トマトの栽培のコツと育て方・苗の植え方は?ポイントや注意点も解説!

トマトの栽培のコツと育て方、苗の選び方や植え方をポイントごとに紹介します。注意点や必要な道具もひととおりリサーチしました。家庭菜園初心者でも簡単に育てられるトマト、種類や苗によってのトマトの違い、栄養素も調べました。トマトの栽培に適した時期や温度は?どうしたら甘くて美味しいトマトがたくさん成るのか、コツと育て方も紹介します。美味しいトマトを気軽に作って子どもの食育も、家庭料理もレベルアップさせましょう。

トマトの栽培のコツと育て方・苗の植え方は?ポイントや注意点も解説!のイメージ

目次

  1. 1小学校の授業でもトマトの育て方を学習
  2. 2トマト栽培で用意するもの
  3. 3トマトの栽培は苗?種?
  4. 4トマトの栽培と育て方
  5. 5トマトの栽培はマンションベランダでも可能?
  6. 6季節別トマトの育て方
  7. 7トマト種からの栽培
  8. 8トマト苗からの栽培
  9. 9トマト栽培で選びたい苗の見分け方
  10. 10トマトを苗から栽培するメリット
  11. 11トマトの栽培をはじめよう
  12. 12家庭で栽培したトマトの収穫
  13. 13トマトの育て方で注意したい連作障害
  14. 14失敗しないトマトの栽培方法
  15. 15トマト栽培のコツ
  16. 16簡単にトマトを栽培できるのは苗次第?
  17. 17栽培したトマトの栄養素
  18. 18トマトを家庭で栽培するメリット

小学校の授業でもトマトの育て方を学習

自宅でトマトを栽培したことはありますか?トマトは家庭で食べる野菜の代表格です。美味しく栄養たっぷりのトマトを家庭で栽培する方法を紹介します。トマトの育て方は意外と簡単で、気軽にはじめられることが野菜作り初心者へのポイントです。必要な道具や苗の種類、時期やコツ、注意点を紹介していきます。

小学校で育て方を学習する植物と言えば、朝顔やひまわりというイメージがある方も多いでしょう。最近の小学校ではトマトの育て方も学習する場合が多いです。それだけ身近な植物、野菜であるということでしょう。子供も自分で栽培したトマトを食べることで大きな喜びも味わえる、素晴らしい食育です。現在野菜は一年中スーパーで販売されていますが、子供には収穫時期や大変さを知ることで、食べ物への感謝も生まれることでしょう。

トマト栽培で用意するもの

まず一般的にトマト栽培で必要なものは土、苗もしくは種、支柱、地植えでなければプランターや植木鉢、肥料、そして必要に応じて害虫対策用品です。初めてトマトの栽培にチャレンジする場合はそういった方向けのキットも販売されています。また、苗や種についている説明表示にも育て方についての注意点も記載されていますので安心です。

トマトはたくさんの種類が販売されていますが、手軽に始められるものから味や収穫量にこだわった本格的なものまで多種多様です。どこで栽培するのか、よく考えて、自宅栽培スペースにあったものを用意しましょう。支柱や害虫対策用品については、その時期がきてから買い足す形で問題ありません。

トマトの栽培は苗?種?

トマトを栽培する大前提として、苗か種を選択する必要があります。それぞれ種からの栽培にの苗からの育て方にもメリットはあります。しかし、手軽に楽しむことができるのは苗です。トマト苗だけでも時期になればホームセンターなどの売り場にはあふれる程、並びます。そこから自分にあったトマト苗を選択すると良いでしょう。

トマトの栽培と育て方

次にトマトの栽培について、どういったスペースが望ましいのか、基本的な部分を紹介します。トマトの栽培に必要なのは、土と水ともちろん日光です。そして気温が大事なポイントです。10度を下回るとトマトは実がつきにくくなってしまい、逆に30度を超すとやはり実がつきにくくなってしまいます。日光や気温が重要ですので植える時期が注意点となります。

地植えトマトの育て方

地植えでトマトを栽培する場合の注意点は日光や温度です。日光がたっぷり当たる南側がベストですが、東西に寄っていても問題ありません。また土は元々家庭菜園や花などが植わっていた場合以外は、雨や霜や人に踏み固められ硬くなっていることが多いです。土の入れ替えも考えつつ、土をふわりと柔らかくしましょう。

