日本酒の一合の量は何mlなのか調査!カロリーやアルコール量は?

日本酒の一合の量は何mlなのか調査しました。日本酒の魅力や種類を紹介するとともに冷酒や燗についても適温を紹介します。日本酒一合に含まれるカロリーやアルコール量はどのくらいなのでしょうか?日本酒とビールやワイン、焼酎、ウイスキーと比較しました。日本酒の原材料から見る適度な量とはどのくらいなのか知っていますか?これを知って美味しく日本酒を呑み楽しい時間を過ごしましょう。

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目次

  1. 1日本酒ってどんなもの?
  2. 2日本酒の美味しさ
  3. 3日本酒の種類を紹介
  4. 4一合ってどのくらい?
  5. 5日本酒の一合は何ml?
  6. 6日本酒一合のカロリーは?
  7. 7日本酒のカロリーと他のお酒との比較
  8. 8日本酒一合のアルコール量は?
  9. 9日本酒一合のアルコール量と他のお酒との比較
  10. 10美味しく日本酒を呑もう

日本酒ってどんなもの?

日本酒はその名のとおり、日本古来から飲まれているお酒です。白米を蒸して麹と水を加え、麹菌の働きで発酵させたお酒です。一般に白米は通常食卓にあがるような米が使われることが多いですが、そのお酒専用に作られたお米やもち米を使用することもあります。名水地には美味しい酒蔵があることからも分かるように水にはどこもこだわりがあり、美味しい水を使用しています。

麹は飲む点滴と言われる甘酒に使用されたり、漬物などにも使用され、健康食品としても知られています。麹を作るには生きた菌を増やし、使用しますので、その温度や湿度など厳重な管理も必要で、それぞれ日本酒にはこだわりの麹を使用していることが多いです。ここまでの材料を見ると、日本酒に使用されている食材は大変健康に良いもののみであることが分かります。

日本酒は飲むと体温が2度上がると言われ、体温が高くなると血液循環が良くなり、肌つやが良くなる効果があるとされています。日本酒には血管を広げる物質が含まれているため、他のお酒よりも体を温めて、その高い温度を持続することができます。

日本酒の美味しさ

日本酒は香りがまず大事です。その香りは米が発酵した独特の甘い匂いがします。熟成されたものになるとドライフルーツのような熟した香りがするものや、爽やかな香りがするものまで多様です。味も濃い重い味わいのものからすっきり軽い口当たりのものまでたくさんの種類があります。

お酒はみんな発酵して作られたものです。よってどんなお酒も発酵した独特な香りがします。日本酒にはその香り、味、色までもたくさんあり、西洋でのワインにも通じるものがあります。日本酒に親しみがあまりなく、なかなか手が出ない方でもワインのように軽い口当たりですっきり飲むことができるものまでありますので、まずは一口味わってみてください。

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日本酒の種類を紹介

日本酒には種類がたくさんあります。それぞれ区分されているのは販売店が勝手に決めているわけではなく、ひとつひとつに理由がありますので紹介しましょう。

数多くある日本酒

酒店やスーパーなどで陳列される日本酒を見るだけでも何が何だか分からないというくらいの種類がある日本酒ですが、日本酒を製造する酒蔵は日本には全国で2000程あります。その酒蔵1つにつき1種類の日本酒を製造しているわけではなく複数の日本酒を製造していますので、種類は膨大です。

た日本酒の名前には「鶴」という漢字が多く使われており、次に「山」「正宗」「菊」「金」「しろ」「泉」「松」「大」「千」と続きます。名前に使われている文字を見ると慶事に使われる文字や原材料である水にまつわる文字が多く見受けられるのも日本酒の特徴ではないでしょうか。

日本酒の大吟醸ってなんだろう?

まずは、聞いたことがある「大吟醸」などの種類について紹介します。これは原料やお米の精米の度合によって区分されている分け方で、本醸造酒、吟醸酒、大吟醸酒、純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、特別純米酒、特別本醸造酒と種類があります。吟醸とはお米を磨いて精製したもので、さらにお米を磨いたものが大吟醸となります。お米を磨けば磨くほど、繊細な味わいになり、値段も上がります。

日本酒の純米ってなんだろう?

