2019年04月01日公開
2024年09月09日更新
「キャロブ」は味がまるでチョコ?栄養と効能・食べ方など紹介
キャロブという植物を知っていますか?聞きなれない人も多いと思います。キャロブはマメ科の植物でいろいろな栄養と食物繊維を含んでいるため健康食品として注目されています。味はチョコに似ているのですがカフェインを含んでいないので子供でも安心して田出られます。今回は魅力がたくさんつまったキャロブの効果や効能はもちろんチョコの代用品としてのおすすめの食べ方をレシピと口コミをふまえて紹介します。
キャロブはチョコレートの代用品にも使える!
キャロブは地中海付近で栽培されているマメ科の植物です。キャロブパウダーというものが売られていますがこれはキャロブの果肉部分をパウダー状にしたもので現地ではコーヒーやカカオの代用品としても使われています。
果肉自体に甘みがついていて風味もチョコレートに似ているためチョコレートのようなお菓子も作れらています。とてもチョコレートに似ていることからチョコレートアレルギーを起こす人やカカオがよくないといわれているペット用のおやつを作る際のチョコレートの代用品としても多く使われています。
キャロブとは?
キャロブは和名がイナゴマメという植物です。カルシウムや鉄分・食物繊維が豊富でその効果や効能が注目され日本では健康食品として多く用いられます。甘い味がするのに糖類が少なくダイエット時でも安心して食べれるキャロブはまさにスーパーフードにふさわしい食材です。
チョコレートの代用品のほかにも風味が豊かなので清涼飲料水やお酒のリキュールの材料としても使われています。
キャロブの種子はほぼ個体差がなくギリシャ語名が宝石の重さや金の純度を表す単位カラットの語源にもなっています。
歴史のある食べ物
キャロブは地中海東部で古代エジプト時代から食用としてたべられていました。サトウキビを利用する前までは砂糖の原料としての食べ方が一般的でした。ユダヤ人の祭日トゥ・ビシュヴァット(新年の植樹祭)ではキャロブを乾かせてアーモンドや干しブドウと一緒に食べる食べ方で古くから親しまれています。
味
古くから甘味料として使われていたことからわかる通り果肉は糖分を多く含んでいるので甘みを持った味をしています。
キャロブパウダーは鞘の中の果肉部分を粉末状にしたもので鉄分は多めですがコーヒーやココアの代用品として使われています。風味はとてもチョコレートに似ていることからチョコレートの代用品としても多く使われています。ココアパウダーの代用品として使う場合は砂糖を追加しなくてもいいぐらい甘みがあります。
低カロリー
キャロブは甘味料としてもチョコレートの代用品としての食べ方も有名なことからカロリーが高いイメージを持ってしまいそうですが、キャロブには脂質がほとんどなくとても低カロリーな植物です。別名「太らないチョコレート」と呼ばれていることからわかるぐらい低カロリーな植物です。
なのでダイエット中など甘いものを制限しているときにチョコレートの代替え食として食べても安心です。そうすることでダイエット中のストレス軽減にもつながります。
カフェインが含まれていない
カフェインの多い食材の代表格がコーヒーとチョコレートですが、キャロブの成分にはカフェインが含まれていないので子供やカフェインが苦手な人でも安心して食べられます。
そのメリットを生かしチョコレートアレルギーを起こすペットや子供のおやつのレシピとしてチョコレートの代用品として使う人もいます。
キャロブの栄養と効果効能
ここまでキャロブの歴史や特徴を紹介してきましたがここからはさらに掘り下げてキャロブが持つ栄養とその栄養価からなる効果・効能を紹介します。
骨を強くする
キャロブには多くの栄養価が含まれていますがその中にはカルシウムも多く含まれています。カルシウムは身体の中に多く存在するミネラル分でカルシウムの持つ効果は丈夫で健康な歯や骨を作るのに必要不可欠な栄養です。
また、神経機能や筋肉の神経を正常に保つホルモンの分泌を調整する効能もありカルシウム分が不足した状態が続くと歯や骨がもろくなるだけでなく、身体がだるくなりやすくなったりしてしまう原因にもつながります。
老廃物の排出
キャロブには食物繊維が非常に豊富です。ダイエット経験者の人ならば食物繊維がどれほど重要な効果を持っているかわかると思います。食物繊維は身体にたまっている老廃物を体外へ放出してくれる効能を持っています。
糖尿病の予防
キャロブの鞘(さや)にはピトニールという栄養素が含まれていますがピトニールとはビタミンB群の一種です。実はピトニールはホルモンバランスを正常に戻してくれるということから最近では糖尿病の予防のほかに不妊治療に有効な栄養素として注目されています。
貧血の予防
貧血の予防には鉄分を摂取することが一番です。ですが鉄分は自然に摂取することが難しいミネラル分の一つです。キャロブには鉄分を豊富に含んでいますが鉄分の吸収を妨げてしまう食物繊維も多く含まれているのでビタミンCやタンパク質と一緒に摂取するようにしましょう。
血糖値/肝機能の改善
キャロブの鞘(さや)にはピトニールという栄養素が含まれていて糖尿病の予防に効果的という説明をしましたが、そのほかにもピトニールは血糖値改善作用も持っている栄養素です。さらには肝機能の改善にも役に立つ重要な効能を持つ栄養素です。
キャロブのおすすめの食べ方レシピ
ここからはキャロブの食べ方とキャロブを使ったおすすめレシピを紹介します。栄養素が豊富なスーパーフートド「キャロブ」をうまく使って甘いものを我慢しないで健康になりましょう!