トマトは水はけも注意点です。いつもジメジメと土が水気を帯びていない場所を選択しましょう。そしてスペースはトマトの種類によっても変わります。株と株の間を何センチ程度空ける必要があるのかは、苗や種に明記されていますので参考にしましょう。また背の高くなるタイプや低床タイプもありますので、植えるスペースの床に当たる部分の広さと高さをチェックしてから苗や種を選択します。

プランタートマトの育て方

トマトはプランターでも簡単に栽培することができます。プランターとひとくちに言ってもプランター自体にもたくさんの種類やサイズがあります。一般的なプランターや少し大き目の植木鉢であればトマトを栽培することが可能です。その場合はそのプランターを置く場所をよく考えましょう。必要な日光や適した温度、そして水遣りがしにくくないか、それがプランター栽培の注意点です。

プランター栽培の場合、注意点として水遣りを気を付けることで、土の中の水の量の調節はできます。しかし、旅行などで長期間不在にするなどの場合は地植えのように土の量が多いわけではないので、土の中の水分が欠乏してしまいます。最近ではペットボトルを利用して少しずつ水遣りすることができるキットもありますので、必要に応じてそういったキットを利用することも可能です。

トマトの栽培はマンションベランダでも可能?

トマトの栽培はマンションのベランダでも可能か?もちろん可能です。その場合の注意点をまとめました。まずベランダの日当たりです。ベランダの中でも日当たりの良い場所とそうでない場所があります。それを意識してトマトの栽培をする場所を考えましょう。そして高層マンションのベランダの場合は強風が吹きぬけることも考えられ、万が一にも落下することのないよう紐で固定する等の注意点があります。

マンションのベランダで栽培すると時には虫が来やすくなることもあります。そういった場合、近隣の方に迷惑がかかりますので、防虫対策も気にしましょう。高層マンションの場合は高層部まで虫が上ってきにくいというメリットもあります。そしてトマトの苗には背があまり高くならない苗もあります。マンションベランダのスペースに合わせ、低床タイプの苗を選択すると育てやすいでしょう。

季節別トマトの育て方

次にトマトの育て方を季節別時期別に見ていきましょう。それぞれの季節で栽培方法にもコツや注意点があります。トマトの収穫旬は夏ですが、その夏に収穫する場合は苗を植え付ける時期はいつなのでしょうか?また収穫後の時期はどういった処理が必要なのか、どの時期まで美味しく収穫できるのか紹介します。

トマトの育て方春編

春のトマトの育て方は土づくり、植え付けです。一般地の場合、種まきの時期は3月初旬、5月中旬頃までは苗を育てる時期です。5月からはその苗や購入した苗を植え付ける時期です。寒冷地の場合は3月下旬が種まきの時期、5月下旬頃までが苗を育てその苗や購入した苗を植え付ける時期です。逆に暖地の場合は、2月中旬が種まきの時期、4月下旬までに苗を育て4月中旬頃からその苗や購入した苗を植え付ける時期となります。

一般にトマトの苗が販売される時期は4月以降です。しかし4月前半の時期に販売されている苗の注意点はまだ小さく、初心者が栽培するのには少し難しい面もあります。4月下旬から5月中旬頃の時期に販売されている苗を購入して栽培すると、手軽にトマトの栽培ができるでしょう。また品種によっては春に収穫ができるものもあります。ご希望の場合は苗や種売り場で時期を聞いてみると良いでしょう。

トマトの育て方夏編

夏のトマトの育て方は苗を大きく育て、芽かきなどの処理をしつつ収穫を楽しむ時期になります。トマトは夏野菜ですので、夏の強い日差しに映える真っ赤な実を収穫するのは、とても楽しい時期です。収穫までの時期は支柱を立てたり、肥料をやったり、摘芯作業や芽かきの作業がありますが、例えば毎朝少し手を入れてあげるだけで美味しい実をたくさんつけてくれることになります。

