2018年07月31日公開
2024年07月28日更新
アイスピックのおすすめ人気は?使い方やない時の代用品も紹介!
アイスピックで氷を割る姿は、オシャレなバーでよく見かける光景のひとつです。自宅でお酒を飲むときも、たまには氷にこだわっておいしいお酒を飲みたいものです。買ってきた氷や自分で凍らせて作った氷をかっこよくアイスピックで割れば、たちまち素敵なバーの雰囲気を味わうことができます。自宅で味わう至福のひとときを、ちょっとした一工夫でいつもの雰囲気を変えてみましょう。今回はおすすめのアイスピックの使い方、アイスピックが無い時に使える人気の代用品を詳しく紹介します。
目次
アイスピックは調理器具
アイスピックは氷を割るときに使用する調理器具です。力を込めて使うため、持ち手部分が太く、金具で補強されているものが多いです。カクテルなどのお酒や飲み物に入れる氷を割る時に使用することが多いため、アイスピックは、バーなどのお酒を扱うお店で見かけたことのある人も多いのではないでしょうか?
自宅でお酒を飲むとき、ちょっとこだわった本格的な飲み方をしたい人に人気なのがアイスピックです。お酒だけではなく、氷の形にこだわってアイスピックを使い氷を成形してみると、いつもとは一味違ったお酒のおいしさを楽しむことができるのでおすすめです。
お酒以外の飲み物に使う氷を割るのに使用しても、いつもと違うおしゃれな雰囲気を味わうことができるため、アイスピックは人気があります。今回は基本のアイスピックの使い方や選び方、アイスピックがないときの代用品など、詳しく紹介します。
千枚通しやキリとの違いは?
アイスピックはとがった先端や持ち手部分が千枚通しやキリに似ています。実は、形が似ているだけでアイスピックと千枚通しやキリは、まったく違う構造をしています。ここではその細かな違いを詳しく解説します。
千枚通し
千枚通しは小さい穴を開けるための工具です。千枚通しの切っ先は円形となっていて、アイスピックの形状と似ています。ですが、アイスピックよりもやや細めのものが多いです。アイスピックの持ち手は金具などに補強されているものが多いです。
しかし、千枚通しはアイスピックよりも力を加えることが少なく、また、紙に穴をあけるという使い方から、持ち手部分はとくに補強されていなく、細いです。この道具は、千枚通しという名称以外にも、目打ちと呼ばれることもあります。
キリ
キリは主に木などの柔らかな素材に穴をあけるために使われる工具のことです。アイスピックや千枚通しとは切っ先の形状が異なります。使用用途によってさまざまですが、側面が角ばっている形状をしていたり、先端部分にらせん状の切り込みが入っているものもあります。
アイスピックや千枚通しは氷を割ったり、穴をあけるために先端を叩きつけるように使ったり、押すように力を込めますが、キリは先端を押し当ててから回転させて使い、穴をあけます。
アイスピックの基本的な使い方
アイスピックは氷を割るのにとても人気な道具ですが、鋭利な先端のため、使い方を誤るととても危険な器具です。アイスピックを使うときは、くれぐれもケガをしないように安全に使いたいものです。ここではアイスピックを安全に正しく使う注意点を紹介します。しっかりと使い方のポイントを押さえて、アイスピックを正しく使いこなせるようになりましょう。
アイスピックの先端を数センチだけ出して持つ
アイスピックは先端から1~2センチ上を持つのがポイントです。あまり先端を長く出しすぎると危なく、使い方によってはケガの原因になります。柄があるため、つい柄の部分を握ってしまいたくなりますが、持ち手部分だけを持つのではなく、あくまで握っている手から出ている先端の長さに気をつけながら、持つ位置を確認しましょう。
アイスピックの先端の真下に手を置かない
アイスピックを使うとき、力を込めた先に手があるのは大変危険です。力加減によっては勢いあまって手を傷つけてしまう恐れがあります。氷を割るとき、慣れないうちは台の上に置くか、もしくはピックの先端が手に向かないように使用してください。使い始めて間もないうちは特に気を付けて取り扱いましょう。
アイスピックは切れ味の良いものを使う
切れ味の鈍ったアイスピックは氷が割れにくいだけでなく、手元が狂いケガをしてしまう危険性を高めます。アイスピックを使うときは先端がきちんととがっているか、手入れされているかどうか確認してから使いましょう。もし、切れ味が悪いと感じたら使うのをやめて、適切な手入れをしましょう。
アイスピックを使った氷の基本的な割り方
アイスピックの基本的な使い方を覚えたら、次は氷の基本的な割り方を覚えましょう。氷の割り方のコツや押さえておきたいポイントを知ることで、用途に合わせた好きな形の氷を自由自在に作ることができます。
