活性酸素を除去する方法は？サプリや食べ物などを詳しく紹介！

みなさんは活性酸素という言葉を知っているでしょうか？活性酸素は体に悪いというイメージを持っている方であったり、活性酸素が体に悪いと聞いたことがあるという方もいることでしょう。活性酸素が私達の体にどのような影響力があるのか、どのような働きをしているのか知っていますか？また、活性酸素によって起こる体への悪影響にはどのようなものがあるのか知っているでしょうか？

今回は活性酸素とはなにか、活性酸素を除去する方法や、活性酸素を除去する食べ物などがあるのか紹介していきます。活性酸素が体に悪いのか、どのような影響があるのかも調べてみましたので、活性酸素のことを知り健康的な生活を送りましょう。

まずは、活性酸素とはいったいなんなのかということについて知っていきましょう。活性酸素が体に悪いとはよく聞きますが、いったいどのような悪影響があるのでしょうか？活性酸素は体に悪いことばかりなのでしょうか？活性酸素を除去する方法についても見ていきましょう。

活性酸素とは、いったいなんになるのでしょうか？活性酸素が増えすぎると体に良くない影響があるということを聞いたことがある方は多いかもしれません。活性酸素とは、一言で説明すると他の物質を酸化させる力のあるもので、その酸化させる力がとても強い酸素を示します。人間の呼吸では、多くの酸素を体の中に取り入れています。その呼吸で取り込んだ酸素のうちの2パーセントくらいが活性酸素になるとされています。

活性酸素にいいイメージを持っていないという方が多いかもしれませんが、活性酸素自体には、体内のウイルスや細菌などの菌を攻撃してくれるという役割もあり、殺菌力も強いものになります。しかし、その活性酸素が増えすぎてしまうと、ウイルスや細菌などの菌だけでなく、正常な細胞なども撃退してしまいます。

活性酸素が増えすぎると体によくないと言われていますが、正常な細胞が破壊されることで、身体にどのような影響があるのでしょうか？活性酸素は強い活性を持っているので、身体の鉄と反応すると、酸化させてサビさせることがあります。脂肪と反応すると過酸化脂質を作り出します。過酸化脂質は、血管中にこびりつきやすいものとなります。

活性酸素は増えすぎると、老化の原因になってしまったり記憶力の低下などが起こるとされています。それだけでなく、疾患を起こす原因になってしまったり、体力の衰えであったり、お肌の衰えもあります。また、恐ろしいことにガンの直接的な原因になるとも言われているようです。動脈硬化や心筋梗塞などの深刻な原因になる場合もあります。

そのような活性酸素に対する対策は何もないのかというと、そうではありません。体内ではちゃんと活性酸素に対する対策もされています。それが、SODという体内の酵素になります。SODという酵素はどのようなものなのかと言うと、SODは、Super Oxide Dismutaseの略です。スーパーオキサイドディスムターゼといいます。

どのような働きをしてくれるのかというと、活性酸素を除去してくれる働きを持っており、除去してから無毒化してくれるという働きを持っています。SODは細胞の中にあり活性酸素の酸化から体を守るという役目もあります。がん細胞を抑える働きもあるため抗がん剤としても使われています。

本来でしたらSODの働きによって活性酸素は除去されますので、問題はありません。しかし、現代のストレス社会で生きる私達の体内では活性酸素が多く発生してしまいSODだけでは除去しきれないというのが現状です。活性酸素が過剰に出てしまうのはストレスだけではなく、環境汚染であったり、加工食品なども理由として挙げられます。

個人個人によってストレスの度合いも違ってきますが、多くの方がストレスを抱えている現代では、SODだけでは活性酸素を除去することができません。それだけでなく、40歳をすぎるとSODが体内で生産できる量が急激に下がるということもわかってきたようで、いよいよSODだけでは活性酸素を除去することが難しくなり病気の原因になりうるというわけです。

