東京駅のラーメンストリートでおすすめは?人気店の混雑時間や場所まとめ
東京の有名ラーメン店が軒を連ねる東京駅の東京ラーメンストリート。東京駅というアクセス抜群の場所にあることもあって連日どのお店も行列が絶えません。一体どのような人気店が揃っているのか?ラーメンストリート限定のラーメンとは?など、徹底リサーチしてみました!
目次
東京駅の東京ラーメンストリートは名店揃い!
もはや日本の国民食と言ってもいいラーメン。超濃厚なラーメンからあっさりヘルシーなラーメンまで様々な形にアレンジされ、日本だけではなく世界中で広く愛されていますよね。そんなラーメンの名店が集まるのが東京。その東京の「ラーメン激戦区」と言えば新宿や池袋や高田馬場などがありますが、中でも東京駅の東京ラーメンストリートは名店が勢揃いした大激戦区です。
東京駅といえば言わずと知れたメガ都市東京の陸の玄関口。数多くの在来線が乗り入れ、東海道新幹線と東北新幹線の起点にもなっており、人とモノが無数に行き交う巨大要衝地です。まさに人と人、人とモノを結びつける仲介役として大切な役割を担っていますが、東京駅の地下街にある多くの飲食店はそんな「人」の胃袋を満たす食の宝庫!
その中でも東京駅一番街にある東京ラーメンストリートのラーメンは、働き盛りのサラリーマンから旅行客まで、好奇心溢れる人々のエネルギー源として連日行列が作られ、東京駅地下街の中でも特に人気を誇っています。
東京駅の東京ラーメンストリートのアクセス方法
東京には約3300店舗のラーメン店がありますが、東京駅の東京ラーメンストリートにはその中でも厳選された8店舗が店を構えています。平成21年に4店舗で開業して以来、変わらない人気を維持していますが、東京ラーメンストリートは東京駅のどこにあるのか?具体的な場所やアクセス方法を確認していきましょう。
東京駅のどこにあるの?
東京駅といえば広大で複雑に入り組んでいるため、慣れている人でも迷ってしまうものです。改札口もいくつもあり、案内板を見ても「結局どこから出るのが早いの?」と分からないことが多いですよね。でもポイントさえ押さえれば、巨大迷路のような東京駅でもそれほど迷わずに目的の場所まで行けます。
東京駅は大きく分けて「八重洲口」と「丸の内口」に分けることができます。東京ラーメンストリートの場所は「八重洲口」エリアの地下1階にあります。八重洲口が分かったら案内表示板を見て「八重洲南口改札」か「八重洲中央口改札」を目指しましょう。
「八重洲南口改札」を出た場合、右手に進んで「A-2階段」を下ればすぐ目の前に東京ラーメンストリートがあります。「八重洲中央口改札」を出た場合、正面にある「D階段」を下って右手に真っ直ぐ進んで行けば間も無く到着します。階段を降りるのがどうしても嫌だ!という人は、「八重洲地下中央口改札」を出て下さい。右手に真っ直ぐ進んで行けば、いくつものラーメン店の看板が食欲を誘ってくれることでしょう。
東京駅の東京ラーメンストリート名店ガイドの決定版!
東京駅の東京ラーメンストリートにはバラエティーに富んだ名店が8店舗、軒を連ねています。豚骨、醤油、魚介など様々なラーメンが楽しめるため、何度も通うラーメン通が多くいることでも知られています。営業時間もお店によって違うので、目当てのラーメン店が見つかったら事前にチェックして行くのがいいでしょう。順番に紹介していきますので、是非参考にしてみて下さい!
