2018年09月22日公開
2024年08月06日更新
銀座・喫茶アメリカンのたまごサンドとは?大人気モーニングを紹介!
銀座の老舗店「喫茶アメリカン」で大人気の巨大なたまごサンドを紹介します。メディアでよく話題になり、その度に銀座に大行列ができる喫茶アメリカンは、何よりこぼれ落ちそうなほど山盛りの具と、ボリュームがあってふわふわなパンで作られたサンドイッチが人気で、早朝からお得なモーニングを食べることもでき、ランチには連日満席で行列を作っています。今回はそんな皆に愛される喫茶アメリカンの魅力と、一番人気の「たまごサンド」を中心に各メニューを詳しく紹介していきます。
目次
銀座の喫茶アメリカンに行ってみたい!
銀座で食事というとおしゃれで高いイメージがありますが、「喫茶アメリカン」は安くて気軽にサンドイッチが食べられるお店として人気があり、テレビや雑誌でよく話題に取り上げられている有名店です。早朝から絶品のモーニングセットを提供していて、ランチには行列ができるほどの人が集まります。
銀座にある喫茶アメリカンの最大の特徴は、何といっても手に持つことも難しいほどボリュームのあるふかふかのパンと、それにはさまれた山盛りの具材です。一目見れば誰もがその大きさに驚き、しかも行列ができる絶品のサンドイッチと聞けば、誰もが一度はお店を訪れたくなるでしょう。今回はそんな喫茶アメリカンの魅力と、大人気のたまごサンドを中心して各種メニュー、モーニングとランチの営業時間まで詳しく紹介します。
銀座の喫茶アメリカンはどんなお店?
喫茶アメリカンはどこにあるの?
喫茶アメリカンは、銀座・歌舞伎座の裏手にある銀座の喫茶店です。東京・銀座は東京屈指の高級な商店街として国内外に知られており、高級なクラブや飲食店、またオフィス街が並んでいる日本有数の繁華街です。銀座は皆のあこがれであり、文化人が集う流行の最先端の街として、明治時代から日本のショッピングや流行の中心に位置していました。
実は東京・銀座は日本で初めて喫茶店が生まれた街で、至る所に昔と変わらない味を提供し続けるレトロな雰囲気の老舗の喫茶店が目につきます。銀座でブラジルコーヒーの「銀ブラ」発祥の店として知られる老舗店「パウリスタ銀座本店」や日本で初めてソーダ水を販売した「資生堂パーラーサロンドカフェ」、80年の歴史を持つハンドトリップで有名な「銀座トリコロール」など、銀座には名だたる老舗の喫茶店が並んでいます。
そんな喫茶店激戦区の銀座に位置する喫茶アメリカンは、浅草線と日比谷線が通る東銀座駅のすぐ近くにあります。3番出口を出て文明堂のある道を左に5分ほど歩いたところで、歌舞伎座の裏手にあります。大きく英語で「SANDWICH」と書かれた緑色のレトロなテントが目印です。銀座の高級なイメージとはちょっと違い、庶民的で入りやすいお店の入口ですが、喫茶アメリカンは開店当時から銀座ではかなりの人気があるお店です。
喫茶アメリカンは35年続く老舗喫茶店
2018年5月に創業35周年を迎えた老舗の喫茶店で、当時店主の原口さんは大手の食品加工メーカーでサンドイッチを作る仕事をしていました。30歳になるころに脱サラして銀座で始めたお店が「喫茶アメリカン」です。改装する費用もなく、前の店舗がゲーム喫茶でそのまま置いてあった椅子とテーブルを使い、看板とテントを作ってスタートしました。
当時食べ物やファッションなどアメリカにあこがれを持つ人が多い時代で、店名の「喫茶アメリカン」もその流行りに由来しています。銀座にはファストフードもコンビニも、サンドイッチのお店もなかったので、周辺の出版社やテレビ局などから、特に女性の客がたくさん来店しました。当初はアメリカのグッズを置いていましたが、今では店主の地元・佐賀のグッズが多く飾られ、店主の俺流スタイルの店内の雰囲気が漂っています。
喫茶アメリカン名物の超厚切りのサンドイッチを提供し始めたのは、2010年頃でした。その頃は歌舞伎座が工事中で客が激減したため、人を集めるために考案したのが現在の厚切りサンドイッチです。また厚切りなのは他にも理由があり、焼きたてのパンは熱くて薄く切りにくかったためのようです。当時は今ほど厚切りではなく、よりインパクトのあるものを求めて現在の厚さになりました。
店主の個性あふれる店内と、とにかく見た目が迫力あるサンドイッチとその安さから、テレビ取材などのメディアでよく紹介されており、有名人が多数訪れるのでものすごい数のサインが飾られています。歌舞伎座の裏手にあり、新橋演舞場や銀座ブロッサムなどが周囲にあるため、芸能関係者がたくさん訪れます。歌舞伎役者や落語家の写真が店内に飾られ、ドアには有名人のプライベート写真もあるので、それを眺めて楽しめます。
芸能人のサインとともに、英劇や映画のポスターも壁や天井など店内の至る所に貼られています。芸能人や劇場関係スタッフたちから愛されているお店です。また、テレビで放送されてしばらくはお店の前に長い行列ができています。
店内には店主直筆のポスターが貼ってあります。毎月新しいものを書いて貼るそうで、よくあるパソコンで印刷された店内のチラシではなく、直筆というところが店主の心遣いが伝わる温かい手紙のようです。この手紙を読むのもお店を訪れる楽しみの一つです。他にも店長の似顔絵が印刷された注意書きのポスターもあり、どこを見ても飽きません。
喫茶アメリカンの営業時間は?
