たこ焼きやまちゃんのミシュラン獲得のたこ焼きとは？メニューなど紹介！

観光やビジネスで大阪を訪れたら是非一度は食べたいのが、たこ焼きです。数ある大阪本場のたこ焼き屋さんの中でも大人気なのが、天王寺阿部野橋が本店で難波、梅田にも店舗がある「あべの　たこ焼きやまちゃん」です。たこ焼きやまちゃんのたこ焼きは他のたこ焼きとどこが違うのでしょうか？その魅力に迫っていきます。

たこ焼きの本場・大阪で愛されているたこ焼きやまちゃんには、おいしいたこ焼きをつくるためにこだわっているポイントがいくつかあります。そのポイントを見ていきます。
 

たこ焼きやまちゃんは、まずこだわっているのは生地に使っている「だし」です。たこ焼きやまちゃんのおいしさの秘密は、秘伝のスープからとっただしが風味豊かな生地にあるといいます。

たこ焼きやまちゃんのだしは、朝4時から鶏がらに玉ねぎ、キャベツ、ニンジン、そして季節によって旬の野菜、そしてパイナップルやリンゴなどの果物を10種類以上組み合わせて4時間にじっくり煮込んだスープに、昆布とかつおぶしでとった和だしをブレンドしています。

このだしが十分な旨味を生地に与えているので、たこ焼きやまちゃんの一番おいしい食べ方は、何もかけないで食べることだといいます。

たこ焼きやまちゃんの具は天然であることがウリで、タコとネギだけとシンプルで主張しすぎない適量を使います。ネギは関西特有の「青ネギ」をふんだんに使っています。このシンプルはだしの効いた生地の味を生かすためのものです。タコは大きくはありませんが、あくまでも全体のおいしさのバランスを追求した結果です。

たこ焼きやまちゃんのおいしさの秘密は鉄板にもあります。熱が均一に通る分厚い鉄板で高温で焼き上げることで、外はカリッと中はとろ～っとしたおいしいたこ焼きができます。

たこ焼き愛好家によるとたこ焼きの表面がカリッとしすぎてもおいしくないということで、たこ焼きやまちゃんのたこ焼きはカリッとしすぎないで生地が張っている感じがとても頃合いがいいといいます。この焼きの巧さは特注鉄板からも来ているといいます。

ミシュランというと、高級レストランにつけられる星のイメージがありますが、5000円以下のコスパのよいレストラン、ファーストフードにはビブグルマンというカテゴリでミシュランガイドに紹介されています。いわゆる安くておいしい店が紹介されているのです。なお、「ビブグルマン」とはフランス語で欲張り、食いしん坊という意味だそうです。

ビブグルマンにてたこ焼き屋さんが取り上げられるようになったのはミシュランガイド2016からですが、たこ焼きやまちゃんはその2016版からビブグルマンを獲得し、2017、最新版の2018と3年連続獲得しています。

たこ焼きやまちゃん本店は、JR天王寺駅から5分、近鉄阿部野橋駅から徒歩1分のところにありますが、休日ともなるといつも行列ができています。日本人だけでなく海外の観光客の姿もあることがあります。地元の人たちはたこ焼きやまちゃんはいつも行列ができているので、たまたま人があまりいない日はすかさず買いに行くといいます。

天王寺本店では買うのを待つ人、買ってその場で立って食べる人の人だかりができますが、本店の角を曲がってすぐのところに2号店もあり、そこではイートインができるので座ってたべられます。

たこ焼きやまちゃんでは、たこ焼きの個数と味付けを選ぶとこができます。また天王寺本店以外ではたこ焼き以外のメニューもあります。

たこ焼きやまちゃんでは、標準の8個入りの他に、ちょっとだけ食べたい人向けに5個入り、たくさん食べたい人や何人かでシェアした人向けに12個入り、16個入りが選べます。店舗によっては6個、8個、10個で売られています。

座って食べれる天王寺2号店でおすすめメニューは、「3種盛り合わせサラダ付き」です。9個入りと12個入りがあります。味付けの組み合わせを3つのコースから選べます。いろいろな味付けをちょっとずつ食べられるのが魅力です。2号店以外にも、難波店、LUCUA店、USJ店、お台場店などで盛り合わせメニューを用意しています。また店舗によってはハーフ＆ハーフや4種盛り合わせもあります。

