レストラン桂のメニューを紹介!日本橋室町にある老舗洋食屋の人気の秘密は?
洋食の激戦区ともいえる日本橋。その日本橋に古くから店を構えている洋食店レストラン桂は、とくにランチ時には近隣のサラリーマンに人気のレストランです。昭和の香りが漂う店の構えは、懐かしさ満載、もちろん味も保障つきで、近隣で働くサラリーマンでなくとも行きたくなるお店です。なぜレストラン桂が長きに渡って人気なのでしょうか。その人気の秘密やおすすめメニューなどを紹介します。
目次
レストラン桂は日本橋室町になくてはならない人気店!
ランチ時にもなると、近隣のサラリーマンなどの行列ができる日本橋室町の人気店がレストラン桂です。ボリューム満点な昔ながらの洋食が売りのレストラン桂は、日本橋室町になくてはならないお店です。創業当時からの人気メニューも多く、ランチのみならず、夜も人がにぎわいます。比較的お手ごろ価格でおいしい洋食がたべらるレストラン桂は日本橋室町で働く人や買い物客にとってなくてはならないレストランなのです。
レストラン桂について
行列ができる人気店レストラン桂ですが、日本橋室町に古くからあるレストランです。まずはレストラン桂の歴史や営業時間など、店の基本情報から紹介、人気メニューや人気の秘密を紹介していきます。レストラン桂へ行くときの参考にしてください。
老舗洋食屋のレストラン桂の歴史
レストラン桂がオープンしたのは1963年(昭和38年)、東京オリンピック開催の前年です。日本橋室町にレストラン桂をオープンしたのは、現店主の87歳になる手塚正昭さんで今ではコックとして50年以上のベテランです。
当時の日本橋は高度経済成長時で、東京オリンピックを前に町が大きく変わっていっているときでした。オムライスやメンチカツといったいわゆる日本の洋食のレストラン桂は創業当時から、高度成長期の日本を支え日本橋で働くサラリーマンのランチや宴会の場として、その胃袋を満たしてきました。また、メニューも創業当時から変わらず、懐かしい昭和の香りと味が残る日本橋室町を代表する飲食店となっています。
ランチにもディナーにも使える昔懐かしい洋食屋
懐かしさを感じさせるレストラン桂ですが、人気なのはランチだけではありません。15年ほど前に店内を改装。落ちついた雰囲気のレストランとなりました。ボリューム満点でおいしい洋食はディナーとして楽しむこともできます。また、店内の壁にはウィスキーなど酒のボトルが並び、宴会やちょっとしたパーティを開くこともできるようになりました。最近は日本酒と洋食をあわせたイベントなども開催しています。
レストラン桂のアクセスと営業時間
ランチ・ディナーともに大人気のレストラン桂ですが、営業時間やアクセスなど店の基本情報を見ていきましょう。定休日は日曜日と祝日で、営業時間は月曜日から金曜日は11時~15時までがランチタイム、クローズをはさんでディナータイムが17時~21時です。土曜日はランチタイムが11時~15時でディナータイムの営業はしていません。ランチもディナーもラストオーダーは営業終了時間の30分前です。
アクセスですが東京メトロ半蔵門線の三越前が一番近く駅から徒歩1分、東西線の日本橋駅からだと徒歩6分で、三越駅前からだと120m程度なので徒歩2分程度です。JR総武線は新日本橋駅から徒歩4分となっています。コレド日本橋だと裏手に、日本橋三越前にレストラン桂はあり、緑色の看板が目印です。
レストラン桂のメニューを見てみよう
昔からの人気看板メニュー「スパゲティイタリアン」
レストラン桂でランチタイムもディナータイムも人気なのが「スパゲティイタリアン」です。スパゲティイタリアンという名前ですが、実は馴染み深い「ナポリタンスパゲティ」のことをレストラン桂ではこう呼んでいます。ハムやたまねぎといったナポリタン定番の具に加え、飾りのグリーンピースがアクセントになっています。
懐かしいおいしさを堪能できるスパゲティイタリアンのおいしさの秘密は、ケチャップ味の隠し味のデミグラスソースです。ナポリタンにはケチャップやトマトソースなどが混ぜ合わせてありますが、レストラン桂では自慢のデミグラスソースが隠し味になり、味に深みを出しています。
デミグラスソースがかかった「ポークカツレツ」
出典: https://retty.me
レストラン桂といえば、先代から続くデミグラスソースがウリです。濃厚でまったりとしたデミグラスソースというより、あっさり目が特徴です。ポークカツレツは洋食店のメニューらしく大きめでサクサクの衣で、日本橋室町を代表するポークカツレツともいえます。初めてレストラン桂を訪れたなら、お店を代表するメニューのひとつでもあるこのポークカツレツを食べることをお勧めします。
