いちごを食べ過ぎるとどうなる?下痢や腹痛など気になる副作用は?

いちごを食べ過ぎた際の副作用について解説していきます。いちごの食べ過ぎによる腹痛・下痢の症状や副作用の種類についてまとめました。また、ダイエット中の食べ方やアレルギーについても紹介しているので、いちごを食べる際の参考にしてください。

いちごを食べ過ぎるとどうなる?下痢や腹痛など気になる副作用は?のイメージ

目次

  1. 1いちごの食べ過ぎで起きる副作用や適切な量を解説!
  2. 2いちごの食べ過ぎで起きる副作用
  3. 3いちごを食べ過ぎない適切な量
  4. 4いちごの食べ過ぎにならない妊婦や子供の摂取量目安
  5. 5いちごは食べ過ぎなければ健康効果が高い
  6. 6いちごの食べ過ぎに注意して楽しもう!

いちごの食べ過ぎで起きる副作用や適切な量を解説!

冬に旬を迎えるいちごは、そのままデザートとして食べても美味しく、ケーキやタルトなどにも使われている果物です。しかし、いちごを食べ過ぎると腹痛を伴う下痢やアレルギー反応などの副作用が引き起こされる場合もあります。

本記事では、いちごを食べ過ぎた際に引き起こされる副作用について紹介していきます。また、1日に食べられるいちごの量やダイエット効果、下痢や腹痛といった副作用を抑えるための食べ方についても掲載しているので、いちごを食べる際の参考にしてください。

いちごの食べ過ぎで起きる副作用

まずは、いちごを食べ過ぎてしまった際に引き起こされる副作用について紹介していきます。いちごは腹痛や下痢、アレルギーなど、さまざまな副作用を引き起こす恐れがある果物です。そのため、副作用を引き起こす原因や対処法をしっかりと把握しておきましょう。

副作用①下痢や腹痛

いちごには、キシリトールやビタミンCが豊富に含まれています。そして、適度な量の場合は問題ありませんが、キシリトールやビタミンCを過剰摂取した場合は、腹痛を伴う下痢を引き起こす可能性があります。

キシリトールとは、シラカバやカシを原料とした天然素材の甘味料の1種です。キシリトールは主に虫歯予防に効果があるとされており、キシリトールガムなどの商品が有名です。ただし、キシリトールは摂取後に成分の消化と吸収に時間がかかり、移動しながら多量の水分をひきつけるため、過剰摂取は腹痛や下痢を引き起こす副作用があります。

また、ビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートする役割があり、血管や皮膚などを丈夫にする効果が期待できます。しかし、過剰に摂取してしまうと体を冷やして、下痢や腹痛などの症状を引き起こす副作用がある栄養素です。

副作用②トイレが近くなる

いちごの食べ過ぎは頻尿を催す副作用もあります。実は、いちごにはカリウムが含まれており、体内にある水分を体外に出す効果が期待できます。本来であれば、カリウムは体内の不要な塩分を尿と一緒に排出させたり、高血圧の予防にもなる栄養素ですが、過剰摂取は逆にトイレの回数を増やしてしまいます。

副作用③肌荒れ

いちごの食べ過ぎは、肌荒れにも繋がります。いちごは本来老化防止や肌荒れ予防などのアンチエイジング効果が期待できる果物です。しかし、食べ過ぎてしまうと、いちごに含まれているミネラル成分の過剰摂取で体を冷やしてしまいます。

そして、体が冷えると血行が悪くなり、栄養が満遍なく体に行き渡らなくなってしまいます。血行が悪くなると共に、新陳代謝も落ちてしまい、肌が荒れてしまう原因に繋がります。もちろん、正しく摂取をすれば問題はなく、特に女性には嬉しい美肌効果も豊富な果物となっているので、しっかりと1日の摂取量を守るようにしましょう。

副作用④おならが出る

いちごに含まれているビタミンCは便を柔らかくする作用があり、摂り過ぎると下痢や腹痛といった症状が引き起こされます。下痢や腹痛を引き起こす理由は、ビタミンCが酸として作用することと、腸内分解効果によってガスが発生して腸の動きが高まることが原因と考えられます。

そして、ガスが発生するので下痢や腹痛だけでなく、頻繁におならをしてしまうことにも繋がります。少量の場合は問題ありませんが、大量に食べるとおならとして出てしまうので、ビタミンCを含む食材を摂取する際は食後や摂る量を減らすようにしましょう。

副作用⑤アレルギー

いちごにはアレルギー症状を引き起こす可能性もあります。食物アレルギーといえば、卵や牛乳、魚やそばなどが一般的ですが、実は果物にもアレルギー反応を起こすものが存在します。特に、果物の中でもいちごやキウイフルーツ、バナナ、メロン、リンゴなどがアレルギーを引き起こしやすいです。

そして、果物で引き起こされるアレルギーの症状には口腔アレルギー症候群があります。口腔アレルギー症候群は原因となる果物や野菜などを食べた数分以内に「のどがつまる」「ムズムズする」「イガイガする」などといった症状がみられます。

そのため、初めていちごを食べる際には、アレルギー反応が引き起こされてしまうのかどうかを確認しつつ、食べるようにしましょう。

いちごの食べ過ぎで太る?