たこ焼きやまちゃんのたこ焼きは生地に濃厚なだしが染みこんで美味しくできているので、何もつけないで食べるのが、本当に「ベスト」です。このベストで食べるとたこ焼きの形がまんまるでなく少しつぶれた形になっているのがわかります。

関東では丸々としたたこ焼きのイメージがありますが、大阪のたこ焼きは油をあまり使わないので、回しているうちにちょっとつぶれた形になります。これで中身がトロトロのたこ焼きになっているそうです。

そうは言っても、たこ焼きにはソースとマヨネーズが定番と思う向きには、たこ焼きやまちゃんでは「ヤング」という味付けを用意しています。アツアツのたこ焼きに甘くてスパイシーなソースと酸味のあるマヨネーズがバッチリ合っています。

一昔前のたこ焼きといえばソースに青のりでした。その頃のたこ焼きにノスタルジーを感じながら味わいたい人やマヨネーズが苦手な人には、「レギュラー」があります。青のりの風味と甘くてスパイシーなソースが生地の濃厚な味を引きたてます。

とろみのある自家製醤油とマヨネーズのヤングBも人気があります。ソースよりも醤油の方が生地のだしを一層引き立てているという口コミもあります。

とろりとした自家製醤油と青のりの味付けです。辛口といっていますが、それほど辛くはありません。シンプルな味わいを好む人向けです。

チョレギサラダなどに使われるごま油と塩の組み合わせは、たこ焼きの味付けにも合います。ビールが恋しくなるような味付けになります。トッピングに国産青ネギをつければなお美味しく食べられます。

このごま油塩は、天王寺北口店や難波店では取り扱いがありません。食べられる店舗が限られる味付けになります。

いか天と青ネギがタップリ入って、たこ焼きがみえないほどどっさりかけられたイカ天ねぎマヨは、ボリューム満点で食べ応えがあります。たこ焼きのアツアツふっくらとイカ天の香ばしさとサクサク感、青ネギのシャキシャキ感が絶妙です。ワンランク上のぜいたくたこ焼きを味わいたい向きにはおすすめです。

「バリ辛」は、サンバルソースを使用したピリ辛味付けです。サンバルソースはインドネシア料理やマレー料理に使われるチリソースの一種です。エスニックな味わいが好きな人向けにはたまらない味付けです。

他にも、店舗によっては関西風しょうゆと青のり、関西風しょうゆとマヨネーズ、あっさり塩ポンズと青のり、あっさり塩ポンズとマヨネーズ、からしマヨネーズ、塩マヨネーズなどがあります。塩ポン酢は自家製です。

さらに創作メニューとしてスパイシーカレー塩、チリパウダー塩、サワークリームパウダー塩、ゆずソース、濃厚Wチーズ、スィートチリソース、花山椒塩を出す店舗もあります。この中でも濃厚Wチーズは、たこ焼きとチーズのダブルトロトロで人気です。店舗によってさまざまな味付けが楽しめるのもたこ焼きやまちゃんの大きな魅力でしょう。

また、変わりたこ焼きとしてだし汁ベースのつけ汁をつけて食べる明石焼きも大人気です。卵がたっぷり入っているので、中がフワフワで上品なだし汁巻き卵を食べているような気分になるそうです。つけ汁も穏やかな味わいだそうです。この明石焼きを入れたハーフ＆ハーフや盛り合わせメニューも人気があります。

たこ焼きやまちゃんの店舗のほとんどでは、3種盛り合わせや4種盛り合わせでいろいろな味付けを少しずつ試せるメニューを提供しています。盛り合わせの内容は店舗によって異なります。ここでは、大阪梅田に2017年12月オープンしたLUCUA店の3種盛り合わせで選べるコースを紹介します。

Aコースでは、ヤング（ソースマヨ）、ヤングB(しょうゆマヨ）、ごま油塩という基本のお馴染みの味付け3点盛り合わせです。何もかけないベスト以外の味付けを楽しみたい人におすすめです。

Bコースは、ベスト、イカ天ネギマヨ、塩からしマヨの3種です。何もかけないベストは外せないけれど、他に変わった味付けを楽しみたい人におすすめです。

Cコースは、何もかけないベスト、オリーブオイルのり塩、ごま油塩の3種です。マヨネーズやソースをかけないあっさりした味付けだけを楽しみたい人におすすめです。

天王寺本店にはありませんが、他の店舗では焼きそば、平たく焼いたたこ焼き（カリカリトントン）、タコの唐揚げなどのサイドメニューがあります。焼きそばは、具だくさんでおいしいと評判です。