東京駅の東京ラーメンストリートの名店①六厘舎
言わずと知れたつけ麺界の王様。超濃厚スープつけ麺ブームの火付け役として、日本でも屈指の行列店として名を轟かせています。かつて大崎の本店では100人もの行列が並び、近隣に迷惑がかかったため閉店に追い込まれたいう伝説が残るほど(現在でも品川区大崎の別の場所で営業を続けています)。
ここ東京駅の東京ラーメンストリートでも、行列は必至です。東京ラーメンストリートの第一期から営業を続けていることからも、その人気ぶりが伺えます。どのラーメン店よりも一番長い行列ができるため、待ち時間も最大で1時間は覚悟しておいた方が良さそうです。正午前後のお昼時や夕方以降の帰宅ラッシュの時間帯は特に並ぶので(30人〜40人ほど)、時間に余裕を持って行くのがいいでしょう。
そしておすすめは何と言っても特製つけめん(1060円)。極太麺は一度冷水で締めるため、コシが出て麺本来の小麦の香りや甘みが引き立ちます。
豚骨、鶏ガラなどの動物系をベースにして、煮干し、鰹節などの魚介系をブレンドした超濃厚スープは極太麺によく絡んで、口の中に入ると重厚感たっぷり。海苔の上に乗せられた魚粉を溶かしながら食べると、さらにコクが増して美味しさ倍増。最後につダレにスープ割りを注げば、濃厚なスープ全てを堪能することができます。
「朝つけ」で朝ラーを楽しむ
六厘舎は東京駅の他に、大崎、羽田空港、東京ソラマチに店舗がありますが、「朝つけ」があるのはここ東京駅の東京ラーメンストリートのみ。7時30分から9時45分限定(LOは9時30分)ですが、朝からラーメンを食べたいというマニアには特に人気です。
通常のつけダレよりもあっさりしているので食べやすく、あまり並ばずに食べることができるのも魅力の一つです。時間に余裕のある方は是非一度、東京駅の「朝ラー」を試してみてはいかがでしょうか?
なお、昼の部は10時30分から23時(LOは22時30分)という二部構成になっていますので、気になる方は時間と場所を確認の上、行ってみて下さいね。
東京駅の東京ラーメンストリートの名店②ひるがお
環七で行列のできるラーメン店として有名な「せたが屋」の系列店ひるがおは、塩ラーメンの専門店です。六厘舎と同様、大激戦区東京駅の東京ラーメンストリートの第一期から営業を続けていることからも分かるように、根強いファンが多くいることでも有名です。昼時や夕方は行列が絶えず、10人以上は並んでいます。混雑時は15分~20分くらいは並ぶ覚悟で行ったほうが良さそうです。
スープはすべて天然素材のみで化学調味料は一切使用していないので体に優しく、健康志向の女性にもおすすめです。煮干しの他にホタテや貝柱を贅沢に使った魚介系のスープに、鶏ガラスープを絶妙なバランスで整えているので、あっさり系かと思いきやガツンとした厚みも感じる骨太な塩ラーメンになっています。ベトナム産の自然海塩を使用しているのも、意気込みとこだわりを感じさせます。
麺は北海道産の小麦を使用した国産100%のオリジナルブレンド。細麺でコシがあり、モンゴルのかん水を使っていてうま味がたっぷり詰まっています。チャーシューは柔らかくてジューシーで、満足すること間違いなしでしょう!
一番人気は塩ラーメンのひるがお盛り
一番のおすすめは塩ラーメンのひるがお盛り(1080円)です。チャーシュー、塩味玉、ワンタン、ネギ、メンマ、アオサ海苔などが贅沢にトッピングされています。すべての素材のうま味がギュッと濃縮されており、かと言って魚介のうま味も決して失わず濃厚に感じられる、まさに「ザ・ひるがお」と言ってもいい逸品です。
営業時間は10時30分から23時30分(LOは23時)。場所は東京駅地下1階の南通り沿いにあり、六厘舎の隣です。
東京駅の東京ラーメンストリートの名店③俺式純
こちらもひるがおと同様、「せたが屋」のグループ店で豚骨ラーメンの名店。ひるがおに負けずお昼時など混雑時には長い行列を作っており、東京駅のラーメンストリートでも名物の一つになっているほどです。
スープはゲンコツ、背ガラ、豚足などと共に香味野菜を加えて10時間以上煮込んでいます。臭みは極限まで取り除きうま味だけを引き出しているので、「豚骨ラーメンは苦手」という方にもおすすめできる一品です。
豚骨ラーメンDXはボリューム満点!
