2018年06月21日公開
2024年07月19日更新
ポテトフライで東豊の駄菓子が販売中止?いずみ製菓のポテトスナックは?
ポテトフライという駄菓子を知っていますか?サクサクの食感がおいしいポテトフライという駄菓子ですが、一時期販売中止になる?とネットを中心に噂になりました。また、ポテトフライという駄菓子のほかに、ポテトスナックという駄菓子も存在しています。ポテトフライとポテトスナックの違いとは?また、販売中止の真相は?ポテトフライとポテトスナックに関する様々な疑問を徹底的に調査してみました。
目次
ポテトフライという駄菓子
スーパ―や駄菓子屋、コンビニなどで販売されているポテトフライというお菓子を知っていますか?東豊製菓から発売されている駄菓子で、絶妙な薄さのサクサクの食感のポテト味の揚げせんべいです。東豊製菓の看板商品で、発売当時から非常に人気の高い駄菓子です。一つ35円と低価格ながらも濃い目の味で満足感のある駄菓子として、大人から子どもまで支持を集める駄菓子の一つです。
駄菓子のポテトフライが販売中止?
根強い人気を持つポテトフライですが、数年前、ネット上を中心に「ポテトフライが販売中止?」という噂が流れました。その噂を聞いたポテトフライファンや駄菓子好きの人々が一時期ポテトフライを買い占めるなどの動きがありました。しかし、噂が始まった当初から現在まで、ポテトフライは販売中止になることはありませんでした。それでは、いったいどうして販売中止という噂が出てきたのでしょうか?
販売中止はポテトフライではなくポテトスナックという駄菓子だった!
ポテトフライの販売中止の噂の真相は、ポテトフライのライバル駄菓子のポテトスナックが関係していました。ポテトスナックもポテトフライと同じ薄いポテト味の揚げせんべいで、愛知県にあるいずみ製菓というメーカーが製造し、ポテトフライと同様に人気を博していました。しかし、2013年にいずみ製菓が製菓事業から撤退すると発表したことが原因でした。
実際に販売中止になったのはポテトスナックでしたが、名前も商品もよく似たポテトフライと混同する人が多く、「ポテトフライが販売中止!」という噂になって、多くの人の間に広がってしまいました。ちなみにこのいずみ製菓は、麦のポン菓子「ムギムギ」という駄菓子も製造していましたが、製菓事業自体が撤退になってしまったため、こちらのムギムギも惜しまれつつも販売中止になってしまいました。
ポテトスナックが販売再開!2016年に復活!
いずみ製菓のポテトスナックは、2013年に惜しまれつつも販売中止になりましたが、2016年に復活し。販売が再開されました!残念ながら内容量は以前の4枚入りから3枚入りになってしまいましたが、価格も変わらず、味もそのままだとポテトスナックファンからは歓喜の声が上がりました。販売中止になってから3年たち、現在は再び店頭にポテトフライとポテトスナックが肩を並べています。
ポテトスナックを復活させたのはかとう製菓
惜しまれつつも販売中止になってしまったポテトスナックですが、いずみ製菓の製菓事業が撤退になってしまったのに、どうして再販になったのでしょうか?実は、販売再開されたポテトスナックは、いずみ製菓ではなく、かとう製菓という菓子メーカーが製造しています。復刻されたポテトスナックの味は、以前のいずみ製菓のものと変わらず往年のポテトスナックファンも大満足の仕上がりとなっています。
ちなみに、いずみ製菓のもう一つの人気商品のムギムギも復活しています。高知県にある南国製菓という菓子メーカーがいずみ製菓から引き継いでムギムギを製造販売しています。ムギムギは駄菓子ながらも、その食感と深みのある味を出すのに相当な技術が必要だと製菓業界から注目されていました。南国製菓はその中でも高い技術が評価され、ムギムギの後継企業となりました。
ポテトスナックとポテトフライの違いは?