たこ焼きやまちゃんは、大阪の天王寺、難波、梅田を中心に7店舗あります。アクセス方法、営業時間、店舗限定メニューなどを紹介していきます。

天王寺本店は大阪市阿倍野区にあり、近鉄「阿倍野橋駅から」徒歩1分の所にあります。JR・地下鉄「天王寺駅」から徒歩5分です。大阪駅からのアクセスでは、天王寺駅から歩いた方が便利です。月～土は午前11時から午後23時、日・祝は午前11時から午後22時半まで営業しています。定休日は第3木曜日です。

天王寺本店は持ち帰りのみなので、個数８，１２，１６と、基本の6種類の味付けと青ネギのせのオプションがあります。メニューにはありませんが、イカ天ねぎマヨも買えるようです。

天王寺本店のすぐ近くにある天王寺2号店は、イートインできる店舗です。営業時間は月～土は12時から23時半まで、日祝は11時から23時までです。定休日は不定です。イートインコーナーは35席あり、禁煙席が27席です。店内には訪れた有名人のサインや写真もかざってあります。

2号店は味付けの種類が豊富です。本店にある基本の6種類に加えて、関西風しょうゆ、あっさり塩ポン酢、ゆずソースを青のりまたはマヨネーズを合わせた6種類、からしマヨネーズのみとソース＋からしマヨの合計14種類から選べるようになっています。からしマヨにソースをつける場合は50円アップになります。また、人気の明石焼きもあります。

2号店オリジナルメニューとして、ネギメガ盛り、イカ天ネギマヨ、からしマヨのり塩＆のり塩きざみ海苔のハーフ＆ハーフ、ネギおろしポン酢、サラダ付きの3種盛り合わせがあります。ハーフ＆ハーフのからしマヨは普通のマヨに変えられます。

また、たこ焼きの記事を平たくお好み焼きのように焼いた「社長のいか焼き」「社長のとん平焼き」もあります。それぞれソース味か塩味を選べます。

焼きそばも5種類あります。レギュラーの焼きそば（ソース味・塩とんこつ味）、明太子塩焼きそば、キムチ焼きそば（ソース味・塩とんこつ味）です。

ビールやチューハイ、ソフトドリンクなどのドリンクメニューもあり、ビールを飲みながらゆっくりたこ焼きを味わうこともできます。セルフサービスでお水ももらえます。

天王寺本店と2号店は、大阪中心部からアクセスに便利な天王寺駅から徒歩5分ですが、その北口から徒歩1分のところにあるのが天王寺北口店です。営業時間は月～土が11時から23時、日祝が11時から22時半です。定休日は不定です。イートインではないですが、店の前にテーブルと椅子があり、町行く人々を見ながら食べることもできます。

味付けは、基本の6種のうちごま油塩以外の5種（ベスト、ヤング、ヤングB、レギュラー、辛口）に加えて、ゆずソース、塩だれ、明太マヨソース、塩マヨネーズがあります。あじつけを２つ選んでハーフ＆ハーフにすることもできるそうです。

たこ焼き以外にも、ブタイカ焼きそばや夏には関西の夏の定番飲料「ひやしあめ」やかき氷も販売しているそうです。ビールやお茶などの飲み物も販売しています。

ユニバーサルスタジオジャパン近くにある「大阪たこ焼きミュージアム」の中にたこ焼きやまちゃんUSJ店があります。たこ焼きミュージアムはJRユニバーサルシティ駅から徒歩5分です。営業時間は平日のみ11時から22時で、定休日は不定です。食券を買って注文します。イートインコーナーもあります。

本店とはかなりメニューが違います。大きく分けて王道メニュー、創作メニュー、そして複数種一度に食べられるプレートに分かれています。王道メニューには通常のたこ焼きと明石焼きがあります。個数は通常のたこ焼きは4個か8個、明石焼きは8個ときまっています。通常たこ焼きの味付けは、無地、ソース、醤油、ごま油塩、明太マヨネーズの5種類です。無地、ソース、塩にはマヨネーズと青のりがかけられます。

創作メニューには、ゆず塩ポン酢、イカ天ネギマヨ、濃厚Wチーズ、サワークリームパウダー、花さんしょ塩、スウィートチリがあります。それぞれ6個入りです。

プレートには3種盛りと4種盛りがあります。3種盛りには明太子マヨネーズ、明石焼き、醤油マヨネーズがそれぞれ4個入って12個入りです。4種盛りにはソースマヨネーズ、ゆず塩ポン酢、Wチーズ、ごま油塩がそれぞれ4個入って16個入りです。

