豆苗は生で食べられる!生食で美味しい食べ方やおすすめレシピを紹介!
豆苗は実は生で食べることが出来る食材です。しかも一年中売られていて値段も安く栄養価も高い野菜です。そんな万能な豆苗を炒めたりスープにしたりする食べ方ももちろん美味しいですが、今回は生食でも美味しい食べ方のおすすめレシピを紹介します。
目次
豆苗は生で食べられるって本当?
豆苗はえんどう豆(グリーンピース)の若菜になります。アクが比較的少ない野菜で下茹での必要がありません。よく炒め物にしたり、スープや鍋物、おひたしなどの加熱料理に使われたりしていましたが、生でサラダにしても美味しく頂くことのできる野菜です。食感は火を通すよりもシャキシャキとして豆の香りを楽しむことができます。生食になるので食べる際はしっかりと水で洗ってから食べるようにしましょう。
ただし、生食の場合は加熱時に比べて豆の香りが強く、人によっては青臭く少し癖を感じる場合があります。サラダにする前に少し味見をしたりして確かめると良いでしょう。栄養価は生の方が高いので苦手でなければ生食で美味しく豆苗を食べれると良いですね。
豆苗を生で食べた時の栄養価は?
豆苗に含まれている栄養はとても高く充実しています。そんな豆苗の栄養を加熱で損なわれるのではなく、生で食べて吸収したいですよね。豆苗に含まれる栄養素は「β-カロテン」「ビタミンC」「ビタミンE」「ビタミンK」「カルシウム」がとても豊富な野菜で、中でも「ビタミンC」はほうれん草を超える含有量となっています。他にも「ミネラル」や「食物繊維」も豊富なので日常的に取り入れたい野菜になりますね。
豆苗のミネラルの中でも「カルシウム」は100gあたり34mg含まれており、カルシウム摂取の時に「ビタミンD」と一緒に摂取するとカルシウムの吸収が良くなります。ビタミンDは魚類に多く含まれているので、生の豆苗とツナを和えてサラダにしたりすると豆苗のカルシウムを効率良く摂取できるのでおすすめです。
豆苗を生で食べた時の効能は?
豆苗に含まれる栄養によって身体に影響する効能は、「β-カロテン」で免疫向上や老化防止。「ビタミンC」「ビタミンE]は身体の酸化を防ぐ抗酸化作用。「カルシウム」「ビタミンK」は骨を健康に強くする作用があります。これらは動脈硬化やガン予防になったり、粘膜の保護や骨粗しょう症を予防する効果があります。栄養の種類が豊富な上にビタミン類がたくさん詰まっていて抗酸化作用のアンチエイジングに効果があると女性にとっては嬉しい野菜ですね。
アンチエイジングとは、「抗老化」や「抗加齢」といわれており細胞や組織の酸化を抑えて老化現象を少しでも緩めることを指します。豆苗にはそのアンチエイジング効果のあるビタミンが何種類も豊富に含まれていて、「ビタミンC」はメラニン色素の生成を抑えしみやそばかすを防ぎます。「ビタミンA」には皮膚や粘膜の新陳代謝を促すことから、肌の潤いを保つ効果が期待できます。豆苗は手に入れやすい上に安価なので毎日でも摂りたいですね。
豆苗の選び方や保存方法
美味しい豆苗の選び方
豆苗は水耕栽培物が多く一年を通して美味しく食べることの出来る野菜になりますが、露地栽培物の旬は3月~5月頃が旬になります。美味しい豆苗の見分け方は、葉がしっかりと開き先端の葉の色が濃く緑色でツヤとハリがあるものを選びましょう。そして、根付きと根付きではないものが販売されてありますが、根付きの豆苗の方が日持ちは長く、切り取った後の根は水に浸けておくと二度収穫ができるのでおすすめです。
切り取った豆苗の根の再収穫方法ですが、平たく浅い容器に根の部分が水で浸かるくらい入れます。そして、直射日光には当てずに室内におきましょう。切り取るときは、豆の3cmほどの上を切り取るようにし、一日一回は水を交換するのが美味しい豆苗の再収穫栽培のポイントです。1~2週間ほどで購入したときと同じぐらいに成長します。
生の豆苗の保存方法
豆苗の保存方法は冷蔵保存はもちろん、冷凍保存も出来ます。冷蔵保存では、購入して袋に入ったまま保存する場合3~5日が目安の保存期間になります。ただし、そのままだと豆苗の根と豆がついたままなので袋の中で成長を続けます。その為、折れたり曲がったりしないように豆苗の入った袋は横にせずに立てて冷蔵庫に保存するようにしましょう。
豆苗の冷凍保存では、袋から取り出し根を切り落とします。お好みの長さにカットしたら流水でサッと洗い水気をしっかりと取りましょう。水気が残っていたら冷凍庫から取り出した時にカチカチになって取りにくくなります。水気が取れたらジッパー付きの保存袋に平らになるように入れ空気を抜いてから口を閉じましょう。美味しく食べれる冷凍保存期間は約2週間となります。
