モンブランが美味しいケーキ屋さん11選!東京の人気店など紹介!
秋といえば「食欲の秋」。旬のおいしい食べ物がたくさん出回る季節です。その中でも人気上位のひとつが、栗です。優しい甘味とほくほくとした食感が魅力の栗ですが、そんな栗を使った「モンブラン」も大人気のスイーツです。特に女性からの人気が強く、秋になるとほとんどのケーキ屋さんにモンブランが並びます。そんなモンブランの中でも、人気のあるこだわりモンブランが食べられる東京のケーキ屋さんを紹介します。
目次
モンブランがあるケーキ屋さんでおすすめは?
秋といえば、食欲の秋。サンマやきのこ、さつまいも、柿など、旬のおいしい食材がたくさんあります。そんな中でもスイーツによく使用される人気の食材が、栗です。優しい甘味とほくほくとした食感をもつ栗を使ったスイーツといえば、「モンブラン」です。
モンブランといえば、数あるケーキの中でも特に女性や子どもからの人気が根強いケーキです。そのため、モンブランを販売しているケーキ屋さんもたくさんあります。様々なケーキ屋さんがそれぞれのこだわりを込めたオリジナルのモンブランを販売しているため、どのケーキ屋さんのモンブランを選べばよいのか迷ってしまいます。
そこで、人気がありおすすめのモンブランがある東京のケーキ屋さんを、お店の特徴やそのモンブランのこだわりとともに紹介します。
モンブランとは?
モンブランの由来
モンブランは、秋の味覚である栗をふんだんに使ったケーキです。一般的なモンブランといえば、タルト生地やスポンジ、メレンゲで作った土台の上にホイップクリームをのせ、栗のペーストのはいったマロンクリームを糸状にたっぷりと絞ったものです。またそのケーキのてっぺんには栗の甘露煮やマロングラッセがあしらわれることも多いです。
なぜ「モンブラン」という名前で呼ばれているのかというと、その由来はケーキの形にあります。モンブランのケーキは、フランスが発祥のケーキです。このケーキの原型となったのは、当時イタリアの家庭でよく作られていたお菓子でした。この原型となったお菓子をフランスにある老舗のカフェ「アンジェリーナ」が、生クリームをホイップ状にしぼり山型にする今のモンブランケーキの形に発展させたといわれています。
この山型が、ヨーロッパにあるアルプス山脈の「Mont Blanc(モンブラン)」という山の形を模したものであったため、このケーキが「モンブラン」と呼ばれるようになったのです。「Mont Blanc(モンブラン)」とはフランス語で「白い山」という意味です。アルプス山脈のモンブランに積もる白い雪を表現するために、モンブランのケーキにも白い粉砂糖をふりかけることもあります。
時代で違うモンブランの色
モンブランといわれて、何色が思い浮かぶでしょうか?モンブランのケーキといえば、「黄色」か「茶色」のクリームを絞ったケーキが一般的です。なぜ色の違いがあるかというと、実は時代によってモンブランのケーキの色が違っていたためだといわれています。
そもそもモンブランというケーキが日本に普及したのは、1933年にフランスのシャモニーを旅したひとりの日本人パティシエが始まりでした。当時のフランスで作られていたモンブランのケーキは、ケーキの土台がメレンゲで茶色のマロンクリームを使用していました。フランスを旅してこれを知った日本人パティシエ・迫田千万億さんがモンブランのケーキを作る許可を得て、日本人の味覚に合うようアレンジしました。
迫田さんはメレンゲが使われていたケーキの土台はカステラ生地に変え、茶色のものであったマロンクリームは日本人になじみ深い栗の甘露煮を使用することで鮮やかな黄色のマロンクリームに仕上げたのです。彼のアレンジによって、モンブランのケーキは日本人の味覚に合うケーキとして、また持ち帰りのできる焼き菓子として完成されたといわれています。
さらに彼はモンブランというケーキが日本中に広がることを願い、あえて「モンブラン」という名前を商標登録しなかったといいます。そのおかげで、黄色のモンブランが日本全国に普及しました。その後、1984年にフランスの老舗カフェ「アンジェリーナ」が日本に進出したことをきっかけに、フランスで一般的であった茶色のモンブランのケーキも日本で作られるようになったそうです。
口コミで大人気のこだわりモンブランが食べられるケーキ屋
モンブランというケーキの由来や日本で広がった経緯を知ったところで、東京でおすすめのモンブランが食べられるケーキ屋さんを紹介していきます。お店やケーキの特徴・こだわりごとに大きく分けて、11店舗のケーキ屋さんを紹介します。
