ワインに合うおつまみといえば？簡単レシピやコンビニ商品も紹介！

ワインと料理の組み合わせには、フランス語で「結婚」を意味する言葉『マリアージュ』という言葉が使われます。「飲み物と料理の相性が良い」という意味もある“マリアージュ”という言葉は、お互いを引き立て合う組み合わせの事を表現しています。

組み合わせの方法としては、料理の色や産地、赤ワインならボディで合わせてみる、などワインは奥が深いです。今回はそんな奥深いワインの事を簡単にお勉強しつつ、ワインと相性の良いコンビニで買える美味しいつまみや、簡単に作れるレシピを紹介します。

最近はコンビニでも美味しいワインが揃っている店も多いので、色々と比べてみて、是非貴方のお気に入りのワインとつまみを見つけてください！

「赤ワイン」と「白ワイン」は、何がどう違うのでしょう？ぶどうの品種以外に一番の違いはその作り方です。ブドウの実を全部、実と一緒に皮や種も使って発酵させ作ったものが「赤ワイン」。その反対にブドウを絞った後の果汁だけを発酵させ作ったものが「白ワイン」なのです。

皮ごとぶどうを発酵させて作る赤ワインは、黒っぽい色をしている黒ぶどうを使って作られていますので、黒ぶどうの皮の色がワインへ移ります。逆に白ワインの場合、黄緑色のぶどうを使うのですが、こちらはぶどうの実を絞った果汁しか使わないので、透明や黄緑に近い色のワインになります。

白ワインの味は大きく分けて「辛口」と「甘口」と表現されます。「辛口」のワインは酸味が強く出ているキリッとした味。「甘口」のワインは酸味が穏やかで、ジューシーでまろやかな味です。この味わいの違いは、ワインの「発酵工程」を変えることで生み出されていたのです。なので同じ品種のぶどうを使用していても。まったく違った味わいのワインが作れるのです。
 

白ワインを選ぶ際に「辛口」や「甘口」といった味の情報で選ぶ事も多いかと思いますが、ワインはぶどうの品種によって大きく味わいが変化します。これから紹介するぶどうの品種を知ると、ワイン選びがもっと楽しくなるはずです！

【シャルドネ】これは一番メジャーな品種です。ワインの生産地と呼ばれる土地で、栽培していないところはないほどの定番の品種。適応能力が極めて高く様々な気候や土壌での栽培可能。アロマには乏しい反面、ワイン作りには非常に扱いやすく、産地や醸造法によって味わいや表情を大きく変えます。

【ソーヴィニヨン・ブラン】世界中で栽培されている品種であり、ニュージーランドが有名です。ハーブのような香りや、グレープフルーツのような柑橘系の爽やかな香りと、スッキリとした味わいが魅力のワインです。

【リースリング】リースリング種は涼しい気候と痩せた土壌が向いており、世界中で栽培されています。この品種では「しっかりした甘口」と「フレッシュな辛口」の両方のタイプのワインが生産されています。

【甲州】日本が世界に誇れるブドウの品種です。山梨県が原産。白ブドウではありますが、皮は赤みを帯びたキレイな色をしています。柔らかで味わいのあるワインがいくつも存在します。

白ワインに近い色をした料理や食材は好相性。たとえば牡蠣、海老、豚肉やエリンギも合います。また、白い色をしたソースを使った料理、鶏肉のクリーム煮やクラムチャウダーなども、白ワインと相性が良いです。

例えば、生牡蠣や鶏のから揚げを食べる際には、レモンを絞って食べると美味しいです。なのでそんな時には、柑橘系の香りを持つスッキリした白ワインを合わせてみましょう。牡蠣×レモン、鶏のから揚げ×レモン、まるで料理の調味料を探すようなこの感覚でワインを選ぶと相性の良いものが見つかります。

白ワインは切れの良い爽やかな後味のものが多いので、料理もシンプルでサッパリしたものがオススメです。油分が少ない魚介系の料理はどれも相性が良いです。

シーフードの旨味が染み出したガーリック風味のオリーブオイルにバケットを浸して食べるのは、あまりの美味しさにリピート必至！調味料は塩と胡椒だけなのに、素材の旨味が食欲をそそります。きのこ類など野菜だけを使ってアヒージョにしてもガーリックの香りが堪らない、キリッとした白ワインのつまみにおすすめの一品です。

【材料】冷凍のシーフードミックス…150g、片栗粉…適量、ブラックペッパー…適量、塩…適量、オリーブオイル…適量（多めがおすすめです）、にんにく…２粒、鷹の爪…2本。そして、アヒージョと一緒に食べるバケットのスライスをお好みの量。

