2018年05月23日公開
2024年07月13日更新
函館の朝市でおすすめのお店・海鮮丼は?人気食堂の営業時間なども紹介
北海道の玄関口・函館では、朝市がおすすめです。函館朝市では、新鮮な魚介や青果など生鮮食品をはじめ、加工品や日用雑貨まで様々なお店で買い物を楽しむことができます。その中でも今回は、食堂をテーマにしました。食べ物が美味しい北海道ならではのおすすめ海鮮丼やラーメン・豚丼などを紹介します。ぜひ函館旅行の参考にしてみてください。きっと行きたいお店が見つかります。
目次
北海道の玄関口「函館」
函館は北海道の玄関口です。本州から北海道へフェリーで渡る場合、青森から3時間40分、大間から90分で函館へ行くことができます。また、2016年3月には北海道新幹線の新青森駅-新函館北斗駅館が開業し所要時間はおよそ1時間、より津軽海峡を渡る時間は短くなっています。そんな北海道の南端に位置する函館は、玄関口として発展してきました。
函館には、江戸時代に北海道の政治を担う場所として箱館御役所が建てられました。これが俗に言う五稜郭で、幕末の動乱期に新選組最後の地となったことでも有名です。五稜郭タワーに昇ることで、その独特な形状の全貌を眺めることができます。その他函館のおすすめスポットとしては、絶景と評される函館山からの夜景や歴史を感じる異国情緒あふれる街並みが有名です。
函館朝市とは?
函館朝市は、函館駅から徒歩1分の場所にあります。およそ1万坪の広さの中に、周辺のお店も合わせて約280店舗が軒を連ねています。北海道といえば新鮮な海産物が思い浮かびますが、函館朝市では青果や衣料品・日用雑貨など様々なものを買うことができます。函館朝市の年間来客数は推定で約180万~200万人、一日平均にして約4000~5000人という盛況ぶりですから、函館に行ったならば外せないスポットです。
函館朝市の営業時間は1~4月が朝6時から、5~12月が朝5時からで、閉店は概ね14時ごろとなっています。今回、函館朝市から紹介するものはグルメです。やはりおすすめは、何といっても海鮮丼でしょう。函館の特産品であるイカはもちろんのこと、カニやいくらなど新鮮な海産物が贅沢にのった丼は目にも鮮やかな一品です。また、北海道ならではのラーメンや美味しい豚丼などもありますので、ぜひお店選びの参考にしてみてください。
函館朝市のおすすめエリア
周辺施設も含め200を超える店舗が立ち並ぶ函館朝市ですが、大きく分けて3つのエリアが存在します。函館朝市ひろば、えきに市場、どんぶり横丁市場です。
函館朝市ひろば
函館朝市ひろばは、建物の老朽化に伴い2014年にリニューアルオープンされた区画で、比較的新しくきれいな施設です。その前身は渡島ドームといい、戦後の闇市に端を発し野菜の立売りを原点とする函館朝市のスタイルを現代に受け継ぐ場所でした。なお、函館朝市ひろばとなってからもそうした雰囲気は失われておらず、朝市ならではの活気がありおすすめです。
函館朝市ひろばのホームページではお店の紹介などはもちろんのこと、特定の店舗で使えるクーポンを発行することができます。5~10%の割引が可能となっていますので、ぜひ函館朝市に行く際は利用してみてください。
えきに市場
函館といえばイカが特産物ですが、函館朝市内のえきに市場にはイカを釣れる場所があります。その名も駅二市場活いか釣堀。ここで釣ったイカは職人さんがその場でさばいてくれるので、先ほどまで生きていたものを食べることができます。釣ったばかりのイカはコリコリで格別です。函館旅行の思い出に一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
この他えきに市場には、干物店や鮮魚店などが軒を連ねていますので、自宅用友人用のお土産などの購入にもおすすめのエリアです。
どんぶり横丁市場
函館朝市内のどんぶり横丁には約20の飲食店があります。2005年に現在の建物にリニューアルされ、旧函館公会堂をイメージして建てられました。毎月第四火曜日をどんぶり横丁の日として催しを行ったり季節のイベントを主催するなど、訪れるたびに違う楽しみを感じられる場所です。飲食店は比較的小規模なお店が多くなっていて、一本の通りを中心として左右にずらっと店舗が並びます。
函館朝市のおすすめ食堂「いくら亭」
広々としたきれいな店内では、さまざまな海の幸をいだだくことができます。海鮮丼だけでなくほっけの定食や一品料理など自慢の魚貝料理がありますが、店名にもあるおすすめのいくら丼を紹介しましょう。
函館朝市いくら亭のおすすめメニュー:いくら丼
