コラーゲンを多く含む食べ物・食品は?効果的な摂り方も紹介!

コラーゲンというと美容液などのイメージも強いですが、実は食べ物・食品に含まれている物質でもあります。そのためにコラーゲンの恩恵を最大限に受けるためには食べ物・食品も活用したいものですが、果たしてコラーゲンを多く含んでいる食べ物・食品にはどのようなものが挙げられるでしょうか?今回は、そんなコラーゲンを多く含む食品・食べ物に加え、コラーゲンの効果を引き出す摂り方や生活習慣についてもみていきます。

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目次

  1. 1コラーゲンたっぷりの食べ物や食品を摂ろう!
  2. 2コラーゲンを多く含む食べ物・食品とは?
  3. 3コラーゲンの多い食べ物・食品の効果的な摂り方
  4. 4コラーゲンの嬉しい健康効果
  5. 5コラーゲンたっぷりの食材で料理!
  6. 6コラーゲンの多い食べ物・食品を摂って効果を高めよう!

コラーゲンたっぷりの食べ物や食品を摂ろう!

美容に欠かせない成分の筆頭として知られているコラーゲンですが、普段の食事で意識的に摂取しているという人は少ないかもしれません。しかしコラーゲンというのは案外身近な食品にも豊富に含まれているものなので、コラーゲンが豊富かどうかというのも意識しながら食生活を送り、コラーゲンを食べ物・食品からも取り入れたいものです。

今回は、そんなコラーゲンが豊富な食べ物・食品にはどのようなものがあるかということについて掘り下げていきます。コラーゲンは肉類・魚類などを含めて案外身近なものに多く含まれている傾向にあるので、ぜひ具体的にコラーゲンの多い食べ物やその食べ物を使ったレシピなどもチェックし、日々の食生活の中に役立ててみてください。

コラーゲンを多く含む食べ物・食品とは?

コラーゲンを多く含む食べ物・食品を知っておけば、身近な食品からも美容や美髪、関節痛予防などの役立つコラーゲンを摂取することができることでしょう。コラーゲンだけで美容効果などがすべて補完されるわけではありませんがコラーゲン不足は色々な症状を引き起こすとされているので、やはり不足しないように補給したいものです。

コラーゲンを多く含む食べ物・食品「魚介類」

コラーゲンを多く含む食べ物・食品の代表格としてはまず、魚介類が挙げられます。魚介類の中でも特にフカヒレやスッポンなどの高級食材というのは特に栄養価が高いですが、コラーゲンの含有率も高いようです。また、より身近な魚介類であればエイヒレなど魚の皮、うなぎやなまこ、クラゲなどの食材もコラーゲンを多く含んでいるようです。

これらの魚介類というのは単にコラーゲンが多いだけでなく、良質なタンパク質を補給する源にもなりますし、アミノ酸のバランスもよいのでアミノ酸の補給にもつながります。神経伝達や疲労回復のためにはコラーゲンだけでなくアミノ酸も重要なので嬉しいものですが、さらにこれらの魚介類というのは総じてミネラル類も多く含んでいます。

実際にコラーゲンサプリの中には魚の皮などから摂取したコラーゲンを元に作っているものも多いですが、既述の食品以外にも塩焼きや刺身などのできるだけヘルシーな形で魚類を摂取すれば、DHAやEPAなど青魚に豊富な成分の補給にもなります。また、フカヒレなどは100gあたり10g近いコラーゲン量となり、全食品でもトップクラスです。

コラーゲンを多く含む食べ物・食品「肉類」

コラーゲンというのは魚介類や海洋生物由来の海洋性コラーゲンの他に、主に肉類由来の動物性コラーゲンというものが挙げられます。特に牛や豚、鶏の肉の中でも皮部分から取り出したコラーゲンが多いですが、サプリなどでは牛肉由来のコラーゲンはBSE問題などからあまり使われませんが、もちろん食品からもコラーゲンは摂取できます。

例えば牛肉であれば特に牛すじの煮込みなどの料理にコラーゲンが豊富に含まれており100gあたり5g程度のコラーゲンが含まれます。鶏肉であれば手羽先などがコラーゲンの宝庫として注目を集めており、100gあたり2g程度のコラーゲンが含まれます。これらはスッポンやフカヒレなどに比べて安価でより気軽に摂取できるコラーゲンでしょう。

