石窯ガーデンテラスのランチメニューは？料金や予約方法も紹介！

「石窯ガーデンテラス」は鎌倉の名寺、浄妙寺（じょうみょうじ）の境内にあります。そのため、石窯ガーデンテラスへ向かいながら、浄妙寺内を散策することができるんです。浄妙寺の山門から本堂、美しい日本庭園などを見学できます。楽しみながら進むことができますが、店に向けて、道が坂になっているので、靴はヒールが低いものがオススメです。

浄妙寺の山門を抜け、本堂を通り、さらに坂を登ると、可愛いらしいオレンジ色の屋根をした洋館が見えてきます。お寺の先に洋風のレストランがあるなんて、とても珍しいことですが、お寺を散策しながらの休憩やランチにも、石窯ガーデンテラスはぴったりです。

こちらの洋館は大正時代にドイツ人が設計して建てられたものです。昔は貴族院議員の邸宅として使われていましたが、浄妙寺の住職の奥様が、洋館をそのまま生かしてレストランとして改装し、現在の石窯ガーデンテラスをオープンさせました。

石釜ガーデンテラスの入り口手前にはレストランとは別に「ショップ・オープンカフェ」が併設されています。こちらではお店で焼いた石窯パンや、スコーン、クッキーなどのお菓子を数種類を販売しています。石窯ガーデンテラスで料理を楽しんだ後、石窯ガーデンテラスではお土産としてテイクアウトすれば、自宅でも店の石窯パンを楽しめます。

ショップの周りには椅子やテーブルも設置され、イートインスペースが設けられていますので、その場で購入したものを頂くこともできるようになっています。手入れされたお庭を見ながら頂くのも良いのではないでしょうか？

さて、ここからは石窯ガーデンテラスのランチメニューや料金について詳しく紹介していきます！石窯ガーデンテラスでは料理に鎌倉の地野菜や食材、店の庭で採れたハーブを使用するなど、新鮮な食材にこだわっています。また、美しく仕上げられた料理も評判で、訪れる人の心を掴んでいます。まさに、心にも体にも嬉しいお料理が頂けます。

石釜ガーデンテラスでも使われている鎌倉野菜は、神奈川県の鎌倉市や藤沢市周辺で栽培している野菜のことを言います。海と山が近く、栄養豊富な土壌に恵まれた鎌倉では、味の濃い美味しい野菜を収穫することができます。近年は鎌倉野菜の美味しさが広まり、現在は多くの有名レストランで使用されています。

メニューは「パスタセット」（A・B）料金2600円、「メインセット」料金3200円or2800円に分かれています。「パスタセット」はパスタの種類によってA・Bの2種類から選べます。「メインセット」はお肉とお魚でメインが選べるようになっています。

石釜ガーデンテラスのHPで紹介されているパスタセットは、「A秀麗豚のラグーとカリフラワー・ちぢみほうれん草のクリームソース」、「B渡り蟹と下仁田葱のトマトソース」の2種類になっています。セットには共通して、パスタ、サラダ、パン、ドリンクが一緒に付いてきます。旬の食材を利用するため、パスタの内容などは季節ごとに少しづつ変わる場合もあります。

お肉メインのセット「サンデーロースト～イギリスの日曜伝統ランチ」料金3200円、ジューシーなローストビーフがたっぷりのランチは絶品と評判です。お魚メインのセットは「三浦早春キャベツと人参　真鯛のポワレと春色ソース」料金2800円、新鮮な野菜と地魚を使用したポワレは素材を生かした優しい味になっています。どちらのセットにも共通して、スープ、パン、ドリンクが付いてきます。

メニューはパスタのセットをはじめ、メインを肉と魚で選べるしっかりとしたコースメニューまであるので、友達同士の軽いランチから、特別な日のお料理として色々な場面でお店を利用できます。もちろん、セットメニューにつくサラダや石窯パン、ドリンクも一つ一つ丁寧に仕上げられていますので、ぜひ楽しみにして下さい。

石窯ガーデンテラスの石窯パンは、「地元の食材を使用した料理と美味しいパンを一緒に食べてもらいたい」というお店の強い思いから作り始めました。現在は石窯パンの人気も高まり、持ち帰りの要望が増えた為、テイクアウト用のパンが用意されました。はじめに紹介した「ショップ・オープンカフェ」でもテイクアウト用のパンを販売しています。

