2018年10月18日公開
2024年08月10日更新
炊飯マグの使い方と口コミは?レンジで簡単ダイソー炊飯マグを紹介!
炊飯マグってご存知ですか?ひとり鍋やスープジャーレシピなど、ネットの中にもひとり用簡単レシピが溢れていますが、ご飯は少量だと簡単に美味しく炊けないのが悩みでした。ところが、陶製の炊飯マグで炊いたご飯は、ちょっとコツは必要となるものの、電子レンジで炊いたとは思えない仕上がりです。百均業界を牽引するダイソーからも炊飯マグが発売され、「手軽で便利!」と大人気となっています。
炊飯マグとは便利で使えると大好評のダイソー商品
電子レンジを使った1合炊きの炊飯容器は、実は30年も前から存在していました。当時は炊飯マグのような陶器製ではなく、レンジ対応のガラス容器に空気抜きのシリコンチューブとプラスチックの取っ手のついた透明な容器のものでした。その後プラスチック製、シリコン製といろいろな素材のものが出ましたが、容器から熱が逃げやすく、蒸らしがうまくいかないのが弱点でした。
ところが、電子レンジでも使える耐熱陶器を使うと、加熱したあとの熱が逃げにくく、少量のご飯でも蒸らし時間をしっかりとると、ふっくらと仕上がります。しかも、1合未満の少量のお米でふっくら炊けるのはとても助かります。
ダイソー炊飯マグの使い方と口コミをチェック
炊飯マグ自体は以前からあったようですが、他のメーカーのものは安いものでも1000円はしていました。ひとり用のご飯をレンジで炊くということでしたが、値段と手間のためか売れ行きは伸び悩んでいたようです。ところが、ダイソーが300円で販売を始めたことで評判となり、炊飯マグのユーザーが急激に増え、口コミや使用してみての記事もよく見かけるようになりました。
レンジ調理というと、プラスチックやシリコン製のものもありますが、やはり熱に対しての強さの不安やプラスチック臭、傷が付きやすいなどの弱点があります。ガラスは傷や熱などに強い反面。割れたり熱の逃げやすさという点では弱点があります。炊飯マグは土鍋に近い特性があり、使い方の上でほかの調理容器に出来ないことができそうです。
炊飯マグはダイソーの300円便利商品
100円ショップの草分け的な存在のダイソーですが、100円を超える商品に最初に手をつけたのもダイソーでした。150円や300円の商品が出始めた頃には「もはや100均ではない」と批判も多かったようですが、この炊飯マグは、300円なのにお値段以上のスグレモノとネットでも評判となっています。
他社の炊飯マグが軒並み1000円以上の価格をつけているなか、圧倒的なコスパのダイソーの炊飯マグですが、その使い心地や炊きあがりはどうなのでしょうか?使い方や、実際に使っているひとたちの口コミを調べてみました。
ダイソーの「炊飯マグ」は“お米ちょい少なめ”で炊くのがポイント!ふっくらもちもちのごはんがレンジで炊ける https://t.co/PIYcMbE8gY #ダイソー #炊飯マグ #便利グッズ
— えん食べ (@entabejp) October 8, 2018
米を洗ってザルで水をきる
まず、材料の計量ですが、パッケージの説明には「お米150g、水180ml」と記載があります。これは他社の炊飯マグと同じ分量です。しかし、口コミをみていくと分量通りだと「ふきこぼれがひどい」「芯が残る」との意見が多いようです。成功したレシピをみると、お米を少し減らすか、水を少し多めにするとうまくいくようです。
計量した米を実際に洗っていきます。米が少量なのでは洗いづらいですが、米とぎ棒とざるを使うと上手に洗えます。これもダイソーで手に入れることの出来るアイテムです。洗ったらざるで水をきります。余分な水分を切ることで、そのあとの吸水もよくなり、それでいてフニャフニャの炊きあがりにならない効果があります。少量ですので水切りは2~3分ほど。逆に水切りしすぎて乾燥してしまうと米が割れる原因になります。
炊飯マグに米と水を入れて吸水させる
ざるに上げて水を切ったら、今度は水を加えて炊飯マグの中で吸水させていきます。この給水時間が重要で、十分に時間を取らずに炊くと炊きあがりに芯が残ります。パッケージの説明では30分となっています。古米は水の吸収がよいのでパッケージの説明通りで大丈夫です。新米では米の表面が硬いので1時間以上低温で吸水させたほうが美味しく炊き上がります。
電子レンジで加熱する
十分給水させたらふたをして加熱に入ります。パッケージにも「ふきこぼれる場合があります」との記載があり、口コミを書いている人の大半がふきこぼれを経験しています。炊飯マグの下に電子レンジ対応のお皿などを下に置きましょう。加熱に入る前に、マグにヒビや傷などが入っていないか再度確認しましょう。外側がぬれている場合は拭き取りましょう。ヒビやぬれが無いことを確認し、セットしたら500Wで7分間加熱します。
10~15分蒸らして軽く混ぜたら完成!
