ソフリットを使ってプロの味に!作り方やアレンジレシピを紹介!

ソフリットは料理好きの間で注目を集めている調味料です。イタリア料理の隠し味とも言われ、色々な料理に加えることでプロ並の味に仕上がります。この記事ではソフリットとはどんな調味料なのか、作り方や使い道のアイデア、アレンジレシピなどを紹介します。

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目次

  1. 1ソフリットとは?
  2. 2ソフリットの作り方
  3. 3ソフリットの使い道アイデア
  4. 4ソフリットのアレンジレシピ
  5. 5ソフリットを使ってプロの味を再現しよう!

ソフリットとは?

イタリアンの隠し味「ソフリット」

ソフリットはイタリアンの隠し味とも呼ばれる万能調味料で、一般的には香りの高い玉ネギ、ニンジン、セロリなどの香味野菜を使用して作られます。香味野菜をみじん切りにしタップリのオリーブオイルで揚げるように炒めるのが特徴で、地域によってはニンニクを使用するなどレシピが異なるようです。

オリーブオイルの代わりにバターが使われることもあり、オリーブオイルとバターの両方を使用する地域もあ。フランス料理の場合にはミルポワ、スペイン料理の場合にはソフレジと呼び、世界中で料理に加える調味料として使用されています。

ソフリットの効果

ソフリットは香味野菜が原材料で、料理に加えることで糖分、塩分、旨味アミノ酸、芳香成分などがプラスされます。ソフリットが加わることで味に深みがでて、スープや煮込み料理に使うと旨みが増してとても美味しく仕上がるそうです

料理の味をワンランクアップさせるとともに、スープや煮込みなど色々な料理の使用できます。和食、洋食、中華など料理のジャンルを問わずどのレシピにも活用でき、肉料理や魚料理のアレンジも簡単です。

ソフリットの作り方

材料

  • 玉ネギ・2個
  • ニンジン・1本
  • セロリ・1本
  • オリーブオイル・適量

ソフリットは野菜を使った調味料でありイタリアでの呼び方で、国や地域により別な呼び方があり材料にも違いがあります。ソフリットの一般的な材料は、玉ネギ、ニンジン、セロリ、ニンニクの香味野菜です

作り方

  1. 玉ネギ、ニンジン、セロリをみじん切りにしましょう。
  2. 鍋に玉ネギ、ニンジン、セロリと野菜が隠れるくらいタップリのオリーブオイルを入れます。
  3. 鍋に弱火にし全体を良くかき混ぜ野菜とオリーブオイルを馴染ませます。
  4. およそ20分以上火にかけ野菜がトロトロになったらできあがりです。

作り方のポイント

ソフリットには野菜を細かくカットし良く煮込んでトロトロに作り調味料として作るものと、具材を適度な大きさにカットし形を残しトッピングとしても使えるように作る場合があります。

調味料として利用する作り方のポイントは、良くオリーブオイルに溶け込むように野菜を細かくみじん切りにすることです。みじん切りが面倒な場所はミキサーを使用すると便利です。

鍋や底の深いフライパンを使用しタップリのオリーブオイルを入れ、じっくりと弱火で煮込みましょう。煮込む時間は最低20分が必要で、途中良くかき混ぜならがトロトロになるまで煮込みます。

ソフリットをトッピングとしても利用できる作り方のポイントは野菜を小さく刻みません。野菜を1cm角くらいにカットし、オリーブオイルで味付けするように馴染ませます。フライパンに野菜を入れ適量のオリーブオイルを入れ中火でかき混ぜながら調理し、野菜が柔らかくなったらできあがりです。

保存方法や日持ち

ソフリットを作る場合にタップリと煮込む必要があり少々時間が掛かります。ソフリットの保存方法は冷凍保存が最適で、一度にたくさん作り保存して色々な料理に使いましょう。冷凍保存で約1ヶ月程度は日持ちします

ソフリットを冷凍保存する場合には、ジップロックなどの密封袋がおすすめです。袋の中になるべく平らになるように入れ中の空気を抜きます。空気を抜いたら菜箸などで切れ目を入れてから冷凍保存すると、次に使う分を小分けできるので便利です。

容器で冷凍保存する場合には底の浅いのもが最適で、空気の入るスペースが少ないものを選びましょう。その場合も切れ目を入れておくと、次回使用する場合に簡単で便利です。

ソフリットの使い道アイデア

スープに入れる

色々な野菜を煮込んだりコンソメスープなど粉末状に加工されたスープに、ソフリットを入れれば簡単に具材タップリの野菜スープを作ることが可能です。和風スープ、洋風スープ、中華スープ、カレースープなどソフリットはどんなスープにでも合い一味違ったスープに仕上がります

炒め物に混ぜる

チャーハンやピラフなどごはんを炒めて作る料理にソフリットはピッタリです。野菜が具材に代わりになり、旨味が凝縮されているので、とても美味しくできあがります。リゾットにも最適で良く使用され、パエリアのような魚介ベースの味付けの隠し味としてもおすすめです。

パスタの材料にする

ソフリットは元々イタリア料理の隠し味として広く使われてきた調味料でパスタの材料としても最適です。

ソフリットの材料の野菜を大きめにカットし形が残るように作られたソフリットは、そのまま具材としてパスタにトッピングしましょう。細かくカットし旨味が凝縮されるまで煮込まれた液状のソフリットは、調味料としてソースやパスタと混ぜ合わせていただきます。