中でもおすすめなのが豚骨ラーメンDX(1030円)。濃厚スープでとろみがあり、味玉と肉厚なチャーシューが二枚トッピングされていてボリューム満点です。「今日はガッツリ系でいきたい!」という時には特におすすめです。麺は極細麺だけどしっかりとコシがあり、スープとの愛称も抜群。味に変化をつけたい時には「俺式 特製ラー油」がおすすめです。
営業時間は10時30分から23時30分(LOは23時)。場所はひるがおの隣です。まさに名店の揃い踏みといったところですね。並ぶのが苦手といった人は、お昼時などの混雑時を避けて行くのもおすすめです。
東京駅の東京ラーメンストリートの名店④斑鳩
元は九段下に本店を構えていた、市ヶ谷の名店斑鳩。本店以外では、ここ東京駅のラーメンストリートが初出店となります。白濁した魚介と豚骨のWスープが最大の特徴で、濃厚でコクがあるのにくどくないとラーメン通にももっぱら評判の高い、まさに東京を代表するラーメン店の一つと言っていいでしょう。
何度でも通いたくなる飽きさせない美味さがあり、常に安定した人気を維持しています。ストレートの細麺は硬めでコシがあり、スープとよく絡んで至極の一杯が味わえるでしょう。
東京駅限定の東京駅らー麺が人気
東京駅の東京ラーメンストリートの斑鳩に来たら、やっぱり東京駅限定の東京駅らー麺(1000円)がおすすめでしょう。鰹節を使った魚介系スープに豚骨や鶏ガラを使った動物系スープをブレンドしたWスープは、力強くてこってりとしていますが重さが残らないと評価はとても高いようです。大ぶりな穂先メンマもコリコリと歯ごたえがよく、チャーシューもトロッとしていて欠点のない完成されたラーメンと言っても過言ではないでしょう。
三種のチーズ混ぜそばも捨てがたい!
そしてもう一つ、東京駅店限定のメニューとして忘れてならないのがこの「三種のチーズ混ぜそば」(880円)。パルミジャーノ・レッジャーノ、レッドチェダーなど三種類のチーズにペッパーも効いていてイタリアンな一品。生卵もついているのですき焼き風に食べるとカルボナーラのような味わいで、女性にも人気です。
営業時間は9時30分から23時(LOは22時30分)。場所は東京駅地下1階の南通りにあるC階段のすぐそば。混雑時は15分ほどは待つつもりで行ったほうがいいでしょう。
東京駅の東京ラーメンストリートの名店⑤㐂蔵
東京葛西の人気店「ちばき屋」の店主であり、日本ラーメン協会の理事を務める千葉氏が立ち上げたセカンドブランドです。大学卒業後、様々な和食店で修業を積み銀座『江島』の総料理長にまで上りつめ、確かな腕を持つ千葉氏の信念が詰まったと言ってもいい渾身の一品が味わえる、ラーメン界の一角を担うまさに名店。
その信念とは食材の「こだわり」で勝負するのではなく、食材本来が持つ味の「真髄」を引き出し、バランスを大事にして美味しさを追求するという職人気質にあるようです。
ラーメンストリートの中でも唯一無二の牛タンねぎ塩ラーメン
おすすめはなんと言っても、仙台名物の牛タンがドカンと二枚のった牛タンねぎ塩ラーメン(1000円)です。しっかりと煮込まれていて柔らかい牛タンと、スープが隠れるほどたっぷりと埋め尽くされた三種類の刻みネギが特徴的なこのラーメンは、東京駅の東京ラーメンストリートの中でもひときわ異彩を放っています。しかし決して裏切らない美味しさに、誰もがうなる極めつけの一杯になること間違いなしです。
さっぱりとした口当たりの塩ラーメンですが、うま味と深いコクがあり後を引く美味しさです。麺は平打ちの縮れ麺で、ツルッとしたのど越しでスープのうま味を引き立たせます。
そして忘れてはいけないのが、牛タンの下に隠された生クリームを混ぜたニンニクペースト。スープに混ぜ合わせるとよりコクが出て、美味しさが引き立ちます。バランス感覚に優れたこの一品を求めてわざわざ来る人も多いとか。
営業時間は10時30分から23時(LOは22時30分)。六厘舎やひるがおほどの行列はありませんが、混雑時には待つこともあるので、時間の余裕をみて行ってみて下さい。場所はA-2階段から地下1階に下っていくと、右斜め向かいにあります。
東京駅の東京ラーメンストリートの名店⑥トナリ
六厘舎系列の名店「東京タンメン トナリ」はタンメンブームを作った先駆的なラーメン店として知られています。看板商品のタンメン(750円)には10種類以上の食材をふんだんに使用し、厚生労働省が推奨する成人1日の野菜摂取量350gがこの一杯で摂取できます。