【作り方】1.シーフードミックスを流水で解凍する。2.キッチンペーパーで「1」の水気を切り、片栗粉をもみこんだら、さっと水洗いする（これでシーフードの汚れや臭みが取れる）3.「2」と潰したにんにく、鷹の爪を小さめの鍋に入れ、そこにオリーブオイルをひたひたに注ぎ、8～10分の間、中火にかける。4.グツグツしてきたら塩を軽く振り、味を整えれば完成！お好みでバジルを入れたらより美味しさアップ！

チーズの香りいっぱいの、豚肉のピカタ。フライパン一個で作れて簡単に、美味しいワインのつまみが作れます。甘酸っぱいトマトケチャップを付けて食べると、豚肉の美味しさを引き立ててくれます。

【材料】豚ロース…100g、卵…1個、粉チーズ…大さじ3、バター…10g、薄力粉、塩、胡椒…適量。トッピングに、トマトケチャップ…大さじ2、パセリ…少々（なくても大丈夫です）

【作り方】1.豚ロース両面に塩コショウを振り、薄力粉を軽くつける。2.卵と粉チーズを混ぜる。3.「1」の豚ロースを「2」の卵液にしっかりとくぐらせる。4.フライパンにバターを熱し、「3」の豚ロースを中火で焼く。5.火が通ったら器に盛り、ケチャップをかけてパセリを添えたら完成！

次は余った餃子の皮のアレンジレシピ。小さなピザを作りましょう！【材料】餃子の皮…10枚、ピザ用チーズ…適量、オリーブオイル…適量。コレが下地になります。（トッピングA）プチトマト…10個、バジル（生でも乾燥でもok）…適量。（トッピングB）ツナの缶詰…1個、マヨネーズ…大さじ2、醤油…小さじ1、わけぎ…適量。

【作り方】1.プチトマトを厚さ5mmぐらいに切る。2.餃子の皮にオリーブオイルを多めにのせる。3.「2」の上に「トッピングA」と「トッピングB」をそれぞれ乗せ、上からとろけるチーズを乗せる。4.トースターで焼き、チーズが溶けて餃子の皮がいい色に焼けてきたら食べごろです。

赤ワインの世界では、「ボディ」という言葉で赤ワインの味わいを表現します。ワインの濃さや口当たりに寄って、「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」の3つの種類に分けています。これを理解した上で、つまみとワインの基本的な法則を知れば、「このつまみは赤ワインに合うか？合わないか？」をイメージしやすくなります！

「フルボディ」…ズシッと重いワインです。渋みが強く、味や香りが濃厚で、色味の濃い赤ワイン。「ライトボディ」…フルボディの対極にあり、マイルドな口当たりのワインです。明るめの色味で、飲んだ時に渋みが少ない赤ワイン。

そして、「ミディアムボディ」…対極にあるフルボディとライトボディの間に当たるボディを持つものを、ミディアムボディと呼びます。その大きすぎるくくりのお蔭でミディアムボディと呼ばれるワインの幅は広く、フルボディ寄りのものやライトボディ寄りのものなど、様々な味のワインが存在します。

【カベルネ・ソーヴィニヨン】赤ワインに使われる黒ブドウの中で、もっとも有名な品種。ワイルドなベリー系の力強い香りと、ブドウの渋みのもとであるタンニンが、しっかりと感じられるのが特徴のワインです。

【メルロー】世界のあちこちで栽培されている品種です。プラムやブラックチェリーのような甘い香りがします。タンニンや酸味が穏やかなので赤ワインの渋みが苦手な方にも飲みやすく、やさしい味わいが特徴のワインです。

【ピノ・ノワール】フランス・ブルゴーニュ地方を中心に栽培されている品種です。チェリーのような香りが特徴的なワインです。また栽培される国によって風味に違いが出やすいのがピノ・ノワールです。

素材の色や料理に使われるソースなど、全体的な色味で合わせましょう。オイスターソースやウスターソース、醤油味の調味料を使った料理は色が黒いので赤ワインに合わせます。

良く熟成されたフルボディの赤ワインには、ハーブなどの香りや、樽のスモーキーな香りの移ったものがあります。そんなワインにはブラックペッパーやニンニクが効いたスパイシーな料理が合います。逆に渋みが少なく軽い口当たりのミディアムボディやライトボディには、和食などの素材を活かした料理を合わせます。

ボディと合わせる、、、そんなふうに言うと難しく聞こえるかもしれませんが、実は簡単です。油脂多めのくどい料理には渋みも香りも強いフルボディやミディアムボディを選ぶと良く、シンプルで素材の美味しさを楽しむ料理なら、ライトボディや軽めのミディアムボディのワインを合わせましょう。

カマンベールチーズをまるごとトースターで焼くだけ！チーズフォンデュ専用の鍋がなくても、家でカンタンにチーズフォンデュしましょう！【材料】カマンベールチーズ（切れていないもの）1個、バゲット…適量、野菜やソーセージなどお好みで…適量。