餃子やコロッケなどのタネに入れる

ソフリットは餃子やコロッケなどの具材を包む料理にもおすすめです。餃子のタネにソフリットを混ぜ込むとオリーブオイルの効果でジューシーさがアップします。コロッケのタネのジャガイモとの相性もよく、色々な野菜の味が混ざり合うことで一味違ったコロッケが味わえます。

ソースに使う

ソフリットはソースに混ぜたり、ソフリット自体をソースとして使えます。ミートソースを煮込むときに混ぜると野菜の旨味が効いたソースになります。トマトベース、オイルベース、クリームベースなど色々なソースに合わせることが可能です。

おにぎりにする

ソフリットをおにぎりに混ぜ込んだり、中に入れる具材にしても美味しいです。具材の形が残るように煮込まずにソフリットを作りご飯に混ぜ込み、あとは適当な大きさのおにぎりしましょう。作ったソフリットが少し残ったときにもおすすめです。

ソフリットのアレンジレシピ

万能調味料であるソフリットを使った料理にはどのようなものがあるのでしょうか?おすすめのレシピと共に紹介します。

ソフリットのトマトソーススパゲッティー

【材料】

  • 玉ネギ・3個
  • ニンジン・2本
  • セロリ・1株
  • ニンニク・3片
  • オリーブオイル・大さじ4
  • 塩・小さじ1
  • ホールトマト缶・2缶
  • ローリエ・1枚
  • パスタ(1人前)・100g

【作り方】
  1. 玉ネギ、ニンジン、セロリ、ニンニクをみじん切りにします。
  2. トマトホール缶のトマトを手で潰しペースト状にします。
  3. 鍋にコンロにかけオリーブオイルを入れ中火で熱しニンニクを炒め香りをだしましょう。
  4. 鍋にカットした野菜を入れオリーブオイルが良く絡むように混ぜあわせます。
  5. 野菜がしんなりしてきたれ塩を入れ全体に馴染ませ、弱火で45分煮詰めましょう。
  6. 野菜がトロトロになったらソフリットのできあがりです。
  7. 完成したソフリット500gにホールトマトを入れ、さらにローリエを加え蓋をして30分煮詰めます。
  8. 煮詰めたらバーミックスやミキサーで撹拌しペースト状に仕上げればトマトソースの完成です。
  9. スパゲッティーを器に盛り付けソースをかければできあがりです

作り置き用のソフリットを作りながら、市販のホールトマト缶を合わせたトマトソーススパゲッティーのレシピです。作ったソフリットの500gを使用しホールトマト缶と合わせてトマトソースを作ります。酸味が抑えられ野菜の旨味が効いたマイルドなトマトソーススパゲッティーを味わえます。

ソフリットのミートソースパスタ

【材料】

  • 合挽き肉・250g
  • 玉ネギ・1個
  • ニンジン・1/4本
  • セロリ・1本
  • ニンニク・1片
  • オリーブオイル・適量
  • ナツメグ、シナモン・適量
  • ケチャップ・大さじ1と1/2
  • 中濃ソース・大さじ1/2
  • 塩・小さじ1/2
  • 黒こしょう(粗びき)・適量
  • 赤ワイン・100mg
  • ローリエ・1枚
  • トマト水煮缶・1缶(400g)

【材料】
  1. 玉ねぎ、ニンジン、セロリ、ニンニクをみじん切りにし、トマト缶は裏ごしします。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れ熱し玉ねぎ、ニンジン、セロリを加え15分から20ほど中火で炒めソフリットを作ります。
  3. 野菜がしんなりしたら端に寄せ、合びき肉を加えて強火で炒めましょう。
  4. 肉の色が変わったら野菜と炒め合わせ、さらにニンニクを加え炒めましょう。
  5. さらに赤ワインを加え良く混ぜ合わせトマト、黒こしょう、ナツメグ、シナモン、ローリエを加えてサッと混ぜます。
  6. 蓋をして弱火で時々混ぜながら60分煮込み、味を見て薄いようなら塩、こしょうで味をととのえればソースのできあがりです。
  7. パスタを茹でソースと合わせてフライパンで和え、器に盛り付ければ完成です。

ソフリットのミートソースパスタは、まずソフリットを作りひき肉を混ぜ合わせミートソースを作ります。赤ワインと一緒に煮込みソースを仕上げミートソースを仕上げお好みのパスタと混ぜ合わせればできあがりです。

ソフリットの茄子とトマトのチーズ焼

【材料】

  • ソフリットソフリット・100g
  • 茄子・2本
  • トマト・大1個
  • 溶けるチーズ・適量
  • パン粉・適量
  • バター・適量
  • オリーブオイル・適量

【作り方】
  1. ソフリットを解凍します。
  2. 茄子を縦半分に切り5mmにスライスして水にさらしましょう。
  3. トマトを半分に切り5mmにスライスします。
  4. 耐熱容器の内面にバターを塗り 茄子、トマト、ソフリットと交互に並べます。
  5. 溶けるチーズを適量かけ、さらにその上にパン粉を適量かけオリーブオイルを適量かけます。
  6. 250℃に温めたオーブンに入れて焦げ目がつくまで焼けばできあがりです。

ソフリットを使ってプロの味を再現しよう!

この記事ではイタリアンの調味料・ソフリットついて紹介しました。ソフリットはどんな料理にでもあう万能調味料で、野菜の旨味が効いた味付けに仕上がります。料理の味に不満があったり、いつもと違う味付けしたいときなどにおすすめです。レシピを参考にソフリットを作り、プロの味わいに近づけてみましょう。

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