夏のトマトの育て方での注意点は、病害虫や受粉作業です。苗がしっかり根付いての時期に発生する作業です。何も処理をしなくても、たいていの場合は実をつけてくれますが、手を加えることでたくさんの収穫が期待できます。トマトの育て方での注意点は多々ありますが、水分管理も重要です。夏の時期は日差しが強いので水分管理を徹底することをおすすめします。

トマトの育て方秋冬編

秋のトマトの育て方としては収穫も終わり、片付け作業が残る時期となります。トマトの収穫は夏の時期を越して秋の時期に入っても可能な場合も多いですが、実の成り方は激減します。しっかりはって美味しい実をたくさんつけてくれた根までキレイに取り除き、土を元に戻しましょう。

注意点として、トマトは連作障害の強い植物です。来年また同じ場所に植えると障害がおきやすいので、注意しましょう。ナス科のトマト、ナスやピーマンでも連作障害が発生します。

また秋からの時期にトマトを収穫することができる苗もあります。この場合、苗を7月~8月の時期に植え付けます。育て方は夏に収穫時期を迎えるトマトと同様です。気温が夏に収穫するトマトに比べて低くなる時期ですので、実できてから収穫に至るまでにじっくり時間をかけ、凝縮した味を期待できます。しかし注意点は夏の終わりから秋の時期は長雨も多くありますので、夏の育て方同様に水分管理が必要です。

トマト種からの栽培

次にトマトを栽培するのに、苗ではなく種から栽培する方法を紹介します。トマトの種から一般に販売されている苗まで育つと、そこから先は種も苗も変わりなく育てることができます。種から育てるメリットは面白さと安価であることです。注意点も多数ありますが、種から育ててみるのも面白いでしょう。

トマトの種も苗へ栽培

トマトを育てるには種であろうが、一般的に販売されている苗であろうが、経過は同じです。つまり、種から苗を自分で育てるのか、店に育ててもらうのかの違いだけです。もちろん種から育てるのは手間も苦労もありますが、小さな種から芽が出て成長し、苗となり、そして収穫できる実をつけたときにはこの上ない喜びも感じることができるでしょう。

トマトの種から芽までの育て方

トマトを種から栽培する方法の第一歩は乾燥したトマトの種を一昼夜水に浸します。水分を含んだ種は発芽しやすくなります。しっかり水分を含んだ種をポット1つに2~3粒ずつ撒く、もしくは連結したポットも販売されていますので、そういったものを使用することも可能です。ポットでなくても柔らかい土を入れ、水分管理ができる容器であれば代用も可能です。種の上からは薄く土をかけるのみにしましょう。

また種をそのまま土に撒くのではなく、水分をたっぷり含ませた脱脂綿などの上で乾かないよう注意しながら発芽させ、その後に根が出始めてからポットに植えることも良い方法です。トマトの種まきの時期はまだ肌寒い時期ですので、室内で管理し、20~30度をキープします。日の当たる窓際に置き、夜間は冷えないよう暗い窓から離れた場所に移動します。

芽が出るまでは乾燥に十分注意します。上から水をかけると種が流れてしまうこともありますので、優しく水遣りをする、または底から吸水できるようにすることをおすすめします。芽が出たときのうれしさは大変大きいものですが、まだまだはじまったばかりで弱い芽ですので丁寧に扱いましょう。

トマトの芽を間引いて苗までの育て方

芽が出たトマトは次に苗へと成長させます。双葉がしっかり開いたら次にすべきことは間引きです。1つのポットに2つ以上の芽が出た場合、一番育ちの良いものを残して間引きします。間引きする際の注意点は、小さなポットに小さな芽が複数生えているので、残したい芽まで抜いてしまわないことです。残したい芽をそっと指で押さえ、間引きたい芽の根元からそっと抜きましょう。

残したい芽まで抜けてしまうおそれがある場合は、間引きたい芽の根元をカットしてしまうことも可能です。種から苗になるまでは約2か月かかります。苗になるまでは水分管理を徹底しましょう。

トマトの種から苗定植までの育て方

いよいよ苗に近づき、定植までもう少しです。種まきから1か月ほど経ったら、肥料をやりましょう。肥料はその種類や製品によって使用量や使用方法も違いますので、パッケージの注意書きをよく読んで使用しましょう。