USJ店限定のメニューとして、あかたこハーフセットがあります。これは明石焼きと通常のたこ焼きを４つずつ食べられるものです。ビール、チューハイ、ハイボールなどのアルコール飲料やソフトドリンクも合わせて売られています。たこ焼きにドリンクがついたセットも各種売られています。

たこ焼きやまちゃんは、通天閣のある浪速区難波にも1件あります。南海線難波駅から徒歩5分の難波こめじるし店です。近鉄線大阪難波駅からも近いです。難波店の営業時間は火～土は11時45分から21時30分で、日祝は11時半から21時半です。月曜日が定休日で、月曜日が祝日の場合は、翌火曜日がおやすみになります。イートインスペースが店内と外にあります。

味付けは、天王寺本店にある基本の味付け5つ、ベスト、ヤング、ヤングB、レギュラー、辛口（ごま油塩はありません）に加えて、難波店には明太マヨネーズと塩マヨネーズがあります。個数は本店のように6個から16個の間で選べます。缶ビールも売っているので、ビールを飲みながらイートインコーナーで食べられます。

難波店限定の3種盛りは、ベスト、レギュラー、ヤングBが4個ずつ入っています。たこ焼きやまちゃん人気の味付けが難波店では一度に食べられます。

難波店ではメニューにはありませんが、「ベスト」に塩青海苔をかけたものがベストという声があります。大阪難波に来るとこの塩青海苔ベストが無性に食べたくなり、何度もこの難波店を再訪するという口コミがありました。なお店名の「こめじるし」は難波エリアの先っぽという意味だそうです。

2017年12月にたこ焼きやまちゃんもついに梅田エリアに店をオープンしました。大阪駅ルクアイーレ地下2階にLUCUA店があります。営業時間は毎日11時から24時です。定休日は不定です。

通常のたこ焼きのメニューは、本店とほぼ同じです。味付けは本店の基本6種類があります。それに加えて3種盛り合わせ、タコミックス焼きそば、明石焼きがあります。LUCUA店限定メニューとしては、タコの唐揚げ、タコ入り卵焼き、砂すりの唐揚げがあります。また「カリカリトントン」というメニューもありますが、これはたこ焼きをお好み焼きのように平たく焼いたものです。

たこ焼きやまちゃんが、ついに関東エリアに出店しました。お台場シーサイドモールの4階にあるお台場たこやきミュージアム内にあります。アクセスはゆりかもめ「お台場海浜公園」から徒歩2分です。営業時間は11時から21時ですが、季節によって異なる場合もあります。定休日は不定です。食券を買って購入し、ミュージアム内にイートインスペースがあるのでそこで食べられます。

味付けは、本店の基本味付けベスト、ヤング、ヤングBがありますが、名称が定番たこ焼きのすっぴん、ソース（マヨ）、自家製醤油（マヨ）となっています。関東のお客さん向けにわかりやすくしたようです。加えてゆずポン酢（マヨ）、あら塩（マヨ）、ピリ辛ソース（マヨ）の合計6種類から選べます。個数は8個か12個ですが、味付けは2種類選べることになっていてハーフ＆ハーフにできます。

その他にだし汁で食べる「名物明石焼き」、青ネギをたっぷりトッピングした「こぼれねぎ」があります。この名物明石焼きとこぼれねぎを一緒に盛った、三点盛、四点盛のセットもあります。

関東ではなかなか食べられない大阪本場のたこ焼きが食べられると大評判です。特に青ネギたっぷりのトッピングは関東の人には驚き、関西の人には懐かしい一品になっています。

やまちゃん本舗は、本店がある大阪阿部野橋駅近くのお好み焼き屋さんです。場所は2号店があるビルの2階になります。営業時間は12時から23時で火曜日が定休日です。メニューはお好み焼き、ネギ焼き、焼きそばがメインで種類が豊富ですが、やまちゃんたこ焼きと明石焼きも食べられます。またピザや海鮮焼きなどもあります。

たこ焼きやまちゃんが届けてくれる豊かで奥深いたこ焼きの世界を見てきました。天王寺本店でベストのたこ焼きのふわとろ生地を堪能し、2号店で様々な味付けやサイドメニューを試して、そのほかの店舗での限定メニューを楽しむことができます。大阪に行ったら立ち寄ってみない手はありません。