2種の栗ペーストとたっぷりクリームが魅力「アテスウェイ」
まず紹介するおすすめのケーキ屋さんは、東京都の吉祥寺にあるケーキ屋さん「アテスウェイ」です。JR吉祥寺駅から徒歩18分、西荻窪駅からは徒歩15分で、お散歩しながら立ち寄るのにちょうどよい距離です。駅前から出ているバスに乗れば、お店の目の前まで行くこともできます。月曜日が定休日で、11:00~19:00まで営業しています。
このケーキ屋さんのモンブランはそのそびえ立つような高さが特徴で、東京で人気No.1のおいしさともいわれています。メレンゲの土台のケーキの中には、たっぷりのホイップクリームが詰まっています。またマロンクリームは2種の栗のペーストを使い分けており、表面のマロンクリームには洋栗ペースト、中には和栗ペーストが使用されています。
またこちらのお店では、もう1種類モンブランのケーキを販売しています。こちらのケーキはタルトの土台を使用しており、洋栗のマロンクリームにさわやかなオレンジリキュールが加えられています。ちょっぴり大人向けのモンブランで、こちらも人気のケーキとなっています。
和栗専門店がつくる絞りたてモンブランが食べられる「和栗や」
次におすすめするケーキ屋さんは、東京都の谷中にある「和栗や」です。東京メトロ千代田線の千駄木駅から徒歩5分、JR日暮里駅から徒歩7分のところにあります。月曜日が定休日で、11:00~19:00まで営業しています。
実はこのお店は和栗専門店で、生栗や焼き栗をはじめ、栗をつかった様々なお菓子を販売しています。そのうちのひとつが、こだわりの栗を使ったモンブランのケーキです。和栗やさんのモンブランケーキは、9月下旬から12月初旬の期間限定での販売になります。このケーキは、希少価値の高い「人丸」という品種の栗を使った贅沢なケーキで、栗本来のおいしさを楽しめるようになっています。
またケーキ以外にも、「モンブラントリュフ」が人気です。モンブランのクリームをクーベルチュールの生チョコレートで包んだ上質な一品です。こちらも2月からの期間限定販売になりますが、バレンタインの贈り物や自分へのご褒美にもおすすめです。
世界No.1のパティシエがつくる繊細な味「ラ・ローズ・ジャポネ」
続いて紹介するおすすめのケーキ屋さんは「ラ・ローズ・ジャポネ」です。東京都葛飾区の亀有にあるケーキ屋さんで、JR亀有駅から徒歩5分ほどで到着します。火曜日定休(水曜不定休)で10:00~19:00まで営業しています。以前は東京都内の別の場所にお店を構えていましたが、今年の3月に移転して現在の亀有になったそうです。
こちらのケーキ屋さんは、パティシエのワールドカップともいわれる世界大会で団体・個人ともに最優秀賞を受賞したパティシエの方が経営しています。そんな世界No.1のパティシエがつくるケーキは、非常に繊細かつ上品な味です。おすすめのモンブランも、美しいらせん状に巻かれたマロンクリームがケーキをやさしく彩っています。
こちらのケーキ屋さんの人気ケーキのひとつが、世界大会で優勝した「ピクシー」という名のケーキです。ピスタチオをケーキのベースに使い、フレッシュないちごのジュレが見た目にも鮮やかさを増しています。この他にも、季節限定のケーキを定期的に販売しており、フルーツをベースに様々なアレンジを加えたケーキが人気です。
SNS映え抜群のモンブランが食べられるケーキ屋
続いては、今話題のSNS映え抜群で、見た目にもおいしいモンブランのケーキを食べられるおすすめのケーキ屋さんを紹介します。ケーキの写真を撮ってSNSにアップすれば、たくさんの「いいね」が期待できます。
上品な見た目と2層のクリームが大人気「GIOTTO」
まず紹介するのは、東京の銀座三越にあるケーキ屋さん「GIOTTO(ジョトォ)」です。10:00~20:00まで営業しています。東京だけでなく名古屋や京都にも店舗があり、いつも人だかりができるほどの人気のケーキ屋さんです。その特徴は、ケーキの大きさと上品な見た目です。どのケーキも通常のケーキのサイズよりも一回り大きく、ボリュームがあります。しかしケーキが大きいだけでなく、その見た目は上品に仕上がっています。
こちらのケーキ屋さんのモンブランも人気で、高くすっと伸びるようなシルエットにマロンクリームがドレスのようにまとわれています。このケーキ屋さんのケーキの中でも特にモンブランは大きく、SNS映えも抜群です。もちろんケーキの見た目だけでなく味も抜群で、2層のクリームを使用して濃厚かつ上品なケーキとなっています。