加熱が終わったら、そのまま15分ほど蒸らします。蒸らしが終わったら軽くかき混ぜて出来上がりです。かき混ぜるのは、上と下を入れ替えるように底から上にもってくるのがコツです。長めの小さなしゃもじが必要です。手巻き寿司用の小さなしゃもじでは底まで届かないため、これも100均で売っている木製のカレースプーンや木製のレンゲを使うのが便利です。
実際に使った人の口コミは?
実際に使ったひとの口コミはどうでしょうか?たくさんの口コミをみていると、どうしても目についてしまう言葉が「吹きこぼれ」です。説明書通りの方法で作っても、芯が残っていしまったりふきこぼれたりする人が多いようです。
ダイソーの炊飯マグ使って0.75合炊いたらこんなことになってた。吹きこぼれるとは聞いてたけど、これは想定外だった...。
— ねこなべ (@nek_nabe) February 28, 2018
おにぎり一個分くらい残ってたご飯はうまく炊けてて良かった。 pic.twitter.com/5xo1SCyW5l
ふきこぼれる原因の多くは水加減やレンジとの相性です。お米をやや少なめにしたり、水とコメの割合を変えることで解決している人もいます。あるいはふきこぼれないように蓋を抑える工夫をしている人もいます。ただ、工夫をしても多少のふきこぼれは出てしまうので、大半のユーザーが炊飯マグの下に受け皿を置いています。
ふきこぼれは、炊飯マグのふたを何かで抑えることでもある程度防げるようです。ちょっと工夫が必要ですが、コツをつかめばふっくら美味しいご飯を炊くことは難しいことでは無いようです。一度うまくいってしまえば、その先にはアレンジの楽しみが待っています。炊飯マグというよりも電子レンジ用の小さな土鍋のような使い方をしている人もいます。
吹きこぼれなし!
— 納豆まん (@Nattomania) January 13, 2018
このワザをあみ出しただけで収穫です!#炊飯マグ #ダイソー pic.twitter.com/gxeOBvX4zF
炊飯マグでおしゃれレシピを楽しもう!
