アラカルトの意味とは?意外と知らないメニューの常識・頼み方を調査

アラカルトという言葉を、目にしたり、聞いたことはあるけど、実際にどういう意味?と言われてしまって、ドキッとしたことありませんか?フレンチレストランのメニューでよく見かける言葉≪アラカルト≫。一度意味を覚えてしまえば、本場フランスでも怖いことなし!

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目次

  1. 1アラカルトってそもそも何語?
  2. 2アラカルトの意味って何?
  3. 3フレンチレストランにおけるアラカルトの意味とは
  4. 4アラカルトの意味はビストロと高級レストランで変わる?
  5. 5アラカルトの意味が分かったら・・注文の仕方編
  6. 6アラカルトの意味が分かったら・・注意点編①
  7. 7アラカルトの意味が分かったら・・注意点編②
  8. 8アラカルトの意味が分かったら・・注意点編③
  9. 9アラカルトの意味が分かったら・・海外での注文編
  10. 10本場フランスの食事の意味とは
  11. 11本場フランスでのアラカルトの意味とは
  12. 12アラカルトの意味についてのまとめ

アラカルトってそもそも何語?

アラカルトという言葉を知っていますか?聞いたことはあるけど、一体どこの国の言葉なの?そんな事を疑問に思ったことはないでしょうか?このアラカルトという言葉は、実は英語ではなくフランス語。本場風の発音で言うと、ア・ラ・キャルトゥ(à la carte)と言います。

このアラカルトという言葉、一体いつ目にする言葉なのかというと、それはフレンチレストランに入って、サービススタッフからメニューを渡された時です。ドキドキして入ったフレンチレストランで、分からない言葉アラカルトを目にしても、焦らないでください!アラカルトは、決して難しい言葉ではないんです。

アラカルトの意味って何?

アラカルトという言葉をフランス語の辞書で調べると、「料理をカルトで1品ずつ選んで」という意味になります。よく和訳では単品料理と訳されているアラカルト。これはフランス語でセットメニューを意味するmenu(現地の発音だとムニュ)に対しての言葉として使われています。

フランス語の食べるという意味を持つmanger(マンジェ)の後ろにアラカルトをつけて、アラカルトで食事をするという意味になり、カルトつまりメニューから選んで食べるという頼み方になります。言葉の意味が分かったところで、フレンチレストランではアラカルトという言葉がどのように使われるのかを見ていきましょう。

フレンチレストランにおけるアラカルトの意味とは

フレンチレストランにおけるアラカルトという意味は、「料理をカルト(ここではメニューの事)から1品ずつ選んで」という意味に置き換える事が出来ます。つまり、すでに内容が決まっているコースメニューやセットメニューを注文する頼み方ではなく、渡されたメニューの中から好きなものを1品ずつ選んで食べるという頼み方です。

アラカルトの意味はビストロと高級レストランで変わる?

フレンチの高級レストランでも、手ごろな値段のビストロでも、アラカルトにおける意味は同じです。ただ、どちらのタイプのレストランに行ったとしても、アラカルトは単品料理を意味するので、コース料理で頼んだ時よりも量が1.5~2倍程多く出てくる事が多いです。

アラカルトの意味が分かったら・・注文の仕方編

アラカルトの意味が分かったところで、次は頼み方の方法です。レストラン注文の方法は、大きく2つに分けられます。それが、コースメニューとアラカルトです。コースメニューは、5000円、8000円、12000円など、値段に応じてメニューが構成され、すでに内容が決まっているコースもあれば、指定の内容から自分の好みのものを選ぶというのが一般的です。また、シェフのおまかせコースなどもよく目にします。

アラカルトの頼み方はというと、メニューの中から好きなものを1品ずつ選んで注文する頼み方です。コースメニューの選択肢の中に自分の好みのものがなかった場合や、すでにコースメニューを選んだけれど、アラカルトメニューの中で気になる料理があり、一緒にレストランに行った人達とシェアして食べてみたい!という時に使います。

アラカルトの意味が分かったら・・注意点編①

すでに前述したように、アラカルトで注文をした場合、1.5~2倍の料理の量が出てくるレストランが多いです。コース料理を頼んで更にアラカルトで追加注文をお願いする場合は、多く残すなどのマナー違反は避け、自分たちが食べれる量を注文しましょう。

アラカルトの意味が分かったら・・注意点編②

フレンチレストランでのアラカルトの注意点としてもう1つ挙げたいのが、注文の仕方です。基本的に、同じテーブルに座った人達が、同じ注文方法でなければなりません。カップルで行った場合、1人がコース料理、1人がアラカルト料理で1品だけ注文という頼み方は避けましょう。

