紅茶キノコとコンブチャは違う？健康効果と作り方・飲み方を紹介！

皆さんは、紅茶キノコという物を知っていますか？紅茶キノコはむかし大ブームとなった健康食品なので、知っている人も多いかと思います。紅茶キノコを聞いたことが無い、という方に向けて簡単に説明すると、紅茶キノコとは昭和の40年代末から50年代初頭にかけて、健康食品として大ブームとなった飲み物です。

暫くはあまり目にしたりその名を聞いたりすることはありませんでしたが、最近、紅茶キノコはコンブチャとう名前で再び注目を集めているそうなのです。それでは、数十年経って再びブームの兆しを見せている、紅茶キノコとはどのような物なのか早速調べていきましょう！

それでは、まず最初に紅茶キノコという物がどのような物なのか調べていきましょう。「キノコ」というくらいですから、キノコが入った飲み物なのでしょうか？さらに、欧米における「コンブチャ」という名前は日本の昆布茶と関係があるのでしょうか。気になる疑問について一気に見ていきましょう。

まずは、「紅茶キノコ」という名前の不思議についてです。実は、紅茶キノコは名前に紅茶と入っておきながら、実はキノコとは関係のない食材です。キノコとはまた食関係のない食材でありながら、どうして名前に「キノコ」という名前が入っているのかというと、紅茶キノコの、もともとのロシア語での名前に原因があります。それでは、まず日本に紅茶キノコが流行ることとなった原因について紹介していきましょう。

当時ソ連であった、バイカル湖周辺にある健康な人が多く住む村の人が、紅茶キノコを常用していたそうです。このことが知られると、健康の秘訣が紅茶キノコでは無いか、といういことになり日本でも紅茶キノコは大ブームとなりました。

紅茶キノコはロシア語で「チャイヌイ・グリプ」と呼ばれているのですが、チャイヌイとはお茶、グリプとは菌の事を指すのだそうです。菌の中にはキノコももちろん含まれるので、日本では「紅茶キノコ」という名前で広がっていったのです。直訳すると、「菌のお茶」取った具合になるでしょうか。

なお、紅茶キノコは欧米では「コンブチャ」という名前で呼ばれており、紅茶きのことは昆布茶の一種なのか、と思った人もいるかもしれません。名前が非常に似ているコンブチャと昆布茶なのですが、実は日本の昆布茶とは関係が無いそうなのです。一説によると、英語の話者の人が紅茶キノコを見たとき、紅茶キノコの中に入っているゼラチン状の培地を昆布だと誤解してしまい、そのまま「昆布茶」としてしまったといわれています。

紅茶キノコは、前述の通りキノコが入っているわけでは無く、飲む健康食品となっています。紅茶キノコが食べ物では無く飲む健康食品であることは分かりましたが、紅茶キノコとは一体どのような物なのでしょうか。紅茶キノコとは簡単に言うと、甘い紅茶を発酵させた発酵飲料の事です。

見た目は少し衝撃的なので、知らない人が普通の紅茶を想像しているとびっくりしてしまうかもしれません。紅茶キノコには株となる紅茶キノコ本体が入っているので、知らない人にとっては少し気味悪く感じてしまう人もいるでしょう。しかし紅茶キノコには、体に良い効果が色々と期待されるといわれています。

体にも様々な良い効果のある紅茶キノコで最近話題となっている紅茶キノコですが、実は海外セレブにも愛飲されているそうなのです。紅茶キノコを飲んでいる海外セレブは、マドンナ、ミランダ・カー、グウィネス・パルトロー、ケイティ・ベリー、そしてオーランド・ブルームなどだそうです。海外セレブの人たちにも愛されているとは、紅茶キノコという物がますます気になってきます。

それでは、まずは紅茶キノコの作り方を見ていきましょう。紅茶キノコは実は、ちょっと変わった作り方をする必要があり今思い立ってすぐ作ってみよう！とはなりづらい健康食品かもしれません。それでは、今話題となっている紅茶キノコの作り方とはどのような物なのか、早速気になる作り方をチェックしていきましょう。

それでは、紅茶キノコの作り方を見ていきましょう。紅茶キノコの作り方は、まず紅茶キノコの菌株をてにいれる必要があります。菌株を紅茶の中で発酵させて作るのが紅茶キノコという訳です。菌株は、昭和に流行った時にはご近所の人などに分けてもらって発酵させていたようです。現在ではオークションサイトなので手に入れるという方法もあります。

