ターポンとはどんな魚?味は?まずいと噂の古代魚イセゴイを調査紹介

ターポンという魚は色々な意味合いにおいて話題となっていますが、なんでもかなりまずい魚として認知されているようです。そんなターポンとはどのような魚でありどのような生態なのかは非常に気になるところですが、果たしてターポンはどのような特徴がありどのように生息しているのでしょうか?まずいと話題のターポンは食用にできないのかも気になるところですが、実は釣りで人気だという情報もありますから、今回はそんなターポンの気になる点を掘り下げていきます。

ターポンとはどんな魚?味は?まずいと噂の古代魚イセゴイを調査紹介のイメージ

目次

  1. 1ターポンという魚を聞いたことがある?
  2. 2ターポンがどんな魚か調査!
  3. 3ターポンの味がまずいといわれる理由
  4. 4ターポンはスポーツフィッシングの人気者
  5. 5ターポンも1つの命

ターポンという魚を聞いたことがある?

ターポンという名前の魚はあまり日本ではメジャーではないかもしれませんが、もしかしたらテレビ番組などでその姿をみたことがある人がいるかもしれません。ターポンとは魚のイセゴイ科に属する魚の一種のようですが、実はその味がかなりまずいと話題になっている上に生態もかなり興味深く、実は釣りで人気の魚だとも言われています。

ターポンは古代より生き延びてきた古代魚の一種であり、普段日本人が食用として活用している魚とは一線を画す存在のようですが、そんなターポンがどのような魚なのかは実に気になるところです。今回は、あまり一般的には知られていないターポンという魚の特徴・生態や味に迫るので、ぜひその興味深い実態をチェックしてみてください。

ターポンがどんな魚か調査!

ターポンの味はまずいとも言われていますが、そもそもターポンとはどのような魚なのでしょうか?まずはターポンの生物学的な特徴や生態を知り、あまり一般的には知られていないターポンという魚について理解を深めていきましょう。

ターポンはカライワシ目イセゴイ科の魚

ターポンは分類上カライワシ目イセゴイ科に分類される魚であり、英語では「Atlantic Tarpon(アトランティック・ターポン)」と呼ばれています。そんなターポンはかなり大きさな魚として知られており、体長は2mを超えるものがほとんどであるなど、普段日本人が食している魚に比べると、かなり大きな魚だと言えるかもしれません。

そんなターポンはかなり昔から生き延び続けてきた魚の一種であり、進化して生き延びてきたというよりもあまり形を変えずに現在でも生息している珍しい魚だと言われています。そんなターポンの体色は緑がかった銀色、または青みがかった銀色をしており、口も大きく上に向いているなどの外見上の特徴があるようです。

そんなターポンは海にも川にも生息している魚であり、海岸部に住んでいることもあれば河口や河川などを住みかとしている場合もあります。また産卵場所は海となっており、一度になんと1000万個以上もの卵を産むことでも知られています。また、食用ではないためあまり生息地域は細かく特定されていませんが、主に大西洋に生息しているようです。

ターポンはイセゴイとも呼ばれる古代魚

ターポンはお伝えした通りカライワシ目イセゴイ科に分類される魚です。この科名からターポンはイセゴイと呼ばれることもありますが、実は厳密にはイセゴイとは異なる魚のようです。実はカライワシ目イセゴイ科イセゴイ属にはターポンとイセゴイという魚が属しており、イセゴイという魚はターポンに似ているものの異なる特徴をもっています。

そんなターポンやイセゴイが含まれているカライワシ目には、絶滅した魚も多く含まれているようです。そんな中でターポンは古くからその姿形をほとんど変えずに現在に至っている珍しい魚であり、古代魚と呼ばれています。古代魚とは別名生きた化石とも呼ばれる種類の魚であり、ターポンよりも知名度のある魚もいくつか含まれています。

たとえば有名なシーラカンスやハイギョ、アロワナなどの魚もこの古代魚に分類され、古生代などの化石で確認できるにも関わらず現在でも変わらない姿で生存している種となっています。つまりシーラカンスなどと同様にターポンは学術的な意味合いにおいて重要度が高く、ターポンはまずいと言われる一方で価値が高いとも言われているのです。