ボリューム満点ビッグな海老「海老フライ」
出典: https://retty.me
子供から大人まで大好きな洋食の代表メニュー・エビフライですが、レストラン桂のエビフライはびっくりするほどの大きさです。大きな有頭エビのエビフライは衣はサクサク、なのにエビはプリプリで、これぞ日本の洋食店のおいしいエビフライの代表ともいえます。かかっているタルタルソースともマッチングはもちろん、ソースなど自分の好みの味で色々試して食べたくなるエビフライです。
サクフワ感がたまらない「メンチカツ」
食べ応え満点、とにかく大きなメンチカツレツもレストラン桂の人気メニューのひとつです。メンチカツレツはどうしても油っこさや、重たさが気になってしまう料理ですが、レストラン桂のメンチカツレツはそんなことはありません。
脂っこさのないサクサクの衣に、ふんわりとしているのにジューシーなメンチカツレツは牛と豚が5:5の割合で作られています。ナイフを入れると肉汁があふれ出すジューシーさです。メンチカツレツにかかっているのは、レストラン桂自慢のデミグラスソース。このソースとメンチカツレツがベストマッチング。いくらでも食べれてしまいそうな美味しさです。
バターの香りがたまらない「オムライス」
オムレツを上に乗せて開いて食べるオムライスが一般的となる中、レストラン桂のオムライスは、昔ながらの卵で包み込んだオムライスです。
バターの香り漂う厚めのふんわり卵にスプーンを入れると卵はトロトロ、顔を出すのは酸味がまろやかなチキンライスです。昭和のオムライスといえば、中はたまねぎとチキン・ケチャップで味付けされたチキンライスなので、まさに王道、スタンダードなオムライスです。ボリューム満点なのに甘さが控えめなので、女性でもぺろりと食べられてしまいます。日本橋室町でオムライスを食べるなら試してみたい一品です。
お肉ホロホロ「ビーフシチュー」
それだけ煮込めばこんなにホロホロになるの?と言いたくなるくらい柔らかな肉のビーフシチュー。シチューに使われているのは、レストラン桂が創業当時から守り続けているコクのあるデミグラスソースです。野菜や肉のうまみがたっぷり詰まったビーフシチューはほかでは味わえないおいしさ。ランチのみならずディナーでも洋食の定番として味わいたい逸品です。
目玉焼きつきがうれしい「ハンバーグ」
ハンバーグはやっぱり目玉焼きがついていてほしい!という人も多いのではないでしょうか。レストラン桂のハンバーグは、ハンバーグの上に半熟の目玉焼きが乗った理想的な洋食スタイルのハンバーグです。
ハンバーグは牛肉と豚肉の合挽きを使っていて、ナツメグの香りもしっかりとしています。なによりうれしいのは、流行のふんわり系ではなく、しっかり肉の詰まった昔ながらのハンバーグということです。ずっしり食べ応えのあるハンバーグはコクのあるデミグラスソースとマッチ。半熟の目玉焼きをつぶして一緒に食べればおいしさも倍増、ランチタイムにがっつり食べたい人にうれしいメニューです。
女性にも人気「チキンレバーライス」
一見ハヤシライスのように見える「チキンレバーライス」ですが、チキンレバーとたまねぎをデミグラスソースで煮込んだソースをバターライスにかけて食べる料理です。レバーが惜しむことなく入っているので、レバー好きにはたまらない一品。薫り高いバターライスとコクのあるデミグラスソースの相性が良く、男性のみならず、女性にも人気が高いメニューです。
出てきてびっくり!「かつお節入り」
その名のとおり、ゆでたスパゲティにかつお節がかかっている「かつお節スパゲティ」。実はこのメニューに使われているかつお節や海苔は、日本橋の老舗のもの。まさに日本橋室町の老舗を集結させた一品です。食べるときは、しょうゆをひとかけし、かつお節や海苔を混ぜていただきます。老舗が誇る薫り高いかつお節や海苔の香りがたまらない和風スパゲティで、夜のみのメニューとなっています。
サイドメニューにはずせない「ポテトサラダ」
レストラン桂はサイドメニューにも一切手抜きはありません。メイン料理だけでなく、サイドメニューとしてはずせないのがポテトサラダです。ゴロゴロ入ったジャガイモにスライスしたニンジン、キュウリ、ハムなど昔ながらの具がぎっしり。ホクホクとしたジャガイモの食感を楽しむことができるポテトサラダです。みんなでワイワイと楽しみながら食べたいポテトサラダです。
レストラン桂の人気の秘密を探ろう!
