冷凍庫が冷えない原因・対処法まとめ!寿命だと思う前にやるべきことは?

冷凍庫が冷えない場合の原因と対処法をまとめました。冷凍庫の寿命や故障かなと思った時に確認するべきポイントとして、冷えない原因を4つにまとめて詳しく解説。修理に出す前に自分で試せる、7つの対処法も紹介します。

冷凍庫が冷えない原因・対処法まとめ!寿命だと思う前にやるべきことは?のイメージ

目次

  1. 1冷凍庫が冷えない原因と対処法を解説!
  2. 2冷凍庫が冷えない原因
  3. 3冷凍庫が冷えない場合の対処法
  4. 4冷凍庫が冷えない原因や対処法を覚えておこう!

冷凍庫が冷えない原因と対処法を解説!

氷を作ったり、冷凍食品を保存するために不可欠な冷凍庫。急に冷えなくなったら困りますし、故障を疑ってしまいます。しかし、実は寿命や故障ではなく、使い方が原因で冷えなくなってしまうこともあるのです。この記事では、冷凍庫が冷えない場合の原因や対処法について紹介します。修理に出す前に、一度チェックしてみてください。

冷凍庫が冷えない原因

原因①扉が閉まりきっていない

まず考えられるのは、冷凍庫の扉が閉まり切っていないことです。物を取り出してそのまま開きっぱなしになっているのではなく、中に物が詰まりすぎてスライドに引っかかっている、扉が押されてわずかに開いているということが多いです。また、閉めた時に物が挟まって完全に閉まっていない場合も、庫内の温度を上げてしまう原因となります。

そのほか、パッキンの状態も注意してみてください。パッキンが壊れていたり、汚れていたりすると、上手く閉まらない原因になります。扉が開いていると音で知らせてくれる冷凍庫もありますが、何かが挟まっていると作動しない場合もあり、気づきづらい点です。

原因②霜や氷ができている

冷凍庫が冷えない原因で最も多いのが、霜や氷ができてしまっているということです。霜や氷が冷却口近くにできてしまうと、冷気が送風されず、中の熱の交換も上手くできません。その結果、庫内の温度を上げてしまうことになります。

冷凍庫には、自動的に霜を除去する機能がついているものも多いですが、大量に霜がついたり、氷状になってしまうと、除去することができません。開閉が頻繁で外気が度々入ってきたり、水分の多いものや水滴のついたものを入れると、霜や氷がつく原因となります。また、直冷式の冷凍庫はファンがついていないため、霜がつきやすいです。

原因③温度設定が間違っている

特に夏の時期、見落としがちになってしまうのが、冷凍庫の温度設定です。メーカーによっては出力を変えたり庫内の温度設定ができるものもあります。冬場に電気を節約しようとして、弱設定に設定している人も多いのではないでしょうか?設定を冬のまま夏を迎えてしまうと、出力が足りず冷凍庫が冷えない原因となってしまいます。

そのほか、プラグが抜けていないかも確認してみましょう。冷凍庫は通年電源を入れたままにしているものですが、掃除の際にコードが引っかかって抜けてしまうということもよくあります。通年稼働したままにしているため、プラグが抜けていることには気づきづらいものです。

原因④冷凍庫の寿命や故障

ここまで紹介した、扉や温度設定の確認、霜が原因ではない場合、冷凍庫の寿命または部品の故障が考えられます。ファンが稼働していない、ファンは回っているのに冷却口から出てくる風が温かい、ブーンという異音がするなどの症状が見られる場合は、設定では直すことができませんので、故障と判断してよいでしょう。

霜取り機能や庫内の温度設定機能、ファンやコンプレッサーは経年と共に劣化していき、壊れやすくなります。買ってから数年経っているものや人から譲り受けたもの、中古で買ったものは、寿命を迎えているという可能性が高いです。

冷凍庫が冷えない場合の対処法

対処法①食材を詰め込みすぎないようにする

冷凍庫は冷蔵庫と違って、隙間なく食品を詰めることでお互いが冷やされ、効率的に冷やせるといわれています。しかし詰めすぎてしまうと、扉が閉まり切らなくなったり、閉めたはずが中身に押されて開いてしまうことになり、逆効果です。また、冷却口を塞いで冷えなくなってしまうということもあります。

冷凍庫の中身は必要以上に詰めすぎず、整理整頓をすることがポイントです。扉を開いた時に物が落ちてきたり、引き出しが引っかかるまで入れるのは詰めすぎです。冷凍食品やジップロックに入れた食材を縦に入れるなど、上手く工夫しましょう。