ターポンは巨大な魚

お伝えした通りカライワシ目イセゴイ科イセゴイ属に分類されるターポンは古代魚の一種であることから、生物学的な価値はかなり高いとも言われていますが、その特徴としてやはり無視できないのはかなりの大型魚であるという点でしょう。体長は既述の通り2mを超えるのが当たり前ですが、中には250cmほどの大きさになるものもあります。

つまり人間よりもはるかに大きいサイズが当たり前となっているのがターポンであり、ターポンが隣を泳いでいたらなかなか脅威的に感じてしまうかもしれません。しかし、そんな大型だからこそ釣りでゲットするのが比較的難しいとされており、そのために食用に適さない一方で多くの釣り人・釣りファンの垂涎の的としても認知されているのです。

ターポンを釣り上げるのが大変だと言われているのはその体長が大きいだけでなく、かなりの重量があるためでもあります。ターポンはなんと150kgを超えるものもいるとされており、かなりの巨体であることがわかります。また、噂レベルではありますがニカラグアにはより大きく200kgを超えるターポンがいると言われることもあるようです。

そんなターポンは大型の肉食魚であり、小魚や甲殻類などを餌として生きているようです。見た目がそこまで怖いという印象はないですが、かなりの大型魚であるため人間を襲わないのか心配だという人も少なくないかもしれません。実はターポンは基本的に人間を襲わないとされていますが、もちろん潜水中などに目撃したらかなりの衝撃でしょう。

ターポンの生息域

古代魚の一種であり多方面から注目を集めているターポンですが、どのような地域に生息しているのでしょうか?既述の通り英語名ではアトランティック・ターポンと呼ばれているターポンはアトランティック、つまり大西洋に主に生息していると言われています。そして大西洋の中でも、ターポンは熱帯から亜熱帯にかけて生息しているようです。

ターポンは日本人にとって食用となっている魚ではありませんが、実は世界的にみても食用として広く親しまれているわけではありません。しかし、スポーツフィッシングなどで漁獲される対象としてかなりの価値がつくことがあり、日本人でも南米などに出向いてターポン釣りに挑戦する人もいるほどの人気ぶりだとも言われています。

そんな釣り人にとって絶対に釣り上げたい魚だとも言えるターポンですが、特にニカラグアなどでは盛んにターポン釣りが行われているとも言われています。その生態にも特徴があるターポンですが、ニカラグアなどでは体重が200kgを超えるかなり大きなターポンが釣り上げられたという噂もあるほどで、カヤックフィッシングなども盛んです。

そのため、後述するターポンの釣り方・カヤックフィッシングのやり方なども参考に、釣りが好きだという人はターポン釣りをひとつの目的としてターポン釣りが盛んな地域に旅行に行くのもアリかもしれません。味はまずいと言われることの多いターポンですが、その興味深い生態と釣りの難易度の高さを考慮すると、かなり希少な存在でしょう。

ターポンの生態と古代魚ならではの能力

お伝えしたようにターポンは大西洋周辺を主な生息地としており、味はまずいとされるもののスポーツフィッシングなどでは人気の魚のひとつとなっているようです。そんなターポンはかなり古い時代からほとんど形を変えずに現在でも生き残っている古代魚の一種として、シーラカンスなどとともに学術的な価値が高い魚とされています。

そんなターポンの生態は、さすが古代より生き延びてきたというだけであってかなり特徴的で興味深いですが、ピラルクーやアロワナなどに比べると知名度も低いようです。しかし、やはりターポンも古代魚としての特徴を兼ね備えており、まずその上向いた口は古代魚ならではの外見的な特徴だと言え、他の魚とは一線を画している点でしょう。

また、ターポンは浮き袋に酸素を取り込んで酸欠状態を免れることができるなど、ピラルクーにも類似した特徴をもっています。このように外見的な特徴から言ってもその生態から言ってもやはり古代魚ならではだと言えるターポンですが、より興味深い点としてはレプトセファルスという状態を経て成魚にまで成長するという点でしょう。