店名にもなっているいくらを贅沢にちりばめたこの丼は、食べたらきっと大満足の一言でしょう。自家製のタレに付け込まれた新鮮でプチプチのいくらは、ちょうどいい塩気でご飯が進みます。ボリュームでお値段はなんと1,260円、とてもリーズナブルなので、イカやアワビ・カニなどのお刺身を合わせて注文することをおすすめします。
函館朝市いくら亭のおすすめメニュー:北海丼
こちらは贅沢にほたて・うに・かに・いくら・甘えび・いかをのせた海鮮丼、その名も北海丼です。お値段は少し高めの3,670円ですが、これだけのネタが一度に楽しめるおすすめの丼です。もちろんネタの間に隙間はありません。海の幸がぎっしりのった海の街函館ならではの丼です。なお、いくら亭の営業時間は朝6時~午後9時までとなっており、年中無休のお店です。
函館朝市のおすすめ食堂「うにむらかみ函館本店」
函館朝市うにむらかみのおすすめメニュー:無添加生うに丼
うに加工会社直営の食堂、うにむらかみからおすすめする海鮮丼は、やっぱりうに丼です。うには水分量が多いため、型崩れを防止するためミョウバンが使われることがあります。しかし、うにむらかみではそうした食品添加物を一切使用しない、無添加にこだわっています。そのため、うに本来のクリーミーな味わいを楽しむことができます。
贅沢に80gのうにが使われたこちらの丼は4,320円です。函館にきたら、雑味のないうに本来の味が楽しめます。
函館朝市うにむらかのおすすめうに料理
その他にも、自慢のうにを使った多種多様なメニューが来る人たちを楽しませてくれます。おすすめは、うにグラタンや珍しいうにの天ぷらです。営業時間は、季節によって異なります。夏季営業時間は午前9時から、冬季営業時間は午前11時からとなっています。昼は14時30分まで、夜は17時から22時までです。ホームページに臨時休業日などが掲載されていますので、事前に確認しておきましょう。
函館朝市のおすすめ食堂「鮨処はこだて」
こちらのおすすめポイントは、シャリにあります。新鮮なネタとの相性を考えて赤酢が使われています。赤酢は、一般的な酢にあるツンとした鼻に抜ける酸味が少なくとてもまろやかな味わいが魅力です。赤酢のシャリが楽しめるのは、函館朝市内ではこちらだけになります。
おすすめはお好みでつくる海鮮丼
もちろん赤酢のシャリで握られた寿司も絶品ですが、今回はネタをお好みでオーダーできる海鮮丼をおすすめします。自分だけの組み合わせで最高の海鮮丼をいただきましょう。定番の三種から贅沢に五種まで選ぶことができます。
営業時間は、7時から21時のようです。休みは不定休とのことなので、こちらをお目当てに朝市へ足を運ぶ際には、営業時間および休日を必ず確認しておきましょう。
函館朝市のおすすめ食堂「きくよ食堂本店」
函館朝市きくよ食堂のおすすめメニュー:元祖函館巴丼
黄色と緑色の看板が目印の食堂、きくよ食堂を紹介します。昭和31年創業の老舗きくよ食堂では、巴丼がおすすめです。巴丼とは、いくら・うに・ほたての3種がのった丼のことで、きくよ食堂が元祖なのだそうです。丼はお味噌汁とお漬物がセットで出てくるようになっており、それでいてお値段は破格の1,780円です。その他にもいろいろな組み合わせの海鮮丼があります。
営業時間は、本店と徒歩30秒の場所にある支店が12~4月の間は6時から13時30分まで、5~11月は5時から14時まで、元日以外年中無休となっています。なお、函館朝市から少し離れた場所にあるベイエリア店はディナー営業もやっています。こちらは火曜日が定休日ですのでご注意ください。
函館朝市のおすすめ食堂「一花亭たびじ」
一花亭たびじの店内に設置されたいけすには、名物のイカが悠々と泳いでいます。新鮮なイカならではの食感と味を楽しめる食堂です。
函館朝市一花亭たびじのおすすめメニュー:活イカ踊り丼
名物の海鮮丼にはもちろんイカがふんだんに盛られています。注文後にいけすから揚げられたイカはすぐにさばいて丼へ、もっとも鮮度の高いイカが食べられます。一番人気のこの海鮮丼は、1,980円です。透明感たっぷりコリコリで甘みの強いイカをぜひ堪能してください。
函館朝市一花亭たびじのおすすめメニュー:蓮華丼
イカを楽しむのも良いですが、贅を尽くした蓮華丼もまた秀逸な一品です。10種の魚介をご飯が全く見えないほど贅沢に盛られた丼は、まさに圧巻の一言です。アワビは、1匹そのままいただくことができます。5,800円、1日20食の限定品です。なお、この食堂の営業時間は、夏季が5時から15時、冬期が6時から14時です。
函館朝市のおすすめ食堂「すずや食堂」
函館朝市すずや食堂のおすすめメニュー:土方丼