一方で魚由来のコラーゲンに比べて肉類の動物性コラーゲンというのは、吸収効率が悪いとも言われています。そもそもお肉というのはあまり消化効率のよくない食品ではありますが、コラーゲンに関しても同じことが言えます。ただし、お肉類はアミノ酸スコアが高い上にビタミンB群など代謝に関わる栄養素も同時に補給できる食品です。

コラーゲンを多く含む食べ物・食品「ゼリー類」

コラーゲンというのは肉類や魚類など主にタンパク源となる食品から摂取できることが多いですが、他にもデザートなどでよく食べるゼラチン質のゼリーなどにも豊富に含まれているようです。コラーゲンから抽出したものがゼラチンでありプルプルとしたゼリー状が特徴的ですが、市販のゼリーやグミなどもコラーゲンが豊富なものが多いです。

ゼリー類というのは他のスイーツに比べて脂質・糖質の割合が低いスイーツでありヘルシーと言われることもありますから、他のスイーツを我慢する代わりにゼリーやグミを食べて満足度を得るとともにコラーゲンを補給することにもなるのは嬉しいものです。また、果肉などが含まれるゼリーであれば果物由来のビタミンなども摂取できそうです。

しかし、ゼリーやグミなどは加工品であるために添加物などが含まれていることも多いことや、他のスイーツに比べて糖質が低いとは言っても砂糖などが比較的多く含まれているものです。また、一度に大量に食べるとお腹がゆるくなることも多いです。このような点を考慮して、あくまでサポート的な役割でこれらの食品は取り入れたいものです。

コラーゲンの多い食べ物・食品の効果的な摂り方

コラーゲンが多く含まれる食べ物・食品にはすでに紹介したような魚介類や肉類、ゼリー類などが挙げられます。特にフカヒレなどはコラーゲン含有率が高いですが気軽に摂取できるものとしては手羽先や牛すじなどがおすすめです。そしてこれらのコラーゲンを摂取する上では、あくまで効率的な方法で摂取していくことが重要となります。

コラーゲンとは?

摂り方にも注意したいコラーゲンですが、そもそもコラーゲンとはどのようなものであるかをチェックするということも、コラーゲンの効果を得る上では重要なことだと言えるでしょう。コラーゲンとはタンパク質の一種ですが、特に動物の皮や軟骨、筋部分に多い繊維状のタンパク質であり、性質的には柔軟性・弾力性に富んでいます。

コラーゲンは多くの生物の細胞外基質の主成分でもあり、皮膚や髪、関節などを正常に動かすためには非常に欠かせない成分となっています。そしてタンパク質の中でも全体の30%を占める物質となっていますが、特に真皮においては構成成分の70%ほどがコラーゲンとなっており、だからこそコラーゲン不足の肌への影響というの強いのです。

そんなコラーゲンは最近ではサプリやドリンクから摂取するというケースも多いですが、普段の食事から補うことも重要です。また、コラーゲンを活性化してくれる栄養素と合わせて摂取する点やコラーゲンの肌への効果に対して紫外線が天敵となるために、コラーゲンを摂取する際には紫外線対策を同時に行うことも重要となっています。

コラーゲンの働きとは?

コラーゲンというのはなんとなく肌によいというイメージもあるものですが、果たしてその働きとしてはどのようなものが挙げられるのでしょうか?コラーゲンは皮膚や髪、爪、関節などを構成する成分のひとつとなっており、コラーゲンが不足することは髪や肌のトラブルを引き起こしたり、関節症などを引き起こしたりすると言われています。

コラーゲンというのは加齢とともに減少するとされ、50〜60代までのうちに20代のコラーゲン量は半減してしまうということがわかっています。そしてこのコラーゲンの減少というのが肌のくすみやしわ、髪のトラブルや関節への痛みなどの老化現象を引き起こす原因のひとつであるとされており、コラーゲン補給はこれらの予防のために重要です。