スープは豚骨ベースの塩味で、生姜を混ぜて食べると味に変化が生まれ、さっぱりと締まった口当たりになります。麺は縮れ平太麺でスープにもよく絡み、野菜のうま味が体の内側から浸透してきます。野菜好きな女性からガッツリ食べたい男性まで、誰にでもおすすめできる人気の一品です。
「タンカラ」と「タンギョウ」が二枚看板
トナリを支える二枚看板といえば、タンメン+唐揚げ=「タンカラ」(900円)とタンメン+餃子=「タンギョウ」(890円)でしょう。「タンカラ」には唐揚げが3個ついていて、タンメンの味に負けない濃い味付けになっておりカリッとしていてジューシー。餃子は6個ついており、皮はカリッと中は肉汁あふれるほどジューシーで食欲旺盛な学生も満足できるボリューム満点なセットです。値段がリーズナブルなのも嬉しい点です。
営業時間は10時30分から23時(LOは22時30分)。場所は東京駅1階から地下1階へとB階段を下りていくと、右手の奥まった一角にあります。お昼時などの混雑時には15分ほど並ぶ場合もあるので、時間の余裕をみながら行ってみて下さい。
東京駅の東京ラーメンストリートの名店⑦ちよがみ
『斑鳩』のオーナー坂井氏による初のネクストブランドがこの「ちよがみ」です。ここはラーメンの王道「中華そば」に特化した、中華そば好きによる中華そば好きのためのラーメン店と言っていいでしょう。「その日の気分に合った、お好みの中華そばを楽しんでいただく」をコンセプトにしているだけに、常時数種類の中華そばが用意されています。
醤油、鶏だし醤油、塩、味噌、すたみなとバリエーション豊富で、コンセプト通りその日の気分に合わせてチョイスすることができます。
鰹節、昆布、煮干しから作られたスープは香りとコクに溢れ、特に煮干しが力強く感じられるようです。最後の一滴まで飽きのこないスープが特徴で、ストレート麺との相性も良く、すするほどにバランスの良いうま味が口の中に広がると評判です。柔らかいチャーシューと優しい口当たりの味玉は誰もが納得する美味しさで、完成度が高くまさに王道の中華そばが味わえます。
営業時間は9時30分から23時(LOは22時30分)。場所は「東京タンメン トナリ」の隣です(ダジャレではありません)。それほど行列は出来てはいませんが、ランチタイムや夕方になると並ぶ可能性もあるので、時間に余裕のない方は混雑時は避けたほうが無難でしょう。
東京駅の東京ラーメンストリートの名店⑧ソラノイロ・NIPPON
「ミシュランガイド東京2015」のビブグルマン(星はつかないまでも安くてコスパの良いおすすめのお店)にも選出されたことのある実力店。ラーメン業界の中でも注目されているお店の一つです「ソラノイロ」はカフェ風の店構えで、「ラーメンは好きだけど一人ではちょっと・・・」というような女性にも気軽に入れるお店とあって、女性客の割合が高いようです。
常識を覆すベジソバ
「ソラノイロ」でもおすすめはなんと言ってもベジソバ(900円)。素材のすべてに野菜を使用し、動物系の食材はもちろん、乳製品や卵も使用せずヴィーガン(完全菜食主義者)にも対応したラーメンです。
ラーメンの中には人参、トマト、ブロッコリー、サツマイモ、レンコン、キャベツなど野菜がたっぷりと入っています。しかも麺にはパプリカが練りこまれているという徹底ぶり。スープはべジブロス(野菜のへたや皮を煮込んだダシ)に人参のグラッセのピュレが入っていて、どこまでも野菜にこだわったラーメンの常識を覆す「新感覚ラーメン」と言っていいでしょう。
そしてなんと言ってもユニークなのが、ラーメン店にも関わらず野菜スムージーが飲めるということ。しかも150円というコスパの良さも嬉しいところですね。美味しく食べて美味しく飲んで、しかも健康的とあってカロリーの気になる方にはおすすめのお店です。
営業時間は8時30分から23時まで(LOは22時30分)。それほど行列はできていませんが、ランチタイムでは10分ほど待つ覚悟は必要でしょう。場所は東京駅地下1階B階段のすぐそばです。青色の店構えが目を引くので分かりやすいです。
東京ラーメンストリートのまとめ
東京駅の東京ラーメンストリートは平成21年6月に、「東京で真っ先に食べたい食べたいお店」をコンセプトに4店舗で開業しました。それ以来増減を繰り返し、今では珠玉の8店舗で運営されています。どのお店も独自の味を持っているので、その日の気分に合わせて選んでみて下さい。「今日はトンコツ系」、「明日はつけ麺!」などいろいろ試してお気に入りのラーメンをぜひ見つけてみて下さいね。