片栗粉の糖質が糖質制限中に気になる!ダイエット中の代用品を紹介

片栗粉はじゃがいものでん粉が原材料の調味料です。料理にとろみをつけたり、唐揚げやソテーの衣に活用されています。片栗粉の特徴は糖質がとても高いことです。糖質が高いと言われている小麦粉よりも高糖質です。一回に使用する片栗粉の量は少なくても糖質制限ダイエットをしている人にはあまりおすすめできません。片栗粉のカロリーや糖質、GI値などについて紹介します。糖質制限ダイエットを行っている人におすすめなのが片栗粉の代用品を使用することです。片栗粉と比較して低糖質である代用品についても紹介します。

片栗粉の糖質が糖質制限中に気になる!ダイエット中の代用品を紹介のイメージ

目次

  1. 1片栗粉の糖質やカロリーはダイエットの敵?
  2. 2片栗粉のカロリー/糖質とGI値
  3. 3糖質制限ダイエット中に片栗粉を摂取する際の注意点
  4. 4糖質制限ダイエット中の片栗粉の代用品
  5. 5糖質制限ダイエットのやり方
  6. 6片栗粉の代用品で上手に糖質制限をしよう!

片栗粉の糖質やカロリーはダイエットの敵?

唐揚げやあんかけなどのとろみをつける時に欠かせないのが片栗粉です。料理を美味しく際立たせるためにはなくてはならない存在である片栗粉は、精製したでん粉で作られています。じゃがいもなどから作られるのが一般的です。かつては植物であるカタクリから作られていたため片栗粉と呼ばれています。

そんな片栗粉のカロリーや糖質はどのくらいなのか知っていますか?ダイエット中の人はカロリーや糖質にシビアです。片栗粉のカロリーや糖質について紹介します。また、ダイエット中に片栗粉を使用せずに代用できる方法も紹介します。

片栗粉のカロリー/糖質とGI値

片栗粉のカロリーや糖質はどのくらいでしょうか?小麦粉と比較するとカロリーも糖質も高いのが片栗粉の特徴です。食後の血糖値を示すGI値も小麦粉より高く、小麦粉と比較してもダイエットには不向きな調味料といえます。ただでん粉が主原料になっており、たんぱく質が豊富に含まれています。

カロリー

片栗粉は料理には欠かせない調味料の一つです。とろみをつけたり唐揚げの衣にして利用したり麺類やスープに入れることもあります。そんな片栗粉の気になるカロリーは100gあたり330kcalです。片栗粉に似ていますが、まったく別物の小麦粉のカロリーは100gあたり368kcalです。片栗粉は小麦粉よりカロリーは控えめです。

片栗粉は料理に少しだけ入れる調味料です。多くても大さじ1杯程度であるのが一般的です。大さじ1杯は約10gの分量があるため、カロリーは30gです。料理全体に30gのカロリーが加算されてもあまりインパクトはありませんが、唐揚げなど個体ごとに片栗粉をまぶす料理はカロリー高になりやすくなります。

糖質

次に片栗粉の糖質です。最近では糖質制限ダイエットが主流であり、食事のメニューを選ぶ際には糖質量を気にする人も増えています。片栗粉の糖質は100gあたり81.6gです。片栗粉の成分のほとんどが糖質で構成されています。糖質制限ダイエットをしている人には片栗粉は高糖質な調味料です。

小麦粉100gの糖質が73.4g、カレー粉100gの糖質が26.4g、ベーキングパウダー100gの糖質が29.0gと比較すると片栗粉の糖質はかなり高いことになります。糖質が高いと言われる小麦粉よりさらに糖質が高いのが特徴です。

その他の栄養素

片栗粉の材料はじゃがいもです。じゃがいものでん粉が片栗粉になります。そしてでん粉はブドウ糖で構成されています。植物の光合成には欠かせないのがブドウ糖です。ブドウ糖はエネルギーを貯蔵する役割を持っています。

ブドウ糖は三大栄養素のうち、たんぱく質に分類されます。たんぱく質は体を動かすときの大事なエネルギー源となります。健康を維持するときに必要なだけでなく、ダイエットにも効果を及ぼします。

GI値

GI値とは食後の血糖値がどの程度上昇するのかを比較する目安値です。GI値が高いと食後の血糖値が高くなり、その分血糖値をコントロールするためにインスリンが分泌されます。肥満ホルモンとも呼ばれるインスリンは脂肪を蓄積させてしまいます。70以上のGI値は高GI値食品と分類されています。

片栗粉のGI値は65です。かろうじて高GI値食品ではありませんが、次のランクの中GI値食品に定義されています。小麦粉のGI値は45から60程度であるため、GI値も小麦粉よりはやや高い位置に属しています。

