鳥取の名物料理のおすすめ15選!ご当地グルメやスイーツなど紹介!
鳥取には名物料理が数えきれないほどたくさんあります。それは鳥取が日本海と多くの山に囲まれて、海の幸、山の幸にも恵まれているから。豊かな自然の中で育まれたご当地グルメは、素材本来の美味しさが味わえる絶品ばかりです。今回は、鳥取のおすすめ名物料理15品を厳選してまとめてみました。古くから伝わる地域特有の名物料理のほかに、町おこしのために作られた新しいご当地グルメやスイーツなど、見どころ満載です。お土産に喜ばれる鳥取名物についても紹介します。
鳥取の名物料理のおすすめを知りたい!
鳥取の名物料理といえば、どんな料理を思い浮かべるでしょうか?日本の中国地方北東部に位置する鳥取は「食のみやこ」や「グルメの宝庫」と称され、名物料理が数多く存在します。今回は、数ある中からとくにおすすめしたい鳥取の名物料理15品をまとめてみました。ご当地グルメや絶品スイーツのほか、お土産に喜ばれる鳥取名物についても紹介します。
鳥取は名物やご当地グルメがたくさん!
鳥取は豊かな自然に囲まれた土地
鳥取といえば、一面に広がる鳥取砂丘を思い浮かべる方も多いでしょう。砂丘を登ると、風紋と日本海という鳥取ならではの美しい景観を一望できます。地元民に「伯耆富士」と呼ばれ愛される鳥取の名峰「大山」も有名で、水がとても綺麗なことからミネラルウォーターの採水地にもなっています。また、空気の澄んだ鳥取では美しい星空が見られ、自ら「星取県」と名乗っています。このように鳥取は豊かな自然に囲まれた土地なのです。
山の幸も海の幸も豊富に取れる
美味しい食べ物は、私たちに幸福感をもたらしてくれます。多くの山に囲まれ、日本海に面した鳥取では、二十世紀梨をはじめとした山の幸と松葉ガニやマグロなど海の幸が、古くから豊富に取れたため、多くの名物料理が誕生しました。地元で味わうご当地グルメは、作りこまれた味ではなく、素材本来の味を最大限に楽しめるようなものばかりです。数多くの鳥取の名物料理の中でも、特におすすめの名物料理を紹介していきます。
鳥取の名物料理のおすすめを紹介!
濃厚なコク!鳥取牛骨ラーメン
鳥取のご当地グルメ「鳥取牛骨ラーメン」は、全国的にも珍しい牛骨スープを使ったラーメンです。最大の特徴は、牛脂の甘みとまろやかなコクのあるスープです。鳥取県産の牛骨からダシをとる際に、火加減によってスープの味をあっさりにもこってりにも調節できるそうで、店によってスープの味が異なるとのこと。鳥取牛骨ラーメンが食べられる店は、鳥取県内に20店舗以上あるので、食べ歩いて色々な味を楽しむのもおすすめです。
カレー好きな鳥取県民が愛する!鳥取カレー
鳥取は全国有数のカレールー消費地です。そんなカレー好きな鳥取で食べられるご当地グルメが「鳥取カレー」です。県産の肉や野菜をふんだんに使って作られる鳥取カレーは、カレー好きでなくとも一度は食べておきたい鳥取の名物料理です。とくにおすすめなのは、鳥取駅から徒歩5分の場所に位置する「喫茶ベニ屋」の「チキンカツカレー」です。サクッとしたチキンカツに絡みあう、濃厚な自家製カレーが絶品グルメと評判です。
老舗の逸品!吾左衛門鮓
もともと鳥取の廻船問屋の船子たちが食べていた、お弁当から生まれた「吾左衛門鮓」。吾左衛門鮓の旨みとまろやかさは、脂がのった冬の寒鯖、上品な甘みのある北海道・道南産の昆布、鳥取県産のすし米など素材へのこだわりと、熟練した職人による細やかな手作業によるものです。定番の鯖鮓のほかにも、カニや鯛を使った季節限定の吾左衛門鮓もあります。便利なオンライン注文もあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか?