もちろん肌のトラブルなどは紫外線の影響などもあるため、たとえコラーゲンを補給している場合でも肌のハリや弾力を保つ上では天敵となる紫外線への影響も欠かせません。このことも考慮した上で、肌や髪、関節などの健康維持を行うために、ぜひ食品やサプリ、ドリンクなどを組み合わせてぜひ効率よくコラーゲンを補給していきましょう。

コラーゲンペプチドは体内吸収が早い

コラーゲンを摂取する上ではその摂り方というものを意識したいものですが、コラーゲンの正しい摂り方を実践する上ではまず、コラーゲンというのは分子の構造によって吸収効率が変わるということをしっかりと頭に入れておきたいものです。通常のコラーゲンに比べて、コラーゲンペプチドというのは体内吸収が早いと言われているのです
 

コラーゲンというのは一般的に繊維状になっており3重のらせん構造をしていると言われています。このような状態のコラーゲンがより分解されたタイプがコラーゲンペプチドであり、コラーゲンペプチドはゼラチンよりも分子量が小さく吸収しやすい形となります。そしてさらにこれを分解したパターンというのが、アミノ酸となります。

コラーゲンをはじめタンパク質というのは食品から摂取した場合でも体内に取り込まれる際にはまずアミノ酸に分解されるものですが、ペプチド以上に吸収効率が高いのがアミノ酸だと言えます。このようなアミノ酸やペプチドのようなより分子の小さいタイプのコラーゲンの存在も認識し、ぜひ効率よくコラーゲンを補給してみてください。

コラーゲンはビタミンCと一緒に摂ろう

コラーゲンというのは摂り方が重要であるというのは既述の通りですが、コラーゲンを効率的に取り込むためにはビタミンCと一緒に摂るということも重要になります。ビタミンCはレモンなどの柑橘類やアセロラなどの果実に豊富に含まれている水溶性ビタミンですが、コラーゲンを体内で合成するためにひあビタミンCが欠かせないのです。

ビタミンCというのは抗酸化作用があり肌の酸化などから守るという働きが期待できるものですが、それだけでなく肌の重要な成分であるコラーゲンを合成するためにも欠かせない成分なのです。そのためにコラーゲンを肉や魚類から補給するだけでなく、それをレモン味にしたりケールなどの成分が含まれた青汁を飲んだりするのが重要です。

また、レモンゼリーなどであればコラーゲンとビタミンCのどちらも効率よく摂取できるのでよりおすすめ度は高まります。ビタミンCを飲むことには他にも身体の老化を防ぐことなどのメリットがありますから、サプリなどを摂取する前にまず食品から積極的に摂取するようにし、その上でサプリなども活用して補給するようにしましょう。

料理するときは煮物がおすすめ

また、コラーゲンの効率的な摂り方のひとつとしては、コラーゲンが豊富な食品を煮物料理にするということもおすすめとなります。煮こごりというのは数ある料理の中でも特にコラーゲンが豊富なものであり、煮物などにして煮汁が冷えて固まったものを捨ててしまうという人は、ぜひ煮物を作った後の煮こごりも捨てずに食べてみてください。

ゼラチン質の魚や手羽先などの肉というのはコラーゲンが特に多いですが、手羽先などは甘めのたれなどで煮物にして食べるのもおすすめです。そして煮物を作ったあとで煮汁が冷えて固まったら、それも残さずに食べることで食品に含まれるコラーゲンというのを余すことなく摂取することができるため、ぜひ実践してみましょう。

そんな煮物・煮こごりを作るときには、できるだけ味を濃くしすぎないということや野菜なども含めてビタミンCなどの栄養素もバランスよく摂取できるようにするということが挙げられます。ぜひ、コラーゲンが豊富に含まれる食品のコラーゲンを余すことなく取り入れるための摂り方として、煮物・煮こごりを調理してみてはいかがでしょうか?