本葉が7~8枚を超える頃になるとつぼみを付け始めます。ここまで成長すると立派なトマト苗となり、定植することができます。ここまでは底面からの吸水が便利です。

トマトのポット苗を定植しよう

種が無事に成長し苗ができましたので、次は定植です。定植前に土づくりをしておきましょう。実際に定植するのは1日の平均気温が25度を超す時期、4月下旬から5月上旬が望ましいです。もちろん年によって気温が低い年もありますので、その場合は気温から時期を見計らいましょう。

室内でぬくぬくと育っていた幼い苗は急激に外気にさらされると枯れてしまうこともあります。定植する前に少しずつ外気に慣れさせていくとこういったことは防ぐことができます。

トマト苗からの栽培

一般に家庭菜園でトマトを栽培する場合は苗から育てる場合が多いです。その理由は簡単であることです。種から苗までのデリケートな時期を乗り越えた苗を購入して、購入した後にすぐ定植することができます。トマト苗の陳列スペースを見るとたくさんの種類の苗が販売されていることでしょう。その収穫できるトマトの味や大きさ、色などの特徴の他、育て方も記載されています。それを参考に苗の種類を選択しましょう。

トマト栽培で選びたい苗の見分け方

たくさん陳列されているトマトの苗ですが、品種は決めたものの、その苗の中からどの苗を選べばよいのでしょうか?魚や野菜のように美味しいものを見極める必要があるのでしょうか?実際にどういった苗を選べばよいのか紹介します。

まずトマト苗の葉の様子を見ましょう。本葉が7枚以上で葉の色が濃いものが良いでしょう。次に茎に注目しましょう。茎はまっすぐで太いもの、そして茎にある節と節の間隔が狭いものが良いです。最後に花やつぼみがついていることも重要ポイントです。こういった注目点を注意しながら苗を選び、強く成長させ美味しい実を収穫しましょう。

トマトを苗から栽培するメリット

では何故家庭菜園でトマトを栽培する方は種ではなく、苗から育てる方が多いのでしょうか?その理由をリサーチしました。またその苗はどうやって手に入れるのでしょうか?価格や種類も合わせて紹介します。

トマトの育て方は苗からの理由

トマトを苗から栽培するメリットはもちろん手軽さです。種から苗までを言ってみればプロが育ててくれています。更に苗で販売されている状態ですと、そのトマトの苗が強いタイプや弱いタイプかも見て分かるので失敗も少なくて済むでしょう。土などの用意さえできていれば、購入した苗をすぐに植えることができるので、ぐんぐん成長を見てとれます。

トマトの苗は手に入りやすい

トマトは家庭での代表野菜です。また家庭菜園で育てるに当たってもさほど難しくない植物です。よって時期になると苗の販売コーナーにはトマトの苗が大量に並びます。需要があるから大量に陳列されるのです。ですから、トマトの苗は手に入りやすく、選ぶのもたやすいということです。

トマトの苗はどこで買う?

ではトマトの苗はどこで手に入るのでしょうか?一番簡単に購入できるのはホームセンターです。ホームセンターのガーデンエリアに様々な植物と一緒に陳列されています。目にしたことがある方も多いでしょう。また農作業用品店や種子店、植物を扱う店舗、さらに時期によってはスーパーで見かけることもあります。

さらにインターネット通販での購入も可能です。その場合は葉や茎の状態を実際に目にして購入するわけではないので、信頼できるショップを選びましょう。

大玉トマト苗の種類

一般に販売されているトマトの苗には種類が大変豊富にあります。そのトマトの苗の種類を一部紹介していきましょう。まずは大玉トマトの種類です。桃太郎ファイト、ホーム桃太郎EX、麗夏、つよまる、こいあじ、サングランデなどがあります。桃太郎シリーズは大玉トマトとしては大変有名な品種で、ホーム桃太郎EXはかび病にも強い家庭栽培向けの品種です。桃太郎ファイトは糖度の高い品種です。

