ホームベーカリーでお餅を作ろう!おすすめ簡単レシピから保存方法まで!
ホームベーカリーでお餅が簡単に作れることは知っていますか?機種によってはホームベーカリーでお餅が作れます。お餅を使った簡単レシピや食べきれなかった場合の保存方法、パンケースからのお餅の取り出し方なども合わせて調べてみました。
目次
ホームベーカリーの特徴
いろいろなメーカーがホームベーカリーを販売しています。お餅を作れるホームベーカリーの中で、それぞれの特徴の違いを比較してみました。
パナソニックのホームベーカリー
1987年に初めてホームベーカリーを発売して去年で30周年を迎えたパナソニック。パンだけでなくお餅、パスタ、ケーキなど幅広いメニューが簡単に作ることできるのが特徴です。いろいろなものを作ってみたい方におすすめの機種です。
シロカのホームベーカリー
2000年に創業した日本電機メーカーです。シロカのホームベーカリーはマナーモードが搭載されているものがあるので深夜にタイマー予約をして使ったり、小さなお子さんのいる家庭には嬉しい機能になります。また焼き色を調節できる機能もあります。
タイガーのホームベーカリー
タイガーのホームベーカリーは徹底した温度管理を行い、こね工程時の温度上昇を防ぎしっかりこねてくれるので、伸びのよいグルテンを生成し、きめ細かい生地を作ります。焼き工程で一気に温度を上昇させるので、外はカリッとして中は水分を含んだふわふわのパンが簡単に焼き上がります。
シーシーピーのホームベーカリー
このホームベーカリーはコンパクトサイズでリーズナブルなことが最大の特徴です。また、タイマーが最大13時間から10分単位でセットできるのも便利です。一人暮らしの方などにおすすめの機種です。
もち米の選び方
餅を作ろうと決めたらまず必要なのがもち米。どんなもち米を購入したらいいのでしょうか?購入するにあたり気をつけたいポイントについて調べてみました。
なるべく新しいものを選ぶ
お米の味を左右するのは、品種と産地、収穫年とされています。一般的にお米は基本的に9月下旬から10月上旬に収穫されます。この時期を過ぎてもち米を購入する場合は特に収穫された年がいつなのかをしっかりチェックして、できるだけ新しいものを選びましょう。
もち米の賞味期限は記載義務がないので書かれていないことが多いです。その場合は精米した日をチェックしましょう。理想的には精米から2週間以内に消費するのが良いのですが密封されて冷暗所で保存すれば劣化は防ぐことができます。
生産地を確認する
もち米の産地と言えば有名なのは北海道や佐賀ですが、他にも新潟や熊本などもあります。日本以外には朝鮮半島や中国、フィリピン、タイ、ラオス、ベトナム、米国などの国でも栽培されています。もち米を購入する際には、どこで作られたのかもしっかりチェックしましょう。
一般的には輸入品されたもち米の方が価格が安いです。しかし、流通に時間がかかってしまうので、国産と比べるとどうしても味や質感が劣ってしまうようです。よって輸入米の購入を検討する場合は値段だけでなく、口コミもチェックしましょう。
JAS認定有機栽培米かどうか
米の栽培には除草剤や殺菌剤、殺虫剤など様々な農薬が使われます。日本で作られるお米には農薬の残留基準が決められており、それを超えなければ安全ということになっていますが、なるべく農薬の使われていないもち米を選びたい方も多いと思います。有機質肥料を使って栽培したもち米を「有機栽培米」、化学肥料を減らした「減化学肥料栽培米」などもあります。
JAS認証というのは3年以上無農薬・無化学肥料で栽培した農産物のみに与えられる認証です。できるだけ農薬を使わないもち米を入手したい場合は『JAS認証有機栽培』のものを選ぶことのがおすすめです。
お米の代表的な品種を覚えておく
代表的な品種として「こがねもち」「ヒメノモチ」「ひよくもち」「はくちょうもち」などがあります。
代表的なもち米の種類
こがねもち
「こがねもち」は新潟、宮城など5県で作られており、それで作ったお餅はコシが強く、伸びや風味が良いので「もち米の王様」と呼ばれるほど人気の品種です。その滑らかな舌触りや歯ごたえ良さなどから、餅作りに最適と言われています。
岩手県など全国で13県で作られているのが「ヒメノモチ」です。お米がとても白いので、お餅にした時にとても綺麗です。比較的あっさりした味なので、お赤飯やおこわなどにもおすすめです。
ひよくもち
作られているのは九州に限られているのが「ひよくもち」です。特に佐賀県で多く作られ、炊いても硬くなりにくくきめ細かく粘りがあります。これもお赤飯やおこわ、ちまきなどに向いていると言われています。
はくちょうもち
「はくちょうもち」は北海道のみで作られています。炊いて冷めても硬くなりにくいのが特徴です。炊飯器でも簡単に炊けて、柔らかな食感と粘りがあって人気の品種です。
ホームベーカリーでお餅を作る①洗う
では、ホームベーカリーでお餅を作ってみましょう。まず、計量したもち米を洗い30分ほどざるに上げておきます。
ホームベーカリーでお餅を作る②セットする
ざるに上げたもち米と計量した水をパンケースにセットしてホームベーカリーのお餅のボタンを押します。これで終わりです。次に音が鳴った時にはお餅ができてます。簡単すぎてびっくりです。
ホームベーカリーでお餅を作る③取り出す
お餅の取り出し方①