豆苗に限りませんが、野菜は冷凍保存する事によって新鮮さを保ちながら栄養価もアップしたりします。安い時に購入しまとめて冷凍保存すると便利でおすすめです。冷凍した豆苗は解凍せずにそのまま炒め物やスープに入れて簡単に調理することができ、サラダにして食べる場合は、解凍後水分を絞ってドレッシングをかけたり和え物やナムルにして使うことが出来ます。
豆苗を使った美味しい生食のおすすめレシピ
野菜の中でも栄養価の高い豆苗を使った生食レシピの紹介です。炒めたりスープやお浸しにすることの多い豆苗ですが、加熱する事によって栄養は少し損なわれます。栄養をそのまま吸収できる生での食べ方もたくさんあるので是非試してみましょう。
豆苗とツナの生サラダレシピ
豆苗に含まれるカルシウムとツナに含まれるビタミンDの組み合わせで骨を強くしましょう。豆苗1袋・ツナ1缶で約2~4人分作られます。豆苗は根を切り落として水でサッと洗い水気を切って3等分の長さにカットしましょう。ボールにツナ缶の汁ごと入れマヨネーズ大さじ1と醤油小さじ2を入れ混ぜ合わせます。そこにカットした豆苗を入れ軽く混ぜ合わせたら完成です。お好みで胡麻や胡椒をかける食べ方もおすすめです。
豆苗と塩昆布の簡単和えレシピ
作り置きやお弁当のいろどりやあと一品欲しい時、すぐに作れて尚且つ美味しい食べ方が豆苗と塩昆布を和えるだけの簡単レシピです。豆苗は根を切り落とし水でサッと洗い水気をよく切って3等分にカットしましょう。ボールに塩昆布を約20gとごま油大さじ1を混ぜ合わせます。そこにカットした豆苗を加え軽く混ぜ合わせたら完成です。お好みで千切りした人参や白胡麻をふりかける食べ方もおすすめです。
豆腐と豆苗の中華風生サラダレシピ
豆苗と豆腐の相性はとても良く生食でモリモリ食べれるレシピです。豆苗は根を切り落として水でサッと洗い水気をよく切って3等分にカットします。豆腐は絹ごし豆腐だと白和えのようになり、木綿豆腐だと豆腐の食感をしっかり味わえる食べ方になります。お好みで絹ごし豆腐や木綿豆腐を試してみるといいですね。タレは醤油大さじ2・ごま油大さじ1・酢大さじ1・はちみつ小さじ1を混ぜ合わせ、豆苗と豆腐を盛り付けた上にかけて完成です。
豆腐と豆苗の中華風サラダのアレンジとして、色合いにトマトをプラスしたりカリカリに焼いたベーコンなどを加えると更に美味しく食べることの出来る食べ方としておすすめです。これだけで野菜とタンパク質が摂れるのでこの豆腐と豆苗の中華風サラダを夕御飯とすればダイエット中に最適なレシピとなりますね。
豆苗を生でモリモリ食べれる冷しゃぶサラダレシピ
豆の香りのする生の豆苗と豚肉の相性は抜群に良くモリモリと豆苗が美味しく食べられるレシピになっています。豆苗は根を切り落として水でサッと洗い水気をよくきります。長さは約3等分にカットしましょう。豆苗の他にも、もやしやレタス・トマトなどを加えるとボリュームも増し色合いも良くなりますね。豚肉の薄切りロースを沸騰したお湯に入れ火が通れば冷水に浸し、冷めれば水気をよくきって野菜と豚肉を盛り付けましょう。
冷しゃぶにかけるドレッシングはお好みでポン酢や胡麻ドレッシングなどをかけてもよいですが、簡単に混ぜ合わせるだけの手作りドレッシングなんかもおすすめです。ボールに醤油大さじ3・ごま油大さじ1・はちみつ小さじ1・にんにくチューブ少々・白すりごま大さじ1を混ぜ合わせたら完成です。添加物も入っていない手作りのドレッシングでモリモリと豆苗と豚肉をいただきましょう。
まとめ:豆苗は生で食べることが出来て美味しいレシピも充実
豆苗は生でサラダとして食べることの出来る野菜で、安価で手に入りやすく更に栄養がとても豊富な野菜です。根を再発芽させれば成長する楽しみやもう一度食べられるといった二度収穫も楽しめることもできますね。豆苗を美味しく食べられるレシピで身体にもお財布にも優しく健康な身体作りを目指しましょう。
豆苗1袋で約100g入っており、その半分の50gで大人の女性が1食で必要なビタミンA・ビタミンC・葉酸の7割以上の栄養が摂取することができ、中でもビタミンKは充分に吸収することができます。毎日の食事のレシピに豆苗を少しずつ加えることでバランスの良い献立になりますね。今回紹介したレシピの他にも色々とアレンジして豆苗の食べ方を楽しみましょう。