サプリメントで効果的にコラーゲン摂取

また、コラーゲンの効果的な摂り方としてはやはりサプリを活用するというのも一つの手です。サプリメントというのはコラーゲンなどの栄養素が凝縮されているものが多いために、食品よりもコラーゲンのみを効率よく摂取するのに適しています。食品であればコラーゲンを摂取するために脂質などの栄養素も過多になることがあるので要注意です。

もちろんコラーゲンをサプリから摂取する場合にも、使用するサプリやその摂り方によって効果というのは変わってしまうものです。コラーゲンサプリを摂取するという場合にはまずコラーゲンの量をチェックしたいものですが、それ以上にコラーゲンの分子の小ささをはじめとする吸収効率の高さ、さらには体内での再生力を確かめましょう。

中には安価なコラーゲンサプリというのも数多く登場していますが、値がやや張るもののコラーゲンの吸収効率が高くより効果を時間するまでのスピード感があるものや、無添加のサプリなども増えているようです。ぜひ、このように質の高いコラーゲンを意識的に選んで、食品だけでは摂取しづらいコラーゲンの恩恵を受けてみてください。

ドリンクで効果的にコラーゲンを摂取

サプリメントに加えてコラーゲンを効率的に摂取したい人におすすめの摂り方としては、コラーゲンドリンクからコラーゲンを摂取するという摂り方も挙げられます。ドリンクタイプであれば錠剤が苦手であってもコラーゲンをうまく補給することができますし、忙しくて時間がないときなどでも効率よくコラーゲンを補給しやすいメリットがあります。

コラーゲンサプリというのはさまざまなタイプが存在するものですが、コラーゲンドリンクというのも同様に色々な商品があるものです。コラーゲンだけでなくヒアルロン酸などの美容によいとされる成分やコラーゲン合成に不可欠とされるビタミンCなどを同時に含んでいるコラーゲンドリンクもあるので、ぜひチェックして活用してみてください。

バランスの良い食事で健康に

コラーゲンというのはサプリやドリンクも活用することが効率的な摂り方と言われていますが、サプリやドリンクのみで美肌や美髪の効果を達成できるという訳ではありません。あくまで根底にあるのは規則正しい生活やバランスのよい食生活であり、食生活が根本的に乱れている人はコラーゲンの効果を感じづらいので、注意が必要でしょう。

コラーゲンの効果を実感するためには、やはりさまざまな食品から栄養をバランスよく摂取するということが求められます。コラーゲンというのはタンパク質の一種ですが、コラーゲンだけでなくアミノ酸なども補給するためにサプリだけでなく肉や魚類を不足しないように補給することが重要ですし、野菜由来のビタミン類も欠かせません。

特にビタミンB群など代謝に関わる成分が不足した人や抗酸化作用のあるビタミンA・C・Eなどが不足している場合には肌トラブルというのが起きやすいですから、コラーゲンだけで美肌が実現できるとは思わずに、緑黄色野菜などもしっかり取り入れましょう。あくまでバランスのよい食事を行った上でコラーゲンを取り入れるのが効果的なのです。

健康と美容のためにはしっかり睡眠

コラーゲンは美容によいというイメージもあり、確かに真皮の中心的な構成成分であることは確かですが、それだけでは健康維持や美容というのをなかなか実現することはできません。健康と美容のためには生活習慣全般の見直し・改善というのが重要ですが、その中でも質のよい睡眠というのは美肌・美髪のために欠かせない習慣となります。

睡眠不足というのは体の代謝機能や肌のターンオーバーなどの正常化・維持に支障をきたすこともありますし、何より睡眠中というのは成長ホルモンなどのホルモンの働きが期待できる上に摂取した栄養を消化して体中に送り届ける働きも行われるので、たとえコラーゲンを摂取したとしても睡眠不足ではその恩恵をフルに受けることができません。

そのために、忙しい日々の中でもしっかりと睡眠を取ることが重要です。また、睡眠時間をたっぷり確保するだけでなく睡眠前にスマホをいじらないことなどで睡眠の質をよくすることも重要です。このように美容に深く関わる睡眠習慣というのもしっかりと実践してこそ、サプリなどのコラーゲンの効果を最大限引き出すことができるのです。

適度な運動も合わせて行おう

コラーゲンの美容効果や病気予防などの効果を引き出すためには、生活習慣の総合的な見直し・改善の一環として適度な運動も合わせて行うということが重要です。適度な運動を行うことでデトックス効果や関節の機能維持などにつながるのでコラーゲンと合わせて美肌や関節痛予防などのために体の内側から働きかけ、効果を引き出せそうです。