ホームベーカリーでお餅を作ることの最大の難点はパンケースからお餅が取り出しにくいということです。パンケースの底にこねるための羽が付いているので取り出し方が少し難しいのです。そこで取り出し方のポイントを説明します。出来上がりのタイマーをみながら、残り10秒ほどになったら蓋をあけ、熱くないよう指先に水をつけ一気に餅をつまみ上げます。
お餅の取り出し方②
ホームベーカリーの中から手でつかみ出すのが怖い場合は、ラバーのついたトングの先を水で濡らしておき、先ほどと同じタイミングで一気につまみ上げます。これが取り出し方のポイントです。少しのことで取り出し方は簡単になります。
ホームベーカリーでお餅を作る④片栗粉の上に乗せる
ホームベーカリーのパンケースの中から取り出したお餅は片栗粉をしいたお盆やボールなどの上に取り出します。
ホームベーカリーでお餅を作る⑤成型する
取り出したお餅を一口大にちぎって丸めます。お好みの味、あんこやきな粉、納豆、大根おろしなどで食べてください。
お餅を使ったレシピ
お餅をあんこやきな粉、海苔巻き、おしるこなどで食べるのはとても美味しいですが、ここではお餅を使ったレシピを紹介します。
お餅を使ったレシピ①お餅もっちり糀甘酒おしるこ
鍋にゆであずき1/2缶と糀甘酒を入れて、煮立つまで弱めの中火で加熱します。温まったらつきたて餅にかけて残りのゆであずきを入れ、その上にきな粉をかけます。柔らかくないお餅を使う場合にはボウルにお餅と糀甘酒を入れ電子レンジで1分から1分30秒ほど温めてください。
お餅を使ったレシピ②お餅ピザ
玉ねぎ、人参、ピーマンなどの野菜を切り、オリーブオイルで炒めます。フライパンにお餅を並べうっすら焦げ目がついてきたら裏返します。ピザソースをしき、その上に炒めた野菜ととろけるチーズをのせ蓋をします。チーズが溶け出したら出来上がりです。柔らかくないお餅を使う場合はフライパンに餅を並べ、そこに熱湯をお餅がかぶるくらい入れ蓋をして柔らかくします。
お餅を使ったレシピ③キムチと餅ベーコンのホイル焼き
玉ねぎとにらを適当なサイズに切り、もやしと一緒にしてごま油をかけ塩を少々まぶしておきます。白菜キムチを一口サイズに切り、ベーコンは2センチほどに、切り餅なら6等分に切ります。きのこは小房に分け、ごま油をかけ塩を少々まぶしておきます。
アルミホイルを大きめに切りお餅を入れ、その上にごま油をかけた野菜とべーコンをのせ、最後にとろけるチーズを振りかけます。アルミホイルを閉じて、オーブントースターで10分ほど焼けば出来上がりです。
お餅を使ったレシピ④ずんだ餅
枝豆を柔らかめに塩茹でします。豆をサヤから出し、薄皮を取り除きすり鉢に入れ丁寧に潰します。ゴマをするように滑らかにすります。砂糖を何回かに分けて入れます。最後にほんの少し塩を入れ混ぜてお餅の上にのせれば完成です。
お餅の保存方法
冷凍保存
ホームベーカリー作ったつきたて餅はとてもカビの生えやすい状態です。それをを保存するのに一番間違いない方法が冷凍保存です。お餅を小分けにしてできるだけ空気に触れないようにラップに包み、さらにフリーザーバッグに入れしっかりと空気を抜き、閉じて冷凍保存します。
冷凍したお餅を解凍するには?
解凍はせずにそのまま焼いたり、煮たりして使いましょう。ただ、焼く場合はゆっくり焼かないと表面だけが焦げて中まで火が通らないことがあります。その場合は自然解凍させてから、もしくは電子レンジで少し温めてから焼くといいです。
保存期間はどれくらい?
冷凍庫に入れていても、残念ながら保存期間が長くなればなるほど、風味が落ちてしまいますのでできれば1か月を目安に食べる方ことをおすすめします。それを気にしないのであれば、1年程度は保存できます。
冷蔵保存の場合
ホームベーカリーでついたお餅は冷蔵庫に入れてもカビは生えやすい状態ですので、保存方法としてはおすすめできません。冷凍庫が空いていない場合のみ冷蔵庫に保存するようにしてください。また、冷蔵保存はでんぷん質のものにとっては一番劣化しやすい温度になるので注意しましょう。
保存期間はどれくらい?
カビを少しでも防ぐようにするなら水にお餅を沈めることをおすすめします。その場合は水を毎日交換すればかなり日持ちします。
常温保存
ホームベーカリーでついたお餅は常温で保存するとすぐにカビが生えてきます。たとえ冷暗所であっても避けた方がいいです。冷蔵庫や冷凍庫に入らない場合はバットか深皿もしくは大き目のタッパーにお餅を入れて、そのふちにからしかわさびを5cmくらいつけてラップで密封することによって、比較的カビが生えにくくなります。しかし寒い時期に暖房の届かないところでのみにしてください。
保存期間はどれくらい?
10℃以下の冷暗所でわさびをつけて1~2日程度になります。水につけた場合は水を毎日取り替えることでかなり日持ちします。
まとめ、ホームベーカリーでお餅を作ることの魅力
ホームベーカリーでお餅を作ることの魅力は、何と言ってもその簡単さです。もち米を洗って水と一緒にケースに入れてボタンを押すだけです。取り出し方は若干難しいですが、もち米を炊いてから餅つき機に入れたり、臼に入れたりという必要がないのです。ホームベーカリーエオ使うとこんなに簡単なのかと驚きました。
お餅というとお正月に食べるものという印象がありましたが、こんなに簡単にできるのなら月1くらいのペースでやってみてもいいのではないでしょうか?お餅はアレンジもできますし、何より出来たてはたまらない美味しさです。ホームベーカリーでお餅、ぜひおすすめします。