ラー油の自家製レシピ!人気の本格具だくさんや簡単な作り方も!
ラー油の自家製レシピって難しいイメージがあると思いますが、意外と簡単に作れます。さらに、自家製ラー油は辛味や甘み、コクも調整できるため、幅広い料理に使える万能調味料です。今回は自家製ラー油を使ったレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ラー油の自家製レシピの紹介
自分でちゃんと作った自家製のラー油は、お店で売っているどのラー油よりもおいしく感じると思います。それは、自家製ラー油は辛さはもちろん、甘味やこくも自分好みの味に調整して作ることができるからです。また、自分で一から作ったものには愛着が生まれます。そして、丹精込めて作ったラー油が完成した時には味に感動するでしょう。
新人ちゃんに教えて貰った中国の方の手作りラー油が美味しくてブロッコリーにすら掛けている😃 pic.twitter.com/vScpZFvcCy
— シロノワ@鴎㌠ (@petit_shironoir) February 13, 2018
ラー油の自家製レシピと聞いて、「ラー油って買ってくるものでしょ」「辛いの苦手だしなー」「自分で作るのって難しそう」と思っている人も多いと思います。そんな人にもぜひ作っていただきたいです。今回は人気の本格具だくさんなラー油から、誰でも簡単に作ることのできるラー油のレシピまで紹介します。また、自家製ラー油を使って作るおすすめの人気料理レシピもご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ラー油の由来
ラー油は漢字で「辣油」と書きます。「辣」とは、中国語では熱を伴う辛さを意味します。もともとは中国料理、四川料理の調味料、薬味として用いられていました。今では日本でも馴染みの深い調味料で、多くの家庭で常備されているのではないでしょうか?日本では油成分のみのラー油が一般的でしたが、最近では薬味も一緒に食べる具だくさんのラー油が人気で、調味料としてだけではなく、使われ方も様々です。
主な材料
ラー油の主な材料は油と唐辛子です。この2つをベースに、ほかの香辛料などを混ぜて作られます。しかし、レシピのバリエーションは様々です。例えば、唐辛子の種類や量を変えて辛さを調整したり、使用する香辛料によっても味も風味もまったく違うものに仕上がります。そのため、ラー油は様々な料理に使える万能調味料であると言えます。
本格!ラー油の自家製レシピ
人気の本格的な具だくさん自家製ラー油のレシピをご紹介します。ガーリックチップとフライドオニオン、ピーナッツがアクセントになっていておいしいです。花椒と八角を加えることで、高級中華料理店にあるような香り高いラー油になります。本格ラー油を作るとなると難しいイメージを持つ人も多いと思いますが、手順を覚えると簡単に作れます。
本格レシピ
まず、小口切りにした鷹の爪5~8g、細かく砕いたピーナッツ20g、白ごま大さじ1、一味唐辛子30gを鍋に入れます。そこにごま油大さじ1を入れよく混ぜます。辛さは鷹の爪の量で調整してください。この分量で標準からやや辛目です。ごまは具になるのであまり細かくしすぎないようにしてください。
次に、サラダ油を入れた鍋に薄切りにしたにんにくを入れ、弱火でじっくりと揚げてにんにくチップを作ります。にんにくを別皿にとり、同じ鍋でみじん切りにした玉葱を弱火でじっくりと揚げ、フライドオニオンを作ります。玉葱も別皿にとっておきます。2つとも具になるため絶対に焦がさないように注意してください。
にんにくと玉葱を揚げた油で半分に切った鷹の爪5~8g、薄切りにした生姜5g、ねぎの青いところ1本分、花椒小さじ1、八角1~2かけを入れます。弱火でじっくりと揚げ、15~20分たったらすべての材料を取り出します。これも絶対に焦がさないように注意してください。
次に、鷹の爪、唐辛子、白ごま、ピーナッツを入れておいた鍋に、辛味と香りをつけた170度に熱した油をゆっくりとまわしかけます。粗熱がとれたらガーリックチップ、フライドオニオン、ごま油100g、塩小さじ1を入れます。味をしっかりつけたい場合は塩を多めに入れ、醤油や甜麺醤を最後に入れて調整してください。
最後に、煮沸消毒をして完全に乾かした瓶にラー油を漏斗で注ぎます。具はスプーンを使って入れます。油を注ぐ作り方をすることで、香り高い本格ラー油になります。食べる際に口を付けたスプーンを使わなければ、1年ほど保存が可能です。
簡単!ラー油の自家製レシピ
難しいイメージの自家製ラー油ですが、実は特別なスパイスも必要なく簡単に作れるレシピもあります。簡単ですが、辛さはもちろんアレンジも自在にできるので、自家製ラー油を初めて作る人や初心者におすすめの人気のレシピです。ぜひ一度作ってみてください。
簡単レシピ①
ごま油大さじ1とサラダ油大さじ1をフライパンに入れ熱します。そしてこの熱した油を一味唐辛子小さじ1を入れた器に注ぎます。冷めたら完成です。これに花椒やオニオンチップ、ねぎなどお好みの具材を加えることでいろいろアレンジができます。
