蒲田のとんかつおすすめ人気ランキング5選!とんかつ四天王とは?
さくっと揚がった衣に、柔らかくジューシーな豚肉の味わいのとんかつは、今も昔も愛される定番メニューです。そんなとんかつですが、「とんかつ四天王」と呼ばれる名店が蒲田にあるのを知っていますか?ここでは、それぞれの店によって味付けや製法が異なり、奥が深い蒲田とんかつ四天王の味を詳しく紹介していきます。ボリューム満点のとんかつを食べて、暑い暑い夏を乗り切りましょう!
蒲田はとんかつ店の激戦区!
さくっと揚がった衣に、柔らかくジューシーな豚肉の味わいのとんかつは、今も昔も愛される定番メニューです。今から10~15年ほど前までは、とんかつ屋といえば定食屋さんのことで、油ギッシュな店内は男性でひしめいているイメージが強くありました。しかし、最近は、女性が一人でも入れるような小奇麗な店も増えており、とんかつがより身近な食べ物になっています。
そんな人気メニューのとんかつですが、東京・蒲田に「とんかつ四天王」と呼ばれる名店があるのを知っていますか?下町で親しみやすいイメージのある蒲田には数多くのとんかつ店がひしめき、じつはとんかつ激戦区としても有名です。そんな蒲田のとんかつ店を、この後ランキング形式で紹介していきます。
これからとんかつ店を紹介する蒲田エリアですが、蒲田とは一体どこにあるのでしょうか?蒲田は、東京都大田区に位置し、JRや東急の駅を中心とした地域を指します。駅周辺のエリアは繁華街となっており、店舗が多く立ち並びますが、周辺には大学や専門学校、高校も多く存在している学生街でもあります。また、大きな大学病院やクリニックなどの医療機関も充実しており、最近住みやすいエリアとして人気を集めています。
東京大田区の蒲田は、下町の飾らない雰囲気が親しみやすく、また、神奈川県側から通勤や通学で都心に通う人たちの玄関口としても利用者が多いエリアです。また、古い日本映画に詳しくない方でも一度は聞いたことがある「蒲田行進曲」の蒲田です。映画の舞台は蒲田ではなく、京都の太秦ですが、戦前に映画の撮影所が蒲田にあり、そこの所歌が蒲田行進曲だったことに由縁があるそうです。
蒲田はとんかつ店が多く存在し、その数は20軒以上とも言われています。その理由には諸説ありますが、かつて東京・上野でカツレツブームが起こった際、たくさんのカツレツ料理人が誕生したことから始まります。
修業を積んだ料理人が独立して上野を離れ、蒲田にとんかつ店を開いたところ、そこでも人気を集め、姉妹店などが次々と誕生した結果、蒲田にとんかつ店が密集することになったと言われています。今では、蒲田のとんかつ店で雑誌の人気店ランキング特集が組まれるほどの人気です。
また、余談になりますが、とんかつの材料である豚肉は、健康に嬉しい効果がたくさんある食材としても注目されています。豚肉には、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが豊富です。特に、人間の体内で生成することができない必須アミノ酸がバランスよく含まれているので、食べることで身体の調子が整ってきます。また、敬遠されがちな脂肪分ですが、脳の働きを潤滑にするためには欠かせません。
また、豚肉は、エネルギーの代謝を促すビタミンB1が多く含まれていることでも知られています。1日に必要なビタミンB1は、豚肉100gを食べるだけで摂取できます。そのため、暑さで食欲が無くなり、栄養が不足しがちな夏場の栄養補給源として持ってこいのスーパーフードとして、豚肉がおすすめなのです。
上記で紹介したように、ビタミンやミネラル分を豊富に含み、栄養ばっちりのとんかつですが、揚げものなのでカロリーが気になります。とんかつ1枚のカロリーは、463kcalと言われています。とんかつ定食の場合、たいていこれに白ご飯やみそ汁が付いてくるので、ごはんを大盛りにしたりオプションを付けると、簡単に1000kcalぐらいはオーバーしてしまいます。
もちろんカロリーは気にするべきですが、前後3日間の間でカロリーのバランスが取れていれば健康に問題はないとされているので、ランチにとんかつを食べたら夜ごはんを半分にするなどの対策で十分です。スナック菓子1袋でだいたい300~400kcalなので、ビタミンやミネラルがとれるとんかつ定食の方がよっぽど健康的だと言えるでしょう。
もし、どうしてもカロリーが気になる場合は、衣を剥がして食べれば大幅にカットできますが、1回の食事くらい美味しく食べても、バチは当たらないのではないでしょうか?サクサクの衣とジューシーな肉の味わいを健康的に楽しみましょう!