この中で純米と入っているものは醸造アルコールと言う食用エタノール、食用アルコールが別途入っていないものです。醸造アルコールを使用しているものは、味や完成度が安定しますので、多く流通します。この醸造アルコールとは甲類焼酎のようなもので、味がすっきりし辛口に仕上がります。

日本酒の飲み方

日本酒は冷酒と燗といったものが一般的に呼ばれる飲み方ですが、今回はそれをもう少し掘り下げてみましょう。まず冷酒でも冷やし方に種類があります。「雪冷え」と呼ばれる冷酒は5℃前後に冷やします。ビールの適温は6~8度なので、さらに冷たいお酒です。次に「花冷え」と呼ばれる冷酒は10度前後で飲みます。白ワインなどとほぼ同じ適温です。日本酒の味が一番引き立つと言われています。

次に「涼冷え」です。こちらは赤ワインと同じ適温であり15℃前後です。米の味が引き立つ飲み方です。次に燗も3種類紹介します。まず「飛び切り燗」で55度前後、一般的に燗と呼ばれる熱燗は50度前後、上燗は45度前後です。それぞれ味や香りが引き立つ適温として紹介します。

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一合ってどのくらい?

では次に日本古来の目方である「一合」について触れていきましょう。まず一合とは体積で換算すると180.39mlに当たります。これは水で計算した場合です。小中学生の頃の理科を思い出しますが、体積は物体によって変化します。つまり同じ一合でも水と米とでは異なってきます。米の場合の一合は150gに当たります。米を炊飯する際に何合炊くのか、カップで計測することが多いですが、gでの計算も可能です。

厳密に言えば水一合は180.3931mlなのですが、一般的には180mlと省略されます。そして一升とはその10倍である1800ml、つまり1.8リットル、一斗は18リットル、一石は180リットルです。なかなか親しみの薄れた数え方ですが、知っておくと便利なことがあります。

日本酒の一合は何ml?

では日本酒の一合は何mlなのでしょうか?日本酒も水と同様で約180mlです。180mlと一口に言われてもピンと来ない方もいます。お店で日本酒を頼んで提供される徳利、小さい徳利をなみなみ入れると一合です。升にグラスが入って、なみなみ日本酒を注がれ提供されることがありますが、あちらもグラスになみなみ入って一合です。またコンビニエンスストアなどで販売されているワンカップタイプの日本酒も一合入っています。

「合」という単位ですが、このような水や米、日本酒以外に「山」にも使われています。登山の頂上を到達地点として麓から頂上までを10等分にし、1合2号と呼びます。これは一升の1/10という意味の「合」を山に置き換えたためです。また所要時間を目安にしているので距離が1/10になっているわけではありません。このように古来からある「合」という単位は様々な場所で出会います。

日本酒一合のカロリーは?

次に日本酒一合に含まれるカロリーについて見ていきましょう。日本酒は米で作られている以上、カロリーも高いと気にされている方も多く見られますので具体的に紹介します。まず純米酒の場合、一合量に含まれるカロリーは185キロカロリー、本醸造酒の場合、一合量に含まれるカロリーは192キロカロリー、吟醸酒の場合、一合量に含まれるカロリーは187キロカロリーです。

日本酒には種類があると前述しましたが、含まれるカロリー量にはさほど差はありません。含まれているカロリー量だけを見ると確かに高めです。そしてお酒を飲む機会が夜であることが多いため、お酒から摂取するカロリーは気にされる方が多い理由です。

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日本酒のカロリーと他のお酒との比較

日本酒のカロリー量だけを見てみても分かりにくいので、他のお酒と比較してみましょう。他のお酒は一合と換算することが少ないので100g量に対してのカロリー量を紹介します。

日本酒と他のお酒のカロリー量比較

日本酒は109キロカロリー、ビールは40キロカロリー、黒ビールは46キロカロリー、スタウトビールは63キロカロリー、発泡酒は45キロカロリー、ワインは73キロカロリー、甲類焼酎は206キロカロリー、乙類焼酎は146キロカロリー、ウイスキーやブランデーは237キロカロリー、ウォッカは240キロカロリー、紹興酒127キロカロリーです。

日本酒と他のお酒を比較してみた結果

日本酒のカロリーが高めであることが分かります。ですが、原材料から分かるように日本酒は一合程度を飲むのは健康的であるという説もあります。どんなお酒も節度が重要であるということです。またビール100gの量を考えると一般的な缶ビールの1/3以下になります。よって、飲用する量から考えると日本酒が目立ってカロリーが高いというわけではないことも分かります。

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日本酒一合のアルコール量は?