定番洋食のおいしさはもちろん、レストラン桂の人気の秘密は料理だけではありません。それは老舗ならではの継承や、常連を大切にしてきたお店の姿勢がそこにはあります。レストラン桂が何故ここまで長きに渡って多くの人々に愛されてきたのか?人気の秘密を調べてみました。
常連客の声に耳を傾ける姿勢
日本橋室町界隈で働く人たちなど、常に常連客で店内がにぎわっているレストラン桂では、お客の声に耳を傾け、店のサービスなどに取り入れているのが人気の秘密です。
たとえば、レストラン桂の人気メニュー「メンチカツ」がボリューム満点なのは、サラリーマン達の要望にあわせガッツリとおなかを満たせるように大きくし、かつお節スパゲティも常連の声を元に生まれたメニューです。こういった、常連の声に耳を傾け料理に取り入れてきたレストラン桂。その客を大切にする姿勢に多くの客は惹かれ、何度も店を訪れているのです。
初代から受け継がれる自然な親子の姿が温かい
レストラン桂をオープンしたのは現店主の87歳になる手塚正昭さんですが、正昭さんは、今も現役で忙しいランチタイムのみ店に出ています。
1日を通して厨房を取り仕切っているのが正昭さんの息子で、レストラン桂の2代目となる清照さんです。正昭さんが守り続けてきたレストラン桂の味を受け継いでいます。ランチタイム時に親子で料理をする姿はとても温か。正昭さんから受け継いだ昔ながらの日本の洋食の味に、客は懐かしさを感じ何度も足を運びたくなるのです。
昭和から変わらない人気メニュー
日本橋室町の町並みは変わっていっても、店の外にある食品サンプルをはじめ、昭和の香り漂ていて、スパゲティイタリアンやポークカツレツなど、懐かしいメニューが並んでいるレストラン桂。
基本メニューは手塚正昭さんがオープンした当時から変わらず、昔ながらの洋食を求めている人にはぴったりなものばかりです。最近では、おしゃれな洋食が増えてきていますが、昭和から変わらないメニューがレストラン桂の人気のひとつ。子供の頃に食べたおいしさを求めるサラリーマンなどにとってはずせないメニューになっています。
継ぎ足して作る秘伝のデミグラスソースが旨さの秘密
メンチカツやビーフシチューをはじめ、スパゲティイタリアンの隠し味にも使われている店自慢のデミグラスソースですが、オーナーシェフの正昭さんが守り続け、今は店を切り盛りする息子の清照さんがその味を継承しています。野菜や肉を時間をかけて煮込んで作り上げているデミグラスソースは、継ぎ足して作られているレストラン桂秘伝の味。老舗だからこそ、守り続けていきたい大切なデミグラスソースなのです。
大物料理人にも愛される店
レストラン桂に足しげく通うのは近隣のサラリーマンや買い物客だけではありません。中華の巨匠・陳健一さんや有名料理評論家の岸朝子さんなどもレストラン桂を愛してやまない人々、食のプロも認めたレストラン、つまり、手ごろでおいしい洋食店という証でもあります。
あくなき料理への追求心も魅力のひとつ
レストラン桂では、不定期ではありますが、江戸きり子で日本酒を飲みながら洋食とのマリアージュを楽しむイベント「よるかつら」を行っています。
洋食といえばお酒はワインなどのイメージですが、2代目の清照さんが、「ご飯に合う洋食なら米からできた日本酒にもあうはず」という探究心から日本橋の老舗酒店店主とともに始められました。ただおいしい洋食を作り出すということだけでなく、お酒とのマリアージュを考えメニューを出すなど、いつまでも忘れない探究心が、料理だけでなく店の魅力のひとつとなっています。
懐かしさとアットホーム感に人は集まる
家族で経営しているレストラン桂はメニューに昭和を感じさせる懐かしさだけでなく、常連さんなどと和気藹々としているアットホームな雰囲気も魅力のひとつです。常に客の声に耳を傾けるだけでなく、いつでも丁寧な仕事ぶり、そして、誰もがおいしい顔を見せています。レストラン桂のスタッフもただ、みんなにおいしい物を食べてほしいという気持ちが現れた優しい気持ちがあふれた店なのです。
レストラン桂は飽きのこない温かみのあるメニューが並ぶ
先代から受け継いだ伝統あるデミグラスソースを守り続け、昭和から変わらないメニューを提供し続けているレストラン桂。定番洋食だからこそ、飽きることなく、何度も通い続けることができるのです。
そして、多くの客に愛されているさまざまな料理は、客の声を取り入れたどれもレストラン桂の想いが篭ったものばかり。アットホームな雰囲気に包まれたレストラン桂の誰にも愛されるメニューは、日本橋に行ったなら一度は味わうべきものばかりです。昭和から愛されている定番洋食を堪能してみてください。