同じモンブランのケーキでも、季節によって見た目が変わることもあります。同じモンブランのケーキですが、クリスマス時期にはまるでクリスマスツリーのようにかわいらしくマロンクリームが絞られています。クリームがたっぷりで、見た目も通常よりいっそうSNS映えが期待できます。
斬新な見た目の進化系モンブランが食べられる「トレカルム」
次におすすめするケーキ屋さんは、東京都文京区にある「トレカレム」です。都営三田線の千石駅から徒歩3分、JR巣鴨駅から徒歩10分のところにあるケーキ屋さんです。不定休で、10:30~19:00まで営業しています。ケーキ屋さんでありながら、ケーキだけでなく豊富な種類のパンも販売しています。
そんな中でも異才をはなっているケーキが、こちらのモンブランです。いわゆる「モンブラン」というケーキからは想像もつかない独創的な見た目で、SNS映え抜群のケーキです。ケーキ表面にあるスティック状のものは、コーヒーのメレンゲで、その下に濃厚なマロンクリームがあしらわれています。ケーキの土台にはクルミのビスキュイが使用されており、食感も楽しめます。
さらに驚くべきは、このケーキの中にはブルーベリーソースがいれられているのです。一般的なモンブランのケーキにベリー系のフルーツが使用されることは少ないですが、その絶妙なコンビネーションが人気の秘密です。このケーキは、なんと「栗が嫌い」だというパティシエが6年もかかって完成させた、渾身のケーキです。
さきほどの独創的なモンブランケーキの他にも、見た目にはオーソドックスなモンブランのケーキもあります。らせん状に美しく巻かれたマロンクリームに、金箔があしらわれています。見た目は「モンブラン」というケーキのイメージ通りのケーキですが、こちらのケーキにも独創的な工夫がなされています。
このケーキに使用されているマロンクリームには、燻製の香りがつけられているのです。他のケーキ屋さんでは食べられない、こだわりのつまったケーキはSNS映えにもおすすめです。
毎年話題のスーパーモンブラン「パティスリーSATSUKI」
続いて紹介するおすすめのケーキ屋さんは「パティスリーSATSUKI」です。こちらのケーキ屋さんは、東京都千代田区にあるホテルニューオータニの中にあり、東京メトロの赤坂見附駅・永田町駅から徒歩3分、麴町駅から徒歩6分、四ツ谷駅から徒歩8分のところにあります。こちらのケーキ屋さんは11:00~21:00まで営業しています。
こちらのケーキ屋さんで販売されるケーキの特徴は、「スーパー」シリーズがあることです。通常のケーキももちろん取り扱っていますが、「スーパー」と名の付くケーキは通常の約2.5~3倍ほどの多きさがあります。
そんな「スーパー」シリーズのひとつが、「スーパーモンブラン」というケーキです。通常のケーキのおよそ3倍もの大きさがあり、濃厚なマロンクリームがたっぷりと使用されています。その大きさはふたりで食べても十分すぎるほどのボリュームで、非常にインパクトがあります。栗の自然な甘さと風味を生かし、豆乳葛や豆乳抹茶ガナッシュクリームを使用した「和」が詰まったケーキに仕上がっています。
入手困難な幻のケーキ「パティシエ イナムラショウゾウ」
続いておすすめするケーキ屋さんは「パティシエ イナムラショウゾウ」です。東京都台東区にあり、JR鶯谷駅から徒歩6分、日暮里駅から徒歩10分ほどのケーキ屋さんです。月曜日と第3火曜日が定休で、11:00~18:00までの営業です。
こちらのケーキ屋さんで、毎年10月の2~3週間限定で販売されるのが、「羽衣モンブラン」です。その入手困難さから『幻のケーキ』と呼ばれており、毎年予約分は全日分が完売し、当日分のケーキも早ければ開店から数分で売り切れてしまうほどです。純粋な和栗ペーストをたっぷりと使用し、大粒のマロングラッセを包み込んでいます。その希少価値に加え、絞ったような見た目のかわいらしさもSNS映えにはおすすめです。
またこちらのケーキ屋さんでは、期間限定の幻のモンブランケーキの他に、通年販売のモンブランケーキも取り扱っています。こちらのケーキはマロンクリームがやさしくケーキを包み込むように絞られており、かわいらしいフォルムのケーキです。このケーキも、こちらのケーキ屋さんの代表的な人気ケーキのひとつです。
モンブランのホールケーキが食べられる東京の人気店
モンブラン好きの夢といえば、「モンブランのホールケーキを食べること」ではないでしょうか?そんなモンブラン好きの夢をかなえる、モンブランのホールケーキが食べられる東京のケーキ屋さんを紹介します。
軽くて優しい味が食べ易い「エリティエ」
まずご紹介するケーキ屋さんは、東京都文京区にある「エリティエ」です。都営三田線の白山駅から徒歩6分のところにあるケーキ屋さんです。
