2018年10月17日公開
2024年08月11日更新
牡蠣ご飯の簡単レシピで秋の味覚が楽しめる!土鍋での作り方も紹介!
寒くなると店頭に並び始める牡蠣で、今年はいつもより美味しい牡蠣ご飯を作りましょう。牡蠣の旨みエキスを余すところなく使った絶品牡蠣ご飯のレシピを丁寧に紹介します。おこげが香ばしい土鍋での作り方も紹介しますので、絶品牡蠣ご飯で秋の味覚をさらに満喫してください。また、アレンジ牡蠣ご飯の簡単レシピもぜひ試してみてください。牡蠣には必須アミノ酸がすべて含まれていて、カルシウムや亜鉛など様々な栄養が多量に含まれているため、海のミルクとも呼ばれています。美味しく健康にも役立つ牡蠣ご飯をぜひ作ってみてください。
牡蠣ご飯をふっくら香りよく美味しく作ろう!
牡蠣は調理の仕方によっては身がとても小さくなってしまうこともあります。小さくなってしまった牡蠣は満足感はもちろん、硬くて食感も悪くなり、せっかくの牡蠣の魅力が半減してしまい美味しくいただくことができません。
縮むことなくふっくらとした食感を出すためには、いくつかの簡単なコツがあります。ここから紹介していくコツを実践して、ぜひ美味しい牡蠣ご飯の作り方をマスターしてください。そして家庭でより美味しく牡蠣ご飯を召し上がってみてください。
牡蠣ご飯の基本の作り方
ここから美味しい牡蠣ご飯の作り方を丁寧に紹介します。難しい作業は一切なく、コツはすべて簡単ですので安心してください。レシピ通りの作り方で失敗することなく、ふっくらジューシーな牡蠣ご飯に仕上がります。ぜひ挑戦してみてください。
材料を用意しよう
材料は米2合分で紹介していきます。牡蠣160g、昆布を一片、だし汁150㏄、醤油大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1、青ネギや木の芽を適量です。きのこ類やにんじんなどを入れると彩りも華やかになります。慣れてきたらお好みの材料をプラスして、オリジナルのレシピを作ってみてください。
牡蠣の下ごしらえをしよう
牡蠣は下ごしらえをしないと、汚れが残っていることがあります。また生臭さも出てしまうので必ず洗ってください。一般的な牡蠣の下ごしらえの方法は、大根おろしでよく洗うことです。でもわざわざ大根おろしを作るのが面倒という方には、塩水で洗う方法をおすすめします。塩水の方が簡単で手軽に下ごしらえができます。方法は、海水程度の塩水で牡蠣をやさしくふり洗いするだけです。
塩水の塩分の目安は、水500mlに大さじ1程度の塩です。500mlペットボトルを使って水を計量すると簡単です。牡蠣を洗っていると、大根おろしや塩水が目に見えて汚れてくることもあります。驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、牡蠣がきれいになっている証拠ですので安心してください。洗った後は真水にさらしておきましょう。
研いだお米は浸水させておこう
お米は事前に洗っておいてください。そして30分ほど浸水させておくことがポイントです。
牡蠣を調味料で軽く下茹でしよう
鍋にだし汁と醤油、酒とみりんを入れて軽く沸騰させます。そしてそこに下ごしらえをした牡蠣を加えます。3~4分ほど煮ると、牡蠣がぷっくりしてきます。そうなったら火を止めてください。
牡蠣と煮汁をわけて冷まそう
煮あがってぷっくりした牡蠣を、ザルで煮汁と分けることがポイントです。そして粗熱がとれる程度まで冷ましましょう。
水気を切ったお米と煮汁を入れよう
お米を浸水させていた水はザルなどでこして捨てます。炊飯器の釜に、水気を切ったお米と、先ほど牡蠣と分けて冷ましておいた煮汁を加えます。炊飯器の既定の水の分量に足りない場合は、水を足して調整してください。逆に水分量を超えている場合は煮汁を減らしてください。
軽く混ぜて炊飯しよう
煮汁がお米全体にいきわたるように軽く混ぜたら昆布を加え、炊飯器のスイッチを押しましょう。ここでポイントです。牡蠣はこの段階で炊飯器に入れないでください。炊飯時に牡蠣を入れてしまうと、縮んだ食感のよくない牡蠣になってしまいます。
炊き上がったら牡蠣を入れて蒸らそう
牡蠣は、お米が炊き上がってから炊飯器に入れてください。そしてもう一度炊飯器の蓋を閉めて、数分蒸らすことで、牡蠣を炊き上がったご飯になじませます。またこの段階で牡蠣を蒸らすことで、牡蠣の身がふっくらぷりぷりとします。
底から優しく混ぜて完成!
最後に牡蠣をつぶさないように、底からゆっくりとすくうようにして混ぜ合わせて完成です。彩りに青ネギや木の芽を添えて、熱々のうちにぜひいただきましょう。
牡蠣ご飯の土鍋での作り方
牡蠣ご飯を土鍋で作ってみましょう。おこげと相まって、牡蠣ご飯が一層のごちそうになります。
牡蠣を調味料で下茹でするところまでは同じ
材料は炊飯器の作り方と同じです。作り方も下ごしらえをした牡蠣をだし汁、醤油、酒、みりんを入れた鍋でふっくらとするまで煮て、牡蠣と煮汁を分けておくところまでは同じ工程を行ってください。
土鍋に研いだお米と牡蠣を茹でた調味料を入れよう
研いだお米を土鍋に入れます。そこへ牡蠣を茹でた調味料に水を足して450mlにしたものも入れます。昆布もこの段階で加えましょう。
蓋をして強火で5分、弱火で10分
蓋をして、まずは5分強火にかけます。そして弱火にかえて10分加熱します。この間は絶対に蓋を開けないことがポイントです。
牡蠣を戻しいれて蓋を閉めて10分蒸らそう
ここからの作り方も炊飯器の場合と同じです。炊き上がった土鍋ご飯の中に牡蠣を戻しいれてから10分蒸らして、牡蠣をなじませます。
ふっくら混ぜ合わせて完成!
