メロンの食べごろと見分け方は?美味しさを見抜くポイントとコツ紹介!
高級なフルーツとして有名なメロン。マスクメロンや夕張メロンなど、現在では様々な品種のメロンが生産されており、贈り物やギフトとして購入される方も多いと思います。今回はそんな高級フルーツのメロンの食べごろや見分け方を調査してみました。スーパーなどでも見かけることがあるメロンですが、食べごろの見分け方や美味しさを見抜くポイントなどを掲載しているので、ぜひメロンを買う際に参照してください。
目次
高級フルーツメロンについて
スーパーなどでも高級フルーツとしてギフトや贈り物として売られているメロンですが、園芸分野ではメロンは果物ではなく実を食用とする野菜となっています。しかし、青果市場での取り扱いや、栄養上の分類では果物あるいは果実と分類されているのです。さらにその実の甘さから今では、フルーツとしての認識が高くなっています。
メロンの特徴としては、果実の多くは球形であるが、ラグーボール形やこん棒形など様々な形なものが存在します。表面は白色、緑色、黄色などで、複数の色が混ざることもあり、イボや深い溝を生ずるもの多いです。さらには網目が生じるものと生じないものまで存在しており、様々な種類のメロンがあります。
メロンの種類
メロンには多くの品種が存在しますが、皆さんも普段口にすることがある、オレンジ色の果肉のメロンや緑色の果肉のメロン。網目があるメロンや網目がなくツルツルした果皮をしたメロンなど、メロンの種類について紹介していきます。
赤肉種のメロン
一度は皆さんも食べたことがあると思います。メロンの果肉が赤くなっており、ねっとりとした濃厚な甘さが特徴的なメロンです。
赤肉種のメロンは、夕張メロン、クインシーメロンなどが有名ですが、ほかにも果汁が豊富でまろやかな甘さのルピレッドや、果肉が濃いオレンジ色で、細かい網目があるネットメロンのレノンといった品種のメロンがあります。
青肉種のメロン
青肉種は高級メロンの代名詞ともいえる、マスクメロンのような果肉が鮮やかな緑色をしたメロンの種類になります。赤肉種のメロンとは違い、比較的さっぱりとした甘さのメロンになっています。
青肉種のメロンはマスクメロンが有名ですが、ほかにも大きさが少し小ぶりで果皮に細かい網目があり、味と香りはマスクメロンに近いアンデスメロン。アンデスメロンはお手頃なことから、スーパーなどでは非常に人気のメロンです。ほかには網目が細かくネットの盛り上がりが浅いのが特徴のタカミメロン。こちらのメロンは糖度が15度前後と高く爽やかな甘味があるメロンです。
白肉種のメロン
果肉が白いのが特徴的なメロン。一般的にはあまりメジャーなメロンではないですが、非常に上品な味わいのあるメロンになっています。
白い果肉が特徴のメロンには、ホームランメロンがあります。ホームランメロンの果皮は乳白色でツルツルとした網目がないメロンです。口当たりはなめらかで上品な甘味のあるメロンになっています。白肉種のメロンにはほかにキョンシーメロンもあります。形はやや縦長の楕円形で、皮は濃い黄色をして網目がありません。肉質はややかためで歯ごたえがあり、さっぱりした甘さが特徴のメロンです。
良品メロンの見分け方
メロンには様々な品種が存在しており、網目があるものからないもの、果肉が赤いものや青いものなどがあります。その中でも良品メロンの見分け方を紹介していきます。
メロンは網目があるものとないものがありますが、網目があるメロンの選び方は丸みがキレイで網目がくっきりと細かく均等に広がっており、網1本1本の盛り上がりが高いメロンが良品とされています。
果皮の色は網目があるものとないもの、ともに色付きが均等なメロンを選ぶといいとされています。また、メロンは軽いものよりも重みがあるほうが種の比率が低く、肉厚でとてもおすすめです。
メロンはどのくらいで食べごろに?
スーパーで贅沢して買った高級フルーツのメロン。買ったらすぐに食べたいけど、せっかくなら一番美味しい時に食べたいですよね?メロンの食べごろの見分け方にはいくつかポイントがあるので紹介していきましょう。
メロンは収穫してからすぐに成熟するわけではありません。果肉はやや硬く、甘みも少ないのです。せっかくなので、メロンが一番甘くなる時に食べたいと思いませんか?一般的に未熟のメロンは収穫後の7~10日ぐらいがちょうどいい食べごろといわれています。
買ったメロンの食べごろの見分け方は?