また、運動をしている人の中で筋力アップなどを図っている場合であれば、コラーゲンペプチドなどを摂取することは筋肉を作ることにも役立ちます。そして筋肉が作られ代謝が改善することは、全身の血行促進や老廃物排出などにも役立ちます。激しすぎない有酸素運動や筋トレは、コラーゲン摂取とともにぜひ行いたい対策だと言えそうです。

そのように運動を生活の中に取り入れていく中で注意したいのは、紫外線に気をつけるということです。コラーゲンの効果に関して天敵とも言えるのが紫外線ですが、紫外線が強い状態でのランニングや外でのスポーツなどはせっかくコラーゲンを摂取しても肌や髪にダメージを与えることになりかねないので、注意するようにしましょう。

コラーゲンの嬉しい健康効果

お伝えしたようにコラーゲンの効果を得るためには適切な摂り方を実践することや、他の対策も合わせて行うことなどが重要となります。そんなコラーゲンの身体への恩恵を受ける中では、具体的にどの部位にどのような効果が期待できるのかもしっかり頭に入れておきましょう。

美肌効果がアップ

コラーゲンに期待できる効果としてはまず、美肌効果のアップというのが挙げられます。コラーゲンというのは身体のさまざまな部分を構成する成分となっていますが、中でも真皮においては含有率が高いので美肌への効果は特に期待がもてそうです。

最近ではコラーゲン配合の美容液なども増えていますが、食生活を改善するとともにコラーゲンを経口摂取で補給することでその効果はより引き出すことができそうです。コラーゲンは体内でアミノ酸に分解されますが、通常のコラーゲンよりはコラーゲンペプチドの状態であればより吸収しやすいことなども意識して美肌に役立てましょう。

コラーゲンを摂取したからと言って肌のコラーゲンがそのまま補給できるわけではないとも言われていますが、コラーゲンはビタミンなどのようにサポート効果を発揮するとも言われています。また、コラーゲンと一緒にその合成に関わる上に抗酸化作用も期待できるビタミンCを一緒に摂取するとより美肌効果は高まりそうです。

骨を強くする効果

また、コラーゲンというのは骨を強化する働きも期待できると言われています。骨というのは硬いイメージもありますが柔軟性というのも案外重要であり、弾力性に富んだ構造となっているコラーゲンを摂取することで、しなやかで強度の高い骨を作ることに役立つと言われています。

コラーゲンの繊維質というのは骨においてミネラルを結びつけるような役割を果たしており、カルシウムなどのミネラルだけでなくコラーゲンをしっかりと補給することが骨の病気などを予防することにもつながりそうです。また、軟骨の成分中16%ほどが、コラーゲンだとも言われています。

このようなことからも、肌のためだけでなく骨のためにもコラーゲンをしっかりと摂取することは重要だといえます。骨の主成分となるカルシウムを摂取しておけば骨は大丈夫だと勘違いしている人こそ、ぜひカルシウムと合わせてコラーゲンも補給してみてください。

関節痛の予防と緩和効果

また、コラーゲンというのは関節痛の予防や緩和にも役立つとされています。コラーゲンが減少すると変形関節症などの発症確率が高まるとされており、コラーゲンを補給することは関節痛を予防する上でも非常に大きな意味をもつと言えるでしょう。

既述の通りコラーゲンというのはどうしても加齢に伴って減少してしまうものですが、それによって関節痛などが起きやすくなるものです。もちろん加齢に伴うコラーゲンの減少というのは老化現象のひとつであり完全に食い止めることは不可能ですが、コラーゲンを補給することで関節痛などの症状も最小限にとどめることができそうです。

もちろん関節の健康のためには適度な運動なども重要となりますが、それ以外にコラーゲンを補給するということが関節症予防などにも役立つものです。ぜひコラーゲンを積極的に摂取して肌や骨の健康維持はもちろん、加齢とともにどうしても起こりやすい関節痛や関節症も予防・緩和してみてはいかがでしょうか?