麗夏は王様トマトブランドで販売されている品種で、初心者にも栽培しやすい品種です。つよまるも家庭栽培しやすい品種で病気になりにくく、実が固めなので収穫後の日持ちがしやすいのが特徴です。こいあじは糖度控えめで酸味のある昔ながらのトマトです。サングランデも酸味のあるトマトで病気に強いタイプです。大玉トマトだけでも20種類以上販売されていることもありますので、好みに合わせて選択しましょう。

ミニトマト苗の種類

次にミニトマトの種類を見ていきましょう。アイコ、桃ほのか、スイートドロップ、千果、純あま、フルーティミニ、夏あま、D-Styleフルーティトマト、ピッコラカナリア、シュガーベイビーなど、野菜とは思えないようなかわいらしい名前の品種が数えきれないほど販売されています。アイコは甘味とコクとプラムのような形が特徴のトマトです。実が割れてしまいやすいので注意が必要です。

桃ほのかはピンクがかった実でさくらんぼのような食感が特徴、スイートドロップは少し縦長の形で甘く実なりが良い品種です。千果はプロも多く生産している品種で、病気に強く鉢植えで実がついている状態での販売もされます。純あまはプラム型の大変糖度の高い品種でホームセンターなどではよく販売されています。フルーティミニは酸味と甘みを持つジューシーな品種、夏あまは暑い季節に強い品種です。

D-Styleフルーティトマトは支柱を施したり芽かきなどの作業をしなくても栽培できる品種でバスケットなどで吊り下げて栽培することも可能です。ピッコラカナリアはオレンジ色の品種で栄養価が高いのが特徴、シュガーベイビーはその名のとおり糖度が大変高くフルーツとして食べることができるほどです。ミニトマトは色や形、糖度や酸味、そして栽培方法など、品種がかなり多くありますのでリサーチしてみるのも楽しいでしょう。

トマト苗の参考価格

ではそのトマトの苗はいくらくらいで販売されているのでしょうか?一般には1苗250円~400円程度といったところです。値段の幅はその品種によるものです。安く品質のよい苗を手に入れるならば、たくさん店頭に苗が並ぶ時期である4月中旬から5月上旬に購入することをおすすめします。

トマトの栽培をはじめよう

実際にトマトを育てる過程をひとつひとつ見ていきましょう。項目は多いですが、トマトの実成りは比較的簡単です。他の野菜を育てる場合にも参考になりますので、まずはトマトからはじめてみてはいかがでしょうか?

トマトの育て方「土の準備」

トマトの栽培の一番最初の作業は土の準備です。地植えの場合もプランター栽培の場合も同様です。新たに野菜作り用に土を購入するのではなく、そこにある土を利用する場合は、まず土をふかふかになるように耕します。その後肥料と苦土石灰を混ぜ込みます。特にミニトマトは酸性の土を嫌うので、苦土石灰を撒くのを忘れないようにしましょう。

また水はけが良いがチェックも必要です。水はけが良くすぐに乾いてしまう場合は赤玉土などを使用して保湿できるようにし、逆に水はけがよくない場合は、砂や腐葉土を使用して調整しましょう。トマト栽培に向いている土や家庭菜園用野菜作り用の土も販売されていますので、不安な場合はこちらを購入しましょう。

苗からのトマトの育て方「支柱」

トマトの苗が成長し、大きくなってくると支柱が必要です。トマトは一般種の場合、背丈が150センチほどにもなりますし、水分をたくさん含んだ重い実をたくさんつけますので支柱は必須です。茎の根元から5センチほど離れた場所に150~200センチほどの支柱を刺します。ぐらつかないようにしましょう。

強風で支柱ごと倒れては意味が無いので、2本立てて支えあう形にしたり、複数の苗の場合は支柱どおしを横向きにもう一本支柱を固定してバランスを取ります。その支柱に紐で誘引します。紐はホームセンターなどで販売されています。茎や葉を傷めないように、支柱に固定します。誘引紐は紐タイプの他に結束バンド様のタイプやねじあげるタイプなどたくさん販売されています。

トマトの育て方「摘芯作業」「芽かき作業」

トマトの摘芯作業、剪定作業です。トマトは一番主になっている先端を摘芯します。そうすることで養分を無駄な枝や葉にまわさずに実を成らせることができます。大玉トマトの場合は花房があるところを下から数え5花房より上のところから2~3枚の葉を残して摘芯します。ミニトマトの場合は支柱からはみ出たら摘芯程度で問題ありません。