次に日本酒一合当たりのアルコール量を見てみましょう。アルコール量の算出はアルコール量(g)=飲料量(ml)×濃度(度数/100)×比重(0.8)で出されます。日本の飲用アルコール度数は22度未満と決まっており、一般的に販売されている日本酒の度数は15~16度です。日本酒一合の量に含まれるアルコール量は約22gです。健康的なアルコール摂取量は20gまでとされていますので、一合に少しかける程度の飲酒が適度なようです。

また日本酒一合を飲んで一般的に体外にアルコールが排出されるまでの時間は体重50キログラムに人で5時間程度、体重60キログラムの人で4時間10分程度、体重70キログラムの人で3時間40分程度とされています。もちろん体調や空腹状態などの諸条件によって前後しますので、気を付けましょう。

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日本酒一合のアルコール量と他のお酒との比較

では次にアルコール量が日本酒と他のお酒とではどのくらい違いがあるのか比較していきましょう。日本酒を呑むと酔いが残ると言われる所以が見つかるのでしょうか?

日本酒と他のお酒のアルコール度数比較

アルコール度数からアルコール量を算出できることが分かりましたので、アルコール度数を調べました。日本酒のアルコール度数は15~16度でした。では他のお酒は一般的にどのくらいなのでしょうか?具体的に見ていきましょう。焼酎のアルコール度数は20~25度、赤ワインのアルコール度数は11~15度、白ワインのアルコール度数は7~15度、ウイスキーのアルコール度数は40~60度、ビールのアルコール度数は4~8度でした。

日本酒一合と他のビール一合のアルコール量比較

アルコール度数が分かりましたので、次にアルコール量を比較していきます。日本酒一合180mlのアルコール量は約22gでした。ビールは180mlでは約7g、缶ビール一杯では約14g、大ジョッキ一杯では約24gです。日本酒一合を飲むのとビールを大ジョッキで飲むのとではアルコール量がさほど変わりません。次に焼酎を見ていきましょう。

日本酒一合と他の焼酎一合のアルコール量比較

焼酎一合180mlのアルコール量は度数が20度の場合は約29g、度数が25度の場合は約36g、度数が30度の場合は約43g、度数が40度の場合は58gとなります。焼酎の場合は水割りやサワーなど、薄めて飲むことが多いのでどのくらい飲むのかによって異なってきます。日本酒一合のアルコール量と比較してみると分かりやすいです。

日本酒一合と他のワイン一合のアルコール量比較

次にワインの場合、アルコール度数が12度の場合のアルコール量はグラス一杯(120ml)には約12g、ハーフボトル(375ml)には約36g、フルボトル(750ml)には約72gが含まれています。一合180mlに換算すると約18gです。ワインも人によって一度に飲む量が様々です。日本酒一合とワインのアルコール量を知っておくと、節度を持つことができるでしょう。

日本酒一合と他のウイスキー一合のアルコール量比較

そして度数が高かったウイスキーやブランデーはアルコール度数が40度の場合、シングル(30ml)には約10g、ダブル(60ml)には約20gのアルコール量が含まれており、一合180mlに換算すると約60gとなります。お酒は薄めて飲むものや、量を飲むもの、そのままゆっくり飲むものによって、その時に飲む量が変わってきます。

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美味しく日本酒を呑もう

日本酒の種類や一合量、カロリーやアルコールについて見てきました。日本酒はなかなか飲まない方もワインやビールなら気軽に飲むという話しを聞いたことがあります。しかし、今まで見てきたように日本酒は原材料も大変健康的で、カロリーやアルコールも他のお酒に比べ、突出しているわけではありません。お酒ですから、節度が重要です。

厚生労働省によると、一般的な日本人の場合、一日の摂取アルコール量は20g程度とされています。日本酒は古来より一合を飲用するのが望ましいとされてきました。その理由はアルコール量が20g程度に抑えられることや摂取カロリーを抑制するといった理由もあったのかもしれません。人によってはアルコール分解がしにくい場合もありますので、飲酒量に気を付けて美味しく日本酒を楽しみましょう。

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