アーティチョークとはどんな野菜?食べ方や美味しい絶品レシピを紹介
日本では馴染みの無いアーティチョークという野菜について、どの様な味や食感の野菜なのかをご存じでしょうか?今回はアーティチョークとはどういった野菜なのかという疑問から、アーティチョークを使ったレシピの数々までをまとめてご紹介します。
目次
アーティチョークの食べ方やレシピが知りたい!
アーティチョークという名前の野菜を見かけた事はあるでしょうか?耳慣れない名前のアーティチョークですが、一度食べれば病み付きになってしまう人もいるという食材でもあり、一度くらいは試してみたいと感じる人も多いかもしれません。
今回はそんなアーティチョークについて、どういった食べ方をすれば良いものなのか、どの様な効能が含まれているのかといったアーティチョークに関する様々な疑問や、自宅でも手軽に作れるアーティチョークを使った美味しいレシピもご紹介します。
アーティチョーク食べたくてうえそう
— ちえ、試験受けて (@1GCH1E) February 22, 2018
アーティチョークとはどんな食材なの?
そもそもアーティチョークとはどういった食材なのか、名前だけでは想像がつきにくいという人も多いかもしれません。レシピや食べ方をご紹介していく前に、まずはアーティチョークという野菜についての基本的な情報を簡単にご説明していきます。
輸入品が多いアーティチョーク
日本ではまだ見かける機会が多くはないアーティチョークですが、ヨーロッパのマーケットでは普通に見かける一般的な野菜として親しまれている様です。日本でもアーティチョークは生産されているそうですが、大半は輸入品となっているそうです。
基本的にはつぼみの部分を食べる事となるアーティチョークですが、日本では輸入食材を扱う店舗などで瓶詰にされたオイル漬けのアーティチョークが販売されている事があるそうです。下処理が面倒な場合にはそちらを購入するのがお手軽かもしれません。
アーティチョークの持つ効能とは
アーティチョークには100gにつき8.7gというゴボウ以上の食物繊維が含まれていたり、消化促進の効果も持っている野菜でもあるのだそうです。日頃の食生活で食物繊維が不足していたりするという人には、是非おすすめしたい野菜の一つと言えそうです。
アーティチョークには利尿作用もあり、動脈硬化や糖尿病の予防などにも効果を期待する事ができる様です。その上、お悩みの種にもなる事が多い加齢に対するアンチエイジングにも嬉しい効果を得る事ができる為、若々しさを保ちたい人には必見の野菜なのです。
更にアーティチョークには二日酔いに対する効果も持っている為、お酒が好きだという人には効果的な野菜となってくれそうです。この他にも中性脂肪やコレステロールといった物の値を下げてくれる効果もあり、体に嬉しい効果が沢山含まれている事がわかります。
キク科のアレルギーに注意
ただしアーティチョークを食べる際に注意しておきたいのが、見た目が似ている様にキク科の植物なのだそうです。その為キク科のアレルギーを持っているという人は、残念ながらアーティチョークを食べる事はやめておいた方が良いとの事です。
アーティチョークの気になる味は?
そんなアーティチョークの肝心な味についても気になるのではないでしょうか?どれだけ健康に良い効果を持っている野菜であっても、味が苦手だという場合には美味しい食べ方をする事は難しくなってしまう事もあるものです。
栗や芋の様な味わい
アーティチョークはほんのり甘さがあり、そら豆や栗、あるいはサツマイモの様なホクホクとした味わいの野菜なのだそうです。ただしアーティチョークには多少のえぐみなどもある様なので、好みは分かれる野菜でもあるのかもしれません。
ホクホクとした食感
食感に関してもサツマイモを蒸かした様な感じだという感想や、ユリ根の様なややねっとりとした食感だという感想もある様です。調理法などによっても食感の感想は異なるかもしれませんが、味や食感を確かめる為に一度は実食してみたい野菜です。
美味しいアーティチョークの選び方
そんなアーティチョークをお店などで見かけた際には、できれば美味しいものを選びたいと考える人も多いかもしれません。見慣れない野菜ではありますが、続いては美味しいアーティチョークを見分ける方法についてもご紹介していきます。
アーティチョークを選ぶ際には大きすぎる物は硬い場合もある様なので、小さめから中くらいのサイズを選ぶのが良いそうです。色は鮮やかなものが好ましく、ガクの部分に触れた際にギュッという音が鳴るものがより新鮮なのだそうです。