髪や爪を強くする効果

コラーゲンというのは特に皮膚に対して重要な役割を果たすタンパク質ですが、髪や爪においても重要な成分だと言えるでしょう。髪や爪を強くするためにもコラーゲン不足はしっかり解消しておきたいところですが、最近髪の抜け毛や切れ毛、爪の巻き爪などのトラブルが増えてきたいという人は、特に注意しておきましょう。

体のタンパク質のうち3割ほどを占めるというコラーゲンですが、そんなコラーゲンは髪や爪においても美しく綺麗な髪を保つためや正常な爪を保つために欠かせない物質となっています。そんなコラーゲンをしっかりと補給することは、直接的なヘアケアやネイルケアに加えて毎日少しずつ行いたいものです。

特にスキンケアをしっかりと行っているにも関わらず髪や爪に対してはケアを怠ってしまうという人も多いと思います。外的なケアというのは面倒臭いものですが、コラーゲンを補給するということは爪だけなど特定の箇所への対策ではなく、肌・髪・爪など全体的なケアにつながるので、ぜひサプリやドリンクなどもうまく活用してみましょう。

コラーゲンたっぷりの食材で料理!

お伝えしたようにコラーゲンというのは摂り方次第では美肌や美髪だけでなく、骨や爪、関節などを強化して関節痛などの病気を予防できる可能性があるという側面ももっています。コラーゲンはサプリなどから摂取するのもおすすめですが、食事から摂取する際には下記のメニューを参考にコラーゲン以外の栄養素もたっぷり摂取しましょう。

体も温める「手羽先とほうれん草のコラーゲンスープ」

コラーゲンたっぷりのメニューとしてまず紹介したいのは、手羽先とほうれん草のコラーゲンスープです。手羽先というのは鶏肉の中でも特にコラーゲンが豊富な部位となっていますが、焼いてそのまま食べるよりも煮込んで栄養がスープに溶け出しそのスープごと飲むというのがコラーゲンを逃さず食べる方法です。

そしてほうれん草というのはビタミンCも豊富に含まれており、コラーゲンの合成を補助する働きが期待できます。また、ほうれん草には葉酸や鉄分など貧血防止に役立つ成分も多いので、貧血気味の人にもおすすめです。そんなスープを作るときにはまず、手羽先の骨に沿って切り込みを入れておいた上で、塩胡椒などで下味をつけておきます。

ほうれん草はだいたい3cm幅にカットして水気を切っておきます。それから、生姜とニンニクも薄切りにしておきましょう。その上でまずは手羽先を軽めにオリーブオイルで両面焼いてから、鍋に出汁とニンニク・生姜を入れて10分程度煮込みましょう。それからほうれん草も入れてさらに3〜5分程度煮込んだら、コラーゲンスープの完成です。

デザートで美肌効果「コラーゲン入りふるふるミルクプリン」

コラーゲンを摂取できるメニューはスープや煮こごりだけに限らずデザート類もありますが、最近話題なのはコラーゲン入りのふるふるミルクプリンです。牛乳と果物を基本とし、ゼラチンとコラーゲンパウダーを使うことでコラーゲン補給を美味しい定番のミルクプリンで行うことができますが、好きな果物を加えられるのも嬉しいものです。

そんなコラーゲン入りふるふるミルクプリンを作るときには、まずゼラチンを水でふやかしておきます。それから、小鍋に牛乳と砂糖を入れて弱火で温めていきましょう。このとき、焦げないように注意するようにしてください。それから火を止めてゼラチンとコラーゲンパウダーを鍋に加えて、余熱でよくかき混ぜたら耐熱容器に移します。

一食分がちょうどよくなるようにゼリー用の耐熱容器や小鉢などに入れて冷まし、粗熱がとれたらフルーツをトッピングして冷蔵庫で冷やしましょう。あとは3〜5時間程度冷蔵庫に入れておけば固まって完成となるので、ぜひ楽しんでみてください。コーヒーブレイクやティータイムにもぴったりの定番ミルクプリンは、間違いのない美味しさです。

高級料亭の味わい「ヒラメの煮こごり」

数ある料理の中でも煮こごりというのはコラーゲンがたっぷりと含まれていることで知られていますが、そんな煮こごりの中でもヒラメを使ったものは高級料亭のような味わいを簡単に出せるとして話題になっています。ヒラメの皮を細かく刻んだ上で、生姜やだしなどを入れた汁で煮込み、そこにゼラチンを入れて作るという流れです。