いちごは、食べ過ぎた場合にさまざまな副作用が引き起こされますが、カロリー自体は果物の中でも低い方です。しかし、いちごは牛乳や練乳との相性がよいので、一緒に食べる人も多いのではないでしょうか?いちごで太る原因の1つとしては、練乳のかけすぎやいちご牛乳として飲むことが挙げられます。

そのため、ダイエット中には1日の摂取量を守ることはもちろん、一緒に食べる食品にも注意することで太るのを防ぐことが可能です。

いちごを食べ過ぎない適切な量

次は、1日に食べられるいちごの摂取目安量について紹介していきます。1日に食べられるいちごの個数の他に、摂取できるカロリーやキシリトール、ビタミンCの目安、食べ過ぎを防ぐための方法も掲載しています。

1日に食べる個数の目安

スーパーなどで購入できるいちごは、パック売りの商品が多いです。そして、いちごはサイズによって入っている個数が異なります。しかし、どのサイズのいちごでも1日の摂取量は1パック分に抑えるようにしましょう。

Sサイズのいちごは1パック約24個入りで213g程度、Mサイズの場合は14個入りで約280g、Lサイズのいちごは1パック6個入りで約244gとなっています。どのパックも内容量に差はありませんが、果物の1日の摂取目安は約200gといわれているので、大幅に超えないように調整しましょう。

カロリーの目安

いちごのカロリーは100gあたり34kcalと果物の中でも低めとなっています。小粒の場合は1粒約3kcal、中粒の場合約3~5kcal、大粒のいちごは約5~7kcalです。そして、いちごなどの果物の1日の摂取目安は200gとなっているので、カロリーの摂取目安は約68kcalです。

成人男性の1日の摂取カロリーの目安は2200±200kcal程度、成人女性の場合は1400~2000kcalとなっています。そのため、通常の食事のカロリーも計算に入れていちごを食べるようにしましょう。特に、ダイエット中のカロリーの過剰摂取は太る原因となるので、より一層注意が必要です。

キシリトールの目安

キシリトールは虫歯予防としても重要な栄養素の1つです。そして、虫歯予防としてキシリトールを摂取する場合は1日に5g以上を摂取する必要があります。いちごには、乾燥重量100gあたり300mgのキシリトールが含まれています。1日に5gを目安に摂取する場合は、いちごを約1.5kg以上摂取する必要があります。

ただし、キシリトールの摂取量を目安にすると、カロリーオーバーになってしまうので、虫歯予防で摂取する場合はいちご以外の食品からも取り入れるようにしましょう、

ビタミンCの目安

ビタミンCは人の体内で作られない栄養素ですので、食品から摂り入れる必要があります。そして、ビタミンCの1日の摂取量は成人の場合、約100mgとなっています。また、通常の食事ではビタミンCを過剰摂取することはないため、摂取量の上限は設定されていません。

ただし、ビタミンCの過剰摂取は体を冷やして、下痢や腹痛などの症状を引き起こす恐れがあります。そのため、食事とサプリメントも合わせて、1000mg以上のビタミンCの摂取は控えるようにしましょう。

食べ過ぎには紅茶が効果的

いちご狩りなどのイベントの際には、ついつい食べ過ぎてしまいます。そういった場合には、お供に温かい紅茶を持っていくのがおすすめです。紅茶に含まれているタンニンには軟便を改善する働きがあります。もちろん、市販の薬ほどの作用はありませんが、いちごの食べ過ぎによる、お腹の緩み程度の症状を抑える効果が期待できます。

さらに、温かい紅茶を飲むことで、いちごの食べ過ぎによって冷えたお腹を温められるという効果も期待できます。

いちごの食べ過ぎにならない妊婦や子供の摂取量目安

次は、妊婦さんや子供の摂取量目安について紹介していきます。体重管理が重要な妊婦さんや、子供の摂取量を把握して、家族で美味しくいちごを食べましょう。

妊婦の場合

妊娠中の食事はお腹の赤ちゃんに栄養を送る大切な行為です。そのため、生活リズムの見直しやバランスの整った食事を心がけるようにしましょう。妊婦さんの食事は主食・主菜・副菜をしっかりと揃えたバランスのよい献立がおすすめです。