喫茶アメリカンの営業時間は、朝8時から10時30分、午後12時から15時30分で、営業時間前でもパンが無くなり次第終了となります。定休日は土日祝日で、年末年始(12月31日から1月3日)はお休みです。朝早くから提供しているモーニングセットは、喫茶アメリカンの一番人気のメニューです。朝の営業時間の前にすでに客がいることもあります。
銀座で早朝の営業時間からモーニングを提供している喫茶店はいくつかありますが、このボリュームのモーニングを提供しているのはおそらくここだけでしょう。近くの方が仕事にいく前に寄ってモーニングセットを頼んだり、テイクアウトしていったりするお客もたくさんいます。平日しか営業していないので、仕事がある人や学生はなかなか来ることができませんが、中には有休を取って来店する人もいるほどの人気ぶりです。
店頭にはテイクアウト用のカウンターがあり、中には2~4人掛けのテーブルが10卓程度並べられています。お昼はたいてい満席で行列ができているので、ランチの営業時間より前に早めに並んで確実に購入するのがおすすめです。
銀座アメリカンの名物たまごサンドとは?
たまごサンドのパンは半斤を使用
喫茶アメリカンの人気の秘密は、1切れのサンドイッチに食パン半斤も使った分厚いサンドイッチです。かぶりつくとあごが外れそうな厚さです。サンドイッチ2つで1人前なので、1人パン1斤ということになります。こちらのパンは朝と昼の1日2回、赤羽橋にある「新橋ベーカリー」から焼きたてのパンを届けてもらっています。朝昼大量のパンを届けてもらいますが、その日の営業時間の前には売り切れてしまうそうです。
焼きたてのパンを冷まさずに熱々のまま袋詰めして運んでもらっているので、耳までやわらかいパンです。「焼きたてのパンで作るおいしいサンドイッチを食べてもらいたい」という店主の思いが込められています。ふかふかで密度のあるパンは、手でおしても戻ってくるくらいの弾力があります。
そんな熱々のパンにはさまれたサンドイッチで、一番人気があるのは「たまごサンド」です。サンドイッチの定番人気でもあるたまごサンドは、1つが約300gほどありふわふわのパンにはさまれてずっしりとした、手に持つのも重く感じるほどのたまごサンドです。
たまごサンドの具の卵は大きめカット
たまごサンドは大きめにカットされ、ごろごろと粗く刻まれた白身がいっぱいの卵を目いっぱい食パンにはさみ、さらにパンの上に卵を山のようにのせられます。ツナ、ポテトサラダ、ハンバーグなどいろいろあるメニューの中で一番人気のたまごサンドは、月に1トンも仕入れて売れる人気ぶりです。卵は1日150個以上消費し、普通のゆで卵の倍の20分以上かけて固めにゆで、一晩寝かせています。
毎朝店主自ら仕込むたまごサラダは、卵以外の具は何も入っておらず、本来の味を生かすためゆで卵とマヨネーズと胡椒のシンプルな組み合わせで、黄身の割合を多めにして濃厚な味になっています。酸味がなく黄身の味と白身の食感を存分に味わえる、程よい塩味でまったりおいしいたまごサンドです。具材がボロボロこぼれ落ちない程度にしっかりまとまっていて、余分なものが入っておらず卵をおいしく堪能できます。
食べきれないときはテイクアウトも可能
最初は誰もが大きさに驚くたまごサンドですが、食べてみるとびっくりするほどおいしいサンドイッチです。さらに2つで500円という破格の安さで、おいしくて安くてボリュームがある、という3拍子がそろったたまごサンドです。ですがほとんどの人は食べきれないので、途中で渡される容器に入れてテイクアウトすることもできます。ジップロックコンテナを持参してもOKです。
テイクアウトの容器に入れる時は、普通に持ち上げると具材が飛び出してぐちゃぐちゃになってしまうことがあるので、サンドイッチの上に容器を被せてからお皿をひっくり返す、というやり方があるようです。こうするとこぼすことなく、綺麗に容器に詰めることができます。男の人は食べきってしまう方が多いようですが、たいていの人は持ち帰るようです。手提げのビニール袋ももらえます。
また、お店の入口横にテイクアウトのカウンターがあるので、そこでサンドイッチのパックを購入することもできます。どのサンドイッチも500円で買うことができます。テイクアウトのサンドイッチは2種類のサンドイッチが入っていて、ツナポテト、タマゴポテト、といろんな組み合わせがあり、時間帯や売れ行きによって出されているサンドイッチが違います。