レプトセファルスとはウナギなどの仲間によくみられる幼生期の状態であり、葉のような薄い形状となるものです。このような状態になるのはウナギ以外の仲間では珍しいことですが、さらにターポンは成魚になるまでに7年近くもかかるなど、他にも一般的な魚とは異なる点をいくつも備えており、かなり興味深い存在だと言えるでしょう。

ターポンと同属・同名のイセゴイとの違い

ターポンは既述の通りカライワシ目イセゴイ科に分類される魚ですが、実は他の魚と混同されることも多いようです。特に同じイセゴイ科イセゴイ属のイセゴイとターポンは特に混同されることも多く、同じイセゴイという名前でターポンもイセゴイもまとめて扱われることがあります。ただし、厳密にイセゴイとターポンは異なる魚のようです。

イセゴイ科イセゴイ属の魚ということでもちろん共通点も多いイセゴイとターポンですが、まずその体長に違いがあるようです。ターポンは既述の通りかなり巨大な魚として知られており、2mを超える体長となることも珍しくありませんが、イセゴイはあくまで50cm〜100cmほどの体長にとどまることが多く、ターポンほど大きくないようです。

また、身体的な特徴における相違点としては、腹ビレの前端が背ビレ前端からまっすぐ下にあるのがイセゴイであり、ターポンは背ビレより前に腹ビレが位置しているという特徴があります。また、ターポンはお伝えしたように大西洋付近を主な生息地としており基本的には日本近海でみられないとされる一方で、イセゴイは日本でもよく見かけます。

そのため、ターポンをタイセイヨウイセゴイと呼ぶこともあれば、イセゴイをパシフィックターポンと呼ぶこともあるなど、お互いを主な生息域で区別して名称がつけられることも珍しくありません。そんなイセゴイですが、ターポン同様に独特な金属臭がすることから食用としてはあまり適していないとされ、ゲームフィッシングで楽しまれています。

有明ターポンは全く別の魚

お伝えしたように同じイセゴイ科イセゴイ属のイセゴイとは異なる魚とされているターポンですが、他にもターポンと混同しやすい魚がいるようです。その一つが有明ターポンですが、有明ターポンはターポンとはまるで別の魚とされています。有明ターポンは有明海周辺で食用として活用されることの多い魚ですが、ターポンとは種類も異なる魚です。

ターポンはカライワシ目イセゴイ科イセゴイ属の魚ですが、一方の有明ターポンは正式名称をヒラと言い、ニシン目ニシン科ヒラ属に分類される魚のようです。そんなヒラの見た目はニシンそっくりですが、体長は70cm以上になることも多く、大型魚として知られています。しかしターポンとは違い、食味もよく美味しいと言われています。

名前になっている通り特に有明海周辺では食用として一般化されてますが、他には岡山県などで広く食べられているようです。その味わいはイワシやニシンなどの青魚に類似した味わいとなっており、新鮮なものであれば刺身でも楽しめる上に、煮付けや汁物、揚げ物などさまざまな料理に活用できるのもターポンとの違いだと言えます。

このようにターポンに類似した魚であるイセゴイや有明ターポンと呼ばれるヒラは、ターポンとは異なる魚であり、たとえターポンと混同しやすいこれらの魚を日本近海で見つけたとしても、それがターポンである確率は低いと言えるでしょう。そんなターポンは既述の通り味がまずいとされ食用に向かないと言われていますが、本当なのでしょうか?

ターポンの味がまずいといわれる理由

ここまで普段はあまり関わることがないもののその生態などが何かと話題になっている魚であるターポンについて掘り下げてきました。ターポンはイセゴイという同属の魚と混同されがちなものですが、有明ターポンに関しては全く別の種類の魚のようです。そんなターポンはあまり食用にされていませんが、果たしてその味は本当にまずいでしょうか?