鳥取でしか味わえない幻の名物!モサエビ
「モサエビ」は鮮度劣化が早いため遠隔地への出荷は難しく、鳥取でしか味わえない幻のエビです。刺身は甘エビよりも甘いとされ、弾力のある食感や旨味が強いなどの特徴があります。モサエビの大きな頭にたっぷりと詰まったミソを腹の子(卵)と混ぜ合わせ、刺身につける食べ方も驚くほど美味しいのでおすすめです。9月から翌年5月までが漁期なので、この時期に鳥取を訪れることがあれば、ぜひ味わってみてください。
鳥取が日本一の水揚げ量を誇る!カニ
鳥取の冬の味覚として有名な「カニ」。鳥取の境港では、紅ズワイガニや松葉ガニ、親ガニ(松葉ガニのメス)など、様々な味わいのカニが漁獲されます。11~3月に旬を迎える松葉ガニの中でも特におすすめなのは、最上級ブランド「五輝星(いつきぼし)」です。大きさや重さなど、五つの基準をクリアした高級ガニです。鳥取の旅館や料亭で、カニ刺し、焼きガニ、茹でガニ、カニすきなど、様々な食べ方で味わってみるのもおすすめです。
鳥取の珍味!ばばあ鍋
鳥取の漁師の間で食べられていた「ばばあ鍋」。「ばばあ」とは深海魚の「タナカゲンゲ」のことで、クセがなくやわらかい食感の白身魚です。身がしっかりして煮崩れを起こしにくいため、鍋料理に適しているといわれています。旬は冬で、この季節になると松葉ガニ漁の網にかかったものが、珍味として鳥取の市場に並ぶそうです。皮にコラーゲンをたっぷり含んでいるため、美容や健康が気になる方に一押しの鳥取のご当地グルメです。
鳥取の山の幸が盛りだくさん!大山おこわ
鳥取県西部の名物料理「大山おこわ」は、大山で採れた山菜と、栗やゴボウなど鳥取県産の野菜がたっぷり入った具沢山な五目おこわです。もともとは大山で修業する人たちにふるまわれていたお寺の精進料理だったそうです。だしの旨みともっちりとした食感が美味しいおこわは、米子駅で駅弁として販売されています。電車に乗って、窓からの景色を眺めながらいただく大山おこわは、鳥取の旅をより楽しいものにしてくれるはずです。
懐かしい味!どんどろけ飯
鳥取の方言で「雷」を意味する「どんどろけ」。豆腐を油で炒める際のバリバリッという音が、雷鳴に似ていることが「どんどろけ飯」の名前の由来だそうです。豆腐と鳥取県産の野菜がたっぷり入った炊き込みご飯で、鳥取の東部から中部にかけた地域で冬至のころに作られるご当地グルメです。昔懐かしい香りとやわらかい豆腐の食感を、心ゆくまで味わってみてはいかがでしょうか?
鳥取名物をもっと若者に!鳥取バーガー
鳥取の特産品を使った「鳥取バーガー」は、若い世代の人たちに鳥取名物をもっと手軽に楽しんでほしいとの願いが込められた、新たなご当地グルメです。鳥取牛骨ラーメンをバーガーにした「鳥取牛骨ラーメンバーガー」など、斬新なバーガーが続々と登場し、話題となっています。県内観光案内所でもらえる「バーガーマップ」を見ながら食べ歩きするのもよし、毎年開催される「とっとりバーガーフェスタ」に参加するのもおすすめです。
トビウオの旨みがたまらない!あごカツ
鳥取で「あご」とは、トビウオのことをさします。鳥取の琴浦町赤碕で水揚げされたトビウオを、骨まで丸ごとすり身にして作られた「あごカツ」。一口食べると、サクサクの衣に包まれたトビウオの旨みが口の中いっぱいに広がり、たまらない美味しさです。あごカツを使った「琴浦あごカツカレーバーガー」も作られ、全国ご当地バーガーグランプリで2011年に4位に入るなど、その味はお墨付きです。ぜひこちらも食べてみてください。
見つけたら即買い!いただき
別名「ののこめし」ともいわれる鳥取の名物料理「いただき」は、油揚げに生米とゴボウなどの根菜を詰めてだし汁で炊き上げた、鳥取県西部のご当地グルメです。見た目は大きないなりずしのようですが、調理法や味わいが大きく異なります。いただきの魅力をもっと全国に広めようという市民団体の働きかけもあって、スーパーや居酒屋などでも手軽に食べられるようになりました。鳥取を訪れた際に見つけたら、ぜひ一度ご賞味ください。
ふわふわの食感!とうふちくわ
江戸時代に、質素・倹約を推奨されたお殿様の意向に沿って、魚の代わりに豆腐を使ったことに端を発する鳥取の名物料理「とうふちくわ」。とうふちくわの名店「ちむら」は「素材の特徴を引き出し、活かしきること」を信念に、先代から受け継いだ、とうふちくわの割合「豆腐7、魚のすり身3」を変わらず守り続けています。豆腐の風味とふわふわの食感を味わいながら、遠い時代の鳥取に思いを馳せるのも楽しみ方の一つでしょう。
一味違う!春雨茶わん蒸し
鳥取の米子市あたりのご当地グルメ「春雨茶わん蒸し」は、その名の通り春雨がたっぷり入った茶碗蒸しです。茶碗蒸しは具を食べたら卵だけ残りますが、春雨茶わん蒸しは、容器の底に沈んだ春雨が卵と絡み合って最後の一口まで飽きずに食べられるそうです。茶碗蒸しを春雨とともにすすりながら食べるという新感覚の食べ方ですが、ぜひ味わってみてください。一度食べたら春雨の入っていない茶碗蒸しが物足りなくなるかもしれません。
大山の麓にある大人気スイーツ!みるくの里特製ソフトクリーム
「みるくの里特製ソフトクリーム」は、大山の麓にある「大山まきばみるくの里」でしか食べられない鳥取の大人気スイーツです。全国的にも名高い鳥取県産の白バラ牛乳をふんだんに使い、濃厚でコクのあるソフトクリームとなっています。牛乳が苦手な方にも、美味しいと言わせてしまう絶品ソフトクリームは、1日に約5000個売り上げた事もある大人気商品だそうです。大山の自然の中で味わってみてはいかがでしょうか?