行列ができているときやランチの時は30分待ちなどよくあるようなので、そんなに待てない時はテイクアウトメニューを買うのがおすすめです。サンドイッチが並ぶのは朝9時ころなので、朝の営業時間直後の8~9時まではテイクアウト専用の「バゲットサンド(3切れ)」しか提供していません。具材は指定できませんが、ツナやたまごが多いようです。また時間帯によってはふかふかのパンの耳をもらえることがあります。
銀座アメリカンのサンドイッチは他にもある
銀座アメリカンのサンドイッチはたまごサンドの他にもいろいろな種類があります。ツナサンド、チキンサンド、ハムサンド、ハムポテトサンド、ハムチーズサンド、パストラミビーフサンド、ハンバーグサンド、ローストチキンサンドの全9種類です。以前提供していた焼かないトーストは、モーニングでもサンドイッチを提供し始めたため終了しています。ではそれぞれ人気のあるサンドイッチについて詳しく見ていきましょう。
サンドイッチの定番「ツナサンド」
サンドイッチの定番のツナサンドは、大きなツナの塊もごろごろ入っていてボリュームがあり、いくら食べても飽きないシンプルでツナの味を生かした喫茶アメリカンのツナサンドです。パンにはさんだだけでなく、さらにその上に山盛りにのせられたツナは圧巻です。パンをちぎってツナをのせて食べるのがおすすめです。
インスタ映えする「パストラミビーフサンド」
パンの間だけでなく、パストラミビーフがパンの上にも山盛りになっているパストラミビーフサンドです。綺麗な赤いパストラミビーフと白くてふわふわなパンの色合いが鮮やかで、インスタにのせても見栄えがします。サンドイッチの下にもおまけのパンがあります。たまごサンドややハムサンドの場合はサラダにツナや卵がのっていますが、パストラミビーフサンドにはシンプルなレタスのみのサラダです。
パストラミビーフをしっとりもちもちの分厚いパンにはさみ、贅沢かつ豪快に頂きます。ランチの営業時間には売り切れてしまうこともあるパストラミビーフサンドは、喫茶アメリカンの人気メニューです。
まろやかな味わい「ハムポテトサンド」
ごろごろとした大きな粒じゃがいもが入ったまろやかな味のポテトサラダと、ハムを切らずにそのままはさんで半分に切ったハムポテトサラダです。マヨネーズが少なめでほんのり甘い、優しい味のポテトサラダです。崩れ落ちてしまうので、スプーンですくっても食べたり、パンをぎゅっとつぶしてこぼれた分は皿に落とし、サンドイッチを頬張りながら、耳の部分と残ったポテトサラダを一緒に食べたりすると食べやすいです。
売り切れ必至の「ハンバーグサンド」
大きなハンバーグをそのままドンといれて、半分に切ったハンバーグサンドです。こちらもランチの営業時間には売り切れてしまうほどの人気ぶりなので、見つけたら注文するのがおすすめです。たっぷりレタスの上にポテトサラダとツナサラダがあふれるほどに盛られていて、その上にさらにパンがのっています。
モーニングの際に、ハンバーグサンドと別にタマゴやツナなど他のサンドイッチで使用するフィリングをパンに乗せて提供してくれます。ハンバーグサンドを頼んでも名物のたまごサンドも楽しめるのが嬉しいサービスです。
リンゴが隠し味「チキンサンド」
お手製のチキンサラダには、見た目はツナのようですが、キチンがサラダのようにとても細かくカットされており、薄くスライスされたリンゴが入っていて、シャキシャキとした食感が味わえます。
リンゴのほのかな甘酸っぱさがやわらかいチキンの中でアクセントになっていて、マヨネーズの酸味の中にリンゴの甘みが入り、チキンサラダとよく合ってさわやかな味です。
オーロラソースがアクセント「ローストチキンサンド」
ローストチキンサンドも、溢れんばかりのローストチキンをはさんでさらに上にも山盛りのローストチキンがのせられています。少しスパイシーなローストチキンに、オーロラソースのようなソースがやわらかいアクセントになっています。
山盛りサラダにパンがのっている「ハムチーズサンド」
ハムが何枚もはさまれて分厚いハムになっているハムチーズサンドには、手作りのサンドイッチの具材をはさんでいないので、サラダのほうにポテトサラダやツナサラダ、たまごサラダなどを山盛りにのせてくれます。さらにおまけのパンをのせてありますが、パンにポテトサラダなどをのせて食べてもサラダの方が余るほどのボリュームです。サラダでお腹いっぱいになり、サンドイッチは持ち帰るという方が多いです。
シンプルな分厚いハム「ハムサンド」
スライスされたハムが7枚ほどはさんであり、分厚いハムとなっています。シンプルなハムサンドながらオーロラソースがアクセントになっていておいしいハムサンドです。モーニングですがこちらもサンドイッチの具材をはさんでないメニューなので、おまけのパンにポテトサラダ・ツナサラダ・たまごサラダをのせて添えてあります。
銀座・喫茶アメリカンはモーニングとは?