対処法②パッキンを確認する

冷凍庫の扉が上手く閉まらない原因の一つに、ドアパッキンの不具合があります。ドアパッキンが汚れていないか、ドアを閉めた時にきちんと隙間なく合うかも確認してください。本体と接する面が汚れている場合は拭き取りましょう。

パッキンのゴムは経年で劣化してしまい、隙間ができることもあります。ぬるま湯に浸けると戻ることもありますが、戻らない場合は、交換が必要です。メーカーや修理業者に相談してみてください。

対処法③霜を拭き取る

霜は冷凍庫が冷えなくなる最も多い原因です。定期的に霜取りをしておきましょう。効果的なやり方としては、中身を全て出した後コンセントを一旦抜き、夏場なら1日、冬場なら3日ほど放置することで溶けて取りやすくなります。あとは溶けた霜を布巾などで拭き取るだけです。中身の食品は傷んでしまう可能性があるので、処理しておきましょう。

また、霜がつかないようにするためには、冷凍庫を頻繁に開け閉めししないようにする、温かいものは冷ましてから入れるといった工夫も必要です。温かいものをそのまま入れると他の食材が溶けてしまい、再度冷やすために電気代が余計にかかることもあります。日頃から注意してみてください。

対処法④アイスピックなどで氷を砕く

冷却パイプや冷却口に霜より固い氷ができてしまっていたり、短時間で霜を取りたいという場合は、アイスピックなどで氷を砕くという方法もあります。ただし、力加減を誤ると部品を壊してしまい、結局修理が必要となってしまうので、機械の扱いに自信がない人にはあまりおすすめできません。

氷を砕いたり剥がす際は、周りの部品を破損しないようゆっくりと丁寧に行いましょう。ほかにもドライヤーを吹きかけたりお湯をかけて氷を溶かす方法もあるので、検討してみてください。ドライヤーやお湯で溶かす時も、部品を破損しないよう気をつける必要があります。一人での作業が難しい場合は、修理業者に相談しても良いかもしれません。

対処法⑤温度設定を見直してみる

夏場は冷凍温度設定が弱になっていると、庫内が冷えてくれません。そのため、一度出力の設定が弱めになっていないかを確認しましょう。冬場は節電のため出力を弱くしている人もいますが、実は温度設定を変えなくても電気代はさほど変わらないといわれています。

近年の冷凍庫は温度感知機能がついており、一定温度を上回ると、自動的にコンプレッサーが作動するためです。逆に一定の温度を下回っていれば、コンプレッサーは稼働しません。設定変更忘れ防止や、設定変更による負荷を軽減するためにも、温度設定は1年通して中にしておくことがおすすめです。

プラグ抜けによって冷凍庫が冷えなくなる事象への対処法としては、高い位置にあるコンセントに挿すようにしましょう。足元のコンセントに挿していると、プラグ抜けだけでなく、つまづいて転ぶなどの危険もあります。

対処法⑥リセットする

比較的新しい冷凍庫は、電子回路によってコンプレッサーやファンなどの動作を制御しています。また、基本的に電源を切ることがないため、稼働し続けている状態です。そのため、数年間使い続けていると、静電気が溜まって誤作動を起こすといわれています。また、コンセントの周りに埃が溜まっていると、同様に誤作動の原因となります。

設定を見直しても冷えないと感じた時は、一度冷凍庫をリセットするのも良いでしょう。やり方は、コンセントから一旦プラグを抜いて入れ直すだけです。ただし、コンプレッサーが再稼働する時に大きな負担がかかるため、プラグを抜いてすぐに挿すと却って故障の原因となります。一旦抜いた場合は、最低でも7分以上置いて入れ直してください。

対処法⑦どうしても直らない場合は修理する

ここまで紹介した霜取りや設定の見直し、リセットなどを行っても冷凍庫が冷えない場合は、部品や基盤の故障が考えられるため、修理が必要です。メーカーの保証期間内に修理ができれば出費は抑えられますが、保証期間外になっていたり、中古で買った冷凍庫などの場合は、修理代が高くなります。

また、年数が経っていると、部品を一ヶ所交換したり修理しても、ほかのところが故障するということもあります。メーカーに見積もり依頼をして金額が高かったり、年数が経っている場合は、思い切って買い替えを検討するのも良いでしょう。

冷凍庫が冷えない原因や対処法を覚えておこう!

冷凍庫が急に冷えなくなった時は、中に保存している食品に影響が出ることもあり、焦って故障かと思ってしまいがちです。しかし、寿命や故障ではなく、自分で対処ができることも。原因や対処法を知っておけば、冷静に判断することができます。もしもの時対処できるように、ポイントをしっかりと押さえておきましょう。

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