氷に対して斜めにアイスピックをあてる
アイスピックで氷を割るのに大切な使い方がピックを当てる角度です。垂直に当ててしまうと氷の表面が粉々になったり、好きな大きさに割ることができません。氷を割りたい部分から見て、少し斜めの角度から当てることが使い方のポイントです。上手に使えば綺麗に氷を割ることができます。
アイスピックの力加減はソフトに
固い氷を割りたいがために、むやみやたらに力を込めてピックを使うのは危険です。使い方を誤ると手元が滑って思わぬケガの原因となってしまうことがあります。最初は弱めの力加減からスタートするのがおすすめです。徐々に力を強めていって、適切な力加減を見極めましょう。
腕や手の力ではなくアイスピックの重さを使う
アイスピックで氷を割る時に重要なのが力のかけ方です。腕や手の力はあまりかけずに、アイスピックの重さを利用して割るのが、氷を綺麗に割るコツです。アイスピック自体の重さを利用することで、刃にきちんと力が加わり、氷を思った通りに割ったり、削ったりすることができます。
逆に、腕や手に力を込めて氷を割ると無駄に疲れてしまう原因にもなります。また、余計な力が加わってしまうことで手元が狂い、ケガをしてしまう恐れもあるので、気を付けましょう。
アイスピックの狙いを上手に定める使い方
慣れないうちはピックの先端が思うところに当たらない人も多いのではないでしょうか?アイスピックを自分の思ったところに当てるにてちょっとしたコツが必要です。それは、ピックの先端を当てようとせずに、手首を当てに行くようにすることです。手首をあてるようにピックを使うことで、自然とアイスピックの先端が目的の部分に当たります。
アイスピックの選び方
アイスピックの形状はどれも似たもののように見えますが、実は結構違います。実際に使ってみるとその微妙な違いが使いやすさに影響するものです。これから購入するときの参考にしてください。
手にフィットする大きさ
自分の手に合うサイズのものを購入しましょう。柄が太すぎても細すぎても使いづらいものです。まずはきちんと握ってみて自分の手にフィットするか、しっかりと確認しましょう。握り心地が良いと、使うときもしっかりと安定するのでおすすめです。
初心者のうちは長さは短めのものを
アイスピックによっては柄よりもピック部分が長めなものもあります。ピック部分が長いと持ち手までの距離があるため、初心者は特に持ちづらさ、使いづらさを感じることが多いものです。アイスピックを購入するときは柄の部分だけでなく、ピックの部分にも注目して選ぶことをおすすめします。
ある程度の重みがあるものを選ぶ
アイスピックは腕や手の力を使うのではなく、アイスピック自体の重さで氷を割っていきます。そのため、ある程度の重さがあった方が氷が割れやすいです。軽いアイスピックだと腕の力も必要としてしまうため、早々に腕が疲れてしまいます。初めてアイスピックを選ぶときも重みがあるものを選びましょう。
柄は太めだと持ちやすい
初めてアイスピックを使う初心者の人は特に押さえておきたいポイントが柄の太さです。太めの柄ですと、細い柄よりもグリップが安定するので、アイスピックを上手にコントロールすることができます。初めての人でも安定した使い心地で使用できることでケガの心配も少なくなります。
成形をしたいときは刃先の多いものがおすすめ
氷を割るだけでなく形をきれいに成形したい場合は、刃先の多いアイスピックがおすすめです。刃先が多いことで、細かく氷を削ることができ、表面の滑らかな氷を作ることが可能です。ロックのお酒にピッタリの今人気があるおしゃれな丸い凹凸のない氷を作るのにも適しています。
初心者の向けのアイスピック
バーではよく長いアイスピックで氷を割っているイメージがあるものです。しかし、アイスピックを初めて使う人や、まだ使い慣れない人が使う場合は、ミニサイズのアイスピックがおすすめです。手のひらに収まる位の小さめのサイズですと、重心が安定するため切っ先の向かう方向を定めやすく、氷を上手に割ることができるので初心者に人気です。
アイスピック自体の重さもちょうど良いため、使い慣れなくても手の疲労が少ないので、初心者の人から上級者まで幅広く人気のアイスピックです。また、先端が短いため、手に刺さってケガをしてしまう心配が少なくおすすめです。初心者のうちは小さいサイズのアイスピックを使いましょう。
中級者向けのノーマルアイスピック
ミニサイズのアイスピックの扱いに慣れてきたら、ちょっと本格的なノーマルサイズのアイスピックに挑戦してみましょう。最初は使いづらく思いがちですが、大きいサイズの氷を割るのにはこのノーマルサイズのアイスピックが断然使いやすいです。また、ミニサイズでアイスピックの基本的な使い方を覚えているため、コツを掴めばすぐに使いこなせるようになります。