駄菓子ファンの間でもたびたび混同されるほどそっくりなポテトフライとポテトスナックですが、実際にどのような違いがあるのでしょうか?見た目や味など、食べ比べてみた人の意見を中心にその違いをまとめてみました。
まず、ポテトフライとポテトスナックでは販売されている味の種類が大きく違います。まず、ポテトフライはの味の種類は、じゃが塩バター、フライドチキン、カルビ焼の3種類です。一方、ポテトスナックは、ステーキ風味、コンポタージュ風味、コンソメ風味の3種類です。どちらも期間限定などで異なる種類の味が販売されているようです。
続いては内容量です。ポテトフライは4枚入りなのに対して、ポテトスナックは3枚入りと、1枚の差があります。ポテトスナックは販売中止以前は4枚入りでしたが、復刻後は3枚入りになっています。もともといずみ製菓からポテトスナックを販売中止になった原因が、製菓事業の採算が取れなかったからだと言います。そのため、実質値上げになりますが、それよりもポテトスナックの復活を喜ぶ声の方が大きいのが実情です。
続いて、ポテトフライとポテトスナックの味の特徴についてです。見た目はどちらも同じですが、一口食べるとその違いがはっきりと分かります。ポテトスナックは、サクサクの食感とポテトの甘さが感じられる味わいが特徴です。じゃが塩バターやフライドチキン、カルビ焼といったフレーバーもしっかり感じられますが、その根底にある甘めのポテト味がポテトフライの特徴だと言えます。
一方ポテトスナックは、ポテトフライと比較して塩味が濃い目の味付けになっています。フライ感が強く、それはステーキ風味やコンポタージュ風味、コンソメ風味といった濃い目の味付けによく合っています。ポテトフライに比べて塩味が効いているので、子どものおやつだけでなく、大人のおつまみにもぴったりの駄菓子です。しょっぱめの味が好きな人はポテトスナック、甘めの味付けが好きな人はポテトフライがおすすめです。
駄菓子ポテトフライの種類
2018年の時点で販売されているポテトフライは3種です。過去にはテリヤキバーガー味や、チーズバーガー味、コーンポタージュ味、辛辛チキン味が販売されていました。中でも辛辛チキン味は駄菓子にしては辛みが強く、大人向きのポテトフライでした。これらの味は、今でも多くの復活希望の声が上がっています。
駄菓子ポテトフライの種類「じゃが塩バター」
ポテトフライの定番ともいえるのがこの「じゃが塩バター」味です。サクッとした軽い食感と、一口食べた後に口いっぱいに広がるバターの香り、そしてほのかな塩味がたまらない人気商品です。コクのあるバターの味わいと、ポテトフライの特徴であるほのかに甘さと塩味のハーモニーは、まさにじゃがバターそのものの味わいです。カロリーは1袋4枚入りで61キロカロリーと、意外と低カロリーです。
駄菓子ポテトフライの種類「フライドチキン」
ポテトフライの代名詞的な存在の「フライドチキン」味です。パッケージなど、ポテトフライというとこのビジュアルが真っ先に思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか?味わいも本格的で、ガーリックと生姜が効いたフライドチキンの濃厚な味わいが、揚げせんべいならではのちょっぴりジャンクな食感とマッチして満足感の高い駄菓子として根強い人気があります。カロリーは1袋4枚入りで62キロカロリーです。
駄菓子ポテトフライの種類「カルビ焼」
最後に紹介するのがこちらの「カルビ焼」味のポテトフライです。駄菓子ながらも、焼肉のスモ―キーな風味とジューシーなカルビの味が見事に再現されています。表面もこんがりとカルビ焼のような色合いで、やや濃い目の味がおやつだけでなく、大人のおつまみとしてひそかな人気を集めています。カロリーは1袋4枚入りで61キロカロリ—です。
駄菓子ポテトスナックの種類
現在販売されているポテトスナックは3種類です。いずみ製菓時代のポテトスナックは、うすしおバター、からしマヨネーズ、フライドチキン、塩じゃが、サラミがありました。現在ポテトスナックの製造を行っているかとう製菓には3種類の味の説明のほかに、新しい味が出る予感を感じさせる「Coming soon...」の文字があります。詳しい発売時期や詳細は不明ですが期待が高まります!
