しそジュースに血圧を下げる効果はある?作り方や注意点も紹介

ルビー色をしているしそジュースを飲んだことはありますか?本記事ではしそジュースを飲むと血圧を下げる効果があるのか解説をしていきます。しそジュースに含まれる栄養成分に加え、血圧を下げる効果などを紹介します。血圧が高めの人は、この記事をチェックしましょう。

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目次

  1. 1しそジュースに血圧を下げる効果はある?
  2. 2しそジュースに入っている栄養成分
  3. 3しそジュースを効果的に飲む方法
  4. 4しそジュースの作り方
  5. 5しそジュースを飲む際の注意点
  6. 6しそジュースの効果を知って飲んでみよう

「しそジュースは血圧を下げてくれるの?」
「しそジュースはどんな成分って何が入っているのだろう?」
「しそジュースは作れるの?」
このようにしそジュースにはどのような効果があるのか疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。


本記事では、しそジュースに入っている栄養成分をはじめ、効果的に飲む方法や血圧を下げる働きはあるのかなど、解説していきます。また、手軽にしそジュースを飲めるように手作りする方法も紹介します。


この記事を読むことで、しそジュースに入っている成分や働きを知ることができ、実際にどんな効果が得られるのかを知ることができます。その知識をもとに、しそジュースを効率よく摂取することができるでしょう。


血圧が高めでしそジュースを飲んでみたい方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。

しそジュースに血圧を下げる効果はある?

しそには、多くの栄養分が入っていますが、中でもカリウムは血圧を下げる効果があると言われています。


カリウムは元々体の中にある成分ですが、食べ物から摂取されたカリウムは小腸で吸収された後、全身の組織に運ばれる仕組みです。大部分が腎臓によって排出されて一定のカリウム量に保たれています。


カリウムは腎臓でナトリウムの再吸収を抑制する働きがあり、尿と一緒に体外へ排出する手助けをしてくれます。その結果、血圧を下げる効果があると言われています。


血圧が高めで悩んでいる人は、しそジュースを飲んで健康をサポートしてもらいましょう。


出典:野菜や果物のカリウム摂取で、高血圧が防げる|神奈川県ホームページ
参照:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mv4/kenken/contents19.html

しそジュースに入っている栄養成分

しそジュースに使われる赤しそは、漢方にも使われるほど栄養価が高い食べ物です。血圧を下げること以外にも体にとって良い効果が期待できると言われています。


しそジュースにはどのような成分が含まれ、どんな効果が得られるのか疑問がありますよね。


ここでは、しそに含まれる成分を細かく分け、それぞれの成分にはどのような効果があるのか解説します。しその葉10枚に含まれている成分を知ることができます。


身体の不調を抱える方は生活に取り入れてみると良いでしょう。では、しそに含まれている成分を調べて健康に役立ててみましょう。


出典:シソ - カロリー/栄養成分/計算|カロリーSlism
参照:https://calorie.slism.jp/106095/

葉酸

しそには葉酸が11μg含まれています。葉酸は、ビタミンB群のひとつで赤血球の細胞を生産する効果があります。


また、DNAやRNAなどの核酸やたんぱく質の生合成を促進します。細胞の生産や再生を助ける働きがあり、体の発育に効果的な成分です。


そのような事で、葉酸には胎児の生育に必要不可欠な成分だと言われています。妊娠中のお母さんは、葉酸を積極的に摂ることをすすめられますよね。妊娠中はしそジュースを積極的に飲むと良いでしょう。


しそジュースを手作りすれば、添加物などを含まないためお腹の赤ちゃんにも安心です。

ビタミンC

しそにはビタミンCが2.6mg含まれています。ビタミンCは、皮膚の成分のコラーゲン生成に役立つ栄養素です。血圧を下げる効果以外にも、抗酸化作用があり、がんの予防や心臓血管系疾患の予防や免疫向上に期待できます。