糖質制限ダイエット中に片栗粉を摂取する際の注意点

糖質制限ダイエットは一日に摂取する糖質を抑えるダイエット方法です。片栗粉はたんぱく質で構成されているため、ほぼ糖質の塊と言っても過言ではありません。しかし片栗粉は大量に摂取するものではない為、計算しながら摂取することで、糖質量をコントロールすることができます。

片栗粉のでん粉

片栗粉はじゃがいものでん粉で作られています。糖質を引き上げているのはこのでん粉です。でん粉はたんぱく質で構成されているのが糖質を引き上げている要因です。糖質はたんぱく質から食物繊維を差し引いた値です。たんぱく質が主成分であるでん粉は糖質が必然的に高くなっています。

たんぱく質は人間が生きていく中で必要不可欠な栄養成分です。三大栄養素の一つでもあり、たんぱく質が不足すると栄養バランスが崩れ病気になりやすくなったりします。糖質制限ダイエットをしているからと言って全く摂取しないのは逆にダイエットに悪影響を与えます。

1日のトータル糖質量を計算する

糖質制限ダイエットとをしている人は一日の糖質摂取量を30〜60gくらいに抑えるのがベストです。100gの片栗粉を摂取してしまえばそれで一日の糖質摂取量を超えてしまいますが、一食に使用する片栗粉は多くても10g程度です。それでも糖質は8gは摂取することになるため、片栗粉の糖質も計算しておく必要があります。

ご飯や麺類などの炭水化物は多くの糖質が含まれており、糖質制限ダイエットには向いていない料理です。炭水化物を多めに摂取するとそれだけで一日の糖質摂取量を超えてしまいます。糖質制限ダイエットは毎日の糖質量を計算しながら行うのがベストです。

糖質制限ダイエット中の片栗粉の代用品

片栗粉を切らしてしまったときに代用するのがおすすめと言われているのが、小麦粉やコーンスターチです。とろみをつけるために代用するのであれば、問題ありませんが、糖質制限ダイエットにおいて代用するのであれば、意味がありません。片栗粉とカロリーや糖質があまり変わらないためです。

糖質制限ダイエットを行っている人は、カロリーや糖質が高い片栗粉と同じような性質を持ちながら、カロリーや糖質が低い食材を代用品として選ぶ必要があります。サイリウムやおからパウダーは糖質制限ダイエットに適している調味料で片栗粉の代用として利用できます。

サイリウム

サイリウムはオオバコから取れる、天然の水溶性食物繊維です。サイリウムは片栗粉と同じように料理で使用することができます。しかも天然植物であるためカロリーや糖質はとても低いため糖質制限ダイエットには適しています。モチモチそしてトロトロの食感を実現させることができ片栗粉の代用として使用できます。

片栗粉はでん粉ですが、サイリウムは食物繊維です。サイリウムを片栗粉の代用にすると食物繊維を豊富に摂取することができます。食物繊維は腸内の働きを正常に保つことができダイエット効果もあります。お通じを良くさせ体内の老廃物を排出することができます。

また、食物繊維は食後の血糖値上昇を抑える効果もあります。血糖値を抑えることはインスリンの分泌を抑え、糖尿病の予防にもなります。

サイリウムには他にも腹持ちが良い効果や糖質や脂質の吸収を抑える働きも持っています。糖質の摂取を少なくするとともに摂取した糖質や脂質を効率的に排出する効果があるため、糖質制限ダイエットにおすすめです。

おからパウダー

おからパウダーも片栗粉の代用として料理のとろみづけや唐揚げやソテーの衣に利用できます。おからパウダーの糖質は片栗粉と比較にならないほど小さいのが特徴です。おからパウダーの糖質は100gあたりわずか5.9gです。おからパウダーは糖質制限ダイエットにも推奨されている食品です。

おからは豆腐を作る際に豆乳を絞った際に出るカスです。つまりおからパウダーは大豆です。おからを乾燥させたのがおからパウダーで大豆の栄養成分がぎっしりと凝縮されているのが特徴です。食物繊維などが豊富に含まれています。

おからパウダーはお腹の中で膨らむ性質を持っています。そのため少量のおからパウダーでも満腹感を得ることができます。ダイエットに大敵な空腹を防止してくれる優れものです。

また、サポニンも豊富に含まれています。腸から吸収されたブドウ糖が脂肪に変化するのを防止してくれます。肥満になりにくい体づくりにとても効果があります。

そして食物繊維です。便秘の解消だけでなく、老廃物の排出などに高い効果があり腸内を常に正常に保ってくれる効果があります。糖質制限ダイエットに最適な食品がおからパウダーです。ダイエット中には片栗粉の代用として使用することをおすすめします。