しかし、なかなか紅茶キノコの株菌を持っている近所の人と都合よく出会うのは難しいですし、オークションサイトなどで購入するのは衛生的な問題もあるので、信頼のできる会社の通信販売を利用するのが良いでしょう。スコビーとも呼ばれる紅茶キノコの菌株は、海外製の商品となりますのでしっかりと日本語の説明書が付いている物を選んで購入するようにしてください。

紅茶キノコの作り方は難しくはありません。信頼できる通信販売などで紅茶キノコの菌株を手に入れたら、早速作り方に沿って、紅茶キノコを作ってみましょう！まずは、紅茶キノコを作るために必要な材料をチェックしていきましょう。

紅茶キノコを自分で作るのに必要な材料は、まず紅茶キノコの菌株、耐熱性のガラス容器、紅茶の茶葉、砂糖70g、水1リットルほど、そして清潔な布か、キッチンペーパーとひもとなっています。

耐熱性のガラス容器は、口が広くなっている物で1リットル以上入るものが作りやすいでしょう。紅茶キノコに使用する前には、耐熱性のガラス容器は熱湯消毒をしておき、冷ましておいてください。なお、紅茶キノコには酸が含まれているため、金属やプラスチックで出来た容器は使用できません。

必ず瓶の物を用意するようにしてください。紅茶の茶葉は、紅茶よりも緑茶やルイボスティーの方が好きだ、という方はそちらを使用しても紅茶キノコを作ることが出来ます。好きなお茶の茶葉で紅茶キノコを手造りしてみましょう。それでは、続いて紅茶キノコの作り方をチェックしていきましょう！

それでは、紅茶キノコの作り方を見ていきましょう。紅茶キノコの作り方は、まずは、お湯を沸かしましょう。もし軽き臭さが気になるという場合は、数分の間沸騰させておいてください。お湯が沸いたら、700ml分はかって、保存用のガラス容器に入れます。あらかじめ用意しておいた好きなお茶のティーバッグや茶葉を入れたら数分待ち、お茶を作りましょう。お茶は少し濃いめに作っておいてください。

濃いめのお茶ができ上ったら、ティーバッグや茶葉を保存容器から取り出します。続いて、砂糖70gを入れたら清潔なスプーンなどでかき混ぜて、砂糖をよく溶かします。ここまでの作り方は一例で、砂糖を紅茶に入れてから保存用のガラス容器に入れるという方も居ます。自分の作りやすい方のやり方で作ってみましょう！

作った紅茶が冷めたら、紅茶キノコの菌株を入れましょう。菌株は生き物であり、熱が加わると死んでしまうので必ず紅茶が冷めてから菌株を入れるようにしましょう。だいたい、紅茶が人肌の温度以下になるくらいまで冷めたら紅茶に菌株を入れても大丈夫です。手を必ずきれいに洗ってから菌株をパッケージから取り出して、ざらざらとした部分を下に、つるっとした面を上にしてガラス容器に入れましょう。

パッケージ内には紅茶キノコの菌株の液体も残っているので、一緒にガラス容器に入れてください。菌株と液体をガラス容器に入れたら、布やキッチンペーパーなどを使ってガラス容器の瓶の入り口を多い、用意したひもで縛って蓋のようにします。ガラス容器に蓋をしたら、室温で保管して発酵させましょう。発行する日にちの目安は、夏場は数日～1週間ほど、冬場なら1～3週間が目安です。

容器は直射日光の当たらない場所に保管しておくように注意してください。また、菌株の活動に影響が出てしまうので、味噌や醤油などの発酵食品のそばにはおかないようにしてください。

そして、保存容器を揺らしたり振ったりしてしまうと、発酵が遅くなってしまうので発酵具合が気になっても、あまり揺らしたり動かしたりはしないようにしましょう。時々、清潔なスプーンなどで保存容器の中身の紅茶の味見をし、好みの酸味となったら自作の紅茶キノコの完成です！

そして、紅茶キノコを作ることが出来たら、そこからまたこのやり方で紅茶キノコを仕込むことが出来ます。紅茶キノコの菌株はどんどん大きくなっていきますので、菌株が育ってきて大きくなりすぎてしまったら、菌株を切るなどして株を分けておくことをおすすめします。