蓋を開ければ、牡蠣の香りが一気に立ち込めます。牡蠣をつぶさないように、下からすくうように混ぜて完成です。鍋底のおこげも牡蠣の風味と相まって、極上の牡蠣ご飯になっているでしょう。
牡蠣ご飯の簡単レシピを紹介
いつもの牡蠣ご飯も美味しいですが、もう一工夫くわえた牡蠣ご飯のレシピもおすすめです。牡蠣が手に入りやすい季節は、ぜひいろいろな牡蠣ご飯レシピを試してみてください。また、牡蠣の下ごしらえは必ず必要な工程ですが、そのあとの工程をできるだけ時短テクニックで手軽にしたレシピも紹介します。
土井善晴さんの生姜がきいた「ぷっくりふっくら牡蠣の混ぜご飯」
たっぷりの生姜を加えることで、味のアクセントになります。牡蠣の旨みと生姜の絶妙なハーモニーが楽しめる、ちょっと大人の牡蠣ご飯のレシピです。まずは生姜ご飯を先に作ります。材料は米2合、生姜50g、醤油大さじ1です。作り方は、生姜を皮付きのまま千切りにします。皮つきのほうが香りが高く、生姜の良さを存分に味わうことができるので捨てずに使いましょう。
お米を洗ってザルにあげ、40~50分ほどおいておきます。そのあと炊飯器のお釜にお米を入れて、既定の水分より一割減の水を加えます。そこへ醤油大さじ1と生姜の千切りを入れて軽く混ぜてから、炊飯器のスイッチを押してください。その間に牡蠣のうま煮を作ります。材料は牡蠣300g、酒1/2カップ、醤油大さじ2、砂糖大さじ1です。作り方です。牡蠣は下処理をしておきます。
大根おろしでも塩水でも構いません。下処理した牡蠣を鍋に入れ、酒、醤油、砂糖を加えて沸騰させます。このときアクが出れば取り除いておいてください。牡蠣に火が通ったら牡蠣だけを取り出して、さらに残った煮汁を煮詰めていきます。炊き上がった生姜ご飯に煮汁を加えて混ぜ合わせ、取り出しておいた牡蠣を加えて完成です。三つ葉など彩りを加えると見た目も華やかな牡蠣ご飯になります。
栗原はるみさんの洋風「牡蠣ピラフ」
牡蠣を洋風にアレンジした牡蠣ピラフです。見た目も華やかなので、ホームパーティーにもおすすめのレシピです。お米2合分の材料です。牡蠣200g、セロリ25g、玉ねぎ25g、パプリカは赤と黄色それぞれ1/4、にんにくのみじん切り1片とオリーブオイル大さじ2、水330ml、顆粒コンソメ小さじ2、塩小さじ1/2、白ワイン小さじ1とパセリのみじん切りを適量です。お米は洗ってザルにあげておきましょう。牡蠣も下処理をしておきます。
セロリ、パプリカ、玉ねぎは5mm幅のみじん切りにします。水とコンソメ、塩、白ワインは合わせてよく混ぜておきましょう。大きめのフライパンにオリーブオイルをひき、にんにくのみじん切りを温めます。にんにくのいい香りがたってきたら、セロリ、パプリカ、玉ねぎも加えて炒めます。全体に油が回ったら牡蠣も加え、さらにお米もいれて炒めます。
お米が透明になってきたら火を止めましょう。土鍋の中にすべて移しいれ、混ぜておいた液体も加えます。最初は強火にかけます。沸騰して来たら弱火にして10分、炊き上がったら火を止めて10分蒸らして完成です。
めんつゆで味付け簡単「牡蠣の炊き込みご飯」
とても簡単にできる牡蠣の炊き込みご飯です。時間がないときに試してみてください。材料はお米2合と牡蠣150g、ストレートのめんつゆ2カップ、しいたけ4枚、三つ葉1/2袋です。まず牡蠣は下処理をしておきます。そしてさっと湯通ししておきましょう。しいたけは薄切りにします。
三つ葉は1cm程度の長さに切っておきましょう。炊飯器の中に研いだお米を入れて、めんつゆを加えます。先ほど湯通しした牡蠣としいたけも入れて炊飯器のスイッチを押しましょう。炊き上がった炊き込みご飯に三つ葉を散らせば完成です。簡単かつ時短なレシピでも美味しく牡蠣を召し上がりたい方は一度試してみてください。
牡蠣ご飯で食欲の秋を楽しもう!
牡蠣はたっぷりの旨みもさることながら、栄養面でも目を見張るほどの食材です。話題のグリコーゲンのほか必須アミノ酸をすべて含むだけでなく、タンパク質やカルシウムそして亜鉛などのミネラルまで豊富に含む、まさに万能食材とも言えます。海のミルクとも呼ばれる栄養満点の牡蠣ご飯レシピで、体も心も満足する食欲の秋をぜひ堪能してください。