一般的な電気炊飯器にもアレンジレシピがありますが、炊飯マグのいいところは、それを1人前で作れるところです。ネットでも使い方を工夫して、白いご飯以外のものを作っているひとがたくさんいます。ご飯が出来るなら炊き込みご飯もできますし、炊飯器でも出来るような煮物なら出来る可能性があります。ネットの口コミから、アイディアやレシピを探して紹介します。
おしゃれ簡単ランチに「トマトピラフ風ご飯」
これは半合のレシピですが、ご飯70gと水80mlを炊くときに、トマトジュース小さじ2杯、細かく切ったプチトマト1個、コンソメを少々と塩ひとつまみ、バターを少しいれて炊いたものだそうです。炊き時間は6分で蒸らし時間はかわりません。さっぱりとしたレシピなので粉チーズなどお好みで加えてもよいようです。
松茸の味のお吸い物で「松茸風ご飯」
通常の炊飯の量でお米を吸水させたあと、大さじ1杯分の水を取り除きます。お吸い物の素を1袋、醤油を小さじ2、酒を小さじ1、薄くスライスしたエリンギ小1個を加えて混ぜてからふたをします。お好みで細切りした人参などを加えると彩りもきれいです。通常通りに500Wで7分間加熱し、15分程度蒸らします。出来上がったら軽くまぜ、刻んだ三つ葉などを添えて出来上がりです。冷めても美味しくお弁当にもおすすめです。
冷凍野菜をそのまま「蒸し野菜」
電子レンジ対応の冷凍野菜ですので、袋ごと温めればいいようなものですが、通常の冷凍ミックス野菜は300gです。口コミでは200g入りのものを使っています。通常の冷凍ミックス野菜を半パック使って、同様のレシピで蒸し野菜を作ることが出来ます。炊飯マグがそのまま食器になりますので、洗い物も少なくなります。
昨日の「炊飯マグで蒸し野菜」。
— まいく/秋宮舞駆 (@AkibaDailyNewsM) October 4, 2018
今日も食べてるので、改めて説明。
材料は『ローソンストア100』の「洋風ミックス野菜」。
コレがピッタリひと袋分、ダイソーの炊飯マグに入る。
凍ったまま炊飯マグに入れて、フタをして、電子レンジ500Wで7分間。
. pic.twitter.com/wakmYvbulm
炊飯マグでお手軽「ポップコーン」
炊飯マグを使えば、自宅でアツアツのポップコーンも簡単です。ポップコーンの素を買ってきたら、炊飯マグの底に重ならないように入れます。たくさん入れ過ぎるとあふれてしまいます。そこにサラダ油と塩をいれますが、お好みでバターを入れてもよいです。油はポップコーンがひたるくらいで大丈夫。電子レンジで加熱しますが、600Wで3~4分、500でしたら4~5分が目安です。1分もあたためるとポンポンと音がしてきます。
時間はあくまでも目安で、ポンポンと弾けるおとがほとんどしなくなったら出来上がりです。完全に消えるまでと思って待つと焦げてしまうこともあります。塩味をつけているので、そのまま食べられますが、アツアツのうちにバター醤油やカレー粉などでお好みの味にトッピングすることもできます。火を使わず簡単で、ゴミも少なく温かいポップコーンが食べられます。
レンジで作る「ひとり分カレー」
こういう使い方もあるのかと、目からウロコですが、炊飯マグを使ってカレーを作っているひとがいました。確かにカレーは一人暮らしのときは気軽に作れません。作ると数日はカレーを食べることになりがちです。ですが、この炊飯マグに作ると1~2杯分のカレーが作れます。
水200ml、肉50g、玉ねぎ・人参・じゃがいもは各20gをカットしていれます。カレーは、ルー以外の材料を炊飯の7分間で煮込み、煮込み終わったらルーをいれて蒸らしのほうの時間で溶かしていきます。最初に材料を炒めないので、サラダ油大さじ1杯と旨味を出すための昆布だし(昆布茶でもOK)2g、ローレルも1枚いれて7分加熱します。加熱が終わったら市販のルーで2皿分をいれて10分蒸らします。
蒸らしが終わったら混ぜてできあがりです。風味が足りないようならカレー粉などで調節しましょう。ご飯はあらかじめ用意しておいてください。残ってもそのまま冷蔵庫にいれることが出来るので、保存にも便利です。温めるときは容器ごと温められます。
炊飯マグで一人ランチや朝食が簡単に!
炊飯そのものはさほど時短にはなりませんが、ひとり分の炊きたてご飯がつくれるのは嬉しいものです。炊飯だけでなく「小さな土鍋」としての使い方を考えると、少量の煮物などは簡単かつ時短でできます。会社などでは職場のレンジは独占出来ないので使用は難しそうですが、家での1人ランチであれば、パエリアやスープパスタ、肉じゃがなど、まだまだ美味しいアイディアが出てきそうです。