2018年11月28日公開
2024年08月15日更新
新宿ベルクの人気の理由!モーニングから行列の有名店を徹底紹介!
新宿駅から徒歩15秒の位置にある人気店ベルクについて書きました。駅前のチェーン店が多い中、個人店のベルクは、強いこだわりを持ったおいしい商品を、安く提供しています。ベルクにはコーヒー職人やソーセージ職人、パン職人がついています。営業時間は7:00から23:00までになっています。新宿ベルクは、立ち退き騒動で話題になりました。立ち退き騒動についても説明します。そんなベルクのメニューの中から、ホット・ドッグやホット・サンド、モーニングサービス、ブランチセットを紹介します。
新宿ベルクの人気の秘密が丸分かり!
日本の首都、東京。その中心の新宿に、ユニークなビア&カフェがあります。場所はJR新宿駅ビルの地下にあって、名前は「BERG」ベルクといいます。ベルクはたった15坪の小さなお店です。
この小さなお店に、毎日1500人が来店します。一説にはセブンイレブンの平均来店客数が、1000人と言われていますから、新宿ベルクの1500人という数字は驚きです。
ビア&カフェ、ベルクのことは本にもなっています。オーナー店長の井野朋也さんの著書に、『新宿駅最後の小さなお店ベルク』(ちくま文庫)があります。副店長の迫川尚子さんにも、著書があってこちらは『食の職 小さなお店ベルクの発想』(ちくま文庫)です。
ベルクの名前の由来は、オーストリアのクラシック作曲家のシェーンベルクから来ています。今のオーナー店長の井野朋也さんの父親が今の場所で、純喫茶を始めた時に名付けたのが始まりです。井野朋也さんの父親はクラシックマニアだったそうです。
そんな新宿にある店として有名であり、客層も幅広い、お客さんに大人気のお店新宿ベルクの秘密を探っていきましょう。
新宿ベルクの強いこだわり
新宿ベルクは強いこだわりを持つお店です。駅前に並ぶチェーン店にはない個人店ならではの強みは、フットワークの軽さにあります。ベルクは、チェーン店にはない独自色を出しています。それは、ベルクのコーヒー、パン、ソーセージはもちろん、自然卵、ワイン、日本酒のこだわりとなって表れています。
新宿ベルクはビールも飲めるカフェ
新宿ベルクは、コーヒーだけではなく、ビールも飲むことができます。中には、昼からビールやワインを飲む、昼飲みをする人もいます。
ビア&カフェを名乗っているくらいなので、ビールもコーヒーと並んでベルクの重要な商品です。もともと、コーヒーショップは夜が弱く、暇な時間帯の対策としてビールを始めたのですが、いつの間にかその夜が最大のピークになったそうです。おつまみも充実しています。
新宿ベルクは開店前でも並ぶ!
新宿ベルクではお客さんが開店前から並ぶことも、珍しくありません。ある一日には、営業時間のうち7:00の開店ですが、10分前にはなんと7人もの人が並んでいました。ベルクのモーニングサービスは大人気です。
新宿ベルクではお客さんが開店前から並ぶことも、珍しくありません。ある一日には、営業時間のうち7:00の開店ですが、10分前にはなんと7人もの人が並んでいました。ベルクのモーニングサービスは大人気です。
新宿ベルクはどのメニューも美味しいのに安い
新宿ベルクの食べ物は副店長の迫川尚子さんを中心に、こだわりの品が選ばれていますが、値段は驚くほど安くなっています。
チェーン店では考えられない原価率だ、という人もいます。店の回転率を上げることによって、その分をカバーしているそうです。利用する客にとっては、安くておいしいものが食べられるのは、うれしいことです。
新宿ベルクのコーヒー職人のこだわり
コーヒーは、ベルクが最初に力を入れたものです。お店の入り口にも「おいしいコーヒーをどうぞ¥200」と書かれた大きな看板が目立ったところにあります。新宿ベルクのコーヒー職人の名前は久野富雄さんといいます。
久野さんはベルクのために、コーヒー豆を調合・焙煎したオリジナルブレンドのコーヒーを作りました。そのオリジナルブレンドはベルクでも人気商品です。
新宿ベルクのパン職人のこだわり
ベルクのパン職人の名前は高橋康成さんといいます。新宿ベルクに近所に店を構えている天然酵母のパン屋さんのパン職人です。
高橋さんは、テレビ番組の「TVチャンピオン」のパン職人選手権にも出演しました。その時は子供たちが審査員をしていたのですが、成長期の子供たちのために体に優しい全粒粉のパンを作って勝負しましたが、他の人の菓子パンの前に敗れてしまいました。
新宿ベルクのソーセージ職人のこだわり
ベルクのソーセージ職人の名前は河野仲友さんといいます。ベルクの職人になるまで、飲食店と取引していない、町のお肉屋さんでした。今はお肉屋さんを続けながら、新宿ベルクの職人もしています。