サイズはミニサイズと比べて刃の部分が長めです。長さが20センチ以上あるアイスピックのサイズをノーマルといいます。ミニサイズよりも刃先が長いため安定じづらく、最初のうちはコントロールするのに苦労しますが、慣れてくるとミニのアイスピックよりも力を加えず簡単に氷を割ることができるのでおすすめです。バーテンダーが主に好んで使用している人気のアイスピックがこのサイズのものです。
上級者向けのアイスピッケル
アイスピックの扱いになれてきたらアイスピッケルを使用してみましょう。ピッケルはアイスピックとは違い、刃の部分が鋭利で四角い形状になっています。また、柄の部分がつるはしのような形になっているのも特徴のひとつです。アイスピックよりも鋭いため氷を簡単に割ることができるのでおすすめです。
アイスピッケルは重さもあるため、柄の部分を使って氷をザクザクと割っていくこともできるため人気です。加工したい氷に合わせて刃と柄を使いこなしましょう。刃が鋭く氷も割りやすいアイスピッケルですが、その鋭さゆえに使い方を間違うと大きなケガに繋がりやすいです。扱いもアイスピックよりも断然難しいため、アイスピックになれていても、アイスピッケルを初めて使うときは慎重に使いましょう。
迷った場合はミニサイズがおすすめ
出典: https://ymall.jp
どのアイスピックを購入したらいいか迷ってしまう場合はミニサイズのアイスピックがおすすめです。値段も手頃でかさばらず、置き場所に困ることがありません。小さいサイズなので、お酒を飲むのが好きな人へのプレゼントとしてもピッタリです。
アイスピックの手入れ方法
氷を割る作業はアイスピックにも大きな負担がかかるものです。手入れをしないでそのまま使っているとアイスピックが劣化し、使い心地も落ちていきます。きちんとした手入れ方法を知って、アイスピックを長く使い続けましょう。
アイスピックは刃物
アイスピックも包丁と同じく立派な刃物です。使い方が正しくても何度も使っていると切れ味が落ちていきます。切れ味が落ちたアイスピックで氷を割ろうとすると、なかなかうまく割れないものです。そこで無理をして使用してしまうと思わぬケガに繋がることもあります。
出典: https://wowma.jp
そのため、アイスピックの先端は常に鋭さを保つようにしましょう。使い方が正しいのにも関わらず、氷が上手く割れないようになってきたり、先端が丸みを帯びてきたと感じたらお手入れ時期のサインです。砥石を使って自分で研ぐのも良いですが、上手く研げなかったり、時間が無い場合は研ぎ師の方に手入れをお願いするのもおすすめです。
アイスピックの買い替え時は?
何度も使っていくうちにアイスピックの劣化が気になってきた場合、いつ買い換えたら良いものか迷っている方も多いのではないでしょうか?ここではアイスピックの買い替え時を解説します。
柄が壊れた時
長く使い続けていれば、いずれは壊れてしまうものです。柄が欠けてしまったり、割れてしまうなどして壊れたら使うのをやめて新しいアイスピックを購入しましょう。壊れているものを無理に使うと氷が上手く割れないばかりでなく、思わぬケガをする場合もあり、大変危険です。
研いでも切れ味が蘇らなくなった時
研ぎに出しても切れ味が蘇らなくなったらそれは買い替え時です。長年使い続けていると、研いでもその切れ味が長持ちしなくなってきます。研ぎに出したのに氷が割りづらくなったと感じたら買い替え時のタイミングです。
使い心地が悪くなったら
長年使い続けていくと手馴染みが良くなっていくものですが、使い古されていくと使い心地も悪くなる場合があります。使い心地の悪いアイスピックを使っても氷はうまく割れません。買い替え時のタイミングなので、新たな自分に合ったアイスピックを探しましょう。
アイスピックがない時使える代用品3選
今すぐ氷を割りたいときに限ってアイスピックが見つからない、そんなこともあるものです。ここではアイスピック代わりとなるおすすめの代用品を紹介します。すぐに氷を割らなければいけないときや、アイスピックが手近にないときの参考にしてください。
代用品その1.スプーン
アイスピックの代わりとなる、誰でも持っている手軽な代用品といえばスプーンが人気です。スプーンは金属製の固いものを使用しましょう。使い方は簡単です。割りたい氷にスプーンの背、丸い方を思い切り叩きつけます。何度か叩くと氷を簡単に割ることができます。
上手く叩くことができれば一度で割ることもできます。あまり大きい氷だと割ることができませんが、手のひらサイズ程度でしたら割ることが可能です。アイスピックが見当たらなくてすぐ氷を割りたいときの代用品としておすすめです。