活性酸素を増やさない、減らして除去するための方法の一つに、生活習慣を見直すということが挙げられます。ストレスなども活性酸素が過剰にでる原因になってきます。では、いったいどのような生活習慣を見直していけばいいのでしょうか？

生活習慣の見直しで挙げられるのが、ストレスをなるべくためないこと、アルコールの摂取のしすぎを控えること、タバコを吸う方はタバコを控えること、紫外線対策をしてなるべく紫外線にあたらないこと、そして激しい運動は避け軽い運動をすることです。なぜこれらの習慣の見直しが必要なのか、活性酸素に着目して見ていきましょう。

まずストレスをためないことは、ストレスを人体が受けると血液の流れが一時的に悪くなります。その悪くなった血液の流れが戻る際に活性酸素が出ます。この悪くなる、戻るという繰り返しが起こることで活性酸素が多く発生してしまいます。続いてアルコールの摂取のしすぎですが、アルコールを摂取した人体は肝臓でアルコールを分解します。

このアルコールの分解時に活性酸素がでます。アルコールの飲み過ぎや、アルコールに弱いという方は注意したい生活習慣です。タバコを控えるという点では、タバコの煙に問題があります。煙には活性酸素自体もありますし、活性酸素の発生を助ける有害な物質がたくさんあります。紫外線を避けるという点では、シミやしわの原因になるので避けたいという理由もありますが、皮膚に紫外線があたると皮膚細胞で活性酸素が作られてしまいます。

女性は紫外線対策をしているという方が多いかもしれませんが、男性でも外にでるという場合には長時間紫外線にあたらないようにしたり、帽子をかぶったりという対策をしたほうがいいでしょう。

生活習慣を見直したあとは、食生活での食べ物を見直すことも活性酸素の除去方法につながります。食べ物によっては、活性酸素の働きを抑制する食べ物もあります。また、抗酸化成分が含まれている食べ物を日々の食事の食べ物から摂ることが、抗酸化の食生活を送る上での重要なことと言えます。

活性酸素の除去がSODだけでは追いつかないということがわかりましたが、活性酸素を除去する興亜のある食べ物はどのようなものがあるのでしょうか？活性酸素を除去する役割のある食べ物などを積極的にバランスよく摂っていきたいものです。

活性酸素を防ぐ栄養素にはさまざまなものがあります。活性酸素によるサビを防いでくれる栄養素には、カタラーゼやグルタチオンペルオキシダーゼなどがあります。サビを防ぐことは酸化を防ぐということにつながります。酸化を防ぐことのできるものには、ビタミン質があります。ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEなどがあります。

ビタミンAは緑黄色野菜であったり、赤身の魚や卵などの食べ物に多くあります。ビタミンCは、果物に多く含まれます。ビタミンEはナッツ類に多くあります。それぞれでも抗酸化成分はあるのですが、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEを同時に摂ることで、さらに抗酸化作用があるとされています。酸化を防いでくれるため、食べ物や化粧品に含まれることもあります。ビタミンを使用した酸化防止剤は安全面でも安心です。

その他にも抗酸化成分があります。中には美肌効果のあるものやアンチエイジングに注目されている成分もあります。老化防止などにも効果が期待される成分が多くあります。カノテノイドには、カロテン類とキサントフィル類があります。カロテン類には、にんじんに含まれるβ-カロテン、トマトに含まれるリコピンがあります。そしてキサントフィル類には、ルテイン、アスタキサンチンがあります。

ルテインは緑黄色野菜であったりブルーベリーに含まれます。アスタキサンチンは鮭の身の部分に含まれます。そして、ポリフェノールも注目の抗酸化物質です。ポリフェノールは、フラボノイド類があります。フラボノイド類には、タンニン、カテキン、ルチン、アントシアニン、イソフラボンがあります。