人間はビタミンCを体内で作ることができないので、食べ物から摂取することになります。ビタミンCは、体に必要な量を摂取すると、残りは尿として排出されてしまいます。毎日の食事の中で摂ることが効率的だと言えるでしょう。


また、ビタミンCは、喫煙やアルコールの摂取によって消費されます。これらを嗜好品を摂取している人は積極的にビタミンCを取りましょう。


しそジュースを毎日飲む習慣をつけることで、ビタミンCを常に摂取できるようになります。

ビタミンK

しその葉にはビタミンKが69μg含まれています。ビタミンKは、血液を凝固させる働きがあります。しその葉以外にも、海藻類や緑茶にも含まれています。


ビタミンKは、骨の中にあるオステオカルシンを活性化せて、カルシウムの流出を防ぐ効果があるでしょう。コラーゲン生成を促進して、骨質を改善することから骨粗しょう症の治療薬にも使われています。


しそジュースは、加齢によって骨密度が心配になった方や女性の方におすすめです。ビタミンKとビタミンDと一緒に摂ると、骨密度を効率的にアップできますよ。丈夫な骨を作るために取り入れたいですね。


しそジュースは血圧を下げるだけではなく、骨にも良いと言えるでしょう。

ビタミンA

しその葉に含まれるビタミンAは88μgです。ビタミンAはレチノールとレチナール、レチノイン酸の総称です。ビタミンAの主要成分はレチノールで、目や皮膚の粘膜を健康に保ち例効力を強める働きがあります。


ビタミンAが不足すると暗い所で物が見えにくくなったり、角膜や結膜上皮が乾燥しやすくなります。ビタミンAが不足すると、不調が表れてしまいますが、だからと言って過剰に摂取すると頭痛や口唇炎、脱毛症などの症状が現れます。


サプリメントを飲んでいたり、レバーを過剰に食べるのは控えましょう。ビタミンAは、毎日適度に摂取して健康的なバランスを保ちたいです。

モリブデン

しその葉に含まれているモリブデンは3μgです。モリブデンは体が鉄を使うのに必要な酵素の主要な構成成分です。モリブデンはミネラルに分類され、摂取量は少量で良いでしょう。一般的に過ごしていれば不足することはあまりありません。


モリブデンには血圧を下げる以外にも貧血予防効果があり、炭水化物と脂肪の代謝を助ける働きがあります。また、過剰に摂取してしまうと銅の排出を助けてしまい銅欠乏症になるでしょう。


モリブデンは、微量な摂取で十分で、容易に過剰摂取してしまう傾向にあります。銅が欠乏すると、貧血や動脈硬化、心筋梗塞の心配があります。

カルシウム

しその葉はカルシウムを23mg含んでいます。カルシウムは人体に多くある成分で、成人の体内に体重の1~2%含まれているでしょう。カルシウムの99%はリン酸と結合したリン酸カルシウムとして骨や歯を形成しています。


残り1%は、血液や筋肉、神経などに存在しています。カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなります。幼児の時期にカルシウム不足になると骨の発育が悪くなり成長が遅れるでしょう。


また、女性は閉経後に骨粗しょう症が起こりやすくなります。適度にカルシウムを摂取することで効果が表れるでしょう。しそジュースは血圧を下げる効果と適度にカルシウムが摂れる飲み物です。

食物繊維

しその葉に食物繊維は0.73g含まれています。食物繊維は大まかに水溶性食物繊維と不溶性食物性に分類されます。水溶性の食物繊維には野菜などに含まれるペクチンや昆布に含まれるアルギン酸があるでしょう。


不溶性の食物繊維はセルロースやヘミセルロース、リグリンなどがあります。食物繊維は単糖が多く結合された多糖類の仲間で消化されないため、エネルギー源にはなりません。


食物繊維が不足されると腸内環境が悪くなり便秘になりやすくなるでしょう。糖尿病などの生活習慣病のリスクも高まる傾向にあります。日本人は食物繊維が不足気味なので積極的に摂取すると良いでしょう。