絶品卵!天美卵を使った牧場スイーツと卵かけご飯
鳥取県八頭郡にある大江ノ郷自然牧場は、鳥取駅から車で30分と決してアクセスの良い場所にあるわけではありませんが、ぜひとも訪れてほしい場所です。牧場内で平飼いされた鶏からとれる「天美卵」は、鳥取の豊かな自然を感じる、まさに絶品卵と言うにふさわしい美味しさです。牧場内のカフェで提供される、天美卵をぜいたくに使ったパンケーキの賞味期限はなんと10分のみ。ここでしか食べられない鳥取の名物スイーツです。
他にもバウムクーヘンやシュークリームなど美味しいスイーツがたくさんあり、鳥取のお土産におすすめです。また、天美卵の美味しさを存分に味わえる「卵かけご飯」もおすすめしたいご当地グルメです。その人気ぶりを裏付けるように、2018年7月末、鳥取砂丘コナン空港に天美卵の卵かけご飯の専門店「卵かけご飯BAR~HANARE~」がオープンしました。鳥取を訪れたら天美卵!これだけは食べておきたい一押しのご当地グルメです。
鳥取の名物でお土産におすすめなものは?
独自に発達!鳥取コーヒー
全国的にもコーヒー好きな県として知られる鳥取。鳥取県知事の平井伸治氏が「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」と鳥取砂丘とかけた発言をしたことから誕生したコーヒー店「すなば珈琲」も大きな話題になりました。鳥取には老舗の喫茶店が多く存在しており、こだわりの豆や焙煎方法などを各店が追い求めて、独自に発達してきました。中でも有名なのは、通販で最もコーヒーを売る鳥取の店「澤井珈琲」です。
澤井珈琲は、鳥取県内だけでなく、都内の銀座、浅草にも店舗を構えています。世界中から厳選したコーヒー豆を使って上質なコーヒーを提供するほか、認知症予防に効果があるとされるトリゴネリン配合の珈琲や、妊婦も飲めるカフェインレス珈琲、誰でも手軽に淹れられるテトラパック珈琲など、時代に合わせたオリジナル商品も揃えています。コーヒー好きな方のお土産にすると、喜ばれること間違いないでしょう。
ピンクのレトルトカレー!ピンク華麗
サプライズなお土産におすすめなのが、鮮やかなピンク色のカレー「ピンク華麗」です。パッケージには、ロココ調の華やかな貴婦人が描かれています。なんでも鳥取市内にある、国の重要文化財「仁風閣」の洋館をイメージしてデザインされた4姉妹だそうです。ちなみにピンク色の正体は鳥取県産のビーツの色です。見た目は可愛らしくても、カレー好き鳥取県民の肥えた舌により作られただけあって、スパイシーな美味しいカレーです。
水木しげるロードの名物スイーツ!妖菓 目玉おやじ
鳥取の人気スポット「水木しげるロード」の名物スイーツ、「妖菓 目玉おやじ」は見た目にインパクトのある上生菓子で、鳥取のお土産にも最適です。白いねりきりの中には、厳選された十勝産の小豆を使ったこしあんと栗が入っています。表面を寒天でコーティングし、つるんと光沢のある高級和菓子は、子供から大人まで幅広い世代に喜ばれるでしょう。串に刺した食べ歩き用もあるので、目玉おやじを片手に散策するのもおすすめです。
鳥取ならではの漬物!とまり漬と砂丘らっきょう
甘いものが苦手な方やご年配の方へのお土産に、鳥取ならではの漬物「とまり漬」と「砂丘らっきょう」はいかがでしょうか?とまり漬は、鳥取県産の「源五兵衛すいか」の漬物です。このすいかは漬物専用の品種で、鳥取は全国屈指の産地となっています。濃口醤油で漬け込み、さっぱりとした味わいの漬物は、噛むとパリパリと独特の歯触りが特徴です。ご飯にはもちろん、お酒にも合うのでお土産にすると喜ばれるでしょう。
鳥取砂丘で育った砂丘らっきょうも鳥取を代表する漬物です。鳥取砂丘の宝石とも言われる砂丘らっきょうの最大の特徴は、シャキシャキとした食感です。鳥取砂丘は寒暖差が激しいため、球が引き締まり、この食感が生まれるのだそうです。らっきょうにはアリシンが豊富に含まれており、ビタミンB1の吸収を助けて疲れにくい体質にしてくれます。健康を願う一言を添えてお土産にするのもよいでしょう。
鳥取で名物料理も観光も楽しもう!
鳥取の名物料理を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?紹介した15個以外にも、大山ハムや縁結びで有名な白兎神社の名物スイーツなど、鳥取には美味しい名物料理と名物スイーツがまだまだたくさんあります。鳥取の名物料理のあるところには、決まって美しい山や海が広がっています。自然あふれる鳥取で観光を楽しみながら、鳥取ならではの名物料理を味わってみてはいかがでしょうか?