河野さんがベルクのために作ったソーセージは、本場ドイツのIFFAコンテストというコンクールで、厳しい基準をクリアして金賞を獲得しました。他の出場者たちが、コンテスト向けの特別メニューを用意する中、あえて毎日ベルクのために作っているソーセージやハムで勝負して、見事金賞に輝いたのです。
新宿ベルクへのアクセスと営業時間
ベルクはJR新宿駅の東口を出てから、すぐ左にあります。徒歩15秒だとオーナー店長の井野朋也さんは言っています。営業時間は7:00から23:00までになっています。7:00と朝の営業時間が早いのはモーニングサービスが人気だからです。23:00と営業時間が遅くまで開いているのは、夜の時間にビールなどのお酒を出しているからです。
新宿ベルク立ち退きの危機
新宿ベルクは立ち退き騒動で有名になりました。立ち退き騒動について説明します。発端は06年9月に、ベルクが入店している駅ビル「マイシティ」の家主だった新宿ステーションビルディングが、JRグループであることは変わらないのですが、ルミネに吸収合併されたことです。駅ビルの名前も「マイシティ」から「ルミネエスト」に変更されました。
出典: http://ccc-cc.cc
それに伴い、各フロアで店舗のリニューアルなどが進められてきました。そんな中、新宿ベルクの迫川尚子副店長が、ルミネから呼び出しを受け、「契約を新たに結びなおしたい」と迫られました。その「定期借家契約」を結ぶのをベルクが拒んだため、ルミネはベルクに立ち退きを迫ったのです。
07年11月、ベルクはベルク通信とホームページで、窮状を訴えました。お客さんの反応は早く、すぐにファンによる応援サイト「LOVE!BERG!」が立ち上がり、営業継続を求める署名は半年で1万人以上集まったのです。
この問題は国会でも取り上げられました。2010年10月に参議院法務委員会にて、当時の民主党の中村哲治参議院議員が、質問しました。対して与党だったこちら、民主党の黒岩宇洋大臣政務官(当時)は、「借地借家法上、借主がこれに応じなければならないという旨を定めた規定はございませんので、義務はなし」と答弁しています。
新宿ベルクのおすすめメニューをチェック!
それでは、新宿ベルクのおすすめメニューを紹介したいと思います。この記事では、ホット・ドッグ、ホット・サンド、モーニングサービス、ブランチセットについて書こうと思います。
安くて美味しいこだわりホット・ドッグ
新宿ベルクのホット・ドッグは、パン職人の高橋康成さんが選んだパンに、ソーセージ職人の河野仲友さんが選んだソーセージが乗っかっている、定番の商品です。
種類もたくさんあって、ベルク・ドッグ¥304や、マイスター・ベーコン・ドッグ¥304の他に、クワトロ・チーズ・ドッグ¥399や、ホット・チリ・ドッグ¥399などがあります。
豪華ボリュームが嬉しいホット・サンド
ホット・サンドもたくさん種類を用意しています。ラップ・サンド(チキン・バストラミ)¥367や、ラップ・サンド(キッパーヘリング)¥367の他には、キッパー卵サンド(自然卵)¥420と、マイスターハムサンド¥504と、マイスターハム&ケーゼサンド¥504などがあります。
モーニングサービスでゆったり食事
モーニングサービスも新宿ベルクでは人気のメニューです。営業時間の7:00から12:00まで展開しています。メニューの種類はセット(自然卵のゆでor半熟卵)¥399と、ミール(マイスター・ベーコンorチーズ)¥472と、プレート(マイスターポークハム&卵半分)¥472があります。
ブランチセットで美味しいビールも!
ブランチ(brunch)とは、朝食と昼食を合わせた食事のことです。ブランチは、朝食(breakfast)と昼食(lunch)を合成したかばん語になります。ベルクはブランチセット(11:00~)が充実しています。
ブランチセットには、ジャーマンブランチ(ホットコーヒー付き)¥609や、ジャーマン・ビア・セット¥714と、ジャーマン・ワイン・セット¥714~、さらにホットドッグブランチ(ホットコーヒーorスープ付き)¥525があります。
あと、スペシャル・ランチ・サービスとして11:00~の時間でエッセンベルク¥714、ホットコーヒー付きの場合¥819、というメニューが限定メニューとしてあります。
新宿ベルクの美味しいパンで幸せモーニング
ここまで新宿駅最後の小さなお店、ベルクについて紹介してきました。記事を読んだ皆さんも、新宿ベルクのおいしいパンでモーニングサービスは、いかがでしょうか。チェーン店に負けない個人店を応援したい人も、ベルクを訪れてみてはどうでしょう。ベルクの営業時間は、7:00から23:00です。