2人ともがコース料理を注文し、アラカルトメニューから1品追加注文してシェアして食べるという頼み方は、フレンチレストランではマナー違反にはなりません。ただし、コース料理によっては食べきれないという事もあるので、心配であればレストランのサービススタッフに相談することをお勧めします。

アラカルトの意味が分かったら・・注意点編③

アラカルトで自分の好きなものを自由に頼めるといっても、出来れば前菜・メインと順番を崩さずに食べて欲しいというのがシェフの願いです。絶対ではないですので、途中でおかわりをしたくなったり、追加をしたいという場合は、サービススタッフにその旨を伝えましょう。お皿をシェアしたい場合には、小皿をもらったり、注文時にシェアするから皿を分けて欲しい旨を伝えるととてもスマートです。

また、注意しなければならないのが、いろいろな料理を少しずつ食べたいからとシェアする場合、同じお皿から数人で食べることです。ヨーロッパではあまりよく思われない食べ方で、少しいいレストランに行った場合にも恥ずかしいことなので注意が必要です。

お皿を持ち上げる行為も本来はマナー違反なので、お皿を入れ替えるのも避けたい行為です。どうしてもお皿を入れ替えたい場合は、ガチャガチャと音を立ててお皿を入れ替えないように注意をしましょう。

アラカルトの意味が分かったら・・海外での注文編

海外旅行に行った場合、苦労する場面の1つとして挙げられるのが、レストランでの注文です。フレンチレストランに限らず、ほとんどのレストランでコース料理、アラカルト料理が用意されていますが、英語のメニューを渡された場合、なかなかその料理を想像出来ないこともよくあることです。

英語が得意で、レストランのスタッフに説明を頼める語学力がある人なら問題はないですが、英語はちょっと・・という方もいると思います。そんな時は、コース料理を頼んでみましょう。すでに選択肢もお店のお勧めのものに絞られてることが多く、注文したものと違うものが出てくるというリスクも抑えられます。

どうしてもアラカルト料理から選びたいという場合は、料理の量に注意しましょう。海外の料理の量は、コース料理の場合でも、すでに日本人の私たちにはボリュームが多い事が多いです。なので、アラカルト料理で注文する場合は、量が多いということを頭の片隅に置き、料理を注文することをお勧めします。

本場フランスの食事の意味とは

フランス人にとって食事の時間というのは、大切な時間の1つ。友人や家族と食事を通して会話を楽しむのが目的です。食事の時間も長く、週末に友人の家にディナーに招待された場合は、夜の8時くらいからアペリティフ(食前酒)が始まり、デザートが食べ終わって12時過ぎというのもよくあることです。

本場フランスでのアラカルトの意味とは

フランスでは、レストランにおけるアラカルトの意味は変わってくるのでしょうか?昼のランチの時間帯にレストランを覗いてみると、コース料理を注文し、ワインを片手にビジネスの会食や、友人とのランチを楽しんでいるフランス人の姿を目にします。昼にたっぷり食べ、夜はあっさりと終らせる家庭が多く、彼らにとっては日常です。

フランスで初めて行ったレストランでは、昼のランチメニューやコース料理を注文する頼み方が一般的。レストランのその日のお勧めや、季節の旬のものが選択肢として入ってることが多いです。では、アラカルトを利用して、いつどのように注文する頼み方が多いのかというと、それは何度も行った事のあるお気に入りのレストランに足を運んだ時。

家族や友人を連れて、週末や何かの記念日にレストランに足を運ぶフランス人。そんな時には、自分たちのお気に入りのレストランをチョイスします。そこにお気に入りの料理がある場合には、コースメニューではなく、アラカルトの料理を前菜・メイン・デザートとそれぞれ選びます。そもそもシェアするという習慣がないフランス。ボリュームが多くても、自分の食べたい物を自分で決めて食べるのがフランス流です。

特にジビエの時期には、あそこのフレンチレストランに行ったらあの料理が食べれるというのを知ってるフランス人。ジビエを扱うレストランが少なくなってきているので、狩猟の時期に何度もお気に入りのレストランに訪れ、アラカルトでジビエ料理を注文するなんて人も出てきます。ちょっと通な頼み方ですが、そこはガストロノミー大国フランスらしく、レストランに愛着があってこその頼み方です。

アラカルトの意味についてのまとめ

アラカルトという言葉の意味を、理解していただけたでしょうか?これで、少し背伸びをするような高級フレンチレストランに出かけても、海外旅行の際にレストランに入っても、メニューを見て戸惑うことはありません。落ち着いて、フランス人のようにメニュー選びにじっくりと時間をかけてみてください。注文の後は、ケータイをしまい、ぜひ素敵な食事の時間を楽しんでくださいね。

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