【作り方】1.食材の準備をする。野菜やソーセージなどは火を通して食べられる状態にし、バゲットは一口大にカットしておく。2.カマンベールチーズの上部に丸く切り目を入れる。その際はフチから1cmほど離して入れる。3.切り目を入れたチーズをアルミホイルの上に置き、オーブントースターで5～6分加熱する。4.チーズがグツグツしてきたら取り出し、切り目を入れた部分を剥がせば完成です。お好きな食材をつけて食べましょう！

ホットプレートやスキレットなど、ある程度熱を保つことが出来る器にチーズを乗せておくと、チーズを溶けた状態を保つことが出来、フォンデュを長く愉しめてオススメです。チーズが固まり始めたなら、トースターでチーズを温め直してください。

【材料】 トッピングの食材:トマト…2個、バジル(乾燥でも)…小さじ２、ニンニク…1粒、オリーブオイル…大さじ4、パルメザンチーズ…大さじ2、塩…2つまみ、黒胡椒…2つまみ。その他に、トッピングを乗せるバケット…適量、クリームチーズ…適量。

【作り方】1.トマトを湯剥きして、荒みじん切りにする。2.にんにく、バジルの葉は、細かくみじん切りにする。トッピングの食材を全てボウルへ入れてよく混ぜ合わせてから、冷蔵庫で一時間ほど冷やすと味が染み込み美味しくなります。3.バケットを薄く切って、軽くオリーブオイルを塗ってから、トースターで焼く。4.いい色がついたら取り出し、クリームチーズを塗る。5.その上にトッピングを乗せてたら完成です！

他にもお好みで、ゆで卵やアボカド、生ハムを乗せるのも素敵です。マヨネーズをバケットに塗りトースターで焼いてからお好みのトッピングを乗せると、マヨネーズの焼けた香ばしい香りとともに美味しさアップ！

さあ、それではワインとの時間をより豊かに楽しませてくれる、コンビニで買える美味しいものを紹介します。これさえあれば、家飲みがますます楽しくなります！

チーズ味のスナックの中に更にチーズが入っているという、名前の通りチーズチーズしたスナックです。スナックのカリカリ感と中のチーズの柔らかさのコンビネーションが絶妙で、ワインがついつい進みます。もちろん他のアルコールとも好相性です。

コンビニで買えるとは思えないほど本格的な、酒好きの中では最強のつまみと有名なこのファミマの商品。ワインだけでなく、ビールとの相性も抜群です！コリコリした食感が堪らない！具材にしっかり味がついているので、お酒が進むこと間違いなしです。

各コンビニから様々な6Pチーズが販売されていますが、中でもセブンの『北海道カマンベール入り、クリーミー6Pチーズ』の評価は高いです。美味しいことはもちろんですが、その理由の１つはコスパ。大手メーカーさんから発売されているカマンベールチーズは300円以上しますが、この商品はわずか200円とお安い！セブンにはこの他にも「まろやか 6Pチーズ」という商品がありますので間違えないように注意してください。

こちらはローソンの冷凍食品フライドポテト。この商品は値段の割にお得感が満載です！ホクホクのポテトがかなり美味しい！電子レンジが必要となりますが是非試してみてください。なお、温めたポテトに有塩バターを全体に絡ませて、ブラックペッパーを振ってから食べると最高です。

ファミマの大人気商品です！この商品は甘辛く味付けされたうずらのたまごと、スモークの香りが食欲をそそります！一度食べ始めたら癖になる卵の味付けに手が止まりません。二袋まとめて購入することをおすすめします。ワインだけでなく他のお酒との相性も抜群です！

惣菜部門はピカイチと噂の高いコンビニ、セブンイレブンの人気商品、スモークタンの登場です！味、値段、量、どれをとっても完璧な商品です。コリコリした食感がとても良く、サラダなどに飾って一緒に食べてもアクセントになって美味しいです。さっぱり系つまみなので赤、白、ロゼ、スパークリングとどんなワインにでも好相性です！

ローソンセレクトの生ハム、『ハモンセラーノ』です！ローソンでは２種類の生ハムが販売されていますが、おすすめはちょっと値の張るこの商品。食感が良く塩分控えめの生ハムで、素材の旨さがよく分かるのです。ワインとの相性も最高！他のコンビニ商品と比べてもこの生ハムはやはり素晴らしいです！

今回のワインとつまみの話は、いかがでしたか？手間をかけた料理じゃなくても、ワインをより楽しくしてくれるつまみは沢山あります。組み合わせを参考にして、お気に入りのつまみ探しを楽しんで頂けたらと思います。お仕事帰りにコンビニに立ち寄り、ワインとつまみを持ってレジに並ぶのもオシャレですね。