こちらのケーキ屋さんでいただけるモンブランのホールケーキは、ご覧のとおり圧巻です。こちらのホールケーキは、スポンジ、生クリーム、栗の渋皮煮をたっぷりと挟み、ケーキの外側をマロンクリームがたっぷりとコーティングしています。ケーキのサイズは4号から7号まで選ぶことができます。7号サイズのホールケーキは直径35cmにもなり、モンブラン好きにはたまらない夢のホールケーキです。
ホールケーキの他にも、モンブランのタルトケーキのホールケーキも取り扱っています。こちらのタルトケーキは4号から6号までのサイズのケーキを選ぶことができます。サクサクのタルト生地の上に、たっぷりのクリームとフレッシュな新栗、マロンクリームがたっぷりと絞られていて、こちらも人気のケーキです。
サクサクのタルト生地が美味しい「アントワーヌカレーム」
続いて紹介するケーキ屋さんは、「アントワーヌカレーム」です。東京都目黒区にあるケーキ屋さんで、東急目黒線の武蔵小山駅から徒歩17分と少々離れています。しかし、こちらのケーキ屋さんは創業以来、30年以上も地元で愛され続けており、それはケーキのおいしさとサービスの良さの証拠です。
こちらのケーキ屋さんでいただくことができるモンブランのホールケーキは、香ばしいタルト生地に上に、和栗とフランス産の洋栗を合わせたマロンクリームをたっぷりと絞ったケーキです。ケーキのサイズは4号と5号から選ぶことができます。
この他にも豊富な種類のホールケーキを取り扱っており、中でもフルーツたっぷりのショートケーキは人気のケーキとなっています。一般的なショートケーキといえば、いちごがのったケーキが多くあります。しかしこちらのケーキ屋さんのショートケーキは、いちご、バナナ、キウイ、グレープフルーツ、ブルーベリーなど、種類豊富なフルーツがたっぷりと飾られているのが特徴です。
カフェスペースがあるモンブランが美味しい東京のケーキ屋
最後に、カフェスペースがあるモンブランがおいしいケーキ屋さんを紹介します。お店ですぐにおいしいケーキを楽しめるため、お出かけついでに立ち寄ったり、友達や恋人とケーキを食べながらおしゃべりしたりするのにもおすすめです。
高級感ある大人のモンブランが楽しめる「ダロワイヨ」
まずおすすめするケーキ屋さんは、東京都目黒区にある「ダロワイヨ」です。東京の自由が丘に本店があり、大阪や名古屋、仙台など各地に店舗を展開しているケーキ屋さんです。
こちらのモンブランケーキは見た目が特徴的で、バター入りの芳醇なマロンクリームと軽やかに仕上げられたミルキーなホイップクリームのコンビネーションが人気のケーキです。ほんのり香る洋酒と控えめの甘さで上品な大人のケーキと評判です。
モンブラン発祥のケーキ屋「モンブラン」
最後に紹介するケーキ屋さんは「モンブラン」です。冒頭でも紹介したように、こちらのケーキ屋さんが日本でのモンブラン発祥のきっかけとなったお店です。こちらのケーキ屋さんは東京都目黒区にあり、東急東横線の自由が丘駅から徒歩2分のところにお店を構えています。
日本でモンブランというケーキが普及した当時の、栗の甘露煮をつかった鮮やかな黄色のマロンクリームが特徴的で、上品かつ優しい栗の甘味が人気のケーキです。モンブランのケーキが日本で広まった経緯を知ると、より一層こちらのケーキを深く味わうことができます。
伝統あるモンブランの他にも、栗を使ったこだわりのケーキが何種類も取り扱われています。大粒の栗を惜しげもなく使った贅沢なロールケーキや、サブレ生地にマロングラッセとラム酒をきかせた大人向けのマロンケーキなど、ケーキの形やコンセプトは様々です。このケーキの豊富さと独創的なアイディアが、幅広い世代の方に長く愛されている秘訣です。
モンブランが美味しい東京のケーキ屋さんに行ってみよう!
以上、モンブランがおいしいおすすめの東京のケーキ屋さんを紹介しました。それぞれのケーキ屋さんでそれぞれのこだわりがあり、栗のおいしさがぎゅっと詰まったおいしいモンブランのケーキがたくさんあります。
最近は栗を使ったモンブラン以外にも、かぼちゃやさつまいもといった秋の味覚をはじめ、チョコレートやいちごといったフレッシュなフルーツをつかったものなど、バラエティに富んだモンブランも楽しむことができます。
カフェスペースのあるケーキ屋さんでひとりで贅沢にモンブランを味わうのも良いですし、何種類かモンブランのケーキを買いそろえてみんなで食べ比べたり、ホールケーキを買ってみんなで分け合うのも楽しいです。こだわり抜かれた人気のモンブランケーキをぜひ味わってみてください。