アメリカナマズは食べると美味？おいしい料理方法と釣り方を紹介

みなさんはナマズとはどんな魚か知っていますか？ウナギやドジョウに似たひげの生えた魚、黒っぽい魚というのは大体想像できるとは思います。日本各地に生息していますが、水族館などに行ってその姿を見ることが多く、昔からいる魚と言ってもあまり私たちにとって、ポピュラーな魚と言うのはなかなか難しい種類です。

ナマズは淡水魚と呼ばれる魚で、夜行性であり、淡水の砂や泥の多い場所に生息しています。食用目的として1970年代に日本にやって来てから、その生息地を拡大しており、現在はナマズの数も増えているようです。食用ということで、ナマズは食べることができ、中国料理ではよく使われており、日本でも郷土料理の1つとしてナマズを使った料理が存在している場所もあります。

ナマズの体はウナギやどじょうのように細長いのが特徴です。また、よく知られている特徴としては、口についている長い「ひげ」もトレードマークになっています。実はナマズのひげは口の上下に生えており全部で4本付いています。このひげはただ付いているのではなく、ナマズが自分で食べる餌を探すための大事な役割を持っています。

ナマズは沖縄県内や離島を除いて全国各地に生息していると言われています。ナマズは古い時代から日本にいた魚で、時代の変化に伴い、その生息地も関東、東北地方と徐々に広げていったと言われています。現在は関西地方に生息している数が多く、近年は琵琶湖や利根川などでナマズがよく見られ、捕獲されています。

近年は食用を目的として養殖ナマズが育てられています。その養殖のナマズは日本だけではなく、中国などの海外でも育てられ、日本にもやってきています。特に、ここ最近「アメリカナマズ」と呼ばれるナマズが日本にやってきて、日本の河川に生息しているとしてよく知られています。今回はこのアメリカナマズについて詳しく紹介していきます。

海外に生息しているナマズの中で、近年名前が知られているのがこのアメリカナマズですが、アメリカナマズとは一体どんなナマズなのでしょうか？元々は名前の通り、アメリカやカナダなどに生息していたナマズで、近年日本の河川にも生息しているナマズの一種です。

またアメリカナマズは食用として育てられ、食べられることが多いようですが自然に生息している場合、エサを食べたいという気持ちが強く、絶滅危惧種や保護するべき動物も食べてしまうため、自然の形態に悪影響をもたらせてしまうのではないかということで、アメリカナマズが増えてしまうことが危惧されています。

同じナマズでも日本のナマズとアメリカナマズで体の違いがあります。まず、口にあるひげは日本のナマズは4本に対して、アメリカナマズはその倍の8本生えています。また、日本のナマズは下のあごが突き出ているのに対し、アメリカナマズは上のあごが出ていて、尾びれはは日本のナマズと比べアメリカナマズの方が大きいという違いがあります。

以上の点で日本のナマズとアメリカナマズを見分けることが可能です。またアメリカナマズには背中と胸にトゲを持っており、そのトゲは硬くて鋭いため、注意が必要です。この後紹介していきますが、釣りや料理をする際は注意が必要なので気を付けなくてはいけません。

ここまでアメリカナマズについて紹介しましたが、実は日本に生息しているアメリカナマズを釣ることができます。釣り好きな人はもちろん、釣りをしたことがないという初心者の人でもアイテムやポイントを知ることができれば簡単に釣ることが出来ます。なかなかナマズを見かけない人も多いと思いますが、自分でぜひアメリカナマズを釣ってみてはいかがでしょうか？

アメリカナマズの釣れるスポットしては、茨城県にある霞ヶ浦水系がアメリカナマズ釣りを行うスポットとして知られています。ここはブラックバス釣りと場所としても有名なので釣りをしている人は聞いたことがあるのではないでしょうか？また関西地方ではアメリカナマズの生息地としても知られる琵琶湖でも釣りを楽しむことが出来ます。

釣りスポットの中でもさらに釣れる詳しいスポットとしては護岸の近くや違う水の流れが1つに合流する場所がアメリカナマズがよく釣れるエリアなようです。ポイントを確認しつつ、数か所様子を見ながら釣れそうなスポットを見極め、場所を確保してアメリカナマズが釣れるかチャレンジしましょう！

せっかく釣りスポットに行ったら、やはりアメリカナマズを釣って帰りたいですよね？そのために、アメリカナマズを釣るための釣りアイテムを紹介していきたいと思います。何事も準備をしっかり行うことが大事です。特に釣り初心者の人はしっかりアイテムを確認して、アメリカナマズ釣りを楽しめるよう準備をしてみてください。

アメリカナマズは岩の間などに生息し、あまり遠くまで移動しない魚のため、釣りに使用する竿はそこまで長いものでなくても構いません。アメリカナマズを釣るのにおすすめなのは、海釣り用のロックフィッシュ用の竿です。また大きめのアメリカナマズを釣れることを考えるとパワーのある竿を使用できるように準備しておくと良いでしょう。

アメリカナマズを釣るためのリールも、アメリカナマズの大きめなサイズと泳ぎが上手なことを考えてパワーのあるリールを選ぶのがポイントになってきます。おすすめはベイトリールと呼ばれるリールです。パワーがあり、糸の絡まりが少ないことから、釣り初心者の方でもトラブルが少ない中で使うことができるようです。

最後にルアーをについて紹介します。釣りにおいて、仕掛けるルアーは魚を捕るためにとても重要です。ここでは、アメリカナマズを釣るためにおすすめのルアーを紹介します。様々な種類のルアーがあるので、どんなルアーがあるのか、釣り初心者の人は、自分に合ったルアーを仕掛けて釣りを楽しんでみてください。

まず最初のおすすめのルアーはラバージグと呼ばれる仕掛けです。ラバージグはふわっとしたスカートのような形が特徴のルアーで、ブラックバス釣りで使用する仕掛けとして不可欠なルアーです。魚にとっては水の中でのルアーの動きがエビのようにみえるため食いつくようです。またこのルアーは障害物に引っかかりにくいという点もあるのでおすすめです。

続いて紹介するルアーであるワームも、ブラックバス釣りで仕掛ける際によく使われるルアーの1つです。こちらも障害物に引っかかりにくいので岩場にいるアメリカナマズをと釣るのにおすすめです。見た目はミミズのような細長い形のものが多く、中にはエビの匂いがするような魚たちが食いつく工夫がされているものもあります。

アメリカナマズは最初に紹介したように夜に活動が活発する魚です。そのため夜釣りでアメリカナマズを捕まえようとする人も多いようです。このノイジーは、羽などが付いており水面を音を立てながら魚をおびき寄せる仕掛けを行う際に使われます。周りが暗いので音や水面の揺れを出すことで釣れるようにしていきます。

ルアーを使わなくても、仕掛けを行うことはもちろん可能です。その場合はイワシ切り身やレバーなどを使って仕掛けを作ります。釣りに慣れている人や食べ物を引っ掛けることに抵抗がない人は、その方法でも楽しんでみてください。苦手な人や釣り初心者の人は、まずは仕掛けにルアーを使ってアメリカナマズ釣りを楽しみましょう。

アメリカナマズを釣るためのアイテムを確認したら、アメリカナマズを釣る際のポイントも一緒に確認してみましょう。ポイントは大きく分けて2つあります。ポイントを意識しながら釣ることで、きっとアメリカナマズの釣れる確率もぐっと上がり楽しく釣りにチャレンジできると思います。

まず1つ目のポイントはアメリカナマズがいるのは川の岩場などに生息しているため、障害物が多い所です。そのため、仕掛けで使うルアーや釣り糸が引っかかってしまうことも多くあります。そのため、引っかかりにくいラバージグなどを中心に様々なタイプルアーを用意して仕掛けてみてください。

2つ目のポイントは、仕掛けたルアーは岩などではなく、アメリカナマズが食いついた時にもルアーが引っかかるケースもあります。アメリカナマズの口はとても硬いので、素手で釣れた後にルアーをアメリカナマズから外すのが難しいです。そのため、針やルアーを外すことができるプライヤーは必ず用意して、釣りの時は使えるようにしておきましょう。

釣った魚を食べる人も多いと思いますが、もちろん元々食用として誕生しているアメリカナマズも釣った後は食べることが出来ます。ただし、気になるのはその味です。なかなかナマズを食べるとい機会が少ないという人がほとんどだと思います。果たしてアメリカナマズの味はどんな味なのでしょうか？

ナマズは白身なため淡白な味なのが特徴です。身の見た目は白身魚を想像してもらえればイメージしやすいと思います。アメリカナマズは日本のナマズと比べると脂がのっているようで、その美味しさはアメリカナマズも負けないようです。アメリカナマズを釣った後は、ぜひその味を確かめてみてください。

アメリカナマズを食べる際、いくつか下処理を行うことが大切になってきます。面倒かもしれませんが、せっかくアメリカナマズを釣ったのであれば、やはり美味しく食べたいと思います。しっかり下処理を行うことでより美味しくアメリカナマズを食べることできます。

まず行うべき下処理として1つ目は、アメリカナマズは泥水などに生息しているので、身が生臭いのが特徴です。そのため臭みをとらないと食べる時にその生臭さが気になってしまいます。家庭で食べられる魚の生臭さが気になるときと同じように、牛乳などを使ってしっかりアメリカナマズの臭みをとりましょう。少し長めに牛乳などに漬けておくと良いかもしれません。

行うべきもう1つの下処理としては、アメリカナマズには背中と胸のヒレに硬く鋭いトゲを持っています。釣りの時にアメリカナマズを引き上げる際にもケガをしないように充分な注意が必要ですが、食べる際も、口の中を傷つけてしまったりしないようしっかり取り除いてください。

では下処理をしっかり行ったアメリカナマズを美味しく食べるためにはどんな風に食べるのが良いのでしょうか？ここからは美味しくアメリカナマズを食べられるおすすめの料理を紹介します。料理としては、家庭で食べているメニューがほとんどなので、気軽に作れると思います。ぜひアメリカナマズを使って作ってみください。

アメリカナマズを料理する際には揚げ物料理がオススメです。臭みをしっかりとれば、後は油で揚げるだけなので、調理方法はとても簡単です。また天ぷらはお年寄りにも好まれる料理の1つなので、ご家族みんなで食べるメニューとしておすすめの料理です。アメリカナマズがとれる近くではアメリカナマズの天ぷらが食べれるお店もあるようです。

もう1つアメリカナマズを使った揚げ物料理としては、アメリカナマズのフライもおすすめの料理です。白身魚のフライと変わらず、脂をのっているアメリカナマズを使えば美味しいこと間違いありません。パンにはさんでアメリカナマズのフライバーガーなどにしても面白そうですね。お子さんにも食べやすい料理に変身させることも出来ます。

近年、ナマズはウナギの代わりに使う食材として注目されています。アメリカナマズの同じようにウナギの代用として使うことで、アメリカナマズのかば焼きを作ることが可能です。濃いタレに絡めて、ほかほかのご飯と一緒に食べれば、ご飯がすすむこと間違いありません。

その他にもナマズの郷土料理が存在している場所もあるので、それらの郷土料理をアメリカナマズを使って作ってみたり、白身魚で本来であれば作る料理をアメリカナマズを代用して作ることもできると思います。もしかしたら、これからどんどんアメリカナマズを使った料理が増えて、家庭で作られる機会も増えるかもしれません。

いかがでしたか？今回はアメリカナマズの生態から釣りに関するポイント、アメリカナマズを使ったおすすめの料理について紹介しました。なかなか知られていないアメリカナマズですが、釣りや料理などアメリカナマズと触れる機会は多いようです。ぜひアメリカナマズ釣りや料理を作ったりと機会があれば挑戦してみてください。