ターポンは見た目は美味しそうな魚

ターポンはなかなか興味深い生態の魚であり、古代魚のひとつにも数え上げられており、古来よりほとんど形を変えずに生き延びてきた魚のようです。そんなターポンはシーラカンスやアロワナ、ピラルクーなど他の古代魚と共通している部分もあり、確かに原始的な特徴もありますが、決してその見た目からしてまずそうというわけではありません。

ターポンはかなりの巨体になることも多く釣り上げるのが大変だからこそゲームフィッシングで好まれているようですが、確かに体は大きいものの一見普通に食用にできそうな見た目となっています。そしてその身の色もビンチョウマグロやハマチなどに似た色をしており、さばいたときにも一見美味しそうに見えますが、実際はそうでないようです。

ターポンは釣り上げたときにかなり派手に暴れまわり、かなり体が大きいこともあってゲットしたときの喜びは大きいかもしれません。しかし、いざターポンを調理したり食べたりする上ではさまざまな問題が生じることがあり、見た目は何ら問題がなさそうなターポンも身のゆるさや小骨の多さなどが、調理のしづらさにつながっているようです。

また、ターポンは一見食べられそうな見た目ではあるものの、いざ口に近づけてみるとその特有の臭いがきになるという人も少なくありません。このような理由からターポンや同属のイセゴイは食用にされることが稀となっているわけですが、その具体的な難点をチェックしていき、果たしてターポンを食べる方法はないのかを掘り下げてみましょう。

ターポンは小骨が多くて身も緩い

ターポンはお伝えしたように一見美味しそうにみえる魚ですが、その見た目に期待してしまうと幻滅してしまうことになるかもしれません。ターポンはその興味深い生態から学術的な価値が高くフィッシングでも人気の魚となっていますが、残念ながら味はまずいと言われるその理由のひとつとしては、小骨が多いということが挙げられます。

ターポンは食味がよくない上に小骨も多いため、調理する上でも食べる上でもなかなか大変であり、手間がかかる魚だとされています。たとえ小骨が多くても食べる価値のある圧倒的な食味のよさを有している魚なども存在するものですが、残念ながらターポンはそのような魚とは違い、小骨の多さはただのマイナスポイントとして認識されています。

小骨の多さは食用の魚としては致命的な難点だと言えますが、ターポンがまずいと言われる理由はそれだけにとどまらず、身がゆるいということも挙げられるでしょう。ターポンの身はかなりゆるくて崩れやすいため、さばくのも盛り付けるのも大変かもしれません。そのため、魚をさばくのに慣れている人でも、3枚おろしさえ大変だと言われています。

ターポンの身はかなりゆるくて崩れやすいため、3枚おろしが完成する頃には3枚おろしというよりもたたきのような状態に陥っていたと言われることも少なくありません。このように身がゆるければせっかく食べようと思っても思うような状態で楽しむことができず、このことも生態が興味深いターポンが食用に適さない理由になっています。

ターポンの身は味も臭いも金属そっくり?

お伝えしたようにターポンは身が崩れやすい上に小骨も多いため、まず調理するのが大変だという特徴があります。そのため、ターポンが本当にまずいのかチェックするべくさばいた段階で心が折れてしまうという人もいるため、注意が必要だと言えるでしょう。そんなターポンは残念ながら肝心の味もやはり期待に添うようなものではありません。

ターポンは日本人が普段食べているような美味しい魚とは異なり、金属臭さが特徴的だと言われています。ターポン以外の魚であっても血の量が多い部分などを食べるとやはり鉄分が多く含まれすぎていて金属特有の嫌な匂いが気になるということもあるものですが、ターポンはそのようなケースが他の魚以上に多く見受けられるようです。

ひどいものでは口に入れる前の段階からその特有の金属臭さを感じることもあるようですが、一度口に入れるとそのあと長時間金属臭さが口の中に残ってしまうような嫌な感覚を味わうことになるかもしれません。そのため、刺身など特に魚の風味をシンプルに楽しむタイプの料理は特にターポンに適しておらず、なかなか食べづらいことでしょう。

もちろん人それぞれ好みは異なり、クセのある風味の魚が好きだという人も少なくないかもしれませんが、クセがあってなお美味しいというレベルとはかけ離れた金属臭さと身のゆるさをもつ魚がターポンというわけです。ターポンが現在一般的に食用になっていないのはこれらの要素が原因ですが、食べたい場合にはかなり工夫が必要でしょう。

ターポンは食べられない魚ではない?

