2019年03月16日公開
2024年09月08日更新
粉ミルクのおすすめ11選を選び方で比較!口コミで人気の粉ミルクは?
おすすめの粉ミルクは各家庭によって異なります。母乳と粉ミルクの混合か完全ミルクか、ミルクをあげる人が毎回同じなのかそうではないのか、など家庭によって求めるメリットが異なり選び方も様々だからです。大切な赤ちゃんの栄養となる粉ミルクなので成分はもちろんのこと、実際に粉ミルクを使っている人の口コミも参考にして、おすすめの人気粉ミルクを11種類比較しました。メーカーごとのこだわりやおすすめも参考にしながら、ぴったりの粉ミルクを見つけてください。
目次
粉ミルクを選び方で比較してみよう!
赤ちゃんの大切な栄養補給となる粉ミルクですが、各メーカーから色々な種類の粉ミルクが発売されていて、選び方に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここからは、それぞれの粉ミルクのメリットを比較し、各家庭に合ったおすすめの粉ミルクの選び方を紹介します。
粉ミルクとは?
粉ミルクとは、母乳の代わりとして赤ちゃんの成長を支える大切な栄養成分を含んだミルクです。粉ミルクは牛乳成分で作られていて、そこから人間の赤ちゃんに適した栄養成分を取り出して混合させたものです。
日本国内で生産されている粉ミルクは、国の「乳児用調製粉乳たる表示の許可基準」という法律でしっかりと基本の栄養成分が決められているので、安心して使用することができます。それぞれの粉ミルクは、さらに独自の栄養成分を足したり、風味を加えたりしてメーカーごとにオリジナル性を出しています。選び方の参考にしてください。
粉とキューブの2種類
粉ミルクは基本的に粉をお湯に溶かして使用しますが、その粉をキューブタイプにした粉ミルクも人気を集めています。夜中の調乳など、スプーンで粉ミルクをすくって入れている内に何杯入れたか忘れてしまうことはよくあることです。キューブタイプなら、何個入れたかいつでも確認できるというメリットがあります。
またキューブタイプの粉ミルクは、お出掛けの時に持ち運びがしやすいというメリットもありおすすめです。ただしキューブタイプの粉ミルクは割高です。外出時だけキューブタイプを使用するなど、使い分けをおすすめします。
粉ミルクの選び方のポイント
おすすめの粉ミルクのメーカーや商品は各家庭のスタイルによって選び方が異なりますが、まずは基本となる粉ミルクの選び方を紹介します。
月齢に合ったもの
粉ミルクには大きく分けて育児用ミルクとフォローアップミルクの2種類があります。まず育児用ミルクですが、母乳の代わりとして新生児から飲ませる粉ミルクのことで、母乳に近い栄養成分が含まれています。
一方、フォローアップミルクとは、離乳食で足りない栄養成分を補うために飲ませる粉ミルクのことで、大体1歳くらいから使用する方が多いようです。
栄養成分を確認する
日本国内の粉ミルクは厳格な基準で栄養成分の配合が決まっているので、どのメーカーのものでも基本的な栄養成分を摂取することができます。各メーカーは、そこに母乳により近い栄養成分を加えたり風味を加えたりしているので、粉ミルクのパッケージで確認して選び方の参考にしましょう。
ただし海外の粉ミルクは日本と基準が異なるので注意が必要です。海外へ行く時は、できるだけ使い慣れている粉ミルクを持参することをおすすめします。
赤ちゃんのアレルギーの有無
またアレルギーの心配がある赤ちゃんには、アレルギー対応の粉ミルクがおすすめです。その場合はよく成分表をチェックしてください。アレルギーの予防をしていきたい方に対応している粉ミルクもあります。
使いやすさ
育児中は赤ちゃんのお世話で、一気に忙しくなります。各家庭によってどのタイプの粉ミルクが使いやすいかは様々ですが、生活スタイルに合った無理のない粉ミルクを選ぶことで育児に余裕が生まれます。
粉ミルクの人気メーカーと口コミの比較【使いやすさで見る】
まずは新米ママにおすすめの、使いやすさで比較したところ口コミなどで人気の高かったおすすめの粉ミルクを紹介します。できるだけ粉ミルクを作る手間を省きたい方におすすめです。
明治 ほほえみ らくらくキューブ
キューブタイプの「明治 ほほえみ らくらくキューブ」は、特に新米ママに人気でおすすめの粉ミルクです。封を切って入れるだけという手軽さと、アラキドン酸やDHAを母乳の範囲まで配合しているという栄養成分も支持を得ているようです。