糖質制限ダイエットのやり方

炭水化物を制限するダイエット方法と比較して長続きしやすいのが糖質制限ダイエットです。糖質制限ダイエットは三大栄養素のバランスを崩さずに実施できるため、健康上にも悪影響を与えずにダイエットをすることができます。糖質制限ダイエットにも糖尿病患者の食事療法並みのものから、軽いものまでいくつか方法があります。

糖質制限のメリット

かつてダイエットと言えば、炭水化物をカットする方法がメインでした。しかし炭水化物は人間が生きていく名がで必要な栄養成分を豊富に含むため、バランスを崩しやすい特徴があります。ダイエットに成功しても病気になっては意味がありません。糖質制限ダイエットは栄養バランスを崩さずにできるダイエット方法です。

太る要因になるのはインスリンの分泌です。インスリンの分泌には糖質が大きく関わっています。糖質が多ければ、食後の血糖値上昇につながります。インスリンは糖分を脂肪細胞に取り込む性質があるため太る要因になります。インスリンの分泌を抑えるためにも糖質をカットするのが最適です。

体を動かすエネルギーは糖質が担っています。その摂取量が少なくなると体内に蓄積された中性脂肪が効果的に使われるようになります。脂肪をエネルギーに変換して利用するようになることで体脂肪が減少します。糖質を制限すると体内の脂肪を効果的に消費するようになります。

1日に摂るべき糖質

糖質制限ダイエットといっても摂取する糖質をゼロにするわけではありません。糖質も人間が生きていく中では必要不可欠な栄養成分です。その量をコントロールして普段より少なくすることが大事なポイントです。糖質制限ダイエット中に摂取する一日の糖質量は30g~60gです。

主食であるご飯や麺類、パンなどは糖質が多く含まれている食品です。主食をメインとした食事では必然的に糖質の摂取量は増加します。そのため糖質制限ダイエットは主食の量を少なくしてその分おかずで補う方法がベストです。医師も推奨する方法です。

最低でも糖質は一日30g~60gは摂取する必要があります。これは糖尿病患者の食事療法とほぼ同じです。ダイエットの内容によってはスタンダードな糖質制限ダイエットとして推奨されている70g〜100gに抑える方法です。無理なく食事メニューを変更できるため、ダイエットを長続きさせることができます。

ダイエットというよりも悪化を防止したいと考えている人にはプチ糖質制限ダイエットがおすすめです。一日の糖質摂取量を110g〜140gにすることです。スイーツなどを毎日食べている人など糖質過多になっている人が正常に戻したいときに利用します。制限する量が少ないためダイエット効果はあまりありません。

ダイエット方法

糖質制限ダイエットの方法は毎日の食事方法を変えるやり方です。主食を減らし、糖質の少ないおかずをメインとした食事内容にします。

一日の糖質摂取量を30g~60gに減らすのは糖尿病患者の食事治療法と同じ程度です。糖質とたんぱく質の量を15%程度にとどめ、残りの70%を脂質にする食事法です。劇的に痩せたい人や短期間で成果を出したい人にはおすすめですが、普段の食事内容を大幅に変える必要があります。

糖質摂取量を70g〜100gに抑えるには、二食分の主食をおかずメインに変える方法です。糖質とたんぱく質の量を25%程度にとどめ、残りの50%を脂質で補う方法です。一食の主食も玄米など低GI値の食品を利用することで血糖値上昇を抑えることができます。

一食だけおかずメインにする方法は一日の糖質摂取量を110g〜140gに抑えたい人におすすめです。糖質と脂質を40%前後に保ち、残りの20%をたんぱく質にします。

糖質制限ダイエットは三食のバランスで成り立ちます。前提として間食や夜食など三食以外の食事は摂取しないことが必要です。糖質制限ダイエットをする場合には、間食や夜食など三食以外の食事を絶つことから始めましょう。

片栗粉の代用品で上手に糖質制限をしよう!

片栗粉は非常に糖質が高い調味料です。片栗粉を使用する量自体は少ないですが、使用するとなると糖質摂取量が加算されます。片栗粉は糖質制限ダイエットを行っている人にはおすすめできません

糖質制限ダイエットをしている人には片栗粉の代用品を利用することをおすすめします。おおばこの食物繊維であるサイリウムや大豆が原料のおからパウダーなどはカロリーも低く、糖質も片栗粉と比べ物ににあらないほど低いのが特徴です。

片栗粉に代用品を使っても味にあまり変化を及ぼしません。片栗粉と同じようにとろみを作ることもできます。糖質制限ダイエットをしている人は、片栗粉の代用品を上手に活用して一日の摂取糖質量を上手にコントロールしてみませんか?

Thumb片栗粉のカロリー大さじ1でどのくらい?糖質量や栄養成分を調査! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb餅とり粉と片栗粉の違いとは?コーンスターチとの違いや代用も | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb片栗粉の代用は小麦粉で出来る?違いは?とろみ・つなぎの代用粉を紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