ココアパウダーの代用
キャロブはチョコレートの代用品だけでなくココアパウダーの代用品としてもおすすめです。その理由はココアとキャロブを比べるとココアには苦みがありますがキャロブの苦みはココアに比べてマイルドです。
ココアパウダーをお湯に溶かすとその苦みが強調されてしまい砂糖で甘くする必要がありますがキャロブは甘未が強いので砂糖を入れずにココアのような味を楽しめるのでおすすめです。
チョコレートチップの代用
キャロブはチョコレートに味が似ていることからお菓子を作るときにチョコレートの代用品として使われることも多くあります。チョコレートチップをキャロブに変えることによってカフェインレスにもつながるので子供や授乳中の女性でも安心して食べられるお菓子を作ることができるのでおすすめです。
キャロブのブラウニー
- 小麦粉1カップ
- キャロブパウダー大さじ4
- ベーキングパウダー小さじ1
- 柑橘ジャム1カップ
- 菜種油1/2カップ
- クルミ適量(なくても可)
- 小麦粉・キャロブ・ベーキングパウダーの粉類をふるってボールに入れておく。
- そこにジャム・菜種油をいれてゴムベラで混ぜる。
- 軽くまとまったらクルミを入れる。(入れない場合は4へ)
- 角型に流し込み180℃のオーブンで30分焼く。
- よく冷ましてからカットして完成。
まぜて焼くだけの簡単レシピです。チョコレートをキャロブにすることによってカフェインレスになりサラダ油の代わりに菜種油を使うことでさらにヘルシーになるおすすめレシピです。
キャロブのババロア
- 生クリーム(動物性)1パック
- バター20gぐらい
- 羅漢果15g
- キャロブパウダー10g
- 粉ゼラチン1袋(5g)
- 溶かし水30g
- 生クリームを1パックあける。
- バターを溶かして生クリームのパックの中に入れる。
- バターを入れて生ぬるくなった生クリームにゼラチン液を入れる。
- パックをはかりに乗せてキャロブパウダーと羅漢果を加える。
- ヘラで押しつぶすようによく混ぜる。(ヘラに塊がつかなくなるまで混ぜる)
- 混ざったらクリップで口をとめて冷蔵庫で冷やし固めて完成。
ババロア作りではメジャーなココアもチョコレートも使わないのでヘルシーかつ大人から乳幼児まで安心して食べれるおすすめキャロブレシピです。よく混ぜて固めるだけなので簡単に作れます。
キャロブを食べた人の口コミ
キャロブ食べてみた。なかなかいける、偏頭痛の味方だ。
— sato_makiru (@U6cHQYkApjPpRS1) March 29, 2019
今日初めておから蒸しパン作ったんだけどぱさぱさ恐怖で水入れすぎてただのキャロブ味おからと化したっていうね、でも味はほんのり甘くて美味しかった〜糖類ゼロなのに😳
— S (@xoxo_pink920) March 27, 2019
キャロブの口コミを紹介しましたがやはりキャロブの口コミは糖類が入っていないのに甘いという口コミと効果・効能に関する口コミが多く、お菓子作りのチョコやココアの代用として使っているレシピも多いです。さらにはペット用の誕生日ケーキの材料にする口コミを書いてる人もいます。
キャロブで低カロリーなチョコ風味おやつで満たされよう!
今回は子供から大人まで、さらにはダイエット中の強い味方でもあるスーパーフードのキャロブの栄養素と食べ方を口コミと一緒に紹介してきました。チョコレート風味で甘みもあるキャロブはカフェインレスでカロリーもほとんどないので幅広い人に楽しんでもらえる食材です。
健康食品が生まれる前から人々が食べてきたキャロブはまさに天然の栄養源です。そんなスーパーフードキャロブを食生活に取り入れて健康的な身体にしましょう。
使い方ひとつでなにかとストレスと制限の多いダイエットの強い味方にもなってくれるのでダイエット成功にはかかせません。そんなスーパーフードのキャロブの食べ方を参考にして健康的な食生活を送りましょう!