代用品その2.マイナスドライバー
アイスピックを使う要領で使用できる人気の代用品がマイナスドライバーです。スプーンで砕けない大きいサイズの氷を割る時にはマイナスドライバーがおすすめです。ドライバーの先端は薄く平らなものが良いです。小さい氷を割りたいときは小さめのマイナスドライバーを使うと割りやすいです。
代用品その3.包丁の背
包丁の背もアイスピックの代用として手軽に使うことができます。代用品として使う包丁は厚手の重さのある出刃包丁がおすすめです。薄く軽い包丁で代用すると、うまく力が伝わらず、氷が割れない場合があります。
また、包丁はアイスピックと比べて刃の幅が広いため、ケガをしやすいです。無理な使い方はせず、くれぐれも氷を包丁の背で割ったり削ったりする時は、ケガをしないように十分気を付けて行いましょう。
溶けにくい透明な氷の作り方
アイスピックの使い方を覚えたら早速実用したい方も多いのではないでしょうか?市販の氷を使うのも良いですが、せっかくなら氷から手作りしてみましょう。透明で綺麗な氷が人気です。ここでは市販の氷のような溶けにくく見た目も透明で美しい本格的な氷の作り方を紹介します。
水は軟水を使用する
不純物が少ないため軟水がおすすめです。不純物の少ない軟水を使うことによって、より透明な氷を作ることができます。水道水でも作ることはできますが、おいしい氷を作りたい場合は市販のおいしい軟水を購入して使うのがおすすめです。
水を沸騰させて空気を抜く
水道水をそのまま凍らせると空気が沢山入っているため、白く濁った氷ができあがってしまいます。また、空気が多く含まれる水は氷にしても空気が入っているせいで大変溶けやすいです。そのため、一度水を沸騰させましょう。沸騰させることで、水から空気を抜くことができます。
ゆっくりと凍らせる
凍る速度が速いと氷の結晶が大きくできてしまうため、溶ける速度が速く、白く濁った氷になります。そのため、製氷皿に水を入れたらビニール袋に包み、タオルを巻いて冷凍庫で凍らせましょう。製氷皿を直接タオルで巻くとタオルがくっついてしまうので、必ずビニール袋で包んでからにしましょう。また、タオル以外にも発砲スチロール箱を代用するのもおすすめです。
人気の丸い氷の作り方
バーでロックのお酒を頼むとよく見かける人気の丸い氷は、四角い氷よりも表面積が少ないため、溶けるのが遅く氷が長持ちします。また、見た目も美しいため、とても人気です。アイスピックを上手に使いこなせるようになったら、丸い氷作りに挑戦してみましょう。ここでは作り方の手順とコツを紹介します。
1.四角い氷の角を落としていく
氷の角をアイスピックでざっくりと落としていきます。ざっくりといっても一気に削るのではなく、少しずつアイスピックで削っていくのがポイントです。あまり思い切って削り落としてしまうと、出来上がりが小さくなってしまいます。包丁でも代用できますが、細かい作業なのでアイスピックがおすすめです。
2.角を削って丸く整える
ざっくりと角を落としたら、次は少しずつ表面を整えるように角を落としていきます。アイスピックを斜めに構えて、削り落とすように作業しましょう。全体の形を見ながら、満遍なくアイスピックで削っていきます。お好みの丸い形になったらできあがりです。
こまめに持つ場所を変える
同じところばかり手で持っていると当たり前ですが、手のひらの温度で氷が溶けてしまいます。アイスピックで氷を削ることばかりに気を取られず、こまめに氷を回転させて、氷が溶けてしまうのを防ぎましょう。氷を削る角度をこまめに変えることで、全体的に綺麗な球状の氷を作ることができます。
大きめの氷を使う
初めて作る最初のうちは、大きく削りすぎてしまったり、歪になったりしがちで失敗も多く、慎重に作るあまり、削る作業も時間がかかってしまうものです。多く削りすぎたり、少し溶けたりしても良いように、慣れないうちは氷は大きめのサイズのものを使ってください。作り慣れてきた頃に、小さめのサイズに挑戦しましょう。
アイスピックを上手に使いこなそう!
アイスピックは一度購入すると長く使える便利な代物です。値段も手ごろな価格帯のものが多く、購入しやすい商品です。普段のお酒やソフトドリンクを飲むときに、アイスピックをつかって自分で氷を割ってみるのも、いつもと違った雰囲気をプラスすることができるのでおすすめです。製氷機で作る形の整ったこおりよりも、見た目がワイルドで煌びやかなところもアイスピックで割る氷の魅力のひとつです。
なにより、自分でこだわって作った氷で飲む飲み物は、一段と美味しいものです。まずは初心者向けの小さなアイスピックから使用してみて、慣れてきたら本格的なアイスピックに挑戦し、好きな形の氷を成形することにチャレンジしてみてください!