タンニンが含まれるものには、茶カテキンや赤ワイン、キャンドルブッシュなどがあります。カテキンは、お茶に含まれる成分です。ルチンはそばです。アントシアニンはぶどうに含まれます。イソフラボンは大豆が有名です。ポリフェノールはその他にも、ウコンに含まれるクルクミン、ごまに含まれるセサミンなどがあります。

活性酸素を除去する方法では、食べ物を見直すという方法もあります。サプリなどを手助けにするという方法もあるでしょう。活性酸素を除去する効果のある食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか？活性酸素を除去する効果のある食べ物には、抗酸化成分が含まれているものが必要です。

抗酸化成分は活性酸素の働きを抑えてくれる効果があります。抗酸化成分が含まれている食べ物には、果物に多く含まれるビタミンCが取れる、イチゴやトマト、キウイなどの果物や野菜、ナッツ類や大豆でビタミンEを摂取することも効果的といえるでしょう。

そして、β-カロテンやリコピン、アスタキサンチン、カテキン、ポリフェノール、セサミノール、フラボノイドなどが含まれる食べ物を食べるという方法も効果的です。そのような成分が含まれるサプリなどでもいいかもしれません。

ゴマからはセサミノールを摂ることができますし、トマトからはリコピンが取れます。リコピンはスイカでも取ることができます。ポリフェノールは、りんごや赤ワイン、ブルーベリー、ココアに含まれています。カテキンは緑茶です。緑黄色野菜には、ピーマンやニンジンなどがあります。アスタキサンチンはエビやカニの色素になっています。

生活習慣や食生活を見直し、食べ物を見直したりして抗酸化成分が含まれるものを多く摂っていくという方法がいいのかもしれませんが、中には日々忙しく見直している時間がないという方もいることでしょう。そのような方は、サプリで手助けをするという方法もいいのではないでしょうか？適当なサプリを選ぶのではなく、サプリは抗酸化作用のあるサプリを選んでみましょう。ビタミン類が摂取できるサプリなどもいいでしょう。

抗酸化作用のあるサプリや、ビタミン類がとれるサプリを選ぶということはいいのですが、サプリには特定の成分が含まれるサプリがあります。そのような決まった成分が摂れるサプリを食べる場合には、サプリによってその成分が過剰な摂取状態になる場合もあります。サプリにすべてお任せするのではなく、サプリは補助という方法にするといいでしょう。

また、安全性が高いものを選ぶようにしたり無添加なものを選ぶようにすることで、安心してサプリを摂取することができるでしょう。サプリの選択で逆効果にならないよう、サプリ選びにも注意が必要です。

アスタキサンチンはカロテノイドの一種です。エビやカニ、鯛などの赤い海産物からアスタキサンチンを摂ることができます。アスタキサンチンには、優れた抗酸化作用があります。抗酸化作用のある成分は多くありますが、中でもアスタキサンチンはとても強い抗酸化作用を持っています。その強さの違いがどのくらいなのかというと、β-カロテンなら5倍、ビタミンEなら1000倍、ビタミンCなら6000倍の力があります。

どれだけ多くのビタミンなどを摂取してもアスタキサンチンには敵わないほどアスタキサンチンには強い抗酸化力があるというわけです。

ビタミンCやビタミンEが含まれているサプリも、抗酸化作用のある成分になりますので効果的です。アスタキサンチンに比べるとその抗酸化力は見劣りしてしまうかもしれませんが、ビタミンCやビタミンEには、抗酸化作用以外にも嬉しい効果もたくさんあります。

いかがだったでしょうか？今回は活性酸素について紹介していきました。活性酸素は過剰に発生しなければ体にいい成分ではありますが、過剰に発生することで体に悪影響を及ぼすものになっていしまいます。その対策としてSODがありましたが、現代のストレスや環境汚染によってSODだけでは、活性酸素の除去が追いつかないという状態になっています。サプリや食べ物で活性酸素を除去する手助けをしながら健康的な生活を送りましょう。