まずは水に昆布をつけておいてそこにヒラメの皮を入れて煮込んでいきます。それから生姜・醤油・みりん・酒などを適量ずつ入れてさらに煮込んだ上で、ゼラチンも加えます。お湯でといた上でゼラチン入れますが、50ccほどのお湯に5g程度でとくようなイメージで行ってください。それから火を止めて、四角い容器に煮汁を入れましょう。

あとは冷蔵庫で3〜4時間程度冷やして固まったら食べごろとなります。煮こごりはそのまま食べても美味しいですし、味をやや濃くしておけばご飯のおかずとしても活躍してくれます。もちろんお酒との相性も抜群な煮こごりですが、数ある料理の中でも特にコラーゲン含有量が高いの、ぜひコラーゲン補給に活用してみてはいかがでしょうか?

ビタミンCも補給「レモンゼリー」

コラーゲンはその摂り方によっても効果というのが変わってきますが、ぜひビタミンCも一緒に摂取したいものです。そんなときにおすすめのコラーゲンメニューがレモンゼリーであり、レモン由来のビタミンCを一緒に摂取できる上に味付け的にもさっぱりめなのが嬉しいものです。

レモンゼリーを作るときにはまず、ゼラチンを水でふやかしておき、そこにレモン果汁を絞っておきます。だいたいレモン1個分の果汁を絞っておくとよいでしょう。そして鍋に水を入れて火をかけ、はちみつも加えます。そして火を止めた上でそこにゼラチンを加えます。粗熱がとれたらトップにレモンの輪切りをのせます。

あとは冷蔵庫で3〜4時間程度冷やして固めたら完成となります。あとは取り出してスプーンですくって食べるだけです。甘さもはちみつ由来のものにすることでナチュラルになりますが、レモンの爽やかさはゼリーで楽しむとぴったりでしょう。

お酒のおつまみにもぴったり「牛すじ煮込み」

牛肉の中でも牛すじというのはコラーゲンが多い部位ですが、そんな牛すじ煮込みは居酒屋の定番メニューとしても知られています。そして実は家でも気軽に作ることができるメニューなので、コラーゲン補給のために意識的に作ってみてはいかがでしょうか?ご飯にもよく合いますし、お酒のおつまみとしてもぴったりなおかずとなるでしょう。

牛すじ煮込みを作る際にはまず牛すじを鍋に水をたっぷりと入れて火にかけ、煮込みます。弱火で30分程度煮込むと良いでしょう。それからアクをとった上で、牛すじを鍋から取り出して一口大に切ります。その後大根・こんにゃくも一口大にカットした上で、牛すじと一緒に鍋に入れてだしと一緒に軽めに煮込んでいきましょう。

その上で醤油・酒・みりん・砂糖というベーシックな調味料の組み合わせに生姜や唐辛子など好きな薬味を加えて煮込み、30分程度煮込んだら最後に味噌を加えて完成です。食べるときには刻み青ネギを散らすと綺麗な上に風味も加わります。このように定番の味付けで簡単にできる上に、気軽にコラーゲンを摂取できるので牛すじ煮込みはおすすめです。

コラーゲンの多い食べ物・食品を摂って効果を高めよう!

今回はコラーゲンの多い食べ物・食品について詳しくみてきましたが、コラーゲンを多く含む食べ物・食品というの案外身近なところに存在する上に、コラーゲンの効果というのは摂り方やその他の生活習慣によっても変わるということがわかりました。コラーゲンの効果を引き出すためには、ぜひこの摂り方というのも意識したいものです。

コラーゲンは肌だけでなく髪や爪、関節などのために欠かせない物質ですが、ビタミンCと一緒に摂取する摂り方を意識したりコラーゲンの効果を引き出すために紫外線に注意したり睡眠なども十分に取ったりすることが求められます。ぜひ生活習慣全般を見直すとともにコラーゲンを摂取して、その恩恵をたっぷりと受けてみてはいかがでしょうか?

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