし、伊勢海老1匹を丸ごと入れて5分ほど茹でます。
2. 殻からエビの身を外します。
3. キッチンばさみなどを使って取り出しぶつ切りにします。
4. エビの頭部のみそと取り出した身を混ぜてもう一度エビの殻に戻します。
5. マヨネーズと粉チーズ、パン粉をお好み量のせます。
6. トースターで焦げ目がつくまで焼いて出来上がりです。
   　
    

• 伊勢海老1匹
• とろけるチーズ適量
• マヨネーズ適量
• 塩こしょう

1. 伊勢海老は縦にカットします。
2. 伊勢海老のミソはとっておきます。
3. 殻から身をはがすように取り外します。
4. 取りだした身は4等分にカットします。
5. カットした身は殻に戻し塩こしょうで味を整えます。
6. アルミホイルを敷いた鉄板にのせます。
7. とろけるチーズとマヨネーズを適量のせます。
8. 170度のオーブンで7分くらい焼いて出来上がりです。

ビスクとはロブスターやエビなどの甲殻類を裏ごししてピューレ状にしたフランスのスープです。野菜などを利用したピューレ状のスープもビスクといいます。伊勢海老は身だけでなく殻も使いましょう。伊勢海老の殻で出しを取りパスタやスープに利用できます。

• 伊勢海老の殻(3匹分)
• 玉ねぎ1個
• にんにく1かけ　
• 水1200㏄
• コンソメの素3個
• ローリエ1枚
• オリーブオイル大さじ3

1. 玉ねぎにんにくはみじんぎりにします。
2. 伊勢海老の殻はよく洗って袋に入れて綿棒などで叩きます。
3. フライパンにオリーブオイルを入れて玉ねぎ、にんにくを炒めます。
4. そこへ伊勢海老の殻を加えて強火で炒めます。
5. 水を入れて灰汁を取りながら弱火で加熱します。
6. コンソメスープの素を入れてさらに1時間煮込みます。
7. 器にざるをおいて布巾などを敷き煮込んだスープをこします。
8. 塩こしょうなどで味を整えてできあがりです。

• 伊勢海老の殻でとったスープ(ビスク)350㏄
• 無塩トマトジュース100㏄
• 生クリーム大さじ3
• 塩小さじ1/4
• こしょう少々
• バター10g
• 玉ねぎ1/3個
• セロリ20cm
• 人参4cm

1. 玉ねぎ、セロリ、人参はみじん切りにして焦げないように炒めます。
2. しんなりしたらスープを入れて10分ほど煮て火を止めます。
3. 粗熱がとれたらミキサーで攪拌します。
4. 再び鍋に戻しトマトジュースを加えて弱火で3分煮ます。
5. 最後に生クリームをいれ弱火で1分ゆっくり攪拌して火を止めます。

伊勢海老というと三重県の伊勢地方が産地だと思われますが、茨城県から九州の太平洋沿岸で捕獲されています。しかし養殖ができないので高価になってしまいます。しかしお取り寄せサイトなどでリーズナブルに伊勢海老を購入することも可能です。進物やお祝い時には活き伊勢海老の超特大サイズを選びたいです。また伊勢海老は身だけでなく殻まで調理して美味しくいただきましょう。