蒲田のとんかつおすすめ人気ランキング5選を紹介
5位:とんかつ以外もおすすめ!「まるやま食堂」
蒲田とんかつランキング第5位は、「まるやま食堂」です。四天王入りは惜しくも逃しましたが、ボリュームのあるとんかつがリーズナブルに頂けるとあって、平日には多くのサラリーマンやOLの人たちが行列を作っています。リーズナブルでありながら、四天王と同じくブランド豚である「林SPF豚」を使っているので、その味は保証付きです。とんかつ四天王に挑む前に、こちらで腹ごなしをしておくのもおすすめです。
まるやま食堂のとんかつメニューは、「とんかつ定食」900円、「ヒレとんかつ定食」1200円、「特上ヒレかつ定食」1500円となっています。ランキング入りしている四天王たちは、軒並み1500円超えの価格設定となっているので、こちらではお得に美味しいとんかつを味わうことが出来ます。
また、とんかつが有名なのですが、とんかつ以外のメニューも充実しています。とんかつと同じく林SPFの豚肉を使った「豚ショウガ焼き定食」や、「煮込みハンバーグ」など、昔ながらの定食メニューが充実しているので、毎日通っても飽きません。昔ながらの食堂の味をたべれば、気分もほっとすること間違いなしです。疲れた時に、下町の空気を感じに行ってみてはいかがでしょうか?
「まるやま食堂」のアクセス方法はJR京浜東北線・東急・京急線京急蒲田駅より、歩いて3分ほどになります。また、羽田空港から蒲田シャトルに乗ると、バスで35分なので、遠方からでも楽に到着できます。営業時間は、平日は11:00~21:00(ただし、15:00~16:00は休憩のため入れません)、第二・第四土曜と祝日は11:00~15:00です。定休日は日曜日と第一・第三土曜日となっています。
ランキング5位のまるやま食堂ですが、メニューが豊富なことで人気です。代表的なヒレとんかつ定食は1200円で、サバの塩焼き定食は1000円となっています。定食には、ごはんとみそ汁、冷ややっこなどの副菜が付いてきます。ボリュームたっぷりで栄養バランスも取れているので、毎日のランチにぴったりです。
4位:ランチタイムは行列必須!「丸一」
蒲田とんかつ四天王ランキングの第4位は「とんかつ丸一」です。こちらのとんかつは、丸一オリジナルのソースをかけて頂きます。ロースカツ定食は1300円で、ボリュームたっぷりでお腹いっぱいになります。店舗はカウンター席のみで、数は13席となっているので、すぐに行列が出来てしまいます。行く時はお昼時を外すか、少し早めに着くようにしましょう。しかし、少々並んでもこの美味しさには代えられません!
とんかつ丸一は、すっきりとした和風の店構えであり、白いのれんが目印です。営業時間は平日11:00~14:00で、水曜日と土曜日のみ17:00~20:00の夜営業もしています。また、日曜・月曜・祝日は定休日なので、気を付けるようにしましょう。
とんかつ丸一のアクセスは、JR蒲田駅東口から徒歩約5分となっています。また、京急の京急蒲田駅からも徒歩約5分なので、どちらからでもアクセスが便利です。ランチタイムには必ず行列ができるので、早めに行くのをおすすめします。また、注意したいのが、グループの一人が代表して並び、順番が来たら合流する行為を禁止しています。人気店であるが故に、トラブルの原因となるのを防ぐためだそうです。
そんな丸一で一番おすすめしたいメニューは、「極上ロースかつ定食」2500円です。肉汁たっぷりでジューシーな食感は、一度食べたら病みつきになること間違いなしの絶品です。また、看板メニューのとんかつ以外にも、「ホタテ貝フライ定食」1000円、「海老フライ定食」2500円、「盛り合わせ定食」2800円など、さまざまなフライ系のメニューも充実しています。
3位:スタミナが付くメニューにファン続出「富善」
蒲田とんかつランキングの第3位は、「富善」(とみぜん)です。とんかつ四天王でありながら、住宅街にひっそりと佇む隠れた名店として人気です。富善のとんかつは、「スタミナシリーズ」のオリジナルメニューが人気です。スタミナシリーズとは、ニラやニンニクの入った餃子の中身のような餡を、肉で挟んで揚げたとんかつのことを指します。