しそジュースを効果的に飲む方法

しそジュースの効果的な飲み方は、お酢とあわせると血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。しそジュースにお酢を加えると爽やかな風味になり、暑い季節はさっぱりと飲めるでしょう。


また、しそジュースは吸収率の高い朝に飲むと効果的です。朝食時に飲めば、他の食材と一緒に栄養素を吸収できるでしょう。疲れている時は、1日に2~3回飲むことで疲労回復の効果も期待できます。体調によって回数を増やすと良いでしょう。


しそジュースを飲む時は、1日200ml程度を目安にし、特に疲れている時は2~3杯飲んでも問題ないでしょう。下痢や腹痛を起こさないよう、体調を見ながら飲むことが大切です。

しそジュースの作り方

身体にとって良い効果があるしそジュースは毎日飲んでみたくなります。効率的に栄養を摂取でき、血圧を下げる効果も期待できます。ぜひ、生活に取り入れたくなりますよね。


しそジュースは、手作りで簡単に作ることができます。まずは、しそジュースのもとになる、しそシロップを作りましょう。材料には赤しそを使います。6~8月になるとスーパーなどで売られます。


赤しそのシーズンになったら、しそシロップ作りにチャレンジしましょう。完成したしそシロップを割ることでしそジュースが完成しますよ。作り方をチェックして、しそシロップを作りましょう。

準備するもの

赤しそは、スーパーなどで6~8月になると手に入ります。茎付きのままで売られているので、葉の部分を摘み取って使用します。


梅シロップの材料は、赤しその葉300g、水2リットル、砂糖500g~1kg、クエン酸25gです。
砂糖の種類は、上白糖やキビ砂糖、氷砂糖などお好みでかまいません。以上の材料で焼く2リットル分の赤しそシロップが完成します。


もし、クエン酸が無い場合はりんご酢でもかまいません。リンゴ酢を代用する場合は、材料が少し変わります。


赤しその葉300g、水1.8リットル、砂糖300~500g、リンゴ酢150~200gになります。

作り方の手順

しそシロップの作り方は簡単です。赤しそは良く水洗いをして用意しておきましょう。


まず、大きめの鍋に水を沸騰させて赤しそを入れます。再沸騰させて15分ほど煮出します。火をとめて粗熱が取れたらザルで濾しましょう。


濾した液を鍋に入れ、砂糖を加えて弱火にかけます。砂糖が溶けたら火をとめて粗熱を取りましょう。最後にクエン酸を加えて混ぜ、よく冷まして完成です。


とっても簡単ですね。完成したしそシロップは冷蔵庫で冷やして保存します。水やソーダで4~5倍割ると美味しく飲めますよ。毎日飲んで血圧を下げたいですね。

しそジュースを飲む際の注意点

しそジュースは血圧を下げる効果もあって魅力的ですが、飲む時の注意点があるようです。しそジュースを作る時には砂糖を使用しています。飲みすぎてしまうと太ることもあります。カロリーを気にする方は、砂糖なしで作ると良いでしょう。


また、しそジュースは、血圧を下げる効果を期待してガブガブ飲んでしまうと下痢や腹痛、胃痛を起こすことがあります。しそジュースには、お酢が含まれており、摂取しすぎると整腸作用が強く作用して体調が悪くなります。


しそジュースはコップ1杯程度を目安にして、飲みすぎには注意したいです。

しそジュースの効果を知って飲んでみよう

しそジュースの血圧を下げる効果について詳しくわかりましたね。しそジュースは豊富な栄養があり、血圧を下げる効果がありました。


しそには、血圧を下げる以外にも健康効果があります。継続的に飲んで健康的に過ごしたいですね。


そして、しそジュースの作り方も紹介しました。手軽に作れて長期保存でき、冷蔵庫で冷やすとおいしく飲めます。赤しそのシーズンになったら作ってみたいですね。


しそジュースは血圧を下げる効果が期待できましたが、飲みすぎてしまうと体調が悪くなることがあります。適量を守って健康的に飲んで下さいね。

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