お伝えしたような理由からターポンを食用にした場合に満足できる確率はなかなか低いとも言われていますが、そんなターポンも100パーセント食べられない魚というわけではないようです。つまるところ魚の味をどう感じるかは個人の味覚によるものですが、実はターポンを少しでも美味しく食べるためには調理方法がかなり重要なようです。

まず、ターポンをできるだけ美味しい状態で楽しむためには新鮮な状態のターポンをさばき、調理していく必要があります。時間が経ったターポンはより嫌な風味が増してしまうので、できるだけフレッシュな状態を食べることを心がけるとよいでしょう。そのため、釣り上げてからできるだけすぐに調理を開始するのがおすすめだと言えます。

また、身がゆるいことが食べづらくまずいと言われる原因のひとつになっているターポンは、煮付けなどにしてできるだけ身を引き締めた状態で食べられる料理が向いているかもしれません。揚げ物にしてしまうという人もいるようですが、実は揚げ物だと小骨の問題をクリアできないため、煮付けなどであれば一番食べやすいと言えるかもしれません。

もちろんそれにしても他の魚に比べて美味しいとは言えないとされるターポンですが、それでも無駄にせずに食べたいという場合には、できるだけ濃いめの味付けで楽しむというのもひとつの手でしょう。特有の金属臭さを少しでも消すためにはやはり、調味料次第だと言えます。尚、ターポンと混同されやすい有明ターポンはかなり美味のようです。

ターポンはスポーツフィッシングの人気者

お伝えしたように古代魚の一種でありなかなか興味深い生態をもっているターポンですが、食用にする場合にはかなりの工夫が必要かもしれません。鮮度と調理法次第では食べられないことはないとされるターポンですが、一般的にはやはり食用というよりもスポーツフィッシングの対象として親しまれており、その理由や釣り方は気になるものです。

ターポンがスポーツフィッシングで人気の理由

食用としてはまずいものの古代魚ならではの生態が学術的な価値ももつターポンですが、何より世界的にスポーツフィッシングの対象魚として人気となっているようです。日本でもイセゴイはスポーツフィッシングで釣り上げられることが多いですが、大西洋のターポンも中南米の国などでスポーツフィッシングで釣り上げられることが多いのです。

ターポンは体長が250cm超、体重も150kg超となることも珍しくない魚であり、やはり釣り上げるのが容易ではないとされてます。だからこそ釣り上げた時には大物を釣り上げたという喜びも大きく、そのために多くの釣り人にとって絶対に釣り上げたい垂涎の的となっており、世界的にもスポーツフィッシングで人気の対象となっているようです。

ターポンは大型であるにも関わらず動きは俊敏で、一度フックにかかってからもなかなか釣り上げるまでに体力と時間を要するとも言われています。特に2メートルを超えるターポンはなかなか初心者では釣り上げるのが難しく、玄人にとってもやはり釣り上げたときの快感は桁違いとされていますから、ターポンは人気となっているのです。

食用としてはまずいと言われることも多いターポンですが、やはり釣り好きとしては一度は釣り上げてみたい魚のひとつだと言えるかもしれません。古代魚ならではの生態はその生命力の強さを感じさせますが、釣りの難易度さえ高いというのはターポンをより一層手強い存在として認識するのに十分な理由だと言えるのではないでしょうか?

ターポンはカヤックフィッシングでも人気の魚

その特徴的なまずい風味と生態がさまざまな方面から注目を集めているターポンですが、実はカヤックフィッシングでも人気の魚となっています。カヤックフィッシングは文字通りカヤックの上から釣りをするものですが、普段とは違った景色を楽しめる上に大物を釣れるチャンスも増えるため、現在世界的にかなり人気となっているようです。

そんなカヤックフィッシングで狙う魚としてもターポンは人気のひとつとなっています。ターポンはラグーンなどに生息していることもありますが、沿岸部で釣りをする場合よりもターポンを大量に釣れる可能性や大型のターポンを釣れる可能性が高まるので、ぜひカヤックフィッシングでもターポン釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか?