店の石窯は、薪を燃料とするフランス式を採用しています。石窯で焼くことで、遠赤外線効果が生まれ、パンの外側はパリパリと香ばしく、中は水分をしっかりと閉じ込めて、もちもち、しっとりした食感が生まれるのです。ちなみに、石釜ガーデンテラスではパンの製造工程が客席からも見えるように、店の中にガラス張りにしたパン工房があります。店の中にパン工房があれば、できたてのパンと料理を一緒に楽しめます。

石窯ガーデンテラスではイギリスのアフタヌーンティで出てきそうな優雅なティーセットメニューもあります。「アフタヌーンティー」料金2800円、はフルーツを使用したデザート、スコーン、サンドイッチがケーキスタンドに綺麗に盛りつけられています。お店のイングリッシュガーデンを見ながら、午後のひとときを過ごせば英国気分を味わえます。

他にもデザートメニューとして「クリームティー」料金1200円、等があります。「クリームティー」は手作りのスコーンにクリームとジャムが添えられ、ドリンクも付いてきます。イギリスのアフタヌーンティ気分を味わうなら、セットにはぜひ紅茶を選ぶことをオススメします。

石窯ガーデンテラスの代名詞である庭は、ガーデンデザイナーのニコラス レナハン氏がデザインしています。お店の紹介にもあるように、大小様々な花や、植物が折り重なるように配置され、実際に庭に入り込んで歩くのが楽しい庭になっています。春には桜が咲くなど、春夏秋冬、季節の花々が私たちを出迎えてくれます。

紫陽花の咲く季節には、石窯ガーデンテラスの玄関前アプローチに、白い紫陽花「アナベル」の花畑が現れます。紫陽花の名所でも有名な鎌倉ですが、青や、紫の紫陽花は多く見ますが、白い紫陽花が見れる場所は少ないですから、SNSに載せるのにもぴったりではないでしょうか？

テラス席に座れば、美しい庭園を見ながらまったりとしたランチを過ごせます。花々のあふれる庭園には、鳥や蝶々などの生き物が集まり、気持ちの良い時間を過ごせるはずです。お天気の良い日はテラス席は人気なので、テラス席を希望する場合は予約をして行きましょう。

石窯ガーデンテラスの営業時間は10時〜17時、定休日は月曜日となっています。ただ、月曜日が祝祭日の場合は翌日に振り替えになるので注意しましょう。また、夏季休業や年末年始の休業がありますので、心配な方は事前に電話での営業確認をオススメします。

石窯ガーデンテラスの予約は電話で直接することが出来ます。特に桜の時期からゴールデンウィーク、夏休み期間中など、鎌倉は観光客が集中します。石窯ガーデンテラスに入るまでにも待ち時間が発生することも多くなりますので、予約をして行くのがオススメです。ただ、予約が出来ない期間などもあるので、石釜ガーデンテラスのホームページでお知らせを確認しつつ、早めに予約の連絡をしましょう。

石窯ガーデンテラスへは、JR横須賀線鎌倉駅東口より京浜急行バス「ハイランド循環」「鎌倉ー朝比奈ー八景」行きのバスに乗車し「浄明寺」バス停で下車します。バス停からは、徒歩5分程で浄妙寺へ到着します。浄妙寺の境内を3分程歩くと、石窯ガーデンテラスが見えてきます。1つ注意事項としては、石窯ガーデンテラスへ向かう際、浄妙寺の境内を通過する為、浄妙寺の拝観料100円を支払う必要があります。

店で食事やお茶をするにあたって、駐車場の有無は気になるところです。石窯ガーデンテラスには、残念ながら駐車場がありません。ただし、石窯ガーデンテラスへ行く方も、金沢街道沿いに有る浄妙寺専用の駐車場を利用することが出来ます。空き状況などは駐車場の管理人に確認しましょう。

和と洋の文化を一度に楽しめる石釜ガーデンテラス。日本庭園と本格的なイングリッシュガーデンを一度にみる機会は、日常ではなかなかないのではないでしょうか？こんな場所だからこそ、文化の違いや、それぞれの良さに気づくことも多いはずです。ぜひ鎌倉を訪れた際には、石窯ガーデンテラスに立ち寄って、美しい庭園と美味しい料理を堪能しにきて下さい。