こうすることによって、もしカビが生えてしまった時などでもその菌株を使用してもう一度作ることが出来るからです。大きくなりすぎた菌株は、培養液と共に冷凍保存をしておくことが可能です。

比較的自分で簡単に作ることのできる紅茶キノコですが、カビが生えないように保存しておく必要があります。発酵食品とは体に良い物ですが、発酵と腐敗などは紙一重であるといっても過言ではありません。紅茶キノコを育てていて、おかしいな、カビかな、と思うようなことがあれば思い切って捨ててしまってください。

それでは、続いて紅茶キノコの気になる健康効果と、危険性についてチェックしていきましょう。日本で注目が集まってきている食材であり、海外セレブにも愛飲されているという紅茶キノコとは体にどのような健康効果がある健康食品なのでしょうか？そして、体に健康効果があるとされる紅茶キノコですが、体に危険性などは無いのでしょうか？紅茶キノコの栄養や危険性について詳しくチェックしていきましょう。

紅茶キノコとは、上記で説明してきた通り、紅茶キノコの株菌を発酵させてつくる健康食品です。発酵食品である紅茶キノコは、微炭酸となっており酸味が効いて、もちろん発酵具合には寄りますがリンゴ酢にも似た味わいとなるそうです。

口当たりも柔らかく、フルーティーでの見やすいといわれている点も紅茶キノコの魅力の一つです。紅茶キノコには酢酸菌が含まれるため、酸っぱいにおいがします。独特の香りもあるので、人によっては少し苦手だという人もいます。

そして、紅茶キノコには体に嬉しい効果として、ダイエット効果が期待できることが知られています。紅茶キノコを飲むことで、ポリフェノール、酵素、ミネラル、L－シトルリンなどの成分を一気に取ることが出来、これによってやせ体質を作る効果が期待出来るそうです。ただ、紅茶キノコを取ることでダイエット効果を期待するのなら、少し注意が必要なようです。

気を付けるべきポイントは二つあり、そのポイントとは置き換えダイエットをすること、という事と継続すること、の2点です。もちろん効果は絶対ではなく、紅茶キノコではダイエットできなった、という人もいます。しかし、ポイントをしっかりと押さえて飲むことで、紅茶キノコによる体質改善効果が期待でき、やせ体質を作る効果が期待出来るでしょう。

そして、紅茶キノコには利尿効果、そして強い整腸効果があります。紅茶キノコを飲むことにより、代謝が良くなって体内に貯まった水分を排出してくれ、利尿効果があります。体内に貯まった水分を排出することで、むくみ改善が期待されるでしょう。さらに紅茶キノコを飲むことで、腸内環境が改善されてお通じが良くなるそうです。

紅茶キノコを飲むことで期待出来る効果はこれだけでなく、アンチエイジングにも効果が期待出来るそうです。紅茶キノコにはポリフェノールが含まれており、このポリフェノールを摂取することで抗酸化作用がありアンチエイジングにも効果が期待されるといいます。

そして紅茶キノコには、疲労回復効果もあるそうです。紅茶キノコは先ほども書いた通り発酵食品なのですが、この発酵する過程で酢酸という物が豊富に含まれるそうなのです。

人はグリコーゲンの量が減少してしまうと疲労感が抜けにくくなってしまうのですが、紅茶キノコに含まれている酢酸には、グリコーゲンの生成を促進させる効果があり素早くグリコーゲンを体内に蓄えることが可能なのです。紅茶キノコを運動の後などに飲めば、疲れた体の早い回復が期待できます。

続いては、紅茶キノコの危険性について見ていきましょう。ここまで疲労回復や、ダイエット効果などいいことづくめであった紅茶キノコですが、果たして危険性は無いのでしょうか？紅茶キノコについていろいろと調べていくと、紅茶キノコが危険と書いている人が居たりして「紅茶キノコは危険なのか」という疑問がわいてくると思います。

紅茶キノコはこの記事でも紹介した通り、昭和にもブームとなり、多くの人に楽しまれていた健康食品です。当時は紅茶キノコを持っている人から種菌をわけてもらい、そこから発酵をスタートさせるのですが、もし菌を分けてもらった時に雑菌などが付いていれば、その菌も一緒に培養しているという訳です。

もしそんな雑菌がわいた紅茶キノコを飲めばもちろん体調を崩す場合もあるわけで、「紅茶キノコを食べると体に悪い」という話が出てきたのはそういう所からだったと考えられます。紅茶キノコを発酵させる時には、取り扱いには余計な菌が入ってしまわない様、注意が必要なようです。