ターポンは味はまずいとして食用に用いられることは稀ですが、カヤックフィッシングで釣る際にもなかなかの迫力となるので、ぜひターポンを狙ってカヤックフィッシングに出かけてみてはいかがでしょうか?日本国内でイセゴイを狙ったカヤックフィッシングもできますが、やはり海外に出かけてより大型のターポンを狙うのこそ迫力がありそうです。

そんなターポンをカヤックフィッシングで捕まえる際には、その習性や生態などもできるだけ把握した状態で、効率よくターポンを釣り上げていきたいものです。カヤックフィッシングでは転覆などの危険性もある上に天候などにも左右されやすいですから、そのようなカヤックフィッシングの難点も把握した上で釣りを楽しんでいきましょう。

ターポンは釣り餌としても人気の魚

お伝えしたようにターポンはカヤックフィッシングでも人気の上になかなか興味深い生態をもった珍しい魚ですが、ターポンを狙ったフィッシングだけでなくターポンを釣り餌として活用する釣りも人気となっています。ターポンは味がまずいためなかなか食用で楽しむことはできませんが、せっかく釣り上げたものはやはり無駄にはしたくないものです。

そんなときはぜひ、ターポンを釣り餌として活用してみてはいかがでしょうか?ターポンは味がまずいため人間にとってはあまり魅力的な存在ではないかもしれませんが、他の魚をひきつけるためにはかなり有効活用でるので、捨てるのはもったいないものです。ターポンは金属臭さが気になりますが、だからこそ釣り餌として適しているようです。

ターポンは血なまぐささがどうしても残りやすく、食べていても金属のような風味が口の中に残ってしまうことからまずいと言われることも少なくありません。しかし、他の魚にとっては血なまぐさいからこそ魅力的であり、フレッシュな状態のターポンをさばいて釣り餌として活用すれば、ゲットしたい魚を効率よく釣り上げられるかもしれません。

このように食用としてはイマイチでまずいと言われているターポンも、釣り餌として活用することはできるので、無駄にせずにぜひ有効活用したいものです。もちろんターポン釣りも楽しく釣り好きとしてはやはり一度はターポンを釣ってみたいという人は多いと思いますが、逆にターポンを餌とした釣りを行ってみるのもアリかもしれません。

ターポンは危険な魚?

お伝えしてきたように古代魚の一種であり、その生態は通常の魚とは異なる点も多いものですが、そんなターポンは食用としてはあまり適さない一方でスポーツフィッシング・カヤックフィッシングで釣り上げる対象としてかなり人気となっています。そのため、釣りが好きだという人はぜひ一度ターポンを現地で釣ってみるのも面白いかもしれません。

そんなターポンは人間にとって危険な魚だと言われることもありますが、果たして本当なのでしょうか?確かに2メートルを超える大型の魚ともなるとやはり釣り上げる喜びが大きい一方で脅威的な存在なのではないかということも気になるものです。しかし、基本的にターポンは人間に対して凶暴な魚ではなく図的に襲うことはないとされています。

ただし、その凶暴性・獰猛さはサイズや生息地によっても異なり、ニカラグアに存在するという噂になっている200kg超の巨大ターポンは、かなり凶暴で人間に対しても脅威的な存在だと言われています。そのため、地元の人々からも恐れられているようですが、実際にターポンによる漁師の死亡事故なども海外では数件報告されているようなのです。

そのため、ターポンを釣ったりターポンがいる地域で素潜り漁などを行ったりする場合には十分に気をつけたいものですが、ターポンによる死亡事故の原因はターポンに突進されることだとも言われています。もちろんそれでもカヤックフィッシングなどで100パーセント安全とは言い切れないため、最新の注意を払って釣りに臨むのがよさそうです。

ターポンも1つの命

今回は、気になる魚のひとつであるターポンについて詳しくみてきましたが、いかがでしたでしょうか?ターポンとは残念ながらあまり美味しくない魚として認知されているようですが、調理法次第では案外楽しめるようです。また、なんと言ってもスポーツフィッシングでの人気度が高く、多くの人にとってぜひ釣りたい憧れの的となっています。

そんなターポンは味が微妙なだけでなく人間にとって脅威となる可能性もあるので、遭遇する機会のある人は十分に注意したいものです。しかし、ターポンもまた他の魚同様に一つの命であり、あまり食用に向いていないとしてもスポーツフィッシングで人気など意外な魅力がありますから、なかなか興味深い存在だと言えるかもしれません。

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