駄菓子ポテトスナックの種類「ステーキ風味」
いずみ製菓が製造していた時からの人気商品ポテトスナックの「ステーキ風味」は、ステーキのジューシーな味わいをポテトスナックで見事に表現した駄菓子です。濃い目の味付けで、1枚でもかなりの満足感があります。塩味がしっかりしているので、炭酸系のドリンクとよく合う駄菓子です。大人はビールやハイボールなどに合わせて食べる人もいるそうです。このステーキ風味はポテトスナックの代表格だと言えます。
駄菓子ポテトスナックの種類「コーンポタージュ風味」
駄菓子のおなじみの味、「コーンポタージュ風味」もポテトスナックにはあります。コクのあるコーンの風味と、コーンポタージュならではのまろやかな味わいが老若男女から熱い支持を集めています。パリッと軽い食感と濃厚なコーンポタージュの味わいがとってもおいしい商品です。商品名も、コーンポタージュ味ではなく、コーンポタージュ風味というのがいかにも駄菓子という感じで味があります。
駄菓子ポテトスナックの種類「コンソメ風味」
ポテトスナックのコンソメ風味は、濃厚なコンソメのうまみがたまらない商品です。一口食べると、風味豊かなコンソメの味わいが口いっぱいに広がり、子どもから大人まで満足できる味わいです。ポテトチップスなどで見かけるコンソメ味のスナックよりも、より濃厚な味に仕上がっているポテトスナックのコンソメ風味は、コンソメ好きにはぜひとも試してもらいたい駄菓子です。
駄菓子アニメ「だがしかし」で再注目されたポテトフライ
このポテトフライという駄菓子ですが、駄菓子をフィーチャーした漫画「だがしかし」にも登場しています。駄菓子を愛する女子高生と、漫画家を目指す駄菓子屋が実家の男子高校生が主人公で、駄菓子にまつわるさまざまなエピソードが語られる駄菓子漫画としてアニメ化もされました。そんな「だがしかし」で、ポテトフライはどのように紹介されていたのでしょうか?
出典: https://festy.jp
ポテトフライは漫画「だがしかし」1巻の3話で登場しています。ここでは、ポテトフライのことを「ポテフ」と省略した呼び方が使われていました。また、ポテトフライの贅沢食べという、ポテトフライの「重ね一気食い」という味わい方が紹介されていました。漫画によると、この食べ方はサクサクの軽いポテトフライがしっかりとした歯ごたえある食感に変身し、食べごたえのある駄菓子にバージョンアップするのだそうです。
この漫画がアニメ化され、さらに話題になりました。そしてついにはポテトフライの販売元である東豊製菓も「だがしかし」を知ることとなりました。東豊製菓は、漫画やアニメにポテトフライが登場したことを喜びつつも、ポテトフライを3枚重ねて食べる贅沢食べについては、「口の中を傷つける可能性があるので、あまりおすすめしません」とのことでした。また、ポテフという略語も、東豊製菓はこの漫画で初めて知ったとのことです。
駄菓子ポテトフライのキャラクターには名前があった!
ポテトフライ、ポテトスナックのパッケージにはキャラクターが描かれていますが、それぞれに名前があるのを知っていますか?パッケージには記載されてはいませんが、各社のホームページなどにキャラクターの名前やプロフィールの記載がありました。時代を超えて愛される駄菓子のキャラクター達ですが、この名前を知っておくとワンランク上のポテトフライ&ポテトスナック通になれるかもしれません。
ポテトフライのキャラクターの名前は「ポッチくん」
ポテトフライのパッケージに描かれているキャラクタ―には実は名前があります。キャラクターが描かれているのはフライドチキン味とカルビ焼味のみですが、フライドチキン味に描かれているキャラクターの名前は「ポッチくん」というそうです。詳細は不明ですが、性別は男の子のようです。
一部ネットではポテトフライのキャラクターの名前は「こんがりくん」という説がありましたが、それはリニューアル前のホームページで、キャラクターにカーソルを合わせたときに「こんがりくん」という名前が表示されていたそうです。現在HPはリニューアルされ、確認はできません。ポッチくんの名前は、以前販売されていたポテトフライの大袋のパッケージに「ぼくのなまえはポッチです。」と書かれていたことで判明しました。
ポテトスナックのキャラクターの名前は「ポテ君」
ポテトスナックのパッケージに描かれているキャラクターの名前は、「ポテ君」と言います。こちらはいずみ製菓時代から続投しているキャラクターで、かとう製菓のポテトスナックのページにプロフィールの詳細まで記載されています。このことから、ポテ君がいかに愛されているキャラクターなのかを感じることが出来ます。それではポテ君の詳細なプロフィールを見ていきましょう!
ポテ君のプロフィールにはこのように記載されています。年齢は不詳で、夢は一流シェフだそうです。好きな食べ物は駄菓子で、性格はとにかくミーハーだそうです。座右の銘は「寝たら忘れる」という天真爛漫なキャラクターです。このポテ君は、ポテトフライのポッチ君とはことなり、ポテトスナック全商品に登場しています。夢は一流シェフらしく、パッケージではそれぞれのメニューを手にもって登場しています。
いつまでも愛される駄菓子ポテトフライとポテトスナック
長年愛されているポテトフライと、一度は販売中止になりながらも見事復刻になったポテトスナックは、今でも同じくらい人気があります。その味わいは変わることなく、今でも子どもから大人まで魅了し続けています。近年は漫画やアニメの影響で再びスポットが当たったポテトフライとポテトスナックは、今後どのような進化を遂げるのか期待が集まります!