簡単レシピ②
サラダ油100㎖を入れた鍋にホールスパイス、ねぎの青いところを入れ弱火でじっくり熱します。ボールに粉唐辛子大さじ2を入れ、先ほどの熱した油をまわしかけます。冷めてから密封性の高いふたつきの瓶に入れて完成です。瓶詰めする前に一晩おくと味がよくなじみます。ホールスパイスは花椒、ブラックペッパー、シナモン、クミンなどお好みで加えてください。
簡単レシピ③
フライパンに太白ごま油200㎖と半分に切った唐辛子5gを入れ火にかけます。さらに八角、桂皮、陳皮、花椒、ねぎ、生姜をお好みの分量入れ、ゆっくりと混ぜながら熱します。焦げる寸前で具を取り出し、この油を粉唐辛子30gにゆっくりとまわしかけて完成です。煮沸消毒した清潔な瓶に入れて保存してください。
自家製ラー油を使ったおすすめレシピ
ラー油は意外とどんな料理にも合う万能調味料です。ぎょうざのたれや麻婆豆腐に使えるのはもちろん、スープや和え物、炒め物など様々な料理に活用することができます。いつもの料理に数滴加えるだけで味のアクセントになり、いつもとは違った味を楽しめます。
きゅうりのラー油和え
きゅうり1本の両端を切り落とし、すりこ木でたたき割ります。食べやすい大きさに分け、ラー油小さじ1/2と醤油小さじ1.5を加え混ぜるだけです。シンプルなのでラー油の味が引き立ちます。自家製ラー油で作ることで、シンプルながらも深みのある味に仕上がります。おつまみとしてもおすすめです。
サンラータンスープ
鍋に細切りにした人参1/4本、薄切りにした玉葱1/4個、根元を落として半分に切ったえのき1/4袋、水500㎖、鶏がらスープの素大さじ1を入れ火にかけます。野菜が柔らかくなったら5㎝の長さに切ったほうれん草2株、もやし1/2袋を入れ、酒大さじ1、酢大さじ2、醤油大さじ2を加えます。水溶き片栗粉で好みのとろみをつけ、溶き卵を流し入れたら完成です。器に盛り付けてからラー油を数滴たらしていただきます。
もやしと冷蔵庫に残っている野菜で簡単に短時間で、しかも低コストで作れます。酸味と辛味があとをひくおいしさです。ラー油の量はお好みで調整してください。水溶き片栗粉でとろみをつけるので、体がぽかぽかあたたまります。
いろんな料理のちょい足しに
5㎜くらいの厚さにスライスした蒸した豚肉にかけるだけで、ビールに合うおいしいおつまみになります。また、この豚肉を細かく切って薄くスライスしたゴーヤと一緒に、酢、塩、ラー油と和えてもおいしいです。おつまみとしては、冷ややっこに今人気の具が多めのラー油をかけたものもおすすめです。具が多めのラー油は白米にのせて食べると、ラー油だけで何杯もおかわりできるほどのおいしさです。
出来上がった焼きそばやラーメンに加えるるといつもとは違った味が楽しめます。ピリッとした辛味がアクセントになってくせになるおいしさです。自分好みに作った自家製ラー油なら、なおさらおいしく感じるでしょう。
ラー油の保存方法
自家製ラー油は具材や調理法などレシピによって賞味期限が異なりますが、短くて2~3週間、長くても1年持たないくらいです。市販のラー油と比べて酸化しやすく、長期保存には向いていません。そのため、作り置きをするのではなく、使いきれる量をこまめに作ることでおいしさをキープすることができます。
自家製ラー油を保存するときは、煮沸消毒をした密封性の高いふたつきの瓶に、しっかりと冷ました後入れましょう。保存場所は高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所がいいです。冷蔵庫の中が一番最適だと思います。
一味唐辛子のみで作ったラー油の場合、基本的に腐ることはありません。しかし、空気に触れると酸化してしまうため、1か月を目安に使い切るのがおすすめです。具だくさんのラー油の場合、煮沸消毒したふた付きの瓶に入れて冷蔵庫で保存してください。使用した具材によって賞味期限は異なりますが、5日以内を目安に使い切るのがおすすめです。
ラー油の自家製レシピ!まとめ
いかがだったでしょうか?人気の本格ラー油から、簡単なレシピまでご紹介させていただきました。ラー油を自分で作ることに難しいイメージを持っていた人も、手順を覚えるとさほど難しいものではないということが分かっていただけたかと思います。
手作りラー油♪
— HARU (@haru_1o9) January 31, 2018
辛いもの好きな人に人気なやつ。
カレーに良し炒飯に良し餃子に良し
何にでも合うみたい👌🏻
わたしは苦手だからほぼ使わないけど(笑)
リピーター多いのよ!! pic.twitter.com/r85f8k6qio
また、ラー油は様々な料理に使える万能調味料だと知らない人も多かったと思いますが、意外と何にでも合うのです。使用する材料や量によって味も風味もアレンジが自在にできるのは、手作りならではです。ぜひ、自分だけのラー油を作って、調味料としてだけでなく、いろいろな料理に合わせて楽しんでください。