通常のとんかつだと、味が単調で飽きてしまいがちですが、スタミナシリーズのとんかつはソースを掛けずに食べてもおいしいので、どんどん食べ進めることができます。シンプルでありながら、さすが四天王といった味わいが楽しめます。もちろん、普通のロースカツなどもメニューにあるので、色々と試してみるのも面白いです。ランチの定食にはカニクリームコロッケも付いてくるので、揚げものの気分のときには持ってこいの定食です。
富善は、住宅街の分かりにくい場所にあるのですが、いつも行列が出来る人気店です。定食は1200円で、メインのとんかつとごはん、塩辛、煮物、カニクリームコロッケ、豚汁が付いてきます。そのため、しっかりと栄養バランスのとれた食事がしたい時におすすめです。遠方からのお客さんよりは、地元でいつも通っているという常連客の割合が多いので、落ち着いた雰囲気が漂っています。
富善で出される自家製の塩辛は、ちょうどいい塩加減で白いご飯によく合います。お店のおかみさんお手製なので、ほっこりしたアットホームな雰囲気が素敵です。お店のアクセスは、京急蒲田駅から徒歩5分となっています。大通りには面していないので、行く際は地図アプリなどで確認しながら行くと迷わず到着できます。
2位:昔ながらの味「揚物専科 とんかつ かわい」
蒲田とんかつランキングの第2位は、「揚物専科 とんかつ かわい」です。定番メニューのとんかつは、脂身をほとんど取り除いて揚げているので、豚肉特有の脂身の食感が苦手な方でも食べやすいと人気です。肉が引き締まり、食べると肉汁があふれ出るジューシーな食べ応えがおいしいです。
店名に揚物専科とあるように、とんかつ以外の揚げものメニューも充実しています。さっくり揚がったアジフライや、旬の牡蠣をさくさくの衣に閉じ込めたカキフライなどを、リーズナブルな価格でいただくことができます。ちょっと贅沢したい日のランチや、夜ごはんを作るのが面倒な仕事帰りなどにおすすめです。
揚物専科 とんかつ かわいは、昔ながらの店構えがノスタルジーを誘います。夫婦2人で切り盛りされており、丁寧で温かみのある雰囲気もランキング2位の理由です。1人でも入りやすい雰囲気なので、休日のランチにもおすすめです。東急池上線「蓮沼駅」から徒歩約5分なので、お散歩がてら立ち寄ってみるのも楽しいです。
1位:一度食べたら病みつき!「とんかつ檍」
蒲田とんかつランキングのラストを飾る1位は、「檍」(あおき)です。ちなみに檍というのは常緑樹の名称だそうです。檍のとんかつは、希少価値の高い「林SPF無菌豚」を使っているので、あまり火を通さずジューシーなレアの豚肉を食べることが出来ます。
檍の看板メニューのロースカツは1000円(平日ランチタイム価格)となっています。豚肉のうまみをしっかりと味わうため、味付けは岩塩で頂くのがおすすめです。上質な油を使っているので、衣がさくさくと軽く食べられます。油っぽさが無いので、女性でぺろりと食べられてしまう美味しさです。また、ロースかつをつかった檍名物の「ロースカツカレー」も食べることが出来ます。
蒲田とんかつランキング1位の檍は、JR京浜東北線・蒲田駅より、徒歩4分の場所にあります。マンションの建物の1階にあるので、少々分かりにくいですが、和風の店構えと白いのれんを目印に行きましょう。また、東京でTOP10ランキング入りするほどの人気店なので、行列を探せばその先に檍があると言っても過言ではありません。
見事蒲田とんかつ四天王の1位の座に輝いた「檍」ですが、日本中の超一流店がしのぎを削る銀座にも、2018年3月に檍銀差店をオープンしています。店舗の場所は非常に分かりづらく、雑居ビルに地下1階にあるので、知らずに行っても見過ごしてしまいそうです。行かれる際は、しっかりと場所を確認してから行くようにしましょう。そんな分かりづらさでありながら、すでに檍銀座店も本店と同じように行列が出来る人気店となっています。
とんかつ檍 銀座店は、新橋駅から徒歩4分ほどの場所にあります。先ほども触れたように、雑居ビルの地下一階にあるので、油断していると見過ごしてしまいますので注意しましょう。営業時間は、11:00~15:00と、17:00~20:00となっています。お昼時は特に混み合うので、早めに行って並ぶことをおすすめします。また、定休日は月曜日と日曜日となっています。
蒲田のとんかつ四天王とは?
とんかつ四天王と呼ばれた4店舗とは?