次に芽かき作業です。これはトマトのわき芽を除くことで実を十分に育てるために行う作業です。主茎から出ているわき茎の先に葉があり、そこに花と実ができます。そのわき茎の根元にまた芽が出てきます。これを5センチ未満のうちに摘み取ります。気付くと出ているので、日々の観察をして芽かきをしましょう。

トマトの育て方「受粉対策」

トマトは風や虫などで受粉はされますが、できるだけ受粉対策をすることで実成りが良くなります。花が咲いたら朝のうちにその花の根元を少し揺らしてみましょう。これだけで花粉も飛び受粉率も高くなります。

家庭で栽培したトマトの収穫

いよいよ家庭で栽培したトマトの収穫です。トマトは収穫時期を逃してしまうと実が割れてしまいます。時期を逃さず収穫しましょう。ヘタから簡単に取れるものは完熟です。また枯れた葉はこまめに取り除くことで収穫を長く楽しむことができます。

トマトの育て方で注意したい連作障害

トマトは連作障害の大きい植物です。連作障害とは同じ場所に翌年も植え育てることで出てしまう障害のことで、苗の育ちや実成りにも影響します。トマトはナス科ですので、同じナス科の植物も含めて連作障害に注意しましょう。トマト、ナス、ピーマンを育てた場所に翌年も植えることを避けましょう。

失敗しないトマトの栽培方法

トマトの栽培での失敗はまず種から苗までの間の水分管理と温度管理、そこから定植時の温度が挙げられます。次に苗が成長してきたときの風からの影響です。芽かき作業も重要ですが、水分管理も必至です。また鳥や虫からの被害もあり得ます。

支柱立てと誘引をしっかりし、水分管理を徹底しましょう。また鳥や虫から守るためには全体をネットで蓋う他、口にしても問題ない、トマトに使用しても問題ない、薬液の利用も考えてみましょう。

トマト栽培のコツ

トマト栽培のコツ、それは水分管理です。苗になるまではしっとり、実をつける頃には乾燥気味が理想です。トマトの実の中は水分がほとんどです。その水分を根からしっかり吸収するトマト程、味の濃いトマトになります。

またトマトの実がなる時期に水分を多くあげてしまうと、実に必要以上の水分が集まり、トマトの実を裂けさせてしまいます。裂けそうなくらいパンパンに張った色の濃いトマトが理想です。少し足りないかというくらいに水分を遣るようにしましょう。

簡単にトマトを栽培できるのは苗次第?

トマトの栽培は苗次第で変わります。強い苗ほどすくすく順調に成長し、たくさんの実をつけてくれます。しかし細い弱い苗は背丈の伸びもあまり良くならず、実成りもよくありません。苗を選び方に注意しましょう。種から育てる場合は、どの芽を残すのかをしっかり見極めましょう。

栽培したトマトの栄養素

ではトマトの栄養素について見ていきましょう。まずβカロテンが含まれています。これは抗発ガン作用や免疫賦活作用があります。それ以外にも髪や視力、粘膜、皮膚、呼吸器系にもよい影響があると言われています。次にトマトの色の元、リコピンです。これもカロテンの一部ですが、ビタミンEやβカロテンの何倍もの効果があるとされています。

またトマトには脂肪を燃焼させるリノール酸を含み、血中アルコールの濃度低下を促すことも分かりました。このようにトマトにはたくさんの栄養素が含まれています。

トマトを家庭で栽培するメリット

トマトを家庭で栽培するメリットは美味しい栄養たっぷりのトマトを採れたてで食べることができるということです。スーパーなどで購入したトマト、購入したその日に食べきれない分は冷蔵庫に保存します。しかし家庭で栽培したトマトは食べたいだけ取って食べることができます。新鮮なトマトの美味しさはトマト嫌いの子供でもトマト好きになることもある程です。

楽しみながら食育をしながら美味しい経験、トマトの家庭栽培ではこれが叶います。初めてでも赤く実ったトマトを見るととても充実感を得ることができるでしょう。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?

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