ガクの部分を曲げても外れる事が無いアーティチョークは、新鮮な物ではない様です。こういった部分に気を付けつつ、ずっしりとした重さのある物を選ぶ事ができれば、より美味しいアーティチョークを購入する事ができるかもしれません。
いまひとつアーティチョークはよく分からない。たまにお芋と筍の間くらいで美味しいのがあるんだけど、これはなんか筋のある搾菜みたいだ。
— Nanako Hisamura (@hisamura75) February 11, 2018
基本的なアーティチョークの食べ方
美味しいアーティチョークの選び方がわかった所で、続いてはアーティチョークの基本的な食べ方についてもご紹介していきます。まずはアーティチョークをしっかりと水洗いした後に、尖っていて危険なガクの先端部分を切り落としておきます。
次にアーティチョークを20~45分ほどの時間蒸すか茹でて、柔らかくしておきます。ガクを引っ張ってすんなり外れるくらいになれば、ベストな状態となっているそうです。そうして柔らかくなったアーティチョークからガクを1枚ずつ剥がしていきます。
ちなみに剥がしたガクの根本部分にある白い箇所は食べる事ができるそうなので、そのまま捨ててしまわない様に気を付けましょう。歯でこそぎ落とす様にして食べるそうですが、スプーンなどで剥がしてあげても良いかもしれません。
ガクを剥がしたアーティチョークの中心にある花の部分は食べる事ができないそうですが、これを取り除いてあげると「ハート」と呼ばれる部分が現れます。これがアーティチョークの中で最も美味しいと言われている部分なのだそうです。
アーティチョークのお手軽レシピ
アーティチョークとは少々下処理が面倒な食材ではありますが、その面倒さを超えた先に美味しいハートが待っていると思うと何度でも手を伸ばしたくなる食材でもある様です。続いてはそんなアーティチョークを使った美味しいレシピもご紹介します。
アーティチョークのディップ
缶詰のアーティチョークとツナ缶をそれぞれ1缶、オリーブを半缶準備します。水気を切った材料をフードプロセッサーで滑らかにし、ガーリックパウダーと塩、オリーブオイルを適量加えて味を調えれば美味しいディップの完成となります。
アーティチョークをメインの料理に
アーティチョークはメイン料理の材料としても役立ってくれる様です。強い味の主張がある野菜ではない為、主役とは言えないかもしれませんが、一度作ってみると味や食感に病み付きになってしまうレシピかもしれません。
アーティチョークのピザ
こちらは自宅でピザを作る際のレシピですが、ピザ生地の上にマリネされたアーティチョークを乗せていき、トマトやナスといったお好みの野菜とチーズを乗せて、ピザ生地の周囲にマリネ液を塗ってオーブンで焼いてあげれば完成となります。
アーティチョークのパスタ
こちらのレシピはお好みの量のアーティチョークを、ニンニクと鷹の爪と共にオリーブオイルで炒め、最後にパスタを絡めてあげれば完成となります。お好みに応じてエビやグリーンピースなどを加えてあげるのも美味しい様です。
揚げ物にも合うアーティチョーク
下処理が面倒なアーティチョークですが、揚げ物のレシピも美味しいと人気が高い様です。続いてはアーティチョークを使った簡単な揚げ物レシピもご紹介します。アーティチョーク自体のカロリーは100g48kcalと低いですが、食べ過ぎには注意が必要です。
アーティチョークフリット
こちらのレシピは食べやすい大きさに切り分けたアーティチョークに小麦粉をつけて、180℃の油で揚げてあげるだけの簡単で美味しいレシピです。お好みで塩やマヨネーズなどのシンプルな味付けでの食べ方がおすすめされています。
アーティチョークの天ぷら
アーティチョークは天ぷらにしても美味しい様です。こちらのレシピは薄力粉と片栗粉を1対1で混ぜたものにアーティチョークをくぐらせ、180℃の油で1分ほどを揚げれば完成となります。たけのこの天ぷらの様な食感がクセになるひと品です。
食卓にアーティチョークを並べよう
アーティチョークという野菜に関する様々な疑問やレシピをご紹介してきましたが、これまでアーティチョークとはどういった野菜なのかを知らなかったという人も、興味を持ったり食べてみたいと思う事があったのではないでしょうか?
加工されている物に比べると生のアーティチョークは日本では入手が難しい事もある様ですが、下処理も面倒なアーティチョークは、まずは加工された物を使って調理をしてみるというのが手軽で挑戦しやすい方法なのかもしれません。
見慣れた野菜とは異なり扱いにくそうなイメージもあるアーティチョークですが、色々な食べ方に挑戦してレシピの幅を広げていく事ができれば、更に料理が楽しくなるかもしれません。お店でアーティチョークを見かけた際には、是非試してみてください。