蒲田に数多くあるとんかつ店ですが、その中でも「蒲田とんかつ四天王」を知っていますか?とんかつ四天王の4店は、ランチタイムともなると毎日行列が出来るほどの人気店であり、さすが老舗という美味しさで人気です。その4店とは、「丸一」、「檍」(あおき)、「富善」(とみぜん)、「鈴文」のことを指します。
ここまで紹介してきたように、蒲田にはとんかつ店が豊富にあります。特に、蒲田とんかつ四天王といわれていた「丸一」、「檍」(あおき)、「富善」の味は、是非一度食べてみることをおすすめします。特に、檍のとんかつは火をあまり通さずレアで食べられる貴重な味であり、シンプルに塩で食べることで、豚肉のうまみをしっかりと味わうことが出来ます。檍以外の四天王も、スタミナとんかつやソースカツといったように、それぞれ個性の際立ったとんかつなので、食べ比べてみるとその違いが分かります。
とんかつ四天王の鈴文は2017年に閉店!
「丸一」、「檍」とともに蒲田とんかつ御三家の一角を担っていた「鈴文」ですが、残念なことに、2016年に閉店してしまいました。今ではそのとんかつを味わうことはできませんが、看板商品だったロースかつは、今でもファンが多いです。
先ほどのランキングでは、鈴文を除く蒲田とんかつ四天王を中心にランキング形式で紹介しています。大手口コミサイト食べログや、ツイッタ―での感想をもとにしているので、よりリアルな感想をまとめています。蒲田とんかつ四天王のとんかつは、それぞれに味や食べ方が異なっており、店独自のオリジナリティーがあるので、食べ比べてみるのも面白いかもしれません。
アド街ック天国で紹介された御三家とは?
四天王の中でも「丸一」、「檍」(あおき)、「鈴文」の3店は「蒲田とんかつ御三家」と呼ばれ、他の数多あるとんかつ店とは一線を画しています。ただし、上記にもあるように「鈴文」は閉店しているので、現在は御三家とはあまり呼ばれません。ちなみに、蒲田のとんかつ店のルーツとなった東京・上野にもとんかつ店の御三家は存在します。
とんかつの本家・上野の御三家は、「蓬莱屋」、「ポン多 本家」、「双葉」です。上野では100年前から続くとんかつ店も珍しくありません。その中でも、「双葉」は人気口コミサイト食べログで1位になる程の人気店として知られています。蒲田のとんかつを制覇したら、次は上野に進出するのも面白いです。
蒲田には餃子四天王もある!
東京大田区の蒲田は、「羽根つき餃子」が美味しい店が多いエリアとしても有名です。パリパリに焼きあがった皮に包まれた、ジューシーな具がたまりません。ちなみに、「蒲田羽根付餃子四天王」なるものも存在しており、「イ尓好」(ニーハオ)、「歓迎」、「金春」、「春香園」が名を連ねています。昔ながらの店内では焼きたての餃子が出されており、居酒屋感覚でビールと一緒に頂くのがおすすめです。
ちなみに、羽根つき餃子はどうやって作られているか知っていますか?じつは、小麦粉と水を混ぜたものを入れて焼くだけで、簡単に作ることが出来るのです。ポイントはその分量で、水100ccに対して小麦粉10gの割合で混合すると、きれいにパリッとした皮に仕上がります。
家庭で餃子を作る機会は多いと思いますが、水だけで蒸し焼きにするよりも、少量の小麦粉を混ぜることで、皮自体がもっちりとした口当たりになります。フタをして十分に火が通ったら、最後にごま油を流し入れれば羽がパリッと仕上がります。簡単なので、ぜひ一度試してみて下さい。
蒲田の美味しいとんかつを食べ比べてみよう!
今まで羽根つき餃子ばかりがフューチャーされていた蒲田ですが、蒲田とんかつ四天王が誕生するほどの、とんかつ激戦区としても注目されています。東京駅からも電車1本で行けるので、思い立った時にふらりと訪れてみてもいいかもしれません。わざわざ行くほどの価値が十分あるとんかつなので、食べてみることをおすすめします。
ここまで紹介してきたとんかつ店は、平日でもランチに行列ができるほどの人気店ばかりです。さっくり揚がった衣に、柔らかくぱくりと噛み切れる豚肉がたまらない美味しさです。しかも、美味しいだけでなく、タンパク質、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、食べることで疲労回復効果も期待できます。家で作るとんかつも美味しいですが、やはり、専門店で食べるとんかつはひと味もふた味も違います。
今年の夏は酷暑と言われるほどの暑さで、毎日だるい日が続きます。しかし、美味しいとんかつを食べて、暑い時期を元気に乗り切りましょう!