口コミでは、持ち運びに便利である点や、溶けやすさのメリットが多く見られます。完全母乳育児をしている方も、災害用として常備しているといった口コミもあります。
グリコ アイクレオのバランスミルク
母乳に近い味や色、香りを追求している「グリコ アイクレオのバランスミルク」は、母乳中心育児をしている方におすすめです。母乳に限りなく近いので、母乳慣れしている赤ちゃんも抵抗が少なく飲みやすいといった口コミが多く見られます。
また赤ちゃんの便通がいいといった口コミや、塩分量が調整されていて安心といった口コミもあり、赤ちゃんの健康面に配慮した粉ミルクと言う印象が強いようです。
森永乳業 はぐくみ エコらくパック
繰り返し使えるパッケージで、重たい缶を買わずに済む点が人気の「森永乳業 はぐくみ エコらくパック」はコンパクトに収納できるので粉ミルクを置くスペースをできるだけ抑えたい方におすすめです。
使い終わったあとのゴミが少なくてエコに貢献していると実感できる、といった口コミや、粉がすくいやすくて使いやすいといった口コミが多く見られます。栄養成分も、腸で鉄の吸収を助けるタンパク質やラクトフェリンを配合するなど、免疫力の弱い赤ちゃんに対応した内容になっています。
粉ミルクの人気メーカーと口コミの比較【価格で見る】
続いては価格の安さを比較して、おすすめの人気の粉ミルクを紹介します。完全ミルク育児をする場合は、価格は粉ミルクの選び方として重要なポイントになってきます。
和光堂レーベンスミルク はいはい
宣伝活動を行わないことで低コストを実現しているのが「和光堂 レーベンスミルク はいはい」です。和光堂は、日本国内で初めて育児用ミルク作りを開始した企業です。母乳には含まれないβグロブリンを減らして、母乳に含まれているラクトフェリンや赤ちゃんの成長に大切なDHA、アラキドン酸などを配合しています。
口コミでも、他の粉ミルクと比較して安かったから使い始めた人が多いようです。安くても、老舗メーカーなので安心という口コミがよく見られます。
雪印メグミルク ぴゅあ
病産院での広告宣伝費を抑えることで低コスト化をはかった「雪印メグミルク ぴゅあ」も完全ミルク育児をしいる方におすすめです。安心のメーカーでありながら低価格で購入できるので人気を集めています。DHAやオリゴ糖、乳児期に必要なビオチンなど赤ちゃんの健康に配慮した栄養成分も配合されています。
口コミでは、低コストだけど信頼できるメーカーなので安心して赤ちゃんにあげることができた、母乳に近い成分とあり飲みっぷりがよかった、などといったコメントが見られます。
粉ミルクの人気メーカーと口コミの比較【こだわりで見る】
続いては、アレルギー対応などのこだわりを比較して人気のあるおすすめの粉ミルクを紹介します。実際に使っている方の口コミも選び方の参考にしてみてください。
森永乳業 E赤ちゃん
ミルクアレルギーの予防を気にする方に人気の「森永乳業 E赤ちゃん」は、ミルクアレルギーの原因となる抗体ができにくいことが認められている粉ミルクです。牛乳のタンパク質は、赤ちゃんによっては消化しにくくアレルギー反応をおこすことがある点に注目し、消化吸収のよいペプチドを配合しています。
ママやパパにアレルギーがあったり、兄弟にアレルギーがある場合などに使っているという口コミが多く見られます。アレルギー予防に配慮したい方におすすめの粉ミルクです。
雪印ビーンスターク すこやかM1
母乳成分により近づける、というこだわりの粉ミルクが「雪印ビーンスタークすこやかM1」です。最新の研究をもとにして、リボ核酸やシアル酸、ヌクレオチド、母乳オリゴ糖といった母乳に含まれている免疫機能成分を配合している粉ミルクです。
口コミでは、産院で使っていたからそのまま使い続けているといった声や、母乳に近い味なので混合育児をしやすくおすすめというコメントがあげられています。
和光堂 ボンラクトi
「和光堂 ボンラクトi」は、牛乳成分を使っていません。大豆たんぱくを使ってつくられている育児用粉乳で、ミルク嫌いやミルクがどうしてもあわない赤ちゃんにおすすめです。植物油脂を使用して必須脂肪酸バランスに調整されているので、栄養成分的にも十分だとされています。
他のアレルギー対応の粉ミルクと比較してもよく飲んでくれた、という口コミや下痢気味だったが改善されたといった口コミがあげられています。
明治 ミルフィーHP
ミルクアレルギーの赤ちゃんのために作られた粉ミルクが「明治 ミルフィーHP」です。ミルクや卵、大豆のタンパク質アレルギーのある赤ちゃんにおすすめです。牛乳乳清タンパク質を酵素分解して乳糖を含んでいません。