すずや食堂は、団体での旅行時も安心の120名収容可能な函館朝市内でも比較的広々としたお店です。こちらで人気の海鮮丼は、新選組の土方歳三ゆかりの地である函館ならではの土方丼です。玉子には、どーんと大きく新選組の隊旗に描かれていた誠の字が入っています。見た目にも楽しい海鮮丼も、いかがでしょうか?海産物問屋マルジュウ船岡商店の直営店なので、ネタの質は言うことなしです。
お持ち帰りの海鮮弁当もありますので、朝市でお腹がいっぱいの場合はお弁当を後で楽しむのもいいかもしれません。営業時間は、6時から14時です。団体予約に限り夜間の営業も受け付けているので、他の利用者を気にせずゆったり飲食できるのもおすすめのポイントです。
函館朝市のおすすめ食堂「茶夢」
どこか懐かしさを覚える店構えが印象的な茶夢を紹介ましょう。観光客だけでなく函館の地元民からも愛されるこのお店は、函館出身の有名バンドGLAYのメンバーTERUらが学生時代に通っていたということでも有名なのだそうです。
函館朝市茶夢のおすすめメニュー:五色丼
名前の通り5種のネタを楽しめる海鮮丼です。サーモン・うに・ホタテ・甘えび・いくらが1782円と、比較的リーズナブルにたくさんのネタが食べられます。
なお、ここの一番のおすすめポイントは、注文するとお店から提供される小鉢にあるようです。お酒・ご飯のお供にぴったりな料理を少しずつ小鉢で出してくれるので、こちらのお店だけでいろいろな函館の味を堪能できます。営業時間は、7時から15時です。座席数が16席と少なく、昔ながらのアットホームな雰囲気が素敵なお店です。
函館朝市のおすすめ食堂「朝市食堂二番館」
こちらのおすすめポイントは何といっても破格の安さにあります。ジンギスカン丼、かに丼、イカ刺し丼、イカ三升漬け丼、五目丼、鮭親子丼、これらの丼はすべて500円で食べられます。丼が安く食べられるので、イカ刺しやホタテ焼きなど、サイドメニューも気にせず注文することができます。
函館朝市食堂二番館のおすすめメニュー:五目丼
500円とは思えないクオリティーにただただ驚かされるばかりです。いくら・かに・ホタテ・マグロ・エビ・鮭フレーク・サーモン・玉子焼き・とびっこ・菜の花がのった一品です。少しずついろいろな種類を味わいたい方におすすめの丼です。営業時間は、6時半から14時です。三が日と第三水曜日(7・8・9・12月以外)が定休日ですので注意しましょう。
函館朝市のおすすめ食堂「函館らーめんかもめ」
長らくラーメンがブームとなっていますが、北海道は函館といえば塩ラーメンが有名です。中でもおすすめは函館らーめんかもめです。寒い冬には、身体の芯から温まるラーメンをいただきましょう。
函館らーめんかもめのおすすめメニュー:函館ラーメン・塩
うにラーメンやかにらーめんなどどいったいくつかのメニューがありますが、おすすめするのはオーソドックスな塩ラーメンです。中太の縮れ麺にさっぱりとしつつも旨みたっぷりのスープが絡んで、とても美味しい一杯です。セットのチャーハンには北海道ならでは、カニが入っていますのでこちらもおすすめです。
営業時間は、6時から15時です。冬期は営業開始が6時30分からとなります。お休みが不定休のようなので、行く場合は事前に確認することをおすすめします。
函館朝市のおすすめ食堂「豚丼ポルコ函館本店」
豚丼というと帯広のおすすめ名物ですが、ここ函館の豚丼ポルコでは帯広から取り寄せたかみこみ豚を使用した豚丼が食べられます。メニューは自家製秘伝のタレで仕上げた豚丼と、函館塩豚丼の2つのみなので、このことからも味に絶対の自信が伺えます。
函館朝市豚丼ポルコのおすすめメニュー:十勝特製豚丼
こちらで使用しているかみこみ豚とは、豚が100頭いるうちのなんと2・3頭しかいないとっても貴重なブランド豚です。ポルコでは、その豚肉を贅沢に何枚ものせた豚丼が食べられます。どちらの味も980円で、ハーフサイズも注文可能です。大食いの人には1,580円のメガ盛りがおすすめです。北海道の大地で育った旨みたっぷりの豚丼を口いっぱいにほおばりましょう。
営業時間は、11時半から15時と18時から24時となっています。定休日は水曜日ですが、フェアの出店等で臨時休業となることもあるようですので、ポルコのblogにて最新情報を確認しましょう。
函館朝市で海鮮丼を食べよう
今回の函館朝市特集、いかがでしたか?せっかくの北海道旅行・函館旅行ですから、どこかで一度は海鮮丼を食べたいものです。そんな時は函館朝市がおすすめです。朝早くからやっていますので、早起きして午前のうちに函館朝市を訪れれば、午後はまた別のエリアの観光を楽しむこともできます。また、海産物だけでなく地産の青果なども買えますし、市場の活気を感じながらの買い物というのもまた一興です。