また、妊娠中に不足しがちな栄養成分は間食(おやつ)に補うようにしましょう。そして、いちごを含めた果物は葉酸などが豊富ですので、妊婦さんの間食としておすすめです。妊娠中でも間食の摂取目安は健康な成人と同じで、約200kcalを目安に摂るようにしましょう。いちごの場合は約1パック弱を目安に食べるのがおすすめです。

子供の場合

子供に食べさせる場合は、1日の最適な栄養素摂取量を目安にして与えるようにしましょう。1~2歳児に最適な1日のカロリー量は、男子が950kcal、女子が900kcalとなっています。そのため、食後のデザートやおやつとしてあげる場合は、食事も含めて基準値を超えないように与えましょう。

ただし、子供のビタミンCの1日の摂取量はいちご約5個分となっているので、食べ過ぎるとビタミンCの基準摂取量を超えてしまうので注意しましょう。

いちごは食べ過ぎなければ健康効果が高い

次は、いちごに含まれている栄養素に期待できる健康効果について紹介していきます。食べ過ぎの際には副作用や太る原因にも繋がりますが、適量を守ることでダイエット効果や美容効果などが期待できます。

健康効果①美肌効果

いちごには女性に嬉しい美肌効果が期待できます。いちごに含まれているビタミンCは、肌にとって重要な成分であるコラーゲンを作るために必要な栄養素です。そのため、ビタミンCをしっかりと摂ることでコラーゲンが十分に作られ、きめ細かな肌を維持できます。

また、ビタミンCの抗酸化作用によってシミやそばかすができるのを防ぐことも可能です。さらに、いちごにはエラグ酸と呼ばれる栄養素も含まれています。エラグ酸は肌のコラーゲンの減少を穏やかにすることができ、シワ予防に効果的です。

健康効果②便秘解消

いちごにはペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれています。ペクチンは水に溶けてゲル状となって、排便を促してくれる効果が期待できます。そのため、お通じをよくして便秘を解消してくれます。さらに、ペクチンはコレステロールの吸収を抑制し、血糖値の上昇を抑える効果が期待でき、ダイエット中にもおすすめの栄養素です。

ただし、いちごにはキシリトールやビタミンCも豊富に含んでいるので、食べ過ぎた場合は逆に腹痛や下痢になってしまう恐れもあるため、1日の摂取量には注意しましょう。

健康効果③ダイエット効果

いちごに含まれているビタミンCの抗酸化作用はダイエットにも効果的です。酸素をエネルギーに使用する人の身体は、その副産物として活性酸素を生み出します。そして、活性酸素自体は身体にとって必要な物資となっていますが、身体に多く存在していると、人間の細胞も攻撃してしまいます。

また、脂肪細胞が活性酸素によって刺激されると、過酸化脂質という物質になり、体内で消費されにくくなってしまいます。そのため、ビタミンCを摂取することで抗酸化作用が働き、脂肪細胞に与える悪影響を減らすことができます。

さらに、ポリフェノールの1種であるエラグ酸やアントシアニンも含まれているので、脂肪酸の代謝を促進してくれます。その上、体内の過剰なナトリウムを排出してむくみを改善したり、血圧を正常値に戻す効果が期待できるカリウムもいちごに含まれています。

健康効果④風邪予防

身体の免疫力が弱まると風邪などを引きやすくなってしまいます。そのため、細菌やウイルス、毒素といった異物から人の身体を守るには、免疫力を高める必要があります。そして、免疫力を高める効果が期待できる栄養素がビタミンCです。

ビタミンCは美肌効果やダイエット効果の他に、血液中の白血球の働きを助ける効果もあります。白血球は体内に潜入した細菌やウイルスなどの病原体を死滅させる働きがあります。そのため、ビタミンCをしっかりと摂取することで、白血球の能力が高まり、風邪の予防に繋がります。

健康効果⑤虫歯予防

いちごに含まれているキシリトールには、虫歯予防の効果が期待できます。キシリトールガムが有名ですが、実はいちごを食べても同じ効果が得られます。また、虫歯を予防するだけでなく、虫歯の原因となる菌の働きを抑える効果もあります。

さらに、お菓子と比べるといちごには、他にもさまざまな健康効果やダイエット効果があるので、お菓子を食べるよりも、いちごを食べ方が歯にとってよいといえるでしょう。

いちごの食べ過ぎに注意して楽しもう!

いちごは、食べ過ぎてしまうと腹痛を伴う下痢や肌荒れなどの副作用が発生します。しかし、摂取量をしっかりと守ることで美肌効果やダイエット効果も期待できる果物となっています。そのため、いちごを食べる際には食べ過ぎに注意しながら、健康的に美味しく食べましょう。

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