乳児期の成長に必要な脂質やミネラルはしっかりと配合されているので、栄養面でも安心して飲ませられるといった口コミがあげられています。
森永 ニューMA-1
ミルクアレルギーのある赤ちゃん用の粉ミルクを30年研究してきた実績のある「森永 ニューMA-1」もアレルギーのある赤ちゃんにおすすめです。従来の多くのアレルギー用粉ミルクで不足しがちだったビオチンやカルニチンを配合しています。
医師に牛乳たんぱく質の摂取制限を指示されたので使い始めた、という口コミも多く、基本的に医師や管理栄養士等の指導に基づいて使用する粉ミルクです。
明治 エレメンタルフォーミュラ
「明治 エレメンタルフォーミュラ」もミルクアレルギーに対応した粉ミルクです。乳、卵、大豆、小麦のアレルゲンは含んでおらず、精製アミノ酸のみをアミノ酸源としています。
基本的に医師に乳タンパク質や乳糖の摂取制限を受けてから飲み始めた、という口コミが多いですが、スティックタイプもあるので持ち運びに便利でおすすめです。
粉ミルクのメリット
完母、混合、完ミと赤ちゃんの栄養補給はそれぞれで、どれもメリットがあります。ここからは特に粉ミルクのメリットを紹介します。
飲んだ量が分かる
粉ミルクのメリットは、赤ちゃんが飲んだミルクの量を的確に把握することができる点です。完母の場合、特に初期の頃は赤ちゃんがどれだけ母乳を飲めているのか分からないことが多く、赤ちゃんが泣いている理由が空腹なのか判断しづらいことがあります。
慣れてくれば感覚で分かるようになりますが、検診で体重の増え方が少なかったり、赤ちゃんのぐずつきの原因が分からない場合は、一度粉ミルクで赤ちゃんが飲んだ量を確認してみることもおすすめです。
腹持ちがいい
消化のいい母乳と比べて粉ミルクは腹持ちがいいため、赤ちゃんが空腹で起きて泣く回数が減ります。赤ちゃん自身も比較的長時間ぐっすりと眠ることができ、その分育児をする側の負担軽減にもなります。
ママ以外も授乳できる
完母育児はママしか赤ちゃんにミルクを飲ませることができませんが、粉ミルクならパパや保育士さんなどママ以外の人でもいつでもミルクを飲ませることができます。これは早期仕事復帰を目指すママにも大きなメリットとなります。
粉ミルクに慣れていない赤ちゃんには、母乳を搾乳して真空パックに詰めてそれを保育園に預ける方法もあるので、赤ちゃんの様子やママの負担も考えて選ぶとよいでしょう。
長期保存が可能
長期保存できることも粉ミルクのメリットの一つです。完母育児をしている人も、薬の服用で一時的に母乳をストップしなければならない時や体調不良で母乳が少なくなった時のために粉ミルクをストックしておくことをおすすめします。また哺乳瓶も一緒に買い揃えておくと慌てなくていいのでおすすめです。
粉ミルク使用時の注意点
粉ミルクは赤ちゃんの大切な栄養補給としてあげるものです。使用する時は、作り方や使い方など注意点をしっかり確認しましょう。
お湯で作る
粉ミルクはお湯で完全に溶かしきってから、赤ちゃんに飲ませるようにしましょう。夜中に起きてミルクを作ることは、特に育児中の身にとって負担が大きいものです。ですが、一定の温度に達していない水では、粉ミルクがきちんと溶けません。溶けきっていない粉ミルクは栄養成分の偏りができてしまい、赤ちゃんの健康によくありません。
作り置きは不可
ほとんどの粉ミルクは、作ってすぐに赤ちゃんに飲ませることを前提としています。赤ちゃんが大好きなミルクの温度は40度くらいとされていますが、実はその温度が最も菌が繁殖しやすいと言われています。
赤ちゃんには、菌に耐えられるほどまだ十分な免疫力や体力が付いていません。作り置きはせず、できるだけ菌が体内に入らないように注意が必要です。
正しく保管する
粉ミルクの保管も正しく行いましょう。開封した粉ミルクは、しっかりと蓋をして密閉状態を作ってから冷暗所で保管します。粉類は雑菌が繁殖しやすいので注意が必要です。また冷蔵庫での保管はおすすめしません。出し入れを繰り返すことで湿気によりカビの原因になります。それぞれのパッケージの消費期限を守って使い切るようにしてください。
粉ミルクは赤ちゃんにもママにもメリットがたくさん
母乳や混合、ミルクなど赤ちゃんにミルクをあげる方法は色々ありますが、それぞれにメリットがあります。粉ミルクには赤ちゃんとママが良好な関係が保てるメリットがたくさんあるので、ぜひおすすめの粉ミルクの中から赤ちゃんに合うものを見つけてみてください。