続いては、紅茶キノコの正しい飲み方について説明してきましょう。健康食品である紅茶キノコは、一体いつ飲むのが正しい飲み方なのでしょうか？健康食品なのでこれが正しい！という厳格な飲み方の決まりはありませんが、やはり飲みすぎはよくありません。紅茶キノコの飲み方や適切な量について、一緒に調べていきましょう。

紅茶キノコは薬ではなく、特に飲み方をどうした方が良いという量などは無いようです。ただ、紅茶キノコは菌なので熱を加えると菌が死んでしまいます。紅茶キノコの栄養を無駄なく取り入れるためにも、紅茶キノコ飲み方で加熱して摂取するのは止めて、冷たいままや常温で摂取するようにしましょう。

市販ではなく自分で作った紅茶キノコの場合、薬では無いので厳格な飲み方の決まりはありません。一般的な飲み方として、60mlほどの量を飲むと、栄養の吸収が良く消化を助ける効果があるそうです。しかし、市販の物ではその半分である30mlほどが目安だと書かれている物もあり、やはり健康食品なので厳格な飲み方の決まりは無いそうです。

紅茶キノコが体に良いからと言って、急にたくさんの量を飲むなどの飲み方をしてしまうと、体に合わずに吐き気が起きたり、頭痛に苦しんだりする可能性があります。自分で作った紅茶キノコも市販の物も、自分の体に紅茶キノコが合うのか合わないのか確かめる、という意味でも紅茶キノコは少量から始めてみましょう。

それでは、飲み方に続いて紅茶キノコの市販品の中で、おすすめの物を見ていきましょう。紅茶キノコは説明してきた通り、自分で株菌から手造りすることが出来る健康食品です。しかし、自分で作るのは手間だと感じたり、カビなどが生えないように管理するのは大変そう、と感じる方も多いのではないでしょうか？

自分で作るよりはお値段は高くなってしまいますが、そんな方には紅茶キノコの市販品を購入してみるのはいかがでしょうか？購入して、そのまま摂取することが出来るのでとても便利な物です。市販の紅茶キノコにも沢山の種類があり、それぞれに特徴がありますので紅茶キノコのおすすめの市販品を紹介していきます。自分に合った紅茶キノコの市販品を見つけてみてください。

まず最初に紹介するのは、コンブチャクレンズです。こちらはテレビなどでも紹介されていますし、広告などでも目にすることが多いので、聞いたことのあるという方も居るかもしれません。コンブチャクレンズはマンゴー風味の味付けとなっており、市販されている物の中でも飲みやすくなっている紅茶キノコだと思います。

マンゴー味で美味しいので、飲みすぎには注意しましょう！カロリーをカットする酵母菌を２種類含んでおり、ビタミン・ミネラルがたっぷりと含まれています。6種類の添加物を完全にカットしてあるので、毎日飲みたい、という人にもおすすめな市販の紅茶キノコとなっています。

続いておすすめする市販の紅茶キノコは、「コンブチャマナ」という商品です。コンブチャマナはとにかく味が美味しいとの口コミが多い紅茶キノコです。せっかく続けるのなら美味しい方が良い、という方におすすめの市販の紅茶キノコです。

ベリー系の味付けとなっており、爽やかな風味を楽しむことが出来ます。そして、パウダータイプの個包装となっており、持ち運びしやすいところもコンブチャマナのポイントです。紅茶キノコを外出先で飲みたい、という方にはおススメの市販品となっています。

いかがでしょうか？紅茶キノコとは昔はやった時を知っているという方には懐かしく、流行った時を知らないという世代の方には印象的な飲み物であったと思います。初めて見た人は、株菌のビジュアルに驚かれるかも知れませんが、自分で育てていって、株菌が大きくなっていくのを見届けるのも楽しいと思います。

また、自分で作るのが面倒であったり、カビなどをはやしてしまわない自信がない、という方には市販タイプの紅茶キノコをおすすめします。美味しい味が付いていて飲みやすい物もあり、気軽に続けることが出来るのが市販品の紅茶キノコの魅力でしょう。飲み方をチェックして、自分で作ってみるか、市販品を購入してみるか、自分で合った方の紅茶キノコを是非試してみましょう！