モーニングが食べられる時間は?
喫茶アメリカンでモーニングが食べられる朝の営業時間は、朝8時から10時30分になります。朝は昼より比較的空いていて立ち寄りやすいです。以前までモーニングでは焼かないトーストというメニューがありましたが、現在は客の要望によりトーストではなくサンドイッチを提供しています。
モーニングのメニューと料金は?
サンドイッチとドリンクの全メニューがそれぞれ500円(2018年8月現在)と、銀座という立地で驚くくらいリーズナブルな価格です。モーニングの場合は、サンドイッチを注文するときに必ずドリンクをセットで注文する必要があるので、合計1000円になります。サンドイッチは、タマゴ・ツナ・チキン・ハム・ハムポテト・ハムチーズ・ハンバーグから選べます。食べきれなかった場合はもちろんテイクアウトできます。
ドリンクは、コーヒー(ブレンド・アメリカン・アイス)・レモンティー・ミルクティー・カフェオレ・アイスミルク・アイスオレ・グレープフルーツジュース・ヨーグルトジュースの中から選べます。素敵なコーヒーカップに入れてくれるのも楽しみの一つです。
銀座・喫茶アメリカンはランチもお得
ランチが食べられる時間とは?
喫茶アメリカンでランチが食べられる昼の営業時間は、12時から15時30分になります。パンがなくなり次第閉店してしまうので、14時くらいまでには入っていた方がよいでしょう。またランチはすぐ満席になり行列ができるので、営業時間前の12時前くらいにはお店の前にいると確実です。待ち合わせでの席取り・複数人で1つのメニューをシェアをするオーダーは厳禁になっているので、連れの方がいる場合は合流してから並びましょう。
ランチのメニューと料金は?
ランチはサンドイッチセットのみで、サンドイッチ・サラダ・コーンスープ・好きなドリンクのランチセットが1200円になっています。セットのサラダはポテトサラダ・たまごサラダ・マカロニサラダ・ツナサラダのうちのどれかに葉物野菜がついていて、こちらもまたボリュームたっぷりの山盛りで提供されます。特にパストラミビーフとハンバーグの売れ行きが早いので、入店時に残っていたら一度は頼んでみるのがおすすめです。
ハンバーグサンドなどサンドイッチの具材をはさんでないメニューにはたいてい、葉物野菜の上にたまごサラダやツナサラダ、ポテトサラダが山のように盛られ、さらにその上におまけのパンがのせられています。こちらのサラダでお腹いっぱいになってしまう人も多いです。パストラミビーフなど具材が山盛りになっているサンドイッチは除きます。
ランチに付くコーンスープも表面に膜がはるような濃厚なスープで、サンドイッチのパンをちぎってコーンスープに浸して食べるのもまたおいしいです。
ドリンクも量が多く、特に冷たいドリンクは大きなグラスになみなみと盛られます。ホットドリンクは店主の気分次第でカップの大きさが違います。ホットレモンティーのレモンでさえ、こんなに分厚くカットされたレモンがついてきます。またカフェオレはアイスしかないので注意が必要です。ランチの営業時間にパンがなくなってしまうと、その日の営業時間前でも終了してしまいます。
銀座の喫茶アメリカンで伝説のタマゴサンドを!
いかがでしたか?銀座でサンドイッチが名物の老舗喫茶店「アメリカン」について紹介してきました。サンドイッチの大きさで話題を呼び、常連のお客もたくさん出るほどのおいしさと安さを提供する喫茶アメリカンの魅力とサンドイッチのメニュー、特に絶品のたまごサンドを中心に紹介してきました。一目サンドイッチを見れば誰もが行ってみたくなる、銀座・「喫茶アメリカン」にぜひ足を運んでみてください。