今ではスーパーでも様々な品種のメロンを見かけるようになりました。食後のフルーツとしてもおすすめのメロンですが、スーパーなどで買う場合、メロンの食べごろはどうやって見分けるのでしょうか?
上記で述べたように収穫されたメロンは7~10日ぐらいが食べごろになるのですが、収穫しスーパーに届いてから店頭に並ぶので、スーパーなどで購入したメロンの収穫日を確認することはできません。そこでメロンを購入した後の食べごろの見分け方を紹介していきます。
メロンを叩いて食べごろを確認してみよう
メロンの農家の方などはメロンを叩いて、出る音でそのメロンの未熟、成熟を測っています。未熟なメロンだと果肉が硬いのでコンコンという高くて、よく響く音がします。一方成熟したメロンを叩くと実が柔らかいので、ボンボンという鈍く低い音が出るのがポイントです。購入されたメロンの成熟を確認したい場合は叩いて音で確認してみましょう。
自分が購入したメロンでは、叩いて確認することは可能ですが、お店などでは自分以外のお客様も買う商品なので、叩くなどの行為は一度店員さんに聞いて了承を得てから行うようにしましょう。
食べごろはメロンのヘタ(つる)で確認
メロンを叩いて、聞こえてくる音でメロンの未熟、成熟を確認する方法は農家の方がやっている方法なので、経験や知識が必要となってしまいます。そこで叩いた音でメロンの成熟を確認するのではなく、メロンにあるヘタ(つる)で確認する方法を紹介します。
メロンにはT字のヘタ(つる)が付いているものがあります。このヘタ(つる)の状態を見ることでメロンの成熟を確認することが可能です。メロンのヘタ(つる)は収穫されてから、約7日ほどで枯れて茶色くなっていきます。そのためヘタ(つる)が青くみずみずしいメロンはまだ未熟、茶色くなって枯れてきているメロンは成熟しているので、ヘタ(つる)で見分けるのもポイントの1つです。
メロンのおしり付近を押して食べごろを確認
スーパーなどで売られているメロンの中には、ヘタ(つる)がついていないメロンもあります。上記で述べたようにヘタ(つる)でメロンの未熟、成熟を確認できない時、その場合はどのように成熟を確認するのか、紹介していきたいと思います。
メロンの成熟の見分け方は、メロンのおしり付近を押し込むことで確認することもできます。ポイントはおしりの真ん中を押し込むのではなく、真ん中より少し外側を押し込んで確認します。押し込む時のポイントは爪の色が変わる程度の力加減で押し込み、メロンが少しへこみ、柔らかくなっている時が食べごろになります。
メロンが食べごろになるまでの保存方法
購入したメロンを早く食べごろになるまで熟成させたい場合はどのように保存すればいいのでしょうか?購入したメロンはつい冷蔵庫で保存しがちですが、そこが間違っているのです。未熟の状態のメロンを冷蔵庫に入れてしまうと熟成が遅れてしまいます。
すぐに食べるのではなく、メロンの熟成を遅らせたい場合は、冷蔵庫や涼しい場所で保存するようにしましょう。メロンの熟成を早くさせたい場合は20度~25度くらいの常温で保存し、成熟したのを確認できたらメロンをカットし食べる直前に、冷蔵庫で2、3時間冷やすようにするのが美味しくメロンを食べられるポイントです。
食べごろのメロンは維持できる?
メロンは成熟してから非常に食べごろが短いフルーツです。できれば一度で食べきるようにしたいところですが、成熟して食べごろになったメロンを一度で食べきれなかった場合は、どうやって保存するのでしょうか?
どうしても一度で食べきれなかった場合は、ビニールやラップで包んで保存するのではなく、タッパーなどに入れて冷蔵庫で保存しましょう。メロンの消費期限は非常に短く2、3日程度で傷んでしまいますので、食べきれない場合はジュースやスムージーなどにして、なるべく早めに食べてしまいましょう。
メロンの食べごろについてのまとめ
メロンの食べごろの見分け方や美味しいメロンの選び方などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?メロンは未熟成の時に収穫されるので、メロンが一番美味しくなるまでは、常温で保存し成熟させてから食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やして美味しくいただきましょう。
今では贈り物やギフトでは定番の高級フルーツメロン。しかし、栽培方法などでスーパーや八百屋さんではお手軽に買うこともできるメロンもあります。メロンの食べごろや見分け方